概要
DQ8とDQ9に登場する武器【スキル】。
その通り【杖】を扱うスキル。
他の武器と違い、スキルポイント(SP)を振ることで攻撃力が上がることはなく、覚えられる特殊能力も、最大MPの底上げや戦闘時にMP回復、といった魔法に特化したものが多い。
DQ10からは【スティックスキル】と【両手杖スキル】に分化した。
どちらも魔法能力の強化や味方のサポート技を中心に覚えるのは従来通り。
DQ8
【ゼシカ】、【ククール】用のスキル。そのイメージに違わず魔法を扱うキャラクターが持つ。
このスキルにより覚える呪文は、総じて補助系のもの。どの呪文が欲しいかは人によって分かれるため、取捨選択が肝心。
他の武器を装備してもこのスキルで覚えた呪文は使えるというのが利点。また、他の武器を装備しても呪文の効果や成功率に変わりはない。
だが一方で、MP上昇効果やMP回復効果は杖装備時でないと効果を発揮しない=他の武器に変えた瞬間MPが下がるという事態になるので注意。
そのため、MP上昇や回復の恩恵を受けたいなら武器変更はできなくなる。MP上昇や回復効果と他の武器の両立はできない。
当然、杖を装備するとその時点で物理攻撃能力をほぼ失ってしまう。
よって、物理攻撃に参加することを考えるなら覚える呪文だけを見るべき。杖以外の武器を装備しながらMP上昇効果やMP回復効果を目的に杖スキルを上げるのはやめよう。
今作ではレベルアップ時にMP上昇効果で杖未装備時の最大MP以上のMPがあった場合、未装備時の最大MPまでMPが減ってしまう。これもダンジョン内では特に注意したい。
ゼシカ
習得特技と必要SP
| 習得SP | 称号 | 習得特技及び特殊能力 |
|---|---|---|
| 3 | 杖の扱い方の基本 | 【ピオリム】 |
| 7 | 魔法の杖使い | 【ルカナン】 |
| 13 | 魔法研究家 | 杖装備時最大MP+20 |
| 21 | 妖術師 | 【マホカンタ】 |
| 31 | 魔術師 | 【マジックバリア】 |
| 44 | 超魔術師 | 杖装備時最大MP+50 |
| 57 | 魔道士 | 【祝福の杖】 |
| 70 | 大魔道士 | 杖装備時戦闘中MP回復 |
| 84 | スペルエンペラー | 杖装備時最大MP+100 |
| 100 | クィーン・オブ・ソーサラー | 【ザオリク】 |
解説
ゼシカのものは優先的に上げておきたい必須スキル。杖姿もかわいい。
素早さを上げられ【メタル狩り】にも効果的なピオリム、ボス戦で威力を発揮するマジックバリア、そしてパーティの安定性を一気に上げるザオリクを覚えられる。
HP回復手段に乏しいゼシカにとっては、祝福の杖も中盤まで役に立つ。
杖装備時MP上昇とMP自動回復を習得すれば、呪文を連発しても余程のことがない限りMPは尽きなくなる。消費MPが少ない補助呪文程度なら使い放題。
消費の大きい上級攻撃呪文を連発すれば流石にMPは減って行くが、他のキャラより先に枯渇してしまう事は滅多に無いし、途中でMPを使わないターンを挟んで調節してやれば十分保つ。
これらの恩恵を受けるためには、上記のとおり杖以外の武器に変更できなくなるが、ゼシカは呪文での火力が十分にあるし、雑魚ボス問わず数々の補助呪文を使いこなせるため、杖だけでも全然問題なくやっていける。
このため、物理攻撃が役に立たなくても全く気にならない。攻撃力は低くても杖を装備させておき、呪文メインで戦えばそれだけで最後まで攻略できる。
スキルポイント上限の関係で、自動MP回復を習得できるスキルポイント70に到達するのはどんなに頑張ってもレベル23になるが、レベル23は【イオラ】を習得し、中級攻撃呪文が4種とも揃うレベルでもある。杖メインのゼシカはここからが本領発揮だろう。
最終的にザオリクを覚えられることを考えると、後々他のスキルに振ることになったとしても杖への配分は無駄にはならない。
よって、最初は杖にガンガン振ろう。
杖スキルポイントが上限に達して他に振る余裕ができたら【ムチスキル】に振り、序盤の補助である程度MPを減らした後にムチに持ち替えて戦うのもあり。
最初からムチ重視で育てるつもりだとしても、3ptだけ振ってピオリムだけは覚えておいて損は無い。
3DS版ではムチが大幅に弱体化しているので、基本的に杖一本で伸ばしていき、余りはおいろけに振るのが良いだろう。
