カツ・ワンソー

Last-modified: 2024-02-02 (金) 06:44:49

◆殺◆ ニンジャ名鑑N100 【カツ・ワンソー】 ◆伐◆
最古のニンジャ。チャドーの祖。その名は古事記の中でも秘密めかして語られている。ニンジャ神話によるとデウカリオンの大洪水と同時期に生まれたとも。アメリカ大陸が未開の地であった頃、日本には既に奥ゆかしい平安文明が存在していた。

改訂前名鑑

◆忍◆ ニンジャ名鑑#100 【カツ・ワンソー】 ◆殺◆
最古のニンジャ。チャドーの祖。その名は古事記の中でも秘密めかして語られている。ニンジャ神話によるとデウカリオンの大洪水と同時期に生まれたとも。アメリカ大陸が未開の地であった頃、日本には既に奥ゆかしい平安文明が存在していた。

登場エピソード

 

人物

  • 全ニンジャの祖、ニンジャにとってのニンジャ存在たる世界最初のニンジャ。そのカラテのワザマエは実際凄まじく、「ワンソーの前に敵無し」とまで謳われた。
    • 一部のエピソードでは「カツ・ワン・ソー」とも表記される。
  • カツ・ワンソーは様々な要素が渾然一体となった存在で、ある時は風のように穏やかに弟子にインストラクションを授け、ある時は林のように奥ゆかしく自らの非を認めてケジメを行い、ある時は火のごとく猛り狂ってニンジャや人間を殺し、ある時は山のように威厳に溢れた姿でザゼンしていたという。
  • ニンジャスレイヤープラスインタビュー・ウィズ・ニンジャ PLUS版(46)によると、モータルをニンジャとして鍛えるために、自らのアヴァターとでも呼ぶべき存在使徒を生み出して彼らにモータルを鍛えさせたようだ。
    • ワンソーは存在格が高すぎて、地を歩んだだけで文明が滅ぶことすらあるため、遠く離れた秘境や地底などに庵を作りそこから使徒や新たなニンジャの誕生を見守った。あるいは神秘的な異界の探索に赴き、長きにわたって現世から離れることもあったという。
    • モータルのことも嫌ってはおらず、彼らをニンジャへと鍛え上げることを楽しんだり、ニンジャとなれぬようなモータルもボンサイめいて慈しんでいたという。
 
  • しかし最後の使徒、ハトリ・ニンジャにムーホン(謀叛)を起こされ、両ニンジャは軍を結成し世界各地で激突。これが「ニンジャ大戦」である。
  • ニンジャ大戦の最終決戦となった、フジサン麓での「バトル・オブ・ムーホン」にてハトリ・ニンジャ、ハガネ・ニンジャの両雄と対決するも、裏切り者カジヤ・ニンジャが作りハガネ・ニンジャに送られた妖刀「ベッピン」による攻撃で絶命した。
  • しかし、彼の暴威や威風に触れたニンジャにとってはムーホンの後も畏怖の対象には違いなく、再臨しないよう様々な対策を行っている。逆に、カツ・ワンソーに最後まで付き従った勢力は彼の再臨を目指し現在も暗躍を続けているようである。
    • 名前にすらパワーがあるらしく、科学者的な素養の高いニンジャ六騎士の一人であるドラゴン・ニンジャすら彼の名を呼ぶことを忌避する。
       
  • カツ・ワンソーの骨を鋳込んだ金属は妖刀「ベッピン」や三種の神器の材料となった。
  • ナラク・ニンジャとはなんらかの因縁があると思われる。
     
  • ところで彼の年齢だが、デウカリオンの大洪水とノアの大洪水を同じものとし、旧約聖書の記述から忠実に計算すると洪水が起きたのは紀元前2350年頃。本編は21世紀で間違いないから、大凡で4400歳前後となる。だからどうしたと言われたらそれまでだが。
以下ネタバレ クリックして表示
  • 呪われしリアルニンジャ、サンダーフォージ(カジヤ・ニンジャ)によって、ワンソーこそがヌンジャであることが明かされた。
  • ワンソーがハトリ・ニンジャに敗北した時にその身体はソクシンブツめいたミイラとなり、ニンジャソウルは突如現れた謎の巨大黄金立方体に消えていったという。
    • ワンソーの亡骸はハガネ・ニンジャが持ち去ったとされるが、その後どうされたのかは不明。
       
  • ダークニンジャにとっては、己の宿命を呪われたものと決定づけた元凶とも言うべき存在。
  • 「運命者」と呼ばれるニンジャ、マスター・クレインマスター・トータスは、カツ・ワンソーを蘇らせんと目論む勢力の使い魔めいた存在であり、ダークニンジャを「依り代」としての運命に導く存在である。
  • 第2部終盤、ダークニンジャを依り代として現世に復活せんとするが……。
     
