【状態変化】

Last-modified: 2024-02-20 (火) 07:53:55

概要

補助系の【呪文】【特技】によってキャラクターに何らかの変化が生じている状態のこと。
その定義範囲は次のように幅広く、常態から何らかの変化が生じればそれらは全て「状態変化」である。
状態変化の種類はシリーズを追うごとに増えている。一覧はこちらを参照。

 
DQシリーズでは基本的に、システム上で各種状態変化を細かく分類することはない。
DQ9やDS版の【天空シリーズ】【公式ガイドブック】では、自分に有利な状態も不利な状態も併せて「状態変化」で統一している。
DQ10以降のナンバリングタイトルやテリワン3D以降のモンスターズでは「不利な状態変化」と「有利な状態変化」に分けて定義されるようになった。
当wikiでは、DS作品における公式の定義と同じように「対象に有利・不利を問わず、全て『状態変化』として扱う」方式を採用している。
 
一方、『ポケットモンスター』『女神転生』といった他のRPG作品では、ステータス増減などの「状態変化」と毒や眠りなどの「状態異常」を明確に区別する場合がある。
その影響を受けて、DQでも「状態変化」と「状態異常」を別物として認識する人はそこそこ多い。
 
なお、「特定のステータスが増減する」タイプの状態変化による、一度にステータスが変動する幅や変動の上限はシリーズによって様々であるが、 敵の中には無尽蔵に【守備力】を上げてくる奴もいる。
DQ9などではこれらの効果は1~2段階の範囲で上下するようになった(「特定の攻撃で与えるダメージや回復量が増減する」「特定の攻撃で受けるダメージが増減する」タイプも同じ)。
SFC版DQ5でも守備力は元の数値の0%、50%、100%、150%、200%の段階方式(ただし511が上限)で変動するため、実質的に上下ともに2段階である。
 
また、DQ6以前の作品では、眠りを除く多くの状態変化の効果は基本的に永続だったが、 DQ7以降からは各状態変化ごとにターン制限が設けられ、特定の行動数に達すると効果が切れるようになった(戦闘終了後も続く毒や呪いなどを除く)。
その性質上、特に複数回行動をすると効果が切れやすくなる。
 
戦闘開始時に特定の有利な状態変化が自動でかかる特殊効果や敵も存在する。
味方サイドでは、DQ10・DQ11における「開戦時○%で××」の効果を持った装備品や、ジョーカー2以降のモンスターズにおける【いきなり○○】の特性が該当する。
敵サイドでは、DQ5の【メカバーン】などが持つ開戦時マホカンタ特性が代表的。
そのほか、3DS版DQ11やジョーカー3では最初から【ゾーン】やテンションアップを得た状態で出てくる敵が登場しており、この仕様のせいで凶悪な強さになっている者も存在する。
逆に、最初からマイナスの状態変化にかかってしまうということもある。
「昼行性の敵と夜に戦うと眠り状態で出現する」というパターンが代表的で、他にはモンスターズのマイナス特性【ウトウト】などが当てはまる。
 
不思議のダンジョンシリーズではシステムの違いから【金縛り】【強烈金縛り】など独特の状態変化がいくつか登場している。

バフ・デバフの用語について

なお、RPG用語として、有利な状態変化は「強化」「バフ(Buff)」、不利な状態変化は「弱体化」「デバフ(Debuff)」などとも呼ぶ。
「バフ」と「デバフ」に関しては元々は海外のRPGで使われていた用語で、MMORPGなどを通して伝わったため日本ではMMO関連で使われ始めた。
現在では、オフラインの和製RPG界隈でもある程度認知されており、本wikiでも使われることがある。
これまでは、能力値の2倍もしくは数値分増加してきたが、DQ9からは、能力値の増減が段階ごとに強化されるようになっており、最大で2段階増減するようになった、
DQ10大辞典の【バフ】【デバフ】も参照のこと。
 
海外版DQでは【スカラ】の名称がそのままBuffとなっている。多くのプレイヤーが最初に覚える強化呪文だからだろう。
このほか、DQ11の【青春の1ページ】の名称が【ぱふぱふ】と上記のBuffをかけた「Buff Buff」になっている。
ビルダーズ2では、【マッサージ部屋】のムードを「えっち」にすると、職業バニーのキャラクターがぱふぱふならぬ「バフバフマッサージ」を施してくれる。スタミナを増やす効果があるので、文字通りのバフ付けサービスとなっている。