余談だが、上位2つの称号に用いられている「エンペラー」と「ソーサラー」は本来男性に対してのものなので、正確には「エンプレス」「ソーサリス(ソーサレス)」とするのが正しい。
ククール
習得特技と必要SP
| 習得SP | 称号 | 習得特技及び特殊能力 |
|---|---|---|
| 3 | 杖の扱い方の基本 | 【マヌーサ】 |
| 6 | ウォーロック | 【マホトーン】 |
| 9 | ハイウォーロック | 【マホカンタ】 |
| 12 | ビショップ | 【マホトラ】 |
| 28 | ハイビショップ | 杖装備時最大MP+20 |
| 48 | ウィザード | 【祝福の杖】 |
| 56 | ハイウィザード | 【ザラキーマ】 |
| 65 | アークウィザード | 【バイキルト】 |
| 80 | ホーリーウィザード | 杖装備時最大MP+50 |
| 100 | マジェスティック・ウィザード | 杖装備時戦闘中MP回復 |
解説
ゼシカの杖スキルが必須級に有用なのに対し、ククールの杖スキルは有用なものが少ない。
最初にSPを12振るだけで一気に4つも呪文を覚えられるが、どれも実用性が低めなので覚えても使わないことが多く、恩恵を感じにくい。
しかも【カリスマ】スキルには【メダパニ】や【メダパニーマ】があり、そちらの方が遥かに有用なので、その意味でも不遇である。
目指したいのは65で習得できるバイキルト。今作では人によって使うかどうか意見が分かれる呪文だが、使うプレイヤーならば補助から攻撃まで何かと忙しいゼシカの負担軽減になる。
相手を選ぶものの、上手く使えば雑魚を一掃できるザラキーマも便利。
他には祝福の杖があるが、ククールはレベルアップで【ベホイミ】や【ベホマ】を習得するため、恩恵はMPをいくらか温存できるというだけ。
この特技のためにSP48も振るのは勿体ないため、バイキルトを目指す過程で覚えていれば使う程度の認識で良い。
杖装備時MP上昇効果もあるが、ククールの場合は呪文での火力がバギ系とザキ系に限られ、ボス戦で役立つ補助呪文にも乏しい。
そのため他の武器を装備して、呪文よりも威力の高い物理攻撃をしたい場面も多くなる。
物理攻撃の選択肢を捨ててまでずっと杖のまま戦うと戦力的に厳しくなるし、かと言って武器を変えればMP上昇効果はなくなるので相性が悪い。
MP自動回復も効果自体は有益なものの、そのためにSP100は非常に重い。
MPが不安ならば、弓スキルで【精霊の矢】を使わせるほうが攻撃面も充実して汎用性が高くなるだろう。
3DS版ではこれに加え、レベルアップするとMPが全回復するため更に優先度は下がった。
低レベルでの【竜の試練】攻略時など、回復だけに専念させる戦法ならば活きないこともないが、それも低レベルプレイをする場合だけの話であり、そうでないならある程度レベルを上げるだけで解決する話である。
良く悪くもザラキーマ、バイキルトの二つに価値を見出すかどうかのスキル。
自分の戦術においてこの2つの呪文をどのくらい使うかによって、上げるかどうかを決めれば良いだろう。
この2つの呪文をよく使うなら一気にバイキルトまでポイントを振るし、そうでないなら杖スキルは一切上げる必要はない。それくらい極端な考え方で行こう。
ただし、スキルポイントの伸びが悪いPS2版ククールは、最速習得を目指してもレベル28でようやくバイキルト習得という遅さな点には注意。
DQ9
【僧侶】、【魔法使い】、【パラディン】、【魔法戦士】、【賢者】に割り当てられている。
習得特技と必要SP
| 習得SP | 獲得称号 | 習得特技及び特殊能力 |
|---|---|---|
| 3 | 杖の使い手 | 杖装備時最大MP+10 |
| 7 | 一人前の杖使い | 【まふうじのつえ】 |
| 13 | 戦う杖使い | MP吸収率+2% |
| 21 | (♂)悪魔ばらいの杖使い | 【悪魔ばらい】 |
| (♀)レディエクソシスト | ||
| 31 | 聖なる杖使い | 杖装備時最大MP+30 |
| 44 | 祝福の杖使い | 【しゅくふくのつえ】 |
| 57 | (♂)吸血の杖使い | MP吸収率+4% |
| (♀)ミス・バンパイア | ||
| 70 | 神秘の杖使い | 杖装備時最大MP+60 |
| 84 | 伝説の杖使い | 杖装備時戦闘中【MP自動回復】 |
| 100 | 神話の杖使い | 全職業で杖装備可 |
| 秘伝書 | - | 【ふっかつのつえ】 |
