Tier 5 日本 重戦車
スペック
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
初期状態 | 2x Kawasaki Type 98 V-12 1100 | 12 cm Short Barrel Gun | O-I Experimental | O-I Experimental | 836 | Type 94 Mk. 4 Otsu | |
1,100 | 20 | 75/75/75 | 300 | ||||
11.1 | 1.1/1.2/1.9 | 22 | 360 | ||||
Mi-To | 2x Kawasaki Type 98 V-12 1200 | 7.5 cm Tank Gun Type 3 | O-I Experimental | O-I Experimental | 700 | Type 94 Mk. 4 Hei | |
1,200 | 22 | 75/75/75 | 350 | ||||
12.26 | 1.1/1.2/1.9 | 22 | 360 | ||||
7.5 cm Tank Gun Type 5開発時 | 2x Kawasaki Type 98 V-12 1200 | 7.5 cm Tank Gun Type 5 | O-I Experimental Kai | O-I Experimental | 836 | Type 96 Mk. 4 Bo | |
1,200 | 22 | 75/75/75 | 425 | ||||
12 | 1/1.1/1.8 | 22 | 360 |
主砲性能 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
12 cm Short Barrel Gun | AP HEAT HE | 130 12G 240 | 60 140 60 | 360 360 440 | 5.71 | 2,055.6 | 2.9 | 0.54 3.56 2.14 | 100 | +20 -10 | |
37 mm Gun Type 98(副砲) | AP HEAT HE | ? ? ? | 40 59 18 | 45 45 60 | 20 | 900 | 2.2 | 0.4 2.64 1.04 | 102 | +20 -15 | |
7.5 cm Tank Gun Type 3 | AP AP HE | 64 7G 60 | 90 112 38 | 115 115 175 | 16.67 | 1,917.05 | 2.1 | 0.4 - 1.23 | 200 | +20 -10 | |
7.5 cm Tank Gun Type 5 | AP AP HE | 82 7G 60 | 124 155 38 | 125 125 175 | 16.22 | 2,027.5 | 2.3 | 0.39 - 1.03 | 200 | +20 -10 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
2016/10/06に追加された、日本Tier5重戦車。
今までのなんちゃって重戦車とうってかわって、重装甲高火力が両立した重戦車らしい重戦車。
外見的にはあいかわらず副砲塔や銃塔が乗っていて前時代的だが、それ以上に100tもの重量を持つ異様なまでの巨体が目を引く。
今までは中戦車や軽戦車との共通装備も多かったため日本ツリーを進めていれば開発は楽だったが、ここからは専用装備が多くなるため時間がかかるようになる。 - 火力
日本重戦車にしては珍しく、砲の選択肢が幅広い。
俯仰角そのものは良好だが、軽戦車のような小型戦車に肉迫されると巨体が災いして砲が指向できないという弱点が存在することには注意しておこう。- 12 cm Short Barrel Gun(短十二糎砲)
初期砲となっている12cmの短砲身榴弾砲。
砲身が短く頼りない印象を受けるが、単発440というKV-1の122mmに匹敵する威力の榴弾を発射出来るため、貫通させれば同格中戦車も一撃で半壊、貫通しなくても大ダメージが期待できる頼もしい砲となっている。
しかも装填速度・精度は僅差ではあるがKV-1の122mmより勝っており、扱いやすい。
初期砲ながら強い砲なので、重戦車にも関わらず乗り出しが楽なのはありがたい限り。
例によってAPの貫通力とHEの貫通力が同じ60mmなので、APは全てHEに載せ替えること。 - 37 mm Gun Type 98(副砲)
アップデートにより追加された副砲。
九五式の物より、気持ち貫通力が上がった。
それでもAP貫通40mmは低貫通であり、格下の軽装甲戦車ぐらいしか貫通しない。
金弾が貫通する相手は12cm砲の榴弾が貫通するので追撃として使うぐらいだろうか。
榴弾は履帯すら貫通しない事があるので履帯切りにも使いにくい。 - 7.5 cm Tank Gun Type 3(三式七糎半戦車砲)
三式中戦車の史実砲としておなじみの戦車砲。