  • 第3部では、ダークニンジャの運命に抗う戦いの中で彼や彼の配下の実態が明かされ始める。
  • 「ア・クルエル・ナイト・ウィズ・レイジング・フォース・フロム・ソー・サイレント・フィアフル・レルム」では、オヒガンから「凝視」と呼ばれる現象を引き起こしている。これに晒されたニンジャは意識・無意識を問わず、常に恐怖と戦いながら己を律さねばならず、もしも失敗すれば高位ソウル憑依者であろうと問答無用に発狂が待ち受ける。
    • 例え発狂を免れても、身体能力のパフォーマンス低下は免れない。
「ザヴとシルバーキーの偉大なる冒険」で判明したニンジャ真実。ネタバレ
  • ワンソーは気まぐれめいて今の世界に満足ができなくなると全て滅ぼし、そして省みることなく新たな世界の創造を行うという。
  • このショッギョ・ムッジョな行いが原初の時代より繰り返されてきたことが示唆されている。
  • 自らの使徒らに対しても気まぐれで理不尽な仕打ちを行い、それがハトリ達のムーホンのきっかけとなった。
  • ニンジャ大戦におけるワンソーの目的はフジサン火口でこの世界を原初の渦に帰するための儀式を行うことであり、ハトリ達はそれを止めることを目的としていた。
第4部ネタバレ
  • 第4部では、彼の分身として生み出された存在が8人いることが明かされており、シーズン4までの間でサツガイゾーイアヴァリスが登場している。分身ではあるが、それぞれが自我を有している。
    • サツガイは、「洞窟に映ったカツ・ワンソーの影、神の破片、アヴァター、黄金の光が照らす影」と自称した。
  • また、第4部シーズン4において、かつてワンソーの派閥に属していたリアルニンジャ達の集団であるダークカラテエンパイアが本格的な活動を開始している。彼等はそれぞれに思惑を持ちつつも、かつてワンソーが座していた空位の玉座を今なお戴いている。

一言コメント

コメント欄な
  • ポエット! -- 2022-12-24 (土) 04:46:02
  • この世界と忍殺世界におけるニンジャと忍者を隔てたきっかけであり特異点なんだろうな -- 2023-01-30 (月) 13:43:02
  • 彼を象徴するらしいカンジが「大」なのが気になる。あと、カイデンネームが「“ダイ”・ニンジャ」であるフジキドとは何か関係があるのか? -- 2023-02-02 (木) 11:54:34
  • ヌンジャと聞くたびにひなた丸=サンを思い出す -- 2023-11-19 (日) 18:10:05
  • どのワンソーの影もニンジャのジツや現代テックでは再現できない超常能力を持っている。残りのワンソーの影の能力はゾーイちゃんの対になる「物体や生命オヒガンに還元したりエメツに変える」とか「ニンジャをモータルに変える」「ニンジャに生殖能力付与」「オヒガン経由でタイムトラベル」「ニンジャとモータル含めた死者蘇生」「カラテ・物体・エネルギーの相互変換とカラテエネルギー操作」あたりが来るんじゃないかなと予想。 -- 2023-12-24 (日) 00:09:24
  • ↑ 卑猥や冗談抜きで「ニンジャに生殖能力付与」が一番ヤバい気がすることですね。ニンジャ版アダムとイヴが現れたら、ニンジャが人類を生かしておく理由が無くなってしまう! -- 2023-12-24 (日) 12:58:01
  • カツ・ワンソー自体ヌンジャだから生殖能力自体はあったんじゃないかと思ってるけど、本当なら「頂点は常に自分ただ一人」だから世継ぎを作る気は無かったかもな。 -- 2023-12-24 (日) 18:09:31
  • 生殖能力はなさそうと愚考。そう考える根拠はニンジャが文明の簒奪者であるって事。文明の簒奪ってのは、早く言えば『ミームを乗っ取るミームのウイルス』である事だと思うのよね。病原体のウイルスには生殖能力はないけど他の細胞の遺伝子を乗っ取って自己複製を行うように、ニンジャスレイヤーという作品のニンジャは『忍者や空手というミームを乗っ取ったミームウイルス』だと考えると、生殖能力を持つ必要がそもそも存在しない。 -- 2023-12-26 (火) 17:33:36
  • ↑からの続き 文明を定義するのがそのミーム(文化遺伝子)ならば、文明にインストラクションというミーム汚染を行って文明を乗っ取るワンソーのミームはまさにウイルス的振る舞いであるし、モータルがインストラクション(またはディセンション)を受けてニンジャになる流れはヴァイロセル(ウイルスに感染した宿主)の振る舞いに酷似している。偶然で済ませるには作中のニンジャがあまりにウイルスに似すぎているから、私はニンジャウイルスミーム説を唱える者です(彼真書)。 -- 2023-12-26 (火) 17:51:49
  • 人間を嫌ってはいないよね、嫌ってはね。ボンサイを愛でるようにという文の通り花木を愛でる感覚だから気が変われば簡単に資材として消費出来るんだ。ハトリ達の様な使徒たちでさえ扱いはペット感覚の愛玩かもしれない -- 2024-02-02 (金) 06:44:48