Tier 4 イギリス 駆逐戦車
スペック
HP | 370 |
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車体装甲厚(mm) | 10/10/10 |
最高速度(km/h) | 50.5 |
重量/最大積載量(t) | 8.01/8.2 |
本体価格(シルバー) | 130,000 |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
初期状態 | Meadows H.O.P. | QF 6-pdr AT Gun Mk. II | Alecto Mk. I | Alecto | 370 | WS No. 11 | |||||||
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162 | AP APCR HE | 105 170 30 | 75 75 100 | 120 | 45 6G 32 | 30.00 1.70 0.41 | 38 | -/-/- | 44 | 340 | 350 | ||
QF 6-pdr AT Gun Mk. IV開発時 | Meadows H.O.P. | QF 6-pdr AT Gun Mk. IV | Alecto Mk. I | Alecto | 370 | WS No. 9 | |||||||
162 | AP APCR HE | 110 180 30 | 75 75 100 | 120 | 45 6G 32 | 26.09 1.70 0.35 | 38 | -/-/- | 44 | 340 | 375 | ||
3.7-inch AT Howitzer開発時 | Meadows H.O.P. O.C. | 3.7-inch AT Howitzer | Alecto Mk. IV | Alecto | 370 | WS No. 19 Mk. I | |||||||
180 | HE HEAT | 47 110 | 370 280 | 48 | 156 14G | 8 1.90 0.49 | 42 | -/-/- | 44 | 340 | 400 | ||
QQF 25-pdr AT Gun-Howitzer Mark III開発時 | Meadows H.O.P. O.C. | QQF 25-pdr AT Gun-Howitzer Mark III | Alecto Mk. IV | Alecto | 370 | WS No. 19 Mk. II | |||||||
180 | AP AP HE | 71 92 44 | 180 180 280 | 60 | 83 7G 83 | 11.76 1.90 0.44 | 42 | -/-/- | 44 | 340 | 450 |
解説
- 概要
Tier4イギリス駆逐戦車。
同格TDと比べると攻撃力でやや劣るものの優れた機動力を持っており、それを活かした側面からの攻撃を得意とする。
また広い視界と良好な隠蔽率を持つため、偵察役として活躍できるのも特徴。 - 火力
最終砲候補は二つあり、どちらを載せるかで取るべき戦術が異なってくる。
ちなみにどの砲を選んでも俯角は一律-5度と狭いので、稜線射撃をする際には身を乗り出しすぎないよう注意。- QF 6-pdr AT Gun Mk. II
初期砲。
精度は悪いが充分な貫通力を持つため、急いで買い替える必要はないだろう。 - 3.7-inch AT Howitzer
前身でお馴染みの榴弾砲、本車では中間砲。
高機動・高隠蔽率で射撃機会を得やすいAlectoが搭載することでひと味違う使い勝手を発揮するようになる。
単発ダメージが高く、HEが貫通すれば格上相手でも大ダメージ」は免れられない。
しかし着弾が極端に遅く、長距離から静止目標以外に直撃させるのはほぼ不可能に近い、つまりある程度前に出る必要があるので、一般的なTD運用にはあまり向かない
障害物や稜線などを利用した一撃離脱を心がけよう。
また置き偵察の技術が身に付いているなら、自然と長いリロードや照準合わせの時間を作り出すことができるので、結果的に観測・与ダメの両方で稼ぎやすくなる。 - QF 6-pdr AT Gun Mk. IV
最終砲候補その1。
高い発射速度を持ち、弾速が速く精度もそこそこで長距離からでも動く目標を狙いやすい。
貫通力もTier4環境では十分にあり、金弾であるAPCRを使えば格上HTにも通用する。
さらにDPMも高水準で、どんな状況にもそれなりに対処できる汎用性を持っている。
短所は一撃のダメージ量が少ない点で、撃破まで持って行くのに射撃を重ねる必要があり、結果的に弾道からの予測で反撃を受けやすい。
かといって一撃ごとに場所を変える戦い方では高いDPMを活かすことができず、ジリ貧に陥りがちになる。
この砲を選択する場合には敵味方の布陣を観察することが特に大事で、
・味方LTが視界を確保しているなら、後方から攻撃。
