・イオ系呪文
概要
DQ3以降で登場する呪文。
【イオ】の上級、【イオナズン】の下級に当たる全体攻撃呪文。
戦闘難度が上がってくる中盤の切り札と言ってよい呪文であり、物理攻撃や特技が隆盛を極めるDQ5以降の時代にあっても一定の頼りがいをキープし続ける、攻撃呪文界の優等生である。
ちなみに、DQ3~5では敵にこれの使い手は登場しない(イオも同様)。
初出作品であるDQ3の勇者を筆頭に、初期の作品ではイオは使えないのに何故かいきなりこれを習得できるパターンは意外と多い。
名前の由来は不明だが、Wizardryでは上位呪文に「マ -」や「ラ -」といった接頭辞が付くのが基本なので、恐らくはイオの上位呪文だからイオラといったところだろうか。ただDQではバギマやラリホーマのように接尾辞として「-マ」を付けるものが割と多く、マヒャドのような接頭辞になるものやイオラのように「- ラ」を付けるものは割と珍しい。強いて挙げるなら【スカラ】や【ピオラ】のように下位呪文のバリエーションに使われる傾向があるので、これもイオの上位と言うよりはイオナズンの下位という意味合いがあったのかもしれない。
このほか山口県の阿武火山群には伊良尾(イラオ)山という火山があるため関連(アナグラム)を思わせるが、イオ系はDQ2のイオナズンが初出であることから、少なくとも直接的な由来である可能性は低そうだ。
海外版表記は"Boom"。
「爆発音」の表現として使われる英語。
DQ3
【魔法使い】と【賢者】がレベル23以降【かしこさ】に関係なく1/2の確率で習得する他、【勇者】もレベル31~33で、イオ系呪文で唯一習得。
リメイク版では勇者も上限レベルが撤廃され、プレイヤーの運が悪いといつまでも習得しなくなった。
ダメージは52~67、消費MP9。
本作では【メラ】・【ギラ】と同じ属性のため、炎に弱い敵が多いと有効。
大勢の敵とエンカウントした際にとりあえず唱えておけば役に立つ。
特に【ネクロゴンド】のモンスターに有効。
無耐性の【フロストギズモ】や【トロル】はもちろん、耐性持ちの【ミニデーモン】相手にも活躍が見込める。
魔法使いを賢者に転職させる場合はレベル21で【バイキルト】を覚えたタイミングが有効だが、その場合はイオ系がイオ止まりで、しばらくの間は全体攻撃の火力が大きく劣ってしまう。このため、この呪文を覚えるまで粘るプレイヤーもいる。
また、【いなずまのけん】を道具として【つかう】ことでも発動する。
ただしSFC版の盗賊を除き、装備可能者しか道具使用できない
後で手に入る【らいじんのけん】や【おうじゃのけん】の効果と比べると威力では劣るが、攻撃範囲はこちらの方が広い。
MPの少ない勇者や、転職を経なければ呪文が使えない戦士にとっては貴重な全体攻撃手段である。
というか、転職を経ない戦士にとって唯一の全体攻撃手段である。
最終盤まで有用であり、戦士はこれや雷神の剣によって【武闘家】との差別化を図ることができる。
小説版
魔法使いのリザが、【バラモスの城】で初使用。【うごくせきぞう】を破壊している。
勇者アレルも【ドラゴンゾンビ】をこの呪文で粉々にしている。
DQ4
【勇者】・【マーニャ】が共にレベル23で習得する。
ダメージは52~68(60±8)、消費MP8。以後、DQ7まで威力と消費MPは固定となる。
本作以降、【イオ系】は【メラ系】・【ギラ系】とは異なる属性として独立することになった。
中盤の主力兵器として使える。
前作同様勇者にとっては初めて覚える全体攻撃呪文かつ唯一覚えるイオ系呪文であり、前作勇者より習得レベルが8も下がっているのが大きい。
本作の勇者は【ベギラマ】を使えなくなったが、同じレベルでこれを覚えられるので気にならない。
そして稲妻の剣が存在しないため、「勇者が実際に唱える」頻度は前作勇者よりも上がっている。
魔法使い系のマーニャと同レベルで習得できるため、習得した直後から2人で連携して唱えていくことも可能。
