No339 インペロ/元ネタ解説

Last-modified: 2019-01-04 (金) 00:09:30
所属Regia Marina→Kriegsmarine(1943)→Marina Militare(1946)
艦種・艦型リットリオ級戦艦→航空母艦(計画)
正式名称Impero→C320(1947)
名前の由来Impero Italiano イタリア帝国 イタリア共和国の前身
起工日1938.5.14
進水日1939.11.15
就役日未完成
ドイツ海軍接収日1943.9.9
その後1945.2.20着底 1947.3.27イタリア海軍除籍 1946.7浮揚 1947.9再浮揚 1949再々浮揚後解体
全長(身長)240.7m
基準排水量(体重)44050英t(44756.9t)
出力Yarrow式重油専焼缶8基Belluzzo式蒸気タービン4基4軸 140000PS(138084.8shp)
最高速度30.5kt(56.48km/h)
航続距離16.0kt(29.63km/h)/4580海里(8482.16km)
乗員1920名(予定)
装備(建造時)381mm50口径M1934三連装砲3基9門
152mm55口径M1936三連装砲4基12門
90mm50口径M1939単装砲12門
ブレダ37mm機関砲x20(10x2)
ブレダ20mm機関砲x28(14x2)
艦載機x3
装備(空母改装計画)152mm55口径M1936三連装砲4基12門
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装甲(建造時)舷側:350mm 甲板:162mm 砲塔:350mm バーベット:350mm 艦橋:260mm
建造所Gio. Ansaldo & C,Genova
(アンサルド社 イタリア共和国リグーリア州ジェノヴァ県ジェノヴァ)
  • リットリオ級戦艦4番艦として建造される予定だった。起工、進水はローマより早かった。
    建造途中にイタリアは連合軍に降伏、インペロの船体はドイツ海軍に接収された。ドイツ軍は装備を外し、船体を爆薬の試験に用いた。
    最終的にドイツ軍がトリエステを放棄する際に爆破させ、インペロは着底している。
  • 戦後港のスペースを開けるために浮揚、1947年9月に再度浮揚され、解体のためにヴェネチアに向けて曳航された。
    9月15日に到着したが入港時に何度も座礁、航路を塞ぎそうになったため航路外に座礁させ1年間以上放置された。
    1949年再び浮揚され、解体された。

小ネタ

  • 戦艦少女Rでは航空母艦として実装されることになった。
    元々インペロは建造途中に空母に改装される計画があったのではないかという話があった。しかし、なかなか明確な資料が無く、与太話のレベルであった。
    ヴェネツィア海洋史博物館に現存する1940~1941年に作られた完成模型は長年客船改造空母のアクィラのものと思われていたが、研究の結果インペロの空母改装案だと判明した。
    また、建造を担当したAnsanldo造船所の図面と資料からインペロの改造計画が発見され、インペロの空母改装案は事実であるということ確定したのである。
    この研究結果は2018年3月に書籍として出版される模様。戦艦少女R顧問団はこのことを把握しており、インペロの空母実装が実現した(2018年1月)。
    まさにできたてホヤホヤの最新考証を基にしてきたと言える。