元ネタは額に螺旋状の長い角を持つ馬に似た伝説の生き物。
角に解毒作用を持つとされるほか、乙女以外の接触を激しく嫌うという個性的な特徴を持つ。
FFでは前者が取り上げられることが多い。
関連項目:特技/【ユニコーン】、モンスター/【ユニコーン】、アイテム/【ユニコーンの角】
FF6
魔導研究所にて入手する、癒しを司る幻の一角獣の幻獣/魔石。
召喚魔法は「ヒールホーン」。味方パーティー全員にエスナの効果を与える。消費MP30。
複数の状態異常を受けて、治療が面倒な時に活躍する。
ケアルラ(×4)、エスナ(×3)、プロテス(×1)、シェル(×1)、デスペル(×2)を修得可能。
とはいえ他の魔石の方が効率がよく、崩壊前にデスペルを覚えたい時ぐらいしか出番がない。
- セラフィムに比べれば修得スピードは若干遅めだが、差し当たりエスナやケアルラを複数人に修得させたい時にも重宝する。
プロテスとシェルの修得スピードの遅さはさすがに厳しいので、それらに関してはオマケと割り切るべき。
グラフィックはFF1のクレイジーホースの流用。
上位互換、代替手段がないという部分で、単なるダメージ効果やHP回復効果の幻獣たちよりはメンツが保てている感はあるものの、一度しか使えないのが厳しい。
最初のターンにこちらに状態異常を仕掛けて来て、以後は力押し…みたいな敵が相手でないと使い道がない。
魔法のエスナと違って味方全体を一度に治療できるので、アルテマウェポンのマインドブラストの状態異常をこれで治療するのもひとつの手。
- 一回使える用途があるというだけでも、一回も使われないものが多い幻獣群の中ではずいぶん救われている。
魔封剣の影響を受けないので、それの併用時にも緊急治療できる。
GBA版以降では同条件が絡む
への緊急対処法にもなる。
手持ちのリボン(もしくはホワイトケープ)が少ない時は、眠り、ケフカのトライン対策にもよい。
ボス戦での全体必中沈黙は割と怖い攻撃だが、それを一発で立て直せるのは一度きりとはいえ大きい。
もちろん使う本人が沈黙しては意味がないので、使う本人はリボンを付けて。
性能もそうだが、同期で手に入るティナの親父、前作でも登場した奴、トップクラスの性能持つ幽霊、希少な水属性持ちな上に先輩のお株を奪ったことで有名な鯨に比べると空気な気がする。
- ユニコーン自体は創作キャラの中でも非常にポピュラーで、知名度は他の幻獣達より圧倒的に高いため歴代作品オマージュであるFFLで召喚獣に選ばれたのだと思われる。
反面、知名度の割にFFシリーズでは採用率が低い存在といえる。
FF14
召喚獣ではなく幻獣としてのマウントとして登場。
幻術士のレベル30のクラスクエストをクリアし、幻術士の状態で幻術士ギルドで受けられるクエストをクリアすると入手できる。
- 白魔道士で30まで育てるわけではない(白魔道士はレベル30以上でのスタートとなる)。
FFTA
召喚士が浄化の杖で覚える召喚魔法。
効果範囲に居る仲間のHP(ケアル程度)と状態異常(エスナ程度)を回復する。
聖属性なので、禁止ロウ時は注意。
ユニコーンって言ったら6みたいにエスナだけだろ?と思って、覚えるのを後回しにしていたら
広範囲回復としてはなかなか使い勝手がいいものだった。
たまにキリンと効果を間違えそうになるけど。
FFTA2
同じく召喚士が浄化の杖で覚える召喚魔法。
効果も同じだが、回復量が強化されケアルラ以上となった。
聖属性のため聖属性無効装備をしていると回復が無効になり、エスナのみになる。
FFL
レベル5の召喚獣として登場。発動する召喚魔法は「ヒールホーン」。
味方全体のHPと状態異常(睡眠・混乱・マヒ・狂戦士・呪い)を回復する。消費MPは42。
光の戦士がナイト編で「聖なる森」にいるユニコーンと会話することによって習得できる。
- ドット絵でも一角獣の姿をしている。また、これまでの召喚獣入手イベントと異なりボス戦は発生しない。
前述の宗教的な設定が反映されているため、
セーラがパーティーにいる状態でなければ入手イベントが進まない。
ただし、彼女が単独で行動している最中は森に入ろうとすると引き返してしまう。
初出(FF6)のユニコーンの状態異常の回復効果が「味方全体にバスナ」になった代わりに、
「セラフィム」や「ラクシュミ」のようなHP回復効果が追加されたというイメージ。
回復量はケアルダを上回り、精神の値によっては2000前後に達するほど。
毒や暗闇などの状態異常までは回復できないとはいえ、使い勝手は十分に良い部類に入るだろう。
導師が終盤加わる関係上、白魔道士へのJP使用がためらわれる光側にとっては有り難い存在。
なお、召喚獣として入手した後はセーラでなくてもユニコーンを召喚することが可能である。
聖なる森自体も異様に狭いし、ボス戦も発生しないので、
ナイト編配信延期の際に何か削られたんじゃないかと疑ってしまうほど。
- リヴァイアサンから急遽変更されたのかも…、という噂もあるが、直後の忍者編で、リヴァイアサンは登場しました。
- 改めて考えてみると、メモリスト編闘技場でボスが大量に登場するので、
闇の章とのバランスを取って光の章4の召喚イベントは控えめにしたのかもしれない。 - ほかの召喚獣たちが
雷(天より降るもの)と大地、氷と炎、生と死(一撃必殺)、光と闇
とそれぞれ対になっているのだが、こいつが鰻となんの対称性があるのかがさっぱり分からない…- 恐らくキリスト教上の位置づけが対になっているのだろう。あちらは七つの大罪の1つ「憤怒」を司る悪魔で、こちらは角が秘める癒しの効果に加えて乙女の膝にすり寄る姿が聖母マリアに抱かれる赤子のイエスとダブるということで聖獣扱いされている。
- 悪魔のリヴァイアサンは「嫉妬」を司るんだが…ついでに言うとユニコーンをその凶暴性から「憤怒」の象徴とする例もある。
- 恐らくキリスト教上の位置づけが対になっているのだろう。あちらは七つの大罪の1つ「憤怒」を司る悪魔で、こちらは角が秘める癒しの効果に加えて乙女の膝にすり寄る姿が聖母マリアに抱かれる赤子のイエスとダブるということで聖獣扱いされている。
自称綺麗な心を持つモーグリによると、
綺麗な心を持つ乙女でなければ会う事も出来ないと言われている。
その話の通りセーラ離脱時、野郎連中だけでは会ってもくれない。
なんともスケベな純真な幻獣である。
FFRK
FF6の「ユニコーン【VI】」がレア3の聖属性の魔石となっている。
魔石効果は「エンライト」「マインドアップ」。
魔石スキルは「エスナ」「ケアルガ」「ケアルラ」、超魔石スキルは「【契】ヒールホーン」。
チョコボの不思議なダンジョン
魔石として登場。使うと「ヒールホーン」でHP・元気・状態異常を全回復する。
1では完全に回復専用の魔石のため敵へのダメージはない。
ATBバーの貯まり具合に関係なく全回復するので、使ったら連打ですぐ発動させてもOK。
魔石フロアは差し詰め馬面のような構造をしており、真ん中まで進むと3つの分岐点がある。
両サイドは毒沼、真ん中はダメージ床が連続で立ち並び、最終的にはどこでもユニコーンの魔石まで辿り着ける。
また、真ん中ルートの途中にはコンフュカードといのちの実がある