【ハーゴン教団の船】

Last-modified: 2024-03-18 (月) 00:37:30

ビルダーズ2

【ハーゴン教団】が所有している【船】。ゲーム中では複数の船が登場している。
いずれもどこからか強奪してきた船であると思われるが、その損傷具合はものづくりを禁忌のものとするために激しく、教義の矛盾を象徴するかのような存在である。

ドレイ船

【主人公(ビルダーズ2)】が目覚めゲーム最初の舞台となる、現実世界のハーゴン教団残党が所有する奴隷船。BGMは【幽霊船(曲名)】
【体験版】のプレイデータがあれば、ここを省いて【からっぽ島】から始めることも可能だが、【トロフィー】の獲得条件にも関わるため一度はプレイしておきたい。Switch版の場合トロフィーはないが。
 
各地から拉致してきた【ビルダー】を何処かに護送することを任務としており、魔の海域と称される【海】を航行しているが、行き先は誰も教えてくれない。
【船長】は「上の考えはよくわからない」と言っているが、教祖亡き今、誰が何を目的に指示を出しているのかは不明。
情報が極端に少ない上にこの後はどこかにたどり着くこともないまま沈没してしまうため、この船が本来どこへ行く予定だったのかは結局最後まで分からないままだった。
ここの【牢屋】で船長に起こされるところから物語が始まり、奴隷として嵐でごみが散乱した甲板の後片付けを命じられる形で基本動作を学ぶことになる。
船から海に飛び込むこともできるが、何度落ちても船長が助けてくれる。
また、【がいこつ】との戦闘練習で敗れてしまった場合も船長が助けてくれる。
 
こちらを助けてくれる船長を筆頭に、誰より臆病な【まじゅつし】に、飛んでるくせに船酔いしている【ドラキー】、竜王軍からの転向組で肩身が狭い【がいこつ】、牢屋に捕らえている【ルル】の剣幕に辟易している【ゆうれい】、船倉でビルダーはいつかは壊れるものを作っていて勇気があるという【スライム】など、この船に搭乗するモンスターはそこはかとなくユルさが漂っており、マストの望楼にいる【グレムリン】は「平和ボケ」と称している。
一応ハーゴン教団の一員であるため主人公にはやや敵対的で下に見てこそいるのだが、仕事をやらせたり仕事ぶりを評価したりと、毒気を抜かれたかのような状態になっている。
また、自分たちでものづくりができないためか所々損傷している箇所はあるものの、船内は比較的整頓されており、「優秀な海の男」と仲間に称される船長の人柄の一端が伺える。
 
主人公を一通りこき使ったところで楽しく仕事をする主人公の姿を見た船長が主人公を気に入りドレイとして飼うことを決定したのだが、その直後急な嵐にあって岩に激突し、主人公と船長の奮闘虚しく船底に修繕不能な大穴が空いて海水が大量に流入、海流に飲み込まれた主人公とルルは【からっぽ島】に漂着することになる。
 
からっぽ島には主人公とルルを除いて捕まっていた人たちも漂着していたが、残念ながら水死体になってしまっており、辺りには船の残骸、ガラクタが散らばっていた。
この状況的に他の乗組員たちは沈没する船と運命を共にしたと思われていたが...?
 
実は船長とこの船は【破壊天体シドー】に空間転移しており、主人公の影響を受けた船長はボロボロになったこの船を修復しようと船に留まり周囲から変わり者扱いされていた。
【箱舟】?を動かすためにやってきた主人公と再会した後、箱舟の船長になることを快諾し、更に【教団のカベかけ】を箱舟に移すために回収、ようやくこの船を放棄することになった。
なお、チュートリアルでは入れなかったルルらのいた牢屋の【壷】からは貴重な【いなずまのけん】が入手できるほか、置いてある【ボロの作業台】も他の物とは微妙に性能・説明文の異なる一品物。気になるなら回収しておこう。
 
