トルネコ3 
【マドハンド】・【ブラッドハンド】・【ひょうがまじん】・【ようがんまじん】が持つ特殊能力の一種。
地面に潜って躱す事で【矢】や【ブーメラン】等の様々な飛び道具、杖の魔法弾、一部モンスターの特技等を完全に無効化する。
【ドラゴン】や【スライムブレス】などが使う、直線上に飛んでくる炎の息も避けられる。
この能力を持つモンスターは通常攻撃以外に効く攻撃手段が限られているので、敵に回すと厄介である。
「潜ってかわす」とあるように、飛び道具など直線上を進むものはこいつらの後ろを通っていく。
なので、後ろに別のキャラクターがいればそいつに飛び道具が命中する。
バグか仕様かは不明だが、PS2版のみ【キラースター】や【リビングハンマー】の自爆すら無効にし、不発に終わらせる。
上述のモンスターに向かって自爆しようとした時のみ無効になるので、他のモンスターへ向かっての自爆は阻止できない。
【地雷】・【火薬壺】・【大砲の弾】・【時限爆弾の巻物】等の爆発はどうやっても避けられない。
【炎系(系統)】と違って、爆発そのものが効かないわけではないのだ。
防げないものも存在し、【石】系アイテムや【くさったしたい】系統の特技等の【放物線投げ】による飛び道具は避ける事ができない。
【キースドラゴン】・【ダースドラゴン】の「放物線状に飛んでくる炎攻撃」からも逃れる事ができない。
【グレイトマーマン】・【フライングデビル】・【ガーゴイル】等の固定ダメージの特技も一部有効となっている。
また、【草の神の壺】・【投げ効果の石像】・【火炎の石像】・【ビッグモアイの石像】の効果も有効である。
これとは別に副作用として、かなしばり状態・ラリホー状態・封印状態といった一部の【状態変化】と、【ルーラ草】や【場所替えの杖】などの移動効果も無効にする性質がある。
草の神の壺+【かなしばりのたね】のコンボが効かないことに注意が必要。
また、移動できないマドハンドやブラッドハンドも含め、移動したマスにあるアイテムやワナを消滅させる性質も持っている。
その性質故か、【階段】の上には移動することができない。
階段が消滅してそのフロアから移動できなくなる【ハマり】防止のための措置であろう。
仲間になったこいつらに話しかけると、必要であればワープしてくれる。
通常攻撃以外がほとんど効かない、でも爆風による即死は有効、という点では【2ダメージ化能力】に近い体質とも言える。
【草なげの杖】や【草うけの杖】の魔法弾もかわしてしまうので、【ドーピング】が難しいという点も同じ。
ただし、潜ってかわす能力は【魔法の石】などの放物線投げの攻撃が効くといった違いがある。
2ダメージ化能力では防げなかったスライムブレスの炎を避けられるなど、こちらにしかない利点もある。
このような便利な耐性を持っているので、ひょうがまじんとようがんまじんは仲間にできれば心強い。
【攻撃・晩成】という不遇なタイプでありながらひょうがまじん系が【異世界の迷宮】で人気があるのは、この能力のおかげである。
大半のモンスターの特技を無効化できるので、混乱や目潰しなどの状態異常になることは滅多になく、【おおめだま】や【サンダーラット】などの危険な特技を持つ敵の相手を任せられる。
【げんじゅつし】や【きとうし】などの杖攻撃が効かないのもありがたい。
移動したマスにあるアイテムを消してしまう性質は迷惑だが、ワナを消せる性質は便利。
ライバルとしては、2ダメージ化能力を持つ【ぐんたいガニ】や【ジャスティス兄】が挙げられる。
マドハンドとブラッドハンドも潜ってかわす能力を持っているが、彼らは初期ステータスが非常に貧弱で、自由に動けないという点が不便すぎるので、仲間モンスターとしては全く人気がない。
一応【守備・特殊】タイプなので、根気良くレベルを上げればひょうがまじん系より防御力は高くなるが、HPと攻撃力はドーピングしないと全く上がらず、そのドーピングにとてつもない手間がかかるので、育成には相当な愛が必要になるだろう。
ちなみに、仲間モンスターのくさった死体系統の放物線投げを利用して「潜ってかわす能力」を持つモンスターに【ニフラムの巻物】を命中させると、【冒険の履歴】に「潜ってかわすモンスターにニフラムの巻物を当てた」が記録される。