三式で運用するより装填速度・照準時間・精度は上回っているが、AP90mmの貫通力程度ではTier5重戦車の武装として物足りない。
12cmが優秀なので、運用はあまりお勧めできない。 - 7.5 cm Tank Gun Type 5(五式七糎半戦車砲)
三式中戦車の最終砲や四式中戦車の史実砲としておなじみの砲。
四式中戦車より精度は少々落ちるが発射速度は上回っており、高いDPMが魅力の砲。
85mm砲搭載のKV-1のように、手数重視の戦い方を選択するなら最終砲にするのがいいだろう。
こちらも課金弾がAPのため、貫通力上昇は控えめ。 - 体当たり
殆どの戦車が30t未満、重い部類でも60t未満というTier5の中で、約100tという文字通り「桁の違う」規格外の重量を活かした奥の手。
100tの車体を最高速でぶちかませば同格重戦車でも無事では済まず、格下なら一撃で轢き潰すことすら可能。
とはいえ相手の質量次第では衝突時はこちらも無傷では済まず、相手も当然ながら回避しようとするので積極的に狙うべき行為ではない。
市街戦などで鉢合わせした際等にでも、狙ってみるといいだろう。
- 12 cm Short Barrel Gun(短十二糎砲)
- 装甲
九一式や九五式といった今までの重戦車との大きな違いがここ。
車体前面75mm(上部緩やか、下部きつめの傾斜)・車体側背面70mm(側面垂直、後面緩めの傾斜)という他国重戦車と比較しても遜色ない装甲が施されており、重戦車らしく真正面から撃ち合うことも可能。
砲塔も全周75mm(垂直)と厚めで、700という高HPと合わせてかなりタフな重戦車に仕上がっている。
正面や背面の副砲塔・銃塔は一見弱点に見えるが、こちらも75mm(垂直)の装甲が施されており頑強。
とはいえTier5の戦車砲にはAP貫通力が100越えているものも少なくないため、過信は禁物。
特に車体側面上部は前1/3が弾薬庫、2/3がエンジンとなっているため貫通されると危険。
非常に図体が大きく敵砲弾が当たりやすいため、遠距離からの榴弾砲にも注意が必要。
そして自走砲にも狙われやすいので注意。 - 機動性
図体が図体だけに鈍重に思われるが、初期から強力な1100馬力エンジンを搭載しており、意外に動ける。
そのため大口径砲を使っての一撃離脱がやりやすいのは強み。
アップデート4.11により、機動力が低下した。
40kmだった最高時速が30kmにまで下げられてしまい、重戦車としては高めの機動性から一般的な重戦車の機動性になった。
旋回性能は低く、図体が災いし被弾もしやすい。
また砲塔旋回速度も低いので、NDKには注意。 - 偵察
視認範囲は360mと良好なのだが、無線性能が最高でも425m程度しかないので味方から離れすぎないように。
また図体が図体なので隠蔽率など無いに等しく、当然ながら敵に発見されやすい。 - 総論
紙装甲が常だった日本重戦車ツリーに突如現れた、それなりに頼れる重装甲を持つ超重戦車。
火力も一撃必殺の大口径砲と、バランスの良い戦車砲の二種から選択可能。
Tierトップならその装甲と火力を活かして最前線で戦線を押し上げていくことが可能。
ただし車体がとても大柄なので、被弾しやすい点には注意が必要。
また装甲が厚いといっても同格最終砲に抜かれないほどではないので、過信は禁物。
そして巨体ゆえ、肉薄されると車体に阻まれ砲が敵戦車に指向できなくなる弱点があることは覚えておこう。
Tierボトムの場合は、図体が災いし最前線ではあっさり蜂の巣になるため慎重な行動が必要。
幸い機動性は悪くないので、中戦車のような運用に活路を見出そう。
ここからの日本重戦車の天敵は自走砲といっても過言ではないので、敵に自走砲がいる際は細心の注意を払って行動したい。
なお、ここから先の日本重戦車ツリーはすべて超重戦車となっている。
史実
1939年(昭和14年)、ソ連軍との間で発生したノモンハン事件の機甲戦における戦訓などから、翌1940年(ノモンハン事変発生とほぼ同時期という説もある)、陸軍技術本部を訪れた陸軍省の岩畔豪雄大佐が、正規の手続きを踏まずに巨大戦車開発の極秘命令を下した。これは岩畔大佐独断の私物命令だったとも言われているが、開発責任の立場にあった技術本部の原乙未生大佐(当時)はこの戦車に関し、用兵家の要望であること、極秘扱いで運用上の検討や技術上の総意も無いものであることを述べ、技術開発側の意見から製造に至った物ではないことを表している。
オイ車は1941年(昭和16年)4月に製造が開始された。基礎設計は陸軍技術本部が実施、メーカーには三菱重工業東京機器製作所が選定され、全組み立ては相模造兵廠が行なう予定とされた。完成予定は1941年(昭和16年)7月である。しかし、基礎工業力の低さと、前代未聞の超重戦車の製作という事もあり、製造は遅延が繰り返された。本車は超重量での走行実験のために試作された物で、オイ車の試作車である事に留意して欲しい。試作車はかなりの大きさになり、車内は人が楽に立って歩けるほど広く、また操縦室(前部)・戦闘室(中部)・機関室(後部)の3つに分かれ、16mmの鋼板の隔壁で仕切られていた。11人予定の乗員は梯子を使って搭乗する。
