概要
DQ7、モンスターズ、トルネコ3に登場するモンスター。
外見は「両手に剣を持った【デスピサロ】第5形態」といったところ。モチーフの1つかも知れない。
色違いのモンスターに【こうてつまじん】と【エビルエスターク】、星ドラではデッドマジーンという体の一部が結晶化した亜種がいる。
DQ7
【からくり兵団拠点】の【ボス級モンスター】。
からくり兵団を統率する【マシンマスター】が切り札として用意していた最強の機械兵で、死に際のマスターを踏みつぶして出現する。
「機械の長」より強い「機械」がいるとは皮肉。裏を返せばマシンマスターも「黒幕」の手駒に過ぎないと改めて認識させてくれる存在。
英語版での名前はPS版ではEvilMech(悪のメカ)、3DS版ではSlaughtomaton(「Slaught(虐殺)+automaton(自動装置)の造語。意訳すれば「自動虐殺装置」)。
行動は規則的で、(【まぶしい光】 or 攻撃)→(攻撃 or【マジックバリア】)→(【火の息】 or 【もろば斬り】)を1~2回行動で行う。
攻撃力が非常に高く、守備力も70とこの時点ではかなり高い数値が設定されており、【ルカニ】で守備力を下げてから攻撃するのが得策。
本作のマジックバリアは呪文軽減というより特殊効果耐性の比重が大きいので、ルカニが最速で1ターン目のマジックバリアに間に合わないと、長期戦を強いられることになるだろう。
安定して戦うには、物理攻撃を【スカラ】で軽減するのはもちろんのこと、【キーファ】の【気合いため】からの攻撃ならばまぶしい光を無視できることを活かして、有効打を稼いでいこう。
初見で気づく人は少ないと思うが、1ターン休み耐性もザルなので【ほえろ】が高確率で通る。
しかしこれもまた、マジックバリアを使用されるとまともに通らなくなってしまうので、固執はしないこと。
マシンマスター戦から休みなしで戦闘が始まるので、なるべく高HPを維持してマスターを撃破しておきたい。
高い攻撃力に加え、工場ロボットのような決まった動きをループする、まさに「自動虐殺装置」。
また、コイツは実際の強さよりも【フリーズ】で悪名を轟かせたモンスターである。
横にある壷を投げてフリーズ、出現時の振動でフリーズ、倒したらフリーズ、断末魔の一言「【ダメージこんとろーる フノウ。キノウテイシ……。】」でフリーズ。
最悪である。
ある意味、本作の問題点を体現したようなボスであり印象深い。
モンスター職にもなっており、【ジゴスパーク】を習得できるなど職業の強さはボス以上にぶっ飛んでいるので、詳細は【デスマシーン(職業)】を参照されたい。
なお、【デスマシーンの心】の入手方法は存在しない。
リメイク版
リメイク版だと【ほえろ】の【耐性貫通力】が中から低になり、弱体化しているので使わない方が無難。
一応、成功したら2回目の行動も封じられるようになった。
ゲーム的な難所としては相変わらずだが、フリーズが起こらなくなったので影が薄くなってしまった。
実際のところ、そんな所で存在感を発揮されても困るのだが。
3DS版で石版ボスにすることによって入手できるようになった様々な心の中で、
ボスとしてしか登場しないためにモンスターパークに送る方法が無い関係で、
リメイク版でもデスマシーンの心は入手する手段がない。
漫画版
漫画版では【マシンマスター】が作ったものではなく、【メディルの使い】が秘密裏に作っていた。
起動装置は4人目のエリーとなり、マシンマスターが敗北したと同時にメディルの使いが現れデスマシーンを動かした。
メディルの使いはこのデスマシーンと大量のからくり兵があれば半日で【フォロッド地方】を制圧できると考えていた。
戦闘自体は直接対決せずに、からくり兵団拠点内で逃げながら戦うという変則的な戦いになる。
デスマシーンは真っ直ぐアルス達を追っていたが、デスマシーン内部にガボが迷い込んでおり、【バーサク茸】を食べて大暴れしたガボによって内部を破壊されて暴走する。
最後はゲレゲレの機転からガボによってデスマシーンの上にリフトを落とされて倒されている。
