◆殺◆ ニンジャ名鑑N132 【ホワイトドラゴン】 ◆伐◆
トゥララ・ニンジャの憑依者にしてコリニンジャ・クランの長。同クランのニンジャソウル憑依者に超自然の夢を飛ばして招集し、忠誠を誓わせて手足のように操る。冷気・氷の操り手であり、ネオサイタマ全域を雪と静寂によって包み込んだ。
◆忍◆ ニンジャ名鑑#132 【ホワイトドラゴン】 ◆殺◆
トゥララ・ニンジャの憑依者でアガメムノンの配下。冷気・氷の操り手で、その気になればネオサイタマをまるごと氷河期に突入させられるほどの破滅的カラテを秘めているらしい。
登場エピソード
- 「ア・ニュー・デイ・ボーン・ウィズ・ゴールデン・デイズ」(名前のみ)
- 「ザ・ファンタスティック・モーグ」(名前のみ)
- 「ゼア・イズ・ア・ライト」(名前のみ)
- 「ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ」
- 「ニチョーム・ウォー」(名前のみ)
- 「サイオン・オブ・ザ・タイラント」(名前のみ)
- 「ニンジャスレイヤー:ネヴァーダイズ」
『人の子らよ』『ただ畏れよ』
人物
- アマクダリに所属する、コリ・ニンジャクランのアーチニンジャ「トゥララ・ニンジャ」の憑依者。
- ホワイトドラゴンの下にはコリ・ニンジャクランのグレーターニンジャ、レッサーニンジャの憑依者達が自発的に集合している。
- ホワイトドラゴンはコリ・ニンジャクランのソウルを持つ者の夢に啓示を与え、自分の下に導いたようだ。
- 第3部までの時点において憑依したソウルのクランが同じ者同士で集まる例は珍しく、実際作中では初めてのケースであった。
- アマクダリと神聖契約を結んでおり、反乱分子や違法行為を行ったニンジャに対して「冷凍禁固刑」を処す役割を持っているようだ。
- 部下達からは「女王」と称されている。即ち女性である。
- 初出から二年越しのクラン真実に、サツバツとしたイクサの場面中にも関わらず実況タグには蚊柱が飛び交った。
- 第3部最終章「ニンジャスレイヤー:ネヴァーダイズ」にてついにその姿が明らかとなった。
- トゥララ・ニンジャのソウル憑依者はその強大なソウルに耐え切れず憑依の瞬間死亡したものの、トゥララ・ニンジャの強力無比なコリ・ジツの力で氷漬けにされ爆発四散を免れている。
- ホワイトドラゴンのニンジャネームを名乗り名鑑には憑依者として紹介されているものの、その自我はトゥララ・ニンジャのものだったようだ。
- いつディセンションしたのかは不明。後述のコリ・ヌーク・ジツの効果で「100年の眠りに再びつく」との描写があるため、もしかすると100年前から存在するのかもしれない。
- 物理書籍版ではリアルニンジャとして扱われている。
- ニンジャスレイヤープラスのディスカバリー・オブ・ミスティック・ニンジャ・アーツ(21):コリニンジャ・クランの興亡によると、エテルの減衰で体が溶け出したトゥララ・ニンジャはジツによって他人の肉体を奪う試みを幾度かしたようであり、憑依肉体が氷漬けになっているという今の状態は、その試みの産物なのかもしれない。
- トゥララ・ニンジャは1800年代までは活動していたが、他人の肉体を奪う試みの末に肉体の維持のためコールド・チャンバー内で休眠状態に入った。上記の「100年の眠り」もこれに該当すると思われる。
- そして氷漬けのホワイトドラゴンが新たなソウルの依代として利用したのは……「ゼア・イズ・ア・ライト」にてニンジャスレイヤーを庇ったためにフージ・クゥーチにニューロンを焼かれて死亡した、コヨイ・シノノメの遺体であった。
外見
- 本来のソウル憑依者はシメナワの巻かれた巨大な神聖氷塊の中にある哀れな女性の死体。
- 依代であるコヨイは白く流れる雪めいた髪と冬の嵐のような瞳、純白のツノカクシ姿。
部下
- 前述の通り、自身の下に集うコリ・ニンジャクランのソウル憑依者達を部下として従えている。
- 部下の士気は極めて高くそのワザマエも油断ならないが、何故か妙にサンシタめいた言動が目立つ者が多い。
ワザ・ジツ
- 多彩かつ広範囲に影響を及ぼすジツを主体に戦う。
- 作中では、凄まじい冷気の竜巻を浴びせる、氷の矢を射る、傷口から氷の薔薇を飛び出させるなどのワザを披露した。
- 彼女の生み出す冷気にはコリ・ニンジャクランのカラテ粒子が含まれており、離れて戦っているコリ・ニンジャクランの者のイクサを支援する。
- 接近戦においては強固な氷のガントレットを生成してカラテの補助とする。
- ガントレットを成長させ、巨大な氷の龍を撃ち出すことも出来る。
コリ・ヌーク・ジツ
- 肉体を触媒としてネオサイタマ中の全冷気を取り込み、カスミガセキ・ジグラットの空中庭園全てを巻き込む程の威力で放出する自爆技。肉体を犠牲にした地下深くのホワイトドラゴンは不本意な100年の眠りに再びつく。