・そうでなければ前に出て視界を取る。(発砲は極力控える)
というように、状況に応じて意識を切り換え、その時その時に適した役割を演じることをより強く心がける必要がある。 - QQF 25-pdr AT Gun-Howitzer Mark III
最終砲候補その2、Alecto唯一の新開発砲であり専用砲。
弾速や精度は一般的な戦車砲に近く、長距離戦でも命中させやすい。
発射速度もそこそこ高く、履帯を狙い続けて足を封じる戦術に長けている。
貫通力はAPが71mm、課金弾の強化APが92mmと同格LT・MTの通常弾程度しかないが、ダメージは180と6ポンド砲の2.4倍とかなり高め。
HEは44mmの貫通力を持つので側背面を晒す敵車輌には遠慮なく撃ち込んであげよう。
ダメージは280と一撃で仕留めれるほどのものではないが、高い発射速度には弾種の切り替えを容易にするという利点があるため、一発撃って貫通しなければAPに切り替えるといった柔軟な対応が出来る。
このような性質を「格上相手となると途端にダメージが入らなくなる頼りない砲」と捉えるか「高めのレートを持ちつつ格下はワンパンできる万能砲」と捉えるかは難しいところだが、要は自分で倒せない格上を味方に倒してもらえるかどうかにかかっている。
この砲を選んだ時は特には味方TDやSPGから射撃してもらえる位置で敵をスポットまたは足止めするよう心がけよう。
- QF 6-pdr AT Gun Mk. II
- 装甲
全周10mmとゲーム内トップクラスに薄い。
言うまでもないが決して姿を晒したまま撃ち合わないように。
逆にAlectoを敵に回した場合、ゲーム内のどの砲弾でも十分貫通が見込めるので、よりダメージの高いHEを撃ち込むようにしたい。 - 機動性
実に良好と言える。
加速と最高速は同格LTに迫るほど良い。
また履帯の旋回も早いのでドッグファイトを挑んでくる戦車への対応力も高い。
ただし車重は軽く、敵に体当たりするとダメージはほとんどAlectoがかぶる結果となるのでこれは避けた方がよい。 - 総論
現状のTier4TDを概観すると、10榴や85mm戦車砲などの強力な砲を40km/h程度の快速で運ぶ、攻撃力と機動力を両取りしたような車輌が居並んでいる。
中でも特に機動力寄りの性能を持つのがこのAlectoとなる。
また二つの個性的な最終砲も魅力で、どちらを載せても車輌の性質が大きく変わる。
一つを極めるのも良いし、時々載せ替えて違いを楽しむのも良い。
なおこの開発ルートでは次から四代にわたってATシリーズに乗り継ぐこととなる。
車輌の性格ががらりと変わるので、Alectoで事前に搭乗員スキルを取る場合にはその事情を鑑みて計画的に取得すると良い。
史実
アレクト自走砲は、3.75インチ(95mm)榴弾砲を試験的に搭載する自走砲として、1942年にMk.VII軽戦車テトラークの後継であるMk.VIII軽戦車ハリーホプキンスの車体をオープントップ化して流用した自走砲です。
Mk.VII軽戦車テトラークから受け継いだ操向機構は、車のように転輪の向きを変えることで、フレキシブル履帯の向きも変えて旋回できるという機構を持っていました、また、操縦も従来のレバー式ではなく、車と同じハンドル式となっていました。
アレクトーは車体後部に、3.75インチ榴弾砲を架装した試作車が完成しましたが、1944年後半までは戦車不足を補う為の開発ラッシュから、他の戦車の審査が目白押しだったために順番を待たねばならず、やっと回ってきた審査では不具合や問題が続々と露呈したことから、今度はこれを解決することに時間が掛かりすぎて、解決する頃にはヨーロッパ戦線は終結、一応2,200両の発注を陸軍省から受けますが、今度は生産中に太平洋戦線が終結に向かいつつあり、生産中だった少数の車両だけで量産がキャンセルされてしまいます。
この時、75mm砲や6ポンド砲などを搭載の派生車両が試作で完成していて、新たに25ポンド砲搭載用の車体が完成していたときのことでした。
ゲーム中では、6ポンド砲と25ポンド砲が搭載されたパッケージが登場します。
戦後、他国販売の売り込みにも失敗に終わったアレクトーは、ブルドーザーとして改造されて、戦後の僅かな時期に工兵部隊からアレクトドーザーと呼ばれて使用されました。
アレクトーは、ギリシャ神話の女神で、3柱の復讐の女神の1柱「アレークトー(アレクトとも)」から付けられています。 「止まらぬ者」の意を持ち、他人に対する罪悪(怒りなど)を非難する役割を持っていると言われています。
さて、他にも英のChallengerはCromwellやCometと同じ巡航戦車ですし、米の高Tier駆逐戦車は本来重戦車に区分されているものが多かったりします。 WoTで駆逐戦車に分類されているのは史実で実際に担った役割とその戦車のイメージの兼ね合い、あとはツリーやゲームバランスの都合とかじゃないでしょうか。 -- 2017-05-30 (火) 23:54:20
水溜り怖すぎて近づけんよ -- 2023-07-25 (火) 17:23:09