ただマーニャの方がレベルアップが早く、仲間になったとき4章から持ち越した経験値というアドバンテージがあるので、やはり勇者は少し遅れる。
とはいえこれがあるのとないのとでは殲滅効率が段違いである。
丁度これを覚える辺りで行くことになる【ガーデンブルグ南東の洞窟】では、お誂え向きにイオ系が有効な強敵が多いため、イオラ2連発でガンガン敵を蹴散らせるだろう。
【ミネア】が同レベルで習得する【バギマ】との相性も良く、姉のイオラと妹のバギマという連携も使える。
敵ではリメイク版のみ【ヌーデビル】と【デーモンレスラー】が唱える。
DQ5
消費MP8。
【女の子】がLv23で習得。
仲間モンスターでは【スライムナイト】がLv23、【ミニデーモン】がLv17、【はぐれメタル】がLv5、【ケンタラウス】がLv15で習得する。
本作以降は完全耐性でなければ確実に当たるので、耐性持ち相手にも積極的に使っていける。
何といってもスライムナイトの切り札として印象深い作品であり、丁度これを覚える頃に行く【チゾットへの山道】や【グランバニアへの洞窟】の厳しい道中が格段に楽になる。
その他の使い手がイオラを覚えるのはイオラの威力ではやや物足りなくなる頃なので、スライムナイトが有効活用できる唯一の使い手と言っても過言ではない。
スライムナイト抜きでの攻略自体が軽い縛りプレイとまで呼ばれる要因の一つ。
ただし、スライムナイトはMPが本職の魔道士系と比べるとそこまで高くないにもかかわらず、イオラを覚えた途端、イオラバカかと思うほどバンバン撃ちまくるようになってしまう。
そのためAIに戦闘を任せると回復に回すMPを確保できなくなりやすい。
イオラを覚えたらスライムナイトの他に回復役を一人増やしておいた方が無難である。
時期的にはアタッカーとしても優秀なキメラがいると頼もしい。
青年期後半に入っても、女の子をスタメンで使っているならしばらくはこれがメインの攻撃手段になる。
やはり連発するとMPが枯渇しやすいので、【しあわせのぼうし】を装備させてやると良い。
使用するとこれの効果を発揮する【ばくだんいし】という消費アイテムが登場。
リメイク版
追加仲間モンスターの【プチマージ】がLv30という今更過ぎるタイミングで習得する。
と言うかそれ以前にMPが低すぎてまともに使えない。
相変わらず敵に使い手はいないが、敵専用のダメージテーブルが新たに設定された。
ダメージ幅は35~45。
この数値は【マヌハーン】の爆弾石と、【ジェリーマン】がイオラを習得した仲間モンスターに変身したときに参照される。
DQ6
【魔法使い】の★5で習得できる。
【火攻め】のインパクトの前に霞みがちではあるが、これまでの作品に比べても習得時期は十分早い。
しかし、本作の魔法使いはHPが低過ぎて実戦に耐えられないので、この呪文が活躍するのは大抵魔法使いをマスターした後になる。
あるいは、魔法使いを2人育てているなら、イオラを習得した時点で片方を転職させてスタメンとして使い、もう片方が魔法使いをマスターしたらスタメンを交代して、マスターしていない方を魔法使いに戻すという手も考えられる。
基本職が覚える全体攻撃手段としては威力と安定性に優れ、中盤の主力になり得る。
呪文以外の集団攻撃手段が増えたDQ6でもしっかり存在意義を保っている。
モシャスしない敵が使ってくるのはこの作品の【マジックフライ】が初めて。終盤では【ウィングデビル】も使ってくるが、こごえるふぶきのほうが嫌な相手なのでこちらの方がむしろラッキーな気がする。
漫画版
【ドラゴンクエスト 幻の大地】では【テリー】の主力魔法としての印象が強い。本人曰く、剣だけでなくバトルマスターや魔法戦士にもなれる位の修行をしたとのことで、素手でも魔法でも戦えるテリーという演出上である。