- ジツが成った暁には、ジグラットはおろかカスミガセキも呑まれ、撒き散らされた滅びによってネオサイタマは永遠に冬に閉ざされるとのこと。名鑑の記述は恐らくこのジツを指していると思われる。
- 名称に含まれるヌーク(nuke)=核兵器や、その効果ともども、核の冬(nuclear winter)のイメージが反映されたものであろう。
ストーリー中での活躍
- 何らかの理由で、「ア・ニュー・デイ・ボーン・ウィズ・ゴールデン・デイズ」の時点では「未覚醒」であったらしい。
- 同時期かは不明だが、「ザ・ファンタスティック・モーグ」では「コールド・チャンバーでザゼンし続ける」との記述があり、これが未覚醒状態にあたると思われる。
- この際、スターゲイザーやスパルタカスなどの「12人」と並んで名を挙げられている。名鑑の記述とも合わせて、セクトの中枢ニンジャに優るとも劣らぬ実力者であることは間違いないだろう。
- この際、スターゲイザーやスパルタカスなどの「12人」と並んで名を挙げられている。名鑑の記述とも合わせて、セクトの中枢ニンジャに優るとも劣らぬ実力者であることは間違いないだろう。
- 第3部最終章「ニンジャスレイヤー:ネヴァーダイズ」において、依代にしたコヨイ・シノノメの姿で初めて登場しネオサイタマを冷気で包み込んだ。
- カスミガセキ・ジグラット防衛の要として、破竹の進撃を続けるザイバツの前に立ちはだかってダークニンジャを相手取り、ザイバツのニンジャ達を痛めつけた。
- しかし、アルゴスの崩壊を契機にザイバツ側が一気に攻勢に転じ、自身もダークニンジャのカンジ・キルによってコヨイの肉体に「亡」の字を刻まれてしまう。
- ホワイトドラゴンは滅びゆくコヨイの肉体を媒介にコリ・ヌーク・ジツを発動して周囲全てを氷漬けにしようとするも、蘇ったコヨイの意識に阻まれ、ジツを発動できぬままコヨイの肉体から消滅した。
- 後日行われた原作者とのIRCセッションによると、ホワイトドラゴン本体はコヨイの死と共にコールド・チャンバーの中で爆発四散したとのこと。
一言コメント
- 修正で壮絶に爆発四散すんのかな? -- 2019-04-21 (日) 18:09:48
- 書籍ではリアルニンジャとして扱われているのは間違いないけど普通にソウル憑依者だよね 単に自我がリアルニンジャのものだから周りがそう扱ってるだけで -- 2019-05-01 (水) 15:05:06
- 肉体はソウル憑依者のものだけれどソウルが自我を完全に保っているので、リアルニンジャその人として扱うのもおかしくはないのでしょう。ナラクがフジキドの肉体を乗っ取れば地の文にもナラク・ニンジャと呼ばれるように。きっとホワイトドラゴンというニンジャネームもトゥララ・ニンジャ本人が名乗ったものなのでは -- 2019-05-05 (日) 09:13:21
- コヨイが依り代というのもあってイクサ自体がスゴイタカイビルの悲劇の再演というのがなんとも皮肉・・フジキドは居合わせてないのが幸いな。 -- 2019-05-05 (日) 09:23:28
- うろ覚えだが、たしかナラクもフジキド乗っ取った時にナラク・ニンジャですとかアイサツしてたしソウルの癖に主導権握ったら本人みたいにふるまってたよな。 -- 2019-05-05 (日) 13:14:25
- コリ・ヌーク ジツって、 凍り抜くジツとのダブルミーニングではなかろうか?もし、そうだとしたら原作者サン翻訳チームサンの見事なワザマエ。そして、それに気づいた私もキンボシオオキイ(おかしな目付き) -- 2019-06-27 (木) 18:29:49
- トゥララの奴、結局何がしたかったんだろうな。ニンジャソウル憑依者共の冷徹な秩序に乗っかり、支配の悦びに溺れていたかったのか。あるいは平安時代の倫理を惰性で続けていたのか。 -- 2021-01-09 (土) 18:24:28
- アマクダリと神聖契約したと書いてあるしアマクダリに賭けてたのかも。うまくいけばオヒガンから現世が遮断されてアマクダリ以外のニンジャはリアルニンジャ含めて力を失うわけだしその中で影響力を持てるのは悪くないと考えたのでは? -- 2021-02-12 (金) 00:09:12
- クラン憑依者への夢の啓司は、ニンジャコーリングってことでいいのかな?トゥララ・ニンジャは開祖ではないけど、ゲコクジョでトップに立ったことで使えるようになったとか? -- 2022-04-27 (水) 08:53:48
- 愛する妻とそっくりな女性をこの手で手にかけることがなかったのは果たしてフジキドにとってサイオー・ホースか…はたまた憎きダークニンジャによって再び命を奪われたのはマッポーの一側面と見るか… -- 2023-08-21 (月) 19:44:01