解説
DQ8とは違い今作ではスキルで呪文を覚えることは一切ないが、その代わり様々な特技やMPに関する特殊能力を習得することができる。
また、DQ9からは杖での物理攻撃をした時、同時に敵からMPをいくらか吸い取ることができるが、 吸収できるMPは敵のMPの値によって変動するため、 たとえ大ダメージを与えても敵のMPが少なければ吸収できるMPも少なくなる。
そもそもMPが0の敵からは吸収できない。(プレイヤーがMPを回復できるように、MPを使う特技や呪文がなくてもMP自体は設定されているモンスターは多い)
また、自分のMPが満タンの時は吸い取ることはもちろん、相手のMPを減らすこともできないので注意。
攻撃力に関しては全く上がらず杖自体の攻撃力も低いので、呪文攻撃や回復を専門とする職業のキャラに杖を装備させた方が役に立つだろう。
マスターすることにより装備時に限り最大MP+100、MP吸収率+6%、MP自動回復の能力が手に入るため、魔法使いなどの後衛職にはお勧め。
特技は補助系がほとんどで、「しゅくふくのつえ」や「ふっかつのつえ」などの回復系の特技や、「まふうじのつえ」や「あくまばらい」など敵の行動を封じるスキルなどで攻撃能力は皆無と言える。
MPを吸収することで敵の攻撃を制限させるという戦術も組み込めるが、力が低い職業だと杖自体の攻撃力の低さも相まって物理攻撃によるダメージ自体が通らない。
MP吸収量は与えたダメージに比例するため、ダメージを与えられないとMPも全く吸収できない。
総じて見れば後援スキルであるのはイメージ通り。
元々攻撃呪文を持つ魔法使いや賢者には特に相性が良く、早い段階に極められればMPに困らなくなる。
パラディンの【はくあい】スキルの【MPパサー】があれば、自動回復したMPを前衛に分け与えることでMPを無駄なく使うこともできる。
性能
| 範囲攻撃 | 単体攻撃 | メタル狩り | MPコスト | 補助効果 |
|---|---|---|---|---|
| E | E | E | A | A |
- 記号の意味:E=苦手 D=やや苦手 C=普通 B=得意 A=大得意
| 武器性能 | MP吸収効果 あくま系に1.1倍 |
|---|
- 武器性能:その系統の武器の標準効果
| 特殊武器 | 攻撃力 | 吸収率 | 特殊効果 |
|---|---|---|---|
| ストロスの杖 | 18 | 2.5% | 戦闘中使用でキアリク |
| うみなりの杖 | 25 | 5.0% | みず系に1.2倍 |
| わだつみの杖 | 36 | 5.5% | みず系に1.2倍 |
| ルーンスタッフ | 45 | 6.5% | 攻撃魔力+8 |
| ウィザードスタッフ | 54 | 7.5% | 攻撃魔力+15 |
| けんじゃの杖 | 73 | 8.0% | 攻撃魔力+12 戦闘中使用でバーハ |
| 大けんじゃの杖 | 80 | 8.5% | 攻撃魔力+20 戦闘中使用でバーハ |
| ひかりの杖 | 85 | 8.5% | 回復魔力+8 戦闘中使用でいてつくはどう |
| かがやきの杖 | 90 | 9.0% | 回復魔力+12 戦闘中使用でいてつくはどう |
| せんこうの杖 | 94 | 9.5% | 回復魔力+15 戦闘中使用でいてつくはどう |
| オーロラの杖 | 98 | 10.0% | 回復魔力+18 戦闘中使用でいてつくはどう |
- 特殊武器:一部の武器にある付加効果
- 補助効果:特技と特殊武器を合わせた補助能力、武器の性能も考慮に入れる
- アイテム効果でダメージの武器を除く
| 名前 | MP | 範囲 | 属性 | 説明 | 倍率 | 依存ST | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| まふうじのつえ | 3 | 敵単体 | - | 敵1体の呪文を封じる | - | - | - |
| 悪魔ばらい | 0 | - | ダメージ+悪魔系を高確率でマヒ | 95~100% | 攻撃力 | 耐性無視、悪魔系を25%の確率で麻痺 | |
| しゅくふくのつえ | 2 | 味方単体 | - | 仲間のHPをそこそこ回復させる | - | - | 75~94ポイント回復 |
| ふっかつのつえ | 8 | - | 仲間一人を生き返らせるが失敗もする | - | 回復魔力 | ザオラルと同性能 |