漫画版「幻の大地」の魔法は、アシスタントの好みにより、どれも威力が底上げされ非常に派手に演出されているが、このイオラも例外ではなく、爆発系とは言え魔物の住処を1発で破壊している。
神崎まさおみが「これはイオナズンじゃないのか」と彼に聞いたところ、「イオナズンは大地が半分すっとぶ」ほどの威力がある、と返されたそうである。
DQ7
【魔法使い】が★6で習得。
DQ6とほぼ同時期、転職解禁の早さを考慮するとDQ6よりも更に早く覚えられるが、同じイオ系で威力が若干落ちるが消費MP0で放てる【いなずま】が早期習得できるようになったため、そちらの影に隠れがち。
とはいえ、いなずまは魔法使いと【船乗り】の【職歴技】のため意識しないと覚えづらく、威力自体もこちらの方が高いため、イオラも十分存在感は保っている。
状況に応じて使い分けると良いだろう。
難敵、【山賊四人衆】に苦戦しているなら是非とも覚えておきたい呪文だ。
リメイク版ではいなずまが船乗り★8に移ったため、より立ち位置の違いが明確になった。
敵としては【さんぞくのカシラ】が初めてボスとしてぶっ放してくる。山賊マージやアントリアのベギラマですらこちらには痛い時期に。
とはいえ【念じボール】のような搦め手を使うアントリアや数の暴力で攻めてくる山賊マージに比べたらマシな相手。
上司としての威厳を保つ為にこの呪文が設定されたのかもしれない。
DQ8
【ゼシカ】がLv23で習得。
DQ8ではモンスターの出現数が増えたため、やはり中盤に活躍する。敵では、【マッドロブスター】、【バロンジャッカル】と【さつじんイカリ】(本気を出した後)が使ってくる。
最初の頃は41~54ダメージだが、【かしこさ】が150から200の間で威力が変動し89~102まで上がる。
DQ8の攻撃呪文はかしこさの影響で威力が変動する仕様となっているが、イオラはかしこさ1あたりの威力上昇量が0.96で堂々トップ(DQ8の仕様上呪文のダメージはディバインスペルなしだと0.8倍されるので設定上は1.2)。大体かしこさを上げた分1体当たりのダメージが増えると考えればいい。ダメージ量的には【インテリめがね】1つが【ごうけつのうでわ】2つ分に相当するといえばそのインパクトが伝わるだろうか。
ゼシカのかしこさが150-200の間になるのはLv30から35にかけての時期であるため、適正レベルで攻略している人であれば【ドルマゲス】戦前から【海賊の洞窟】攻略にかけての時期でかしこさアップ装備を与えてやるとその恩恵を存分に受けられるだろう。
DQ8ではモンスターごとの耐性が細かく設定されており、イオラを使うべきではない相手も多々いるが、それなりの威力が出る全体攻撃はそれだけで便利。
習得Lvの23と言うのは、【杖スキル】全振りでゼシカを育てていた場合、MP自動回復を習得するレベルと同じであるため、中級攻撃呪文がイオラ習得をもって出揃うこともあり、ここからが呪文使いとしてのゼシカの本領発揮と言える。
かしこさが上がればそれなりの威力が出せるので、イオナズンを覚えた後でも雑魚戦では役に立つだろう。
DQ9
攻撃魔力 | 150 | 300 | 450 | 600 | 800 | 999 |
---|---|---|---|---|---|---|
ダメージ(100%) | 52~68 | 69~85 | 87~103 | 104~120 | 128~144 | 151~167 |
成長倍率(加算値) | 100%(+0) | 129%(+17) | 158%(+35) | 187%(+52) | 226%(+76) | 265%(+99) |
9では習得がやや遅く、魔法使いがLv28、賢者がLv27で覚える。適正レベルであれば【魔獣のどうくつ】~【ドミール火山】あたりでの習得となる。
消費MPが10とややコストが高くなっているが、威力とのバランスは比較的良い方で終盤でも割と使いやすい。
雷・爆発属性のため、マシン系やHPの高い巨人系に対し弱点を突きやすい。