テリワン3D
【こうてつまじん】の登場に便乗したのか登場。ハブられたエビルエスターク涙目。
物質系のSランク。配合では【あくまのきし】×【ピサロナイト】。【ボストロール】×2+こうてつまじん×2の4体配合でもできるが、前者の方が楽だろう。
【ほうらい大王】と一緒に【他国マスター】が繰り出してくることもある。
特性は【メガボディ】・【AI1~2回行動】・【れんぞく】(2回)・【会心でやすい】。
+25以上で【タメキテボディ】、+50以上で【ライトメタルボディ】が追加される。
攻撃や守備が高く、素早さがすこし控えめになっている。
また、ライトメタルボディが追加されるとHPが2分の1になる。
耐性が高く、ほとんど穴が見られないのも特徴。ただし、混乱に弱いので注意したい。
能力値や特性から根っからのパワーファイターである。前線で暴れてもらおう。
コイツと【コアトル】を配合すると【ドラゴンマシン】を作ることができる。
なおピサロナイトは意外に早くから生み出せる為、クリア前からでも簡単に作れる。やや入手の難しいコアトルが曲者だが、クリア前にドラゴンマシンまで作ると裏シナリオでも活躍できる。
ピサロナイトは【ふういんの扉】の野生で出るし、あくまの騎士は【ほろびの扉】のボスなのでエンディング後でも入手は容易。
所持スキルは【レッドファイター】。色からすると【グリーンファイター】でも良さそうなものだが…。どのみちコレで習得できる特技はショボいので、もっと強いスキルを持たせてやろう。
イルルカ
配合方法は前作と変わらず。
【他国マスター】が連れていることもある。
【新生配合】で【炎ブレスブレイク】、【ギガボディ】化で【いあつ】、SP版では【超ギガボディ】化で【全ガード+】を習得。
トルネコ3
HP128、攻撃力65、防御力53、経験値2100(レベル1)。
【悪魔系】、【剣系】に属している。
【あめふらし】と同様、こちらでは量産されているらしく、フロアモンスターとして普通に徘徊している。
エビルエスターク、こうてつまじんの色違いだが、Lv1の段階に限れば攻撃力と経験値はコイツが一番高い。
魔法扱いの封印攻撃、自身の守備力を上げるスカラ、痛恨の一撃か剣を振りまわす強化攻撃など、多芸に秀でている。
【異世界の迷宮】の81F以降の通称【魔窟】では【キラープラスター】、【ランガー】と並び三強と称される強豪の一角を占める。
高ステータスから繰り出される強化攻撃だけでも危険なのに、搦め手にも秀でるので一筋縄ではいかない。
ルカナンでこちらの守備力を下げられていると危険度は更に増す。
同フロアの【ようじゅつし】に強化されたこいつの強化攻撃は驚異的であり、盾無しでは280前後のダメージを受ける事になる。
GBA版では、ようじゅつしに倍速2回攻撃化されたコイツが不意に現れて倒されてしまうことも。
【毒の矢】や【ラリホーの杖】といったアイテムを惜しまず使って動きを止めて倒そう。
【デーモンバスター】を合成した剣を持たなければ、ガチンコ戦闘は避けるべきだろう。
異世界3強(【魔窟】参照)との力関係は以下の通り。
同種族デスマシーンなら互角、ランガー相手なら持ち前のスカラでやや優勢。ただしムーンサルトを連発されると微妙。
キラープラスターは天敵であり、高い防御力をルカナンで切り崩され圧倒的に劣勢となる。
【不思議の宝物庫】の46~50FではLv2で出てくるが、ここでは大して苦戦しないはず。
経験値が多いので積極的に倒そう。特に46Fと50Fは鬱陶しいくらい出てくる。
ポポロの場合、仲間にするなら宝物庫の方が楽。
仲間としても、高い攻撃力から繰り出される痛恨の一撃が猛威を振るうほか、元々高い防御力をスカラで更に増幅できるため、耐久力にも優れた強豪モンスターである。
Lv9ともなれば最大HP164、攻守ともに80という、あの【ジャスティス兄】の初期能力をも上回るほどに強くなる。
なお、同種属の中でコイツだけは成長タイプが【防御・晩成】であり、【攻撃・特殊】の他2種族に攻撃力で大きく差をつけられてしまうが、防御力の値は最終的にはこちらの方が高くなるので、ドーピングを施せば種属最強である。