ちなみに船が破壊天体に漂着した理由は不明だが、オープニングであくましんかんが「ハーゴン様・・・地獄の底から我らをお導き下さい・・・貴方様が夢見た世界へ・・・」などと言っているため、文字通り「ハーゴンが夢見た世界」に強制移動させられた可能性がある。
もしくは主人公が転移した際に付近にいたために偶然巻き込まれたという可能性もある。その場合他の乗組員も幻の世界に転移した可能性があるが、船長からの言及がなく会うこともないため恐らくはそのまま溺死したと思われる。
いずれにしても、主人公に友好的な船長が破壊天体シドーに流れ着き箱舟を動かせたのは奇跡と言わざるを得ないだろう。

ウゾーンの船

【ウゾーン】率いるからっぽ島侵攻部隊の船。
からっぽ島の山にも匹敵するかという全高を持ち、マストのてっぺんは高度限界すれすれという大型船で、実際に侵攻してくる魔物の数も相当のものだが、内部はボロボロでモンスターが食い散らかしたと思しき【骨】や瓦礫が散乱している。モノづくりが禁じられているが故に整えることが困難なのだろう。
船の全周を取り巻く【大砲】も使用されず、モンスターを運ぶ揚陸艦としてのみ機能している。
 
モノ作りに興味があるふりをして大将自ら偵察を行い、主人公を標的と定めたウゾーンは、あかの開拓地の砂浜から大量のモンスターを揚陸させるが、主人公と【少年シドー】が逃亡した末に【かんごく島】に収監されたことで一旦は引き上げる。
その後、主人公の脱獄を知りあおの開拓地側から再度侵攻するが、【ムーンブルク島】から連れてきた移民と兵器の前に全滅する。
大将含め全ての戦力を出撃させてしまったため、船は無人のままからっぽ島西の入り江に残されることになる。乗り込むことは最初の侵攻の時からできるがイベントマップ扱いで壊すことは出来ない。部隊の全滅後は壊すことが出来るようになるので、放置するなり修理するなり撤去するなり改造するなり好きにしてしまうといい。
船内の大砲は興味本位で撃ちまくると着弾点の海中に大穴が開くので注意。また各所に用いられている教団のマークが入った黒いブロックは回収する手段がなく、壊したりリフォームしたりすると消失してしまうので改装の際は気に留めておこう。
 
なお、この船ができると【牢屋】が1つ部屋として勝手に作られており、100個の部屋数制限を1つつぶしているので注意。
当然ながらこの牢屋ができてもビルダーの書の部屋レシピには登録されない。
また、船内にはいくつもの【酒ダル】が置かれており、からっぽ島の作業台が機能する配置制限をつぶしている点も注意。
邪魔になるならこれらは撤去しておこう。

ガーゴイルの船

ウゾーンの部隊から海に逃れた主人公達がぶつかってしまった船。
ウゾーンが主人公の逃亡を見越して配置していた追手の船で、【ガーゴイル】が船員を務めている。相当傷みが激しいのか、【ヤス船長】の船と衝突しても一方的に壊されている。
船を制圧しようと戦闘を仕掛ける主人公と少年シドーだが、ヤス船長を人質に取られ、かんごく島に収監されることになった。
 
なお、裏技にはなるが、牢屋の壁には謎の穴が開いており、装備品を外してここにドロップしておくことで牢屋の中から回収してかんごく島内に持ち込めてしまう。
上陸時に受けた厳しい身体検査とはいったい……

獣魔兵団の船

ムーンブルク島にて、少年シドーに全滅させられた前線部隊に代わる兵力として招集された【獣魔兵団】の母船。
【大弓】で武装しているが、当然モンスターには使いこなせない。食糧に【あんサンド】が積まれていたようだが脱走兵がすべて持ち逃げしてしまったようだ。
ムーンブルク島到着後はそのまま獣魔兵団の拠点として機能しているが、時化にあって船底に穴が空いているのに直すことも出来ず、そのうち沈没してしまう状況となっている。
船に潜入した主人公達は、【へんげのつえ】【スライム】に化けていた【ホッホ】と協力しながら、獣魔兵団の弱点を探ることになる。
また、船の牢屋には【プット】が捕らえられている。
イベントマップなのだが、何故か最初から破壊することができる。
獣魔兵団を倒した後はここにいた兵たちも消滅している。