また、メラ系やヒャド系と違って盾ガードされないのも魅力。
イオ系の呪文は成長するまでの必要魔力がやや高く、威力を上げたいならスキルを振って攻撃魔力を上昇させよう。
この上位のイオナズンはイオラと比べてMP消費量は3倍近くあるため、節約したいならイオラで我慢する手もある。
賢者は攻撃魔力がやや低いのと転職条件の関係上運用は厳しいが、魔法使いならある程度魔力があればイオナズンの代用も務まる。
「やまびこの悟り」を併用してどこぞの大魔道士のように呪文のランクを落として連発する戦術も普通に有効。
DQ10オフライン
習得条件は【魔法使い】Lv32、【賢者】Lv25。仲間キャラは覚えない。
【ゲストキャラクター】では【フォステイル】が使える。
消費MPは10。
敵全員に【こうげき魔力】依存の【光属性】ダメージ。ダメージ量は(43~158)±4。
DQ10オンライン
魔法使いがLv32、賢者がLv29で覚えるほか、仲間モンスターが「イオの心得」のSP12で習得する。
消費MPは10、ダメージは39~47。こうげき魔力109から威力が上がり始め、509で頭打ち(ダメージは154~162)になる。
詳しくはこちらを参照。
DQ11
【ベロニカ】がLv29、【主人公】がLv31で習得する。
消費MPは12、攻撃範囲は敵全体、光属性、ダメージは72±4(68~76)。
こうげき魔力195から威力が上がり始め、304で頭打ちになる。ダメージは144±4(140~148)。
素の威力は【ドルクマ】、【バギマ】、【デイン】に劣るが、成長度は高く、攻撃魔力が上がっていくとドルクマもバギマも抜き去り、【デイン】も抜き去って中級呪文の中で最強の威力となる。
…ちょっとやり過ぎではないだろうか?
習得は遅いものの、ベロニカが覚えた段階で100近いダメージを出し、範囲が広いため、攻撃の起点として活躍。
さらに言うと【マジカルハット】や【プリンセスローブ】など、この時期に手に入るあらゆる攻撃魔力補強装備でベロニカを強化すると、【クレイモラン地方】~【ゼーランダ山】から【始祖の森】にかけてベロニカのイオラ1発に耐えられる敵のほうが少なくなり、雑魚が面白いように消し飛んでくれる。
過ぎ去りし時を求めた後もしばらくは主力として使える。装備によってはこの時点で成長限界に達していることも多い。
消費MPは多めだが、MP回復手段が多いので気にならないか。
異変後に【ギガスラッシュ】を覚えてない場合、貴重な全体攻撃手段であるため主人公が使うことも多い。
主人公の場合だとLv33でこうげき魔力100になるかどうか、異変後間もなくで手に入る装備を揃えてもこうげき魔力195には届かないが、それでも【グレイグ】との2人旅の間は役立つことだろう。
【ロウ】加入後は主人公が【覇王斬】を覚えるだけでなく、全体攻撃が欲しい場合はロウが【グランドクロス】をしてくれるので、この辺りでイオラは役目を終えることとなる。
後に姉の力を受け継いだ【セーニャ】も使えるが、こちらはレベルを一つ上げれば【マヒャド】を覚えるため、さほど活躍には恵まれない。
敵の使い手では【ウルノーガの杖】がやたら高い素早さを生かして撃ってくるのが印象的。
主人公を除いて一時的にレベルが巻き戻った御一行にとってはイオラでもかなり痛い。この戦闘では回復行動を封じられることもあるので、さらに厄介。敵のイオラがナンバリング作品史上最もプレーヤーを苦しめた場面だろう。
トルネコ2
魔法使いになると習得することがある呪文。
消費HPは10で、部屋全体(通路にいる場合は周囲8マス)に20~50のダメージを与えることができる。
実は全攻撃呪文の中で屈指の使いやすさを誇る超優秀呪文。
同じ中級呪文や、イオ系の呪文と比較してみよう。
名前 | 消費 | 威力 | 効果範囲 | 備考 |
イオラ | 10 | 20~50 | 部屋 | 爆弾岩が残りHPに関係無く爆発 |
メラミ | 4 | 20 | 正面1マス | 炎系 |
ベギラマ | 8 | 15~30 | 3方向 | |
ヒャダルコ | 9 | 15~30 | 周囲8マス | 氷系 |
バギマ | 12 | 20~40 | 周囲8マス | バギ系 |
ライデイン | 15 | 20~30 | 前10マス | デイン系 |
イオ | 5 | 10~25 | 部屋 | 爆弾岩が残りHPに関係無く爆発 |
イオナズン | 30 | 30~70 | 部屋 | 爆弾岩が残りHPに関係無く爆発 |
ヒャダイン | 40 | 50~80 | 部屋 | 爆弾岩が残りHPに関係無く爆発 氷系 |
中級呪文と比べると範囲で大きなアドバンテージがあるのにもかかわらず、消費は似たようなもので威力も大きいことがわかる。
上位呪文と比べるならコストパフォーマンスで大きく勝っており、イオと比べた場合は単純に威力、消費が2倍となっている。
不思議のダンジョンのシステム上、部屋内にターゲットがいれば隣接されるまで攻撃を受けずに連発ができるため、威力の低さは気にならない。(そもそも威力自体低くはないのだが)
魔法系のモンスターには1ダメージにされるため別の対策が必要だが、それ以外のモンスターに対しては絶大的な強さを誇る。
欠点は、ダメージが表示されない点と、長い爆発のエフェクトが画面内の敵1体ずつにかかるためやたら時間がかかること。
イオナズンやヒャダインには後者の欠点が無く威力も大きいため、敵が近い場合は消費HPに目を瞑りそちらを使うべきだろう。
ヒーローズ1
【フローラ】がスキルポイント8を消費して習得する。
消費MPは13。
発動すると、前方に中規模の爆発を起こす。
マジカルボール(△アクション)を事前にばら撒いていると誘爆する。
これらは全て、本作のイオ系共通事項である。
ヒーローズ2
前作に引き続き【フローラ】がスキルポイント9を消費して習得する。消費MPは16。
発動すると、前方に中規模の爆発を起こす。
フローラの場合はマジカルボール(△アクション)を事前にばら撒いていると誘爆する。
【ツェザール】もLv12以上で習得することで使えるが彼はそもそものMPが少ないため乱発はできない。
敵では【マッドレインボー】、【魔王ザラーム】が使ってくる。
魔王ザラームは後述の大魔王バーンを意識しているのか三連続で放ってくる、攻撃時間が長くガード不能なため牽制用の技という印象が高いが、遠距離で引き寄せれば懐ががら空きになるため、そこを突くことができる。
バトルロード2
【きとうし】と【イーブルフライ】(第3ワザ)、【マグマのつえ】と【けんじゃのつえ】で使用可能。
トレジャーズ
敵範囲に爆発属性の中ダメージを与える呪文。
Lv18以上の【ヒスイスライム】、【ドラキーマ】、【ビッグハット】、【マジカルハット】、【メタルキング】、【イモータルパール】が覚えている可能性がある。
イオを覚えているモンスターがLv18になると自動的にイオラに進化し、使用者がLv33になると自動的にイオナズンに進化する。
ウォーク
敵全体にイオ属性中ダメージを与える。消費MPは18。
タクト
Bランクとくぎとして登場。射程2 十字マス・消費MP30
「範囲内の敵全てにイオ属性の呪文中ダメージを与える」
最大強化で 威力+50%まで強化可能。
【マーブルン】【アークデーモン】が使用可能。
さらに亜種として
【キマイラロード】が使用可能な射程3の単体版イオラ「圧縮イオラ」
【石炭つむり】が使用可能なしゅび力下げイオラ「粉砕イオラ」
【デザートデーモン】が使用可能な与えたダメージの30%回復するイオラ「デザートイオラ」などが登場。
ダイの大冒険
【ダイ】、【ポップ】、【マトリフ】、【でろりん】、【ザムザ】、【ハドラー】、【バーン】が使用。
地味な印象だが、恐らく作中で最も使い手の多い呪文ではないだろうか?
強い爆発力を持つエネルギー弾を撃つ技で、迫力ある少年漫画表現に適しており、連射して撃つ印象も強い。
ただし連射したのはシグマ戦でのポップ、ハドラーとバーンのみであり、後は単発使用がほとんどである。
作中で最初にこの呪文を唱えたのは意外にもでろりん。
【デルムリン島】のモンスター達を一通り蹴散らした後、とどめの一発としてお見舞いした。
ハドラーが撃ったイオラをアバンが片手で受け止めて握りつぶすシーンが格好いい。超魔生物になった後もダイに対して何度か使っている。
味方サイドではダイが【ドラゴン】撃破のとどめに使用。他にはポップが【さまようよろい】達をこの呪文でバラバラに粉砕している。
イオラの連続発射は【バルジ島】でのハドラーが初披露。
【鎧の魔剣】を身にまとった【ヒュンケル】に向かって連射したが全く効果がなかった。
その後、超魔生物となった後もダイとの戦いで使用している。
バーンのものはイオラの嵐と表現されるほどの数で、一発一発がイオナズン級とヒュンケルは言っている。
ポップもイオを連射して使ったことがあり、敵味方問わず積極的に呪文テクニックを盗んでいるようだ。
ただ、バーンの場合は中級呪文でもケタ外れの威力になるため、両手がふさがって単発しか撃てないイオナズンよりも両手で連射できるイオラのほうがはるかに強力になる。つまり火力においての最適解であり、足止めを目的としたポップのテクニックとは用途がだいぶ異なる。
そもそもバーンに匹敵する魔力の持ち主などは存在しないため、バーンの模倣などは誰にもできない。ポップが既存の技に別の着想を持って別の戦術に応用したというほうが正しいだろう。
またシグマ戦ではイオラをメインに使っており、オリハルコン相手に呪文の威力は直接通じなくとも、至近距離での強い爆風でシグマの体勢を崩し反撃のチャンスを作ることに成功している。
また、でろりんのレベルは13らしいが、デザインのモデルとなったDQ3勇者の習得レベルは31(魔法使いがLv23)という高等呪文。
なぜそんな高等呪文をこんな低レベルで?と言いたくなるが、本作ではポップがLv18でメラゾーマを使えたり(その割にギラは未習得だったり)するので、ゲームと本作では呪文の習得方法自体違うというだけの話だろう。
旧アニメでは【バロン】と【ブラス】も使っているが、新アニメでは使っていない。
ロトの紋章
主にアルスが使用。攻撃呪文はもっぱら【ライデイン】を使うアルスだが、こちらも使用率は高い。
ダイの大冒険のイオラと比べるとかなり爆発力が強く、獣王軍団の群れをまとめて吹き飛ばしたり、レイアムランドでの戦いでベギラマを乱反射する氷河魔人の撃破に使っている。
他にはジャガン、アステア、バークートが使用。
アベル伝説
【シーザーオライオン】が使っている。
さらに、名勝負と名高い【ムーア】との二度の魔法合戦の両方で【ヤナック】が使用している。
初戦では、常にワンランク上の呪文を返されるほどの劣勢の中、唯一有効打を与えた。
同等以上の呪文を身につけた二戦目では、同時に詠唱していたムーアの呪文がよりにもよって【ギガデイン】だったために流石に撃ち負けている。
ちなみに、この戦闘でムーアを撤退に追い込んだ呪文はイオナズンであり、ムーアは二度もイオ系に不覚を取った形となった。
蒼天のソウラ
3巻で初登場。爆裂呪文と書いてイオラと読む。
主にライセンの得意呪文。イオ弾をビリヤードのように弾いて広範囲を反射して多角的な攻撃を行う「天象球戯(ギャラクシーハスラー)」という戦闘スタイルに使用する。
生成した9つのイオラを天高く放り投げ、両手杖のキューで打ちだしたイオで反射させ、9つのイオラで対多数の敵を狙い撃ちにする「九星連破球(ナインボール)」と呼ばれる必殺呪文を使う。
魔公子イシュマリクの場合は右手で剣を持ち、左手で呪文を使う【魔法戦士】の戦闘スタイル時に多人数対策の呪文として使う。
アズリアの場合は片手剣と盾を装備して両手が塞がる近接戦時は、蹴りと同時に足の裏からイオラを放つ。