この種属は封印攻撃とスカラを苦手とする【ガーゴイル】の天敵でもある為、泥棒の際の足止めに有能である。
デフォルトネームは「デマシン」。
話しかけると制御不能の殺戮マシンの様なヤバイ返答を繰り返すが、ちゃんと言う事は聞いてくれるので安心してほしい。
余談だが、この種族は倍速にすると歩行モーションが変化する。
ライバルズ
第10弾カードパック「破壊と創造のフロンティア」にて、魔剣士専用のレジェンドレアとして登場。DQ7出典の通常ボスでレジェンドレアは初めての快挙である。
5/4/4 物質系
におうだち
このターン中死亡したユニットの数分手札にあるこのカードのコスト-1
死亡時:敵リーダーに3ダメージ
におうだちと死亡時効果だけでもそれなりに強いが、最大の特徴はコストが下がること。ユニットを相討ちさせるだけでも2コスト減るので、盤面を片付けたところに低コストでこれを召喚させれば相手はたまったものではない。
また、魔剣士に多いスーサイド(自分のユニットを破壊して効果を得る)カードとも相性がよく、汎用性の高い1枚。
後の真3弾では物質系がついたため、【魔神ダークドレアム】を軸とする多系統デッキでも大活躍。【スペクテット】【とっしんこぞう】などの先制ユニットとも相性抜群。
コスト低減は持ち主を潰しながらの登場、死亡時のプレイヤーへの反撃はキノウテイシのリスペクトだろうか。
ライバルズエース
一人用モード「ソロバトルアドベンチャー」のステージ9「カラクリ兵団拠点」のボスとして登場。
【たけやりへい】や【キラーマシン】などの機械系ユニットを召喚し、【ギガスラッシュ】などの特技も使う。
【エビルチクリン】でにおうだちを付与されて、想定外に戦いが長引くこともあるので注意。
テンションスキルは1Tの間、味方リーダーへの特技ダメージを無効化する&1ドローの「マジックバリア」。
ソロモードボスのスキルとしては大人しいが【メラゾーマ】などの特技ダメージを主軸にしていると苦戦は必須、デッキを考え直そう。
ウォーク
DQ7コラボイベントにて、2021年3月19日より登場。
クエスト2章5話でボスとして登場。マシンマスターがハブられているので【エリー】が存在を感知して登場するように変わっている。
また、推奨レベル上級職レベル50のメガモンスターとしても登場する。HPは約11万。ヒャド系が有効で、他はデイン・ドルマ系以外は効きにくい。
冒頭に「ブレイクフラッシュ」で幻惑と耐性低下、更にマジックバリアで呪文耐性強化を図ってから攻撃してくる。
攻撃では400近くのダメージになる痛恨の一撃と、150程度のダメージにマヒ効果もある「メガスパーク」が脅威。
更に定期的に3回目の行動で力をためることがあり、次のターンでは通常攻撃か痛恨の一撃のいずれかがとんでくる。
痛恨だった場合はダメージが600にものぼるため、しっかり回復して備えたい。海賊が威圧や咆哮をするのも手。
状態異常各種は冒頭でまもりのたてを使う事でブレイクフラッシュとマヒ双方に対処できる。
こころは黄色でコストは101。
HPとみのまもりが高い耐久型。グレードSではHPが152、みのまもりが127と【クロコダイン】はおろか暴嵐天バリゲーンすらも超え、更に呪文と眠りへの耐性がつく。
反面力は低く、グレードSでも41で斬撃・体技ダメージの増加も7%とメガモンスターとしてはあまり強化できない。
ドラけし!
DQ7イベント「時を超える戦士たち」の中盤ステージであるからくり兵団拠点のボス及び強敵。
ドラ消しはボスステージでしましまドラけしを20回使う事で宝箱から入手できる。
星4の赤属性で、スキルは上方向をブレスで攻撃するはげしいほのお。
強敵版は呪文攻撃に弱いが、青属性かつ星5の呪文は今イベント限定ドラポンのゴッドハンドアルスしかいないのが現状。
聖風の谷の3-12ではこいつでダメージ2500以上与える事でエビルエスタークコイン入りの宝箱への道が開ける。