主砲は九六式十五糎榴弾砲を転用したものを用い、副砲は車体前部に2基を並列配置し、車体後部には機銃を連装するものとされた。車体最前部は被弾経始の良好な傾斜角が与えられている。一段高められた車体中央部、車体側面、また車体最後部の各装甲板はほぼ垂直もしくは傾斜角は小さい。特徴としては分解輸送が考慮され、前面、側面装甲をボルトによって着脱可能だった。試作車輌に用いられた装甲材質は改造を考慮して軟鋼板が使われている。装甲厚は、大高繁雄技師の説明によれば前面75mm、さらにボルト数十本により75mmの追加装甲を装着した。側面は35mmの上にさらに35mmを重ね、実質70mm厚をねらった。車体袖部には燃料タンクが置かれた。これは原乙未生少将の指摘により砲塔内部へ移設されることが検討された。車体底版は小さな鋼板を継ぎ足し、溶接して大きな板としている。
操縦系統は長く、最前方の操縦席から 最後部の操向変速機のクラッチやブレーキを操作するには支障があった。そこで中央部に圧油筒が設けられ、油圧補助により操向操作を行なった。前進4段後進1段の変速操作は人力である。7月15日に実施された供覧運転がにて、原少将はオイ車の油圧操縦が機能良好なことに満足している事から、少なくとも動かなくなるという失態は回避できている様子である。レバーが運転手の前中央にあり、両手で操作した。旋回は信地旋回である。機関室は車体内部の後半分を占めている。オイ車は八九式中戦車に似た機関搭載レイアウトを持つ。エンジンには水冷式12気筒60度V型ガソリン機関が選ばれ、これを中央部に2機並列搭載した。出力はまずエンジンから前方へ出て冷却ファンを回したのち伝動機へ伝えられる。その後、伝動機はエンジンに挟まれた配置の車体中央部のクラッチ(主連動機。一般的な機械式多板クラッチ)と変速機(高低速付き五段変速機、ギア選択摺動式)に動力を伝え、後方へ行くにつれて徐々に変速される。変速された動力は、最後部の左右に伸びる操向連動器を介して終減速装置に伝えられ、車体後端の起動輪を動かす。エンジンから車両に不必要な過給器類を外したところ、1,800回転時に出力700馬力を発揮したが、冷却ファンに100馬力を吸収されたため、実際に使用可能な出力は各600馬力だった。15馬力の電動スターター2基が搭載された。燃料は陣地突破用と割り切った設計の為か、他国重戦車と比較してもごく僅かでしかない、400リットルを搭載する。
相模造兵廠へと分解輸送された後、1943年(昭和18年)8月1日、走行試験が行なわれた。廠内の舗装道路は幅が狭く、96tのオイ車が道路の中心を外れると仕上げがなされていない端部が割れて沈下した。道路の被害が大きいため、オイ車は予定のコースを変更して引き返し、柔軟な黒土の路外コースを走行した。広いものの、材料置き場であるため直線距離が短く、変速が難しいことからエンジンが充分に力を発揮する機会は無かった。地盤がゆるく速度がつかないことから方向転換は容易ではなかった。しかし1速、2速、さらに3速でも発進は可能だった。試験終了時、車庫入れに際して車体右側のNo.7下部転輪の軸受が破損、転輪が外れて起動輪と外板との間に挟まった。外板が突き破られ、起動輪の歯車が2枚折れた。このため8月3日から8日まで下部転輪の分解作業が実施された。スターター焼き付きのほか、軸受け総数64個のうち32個が破損していた。原因は設計段階で軸受け容量が不足し過負荷に耐えきれないこと、ベアリングに用いたテーパーコロの角度不良、焼き入れ不良、その他が考えられた。この時点で呉では車体に装着する防弾鋼板がほぼ完成していたとされる。
結局実戦投入は行われる事は無く、昭和19年暮に解体されたとする設計担当者の説がある。設計図等の資料はその後三菱から放出されたらしく、模型製作会社であるファインモールド社がオイ車の図面など資料を古書市場で入手し、復元模型を製造販売した。
Wikipediaより引用
コメント
- 初期砲の12cm砲で敵の体力スパスパするの好きw -- 2019-12-18 (水) 08:11:59
- イギリスの榴弾砲並みに弾速遅いけどな -- 2019-12-18 (水) 23:34:14
- 参加したての頃ティア5まで使ってみたけれど、アメリカやソ連の戦車の方が自分に合っていた。 -- 家康? 2021-02-21 (日) 15:38:19
- 足回りの拡張パーツが追加されたおかげで往年の機動力がみられるようになって嬉しい。完璧には戻らないけどかなり快適。 -- 2021-05-02 (日) 16:19:31
- そんなもん乗せる余裕は無い -- 2021-08-30 (月) 04:11:53
- 7.5cm砲のが使いやすいね。そして意外と機動力は悪くない -- 2022-03-06 (日) 16:37:15
- 7.5cm砲で今まで乗ってきたけど、12榴で戦うのも高火力で楽しい!まあ山なり弾道と弾速がアホみたいに遅いのは使いづらいけど近距離なら関係ない! -- 2023-04-19 (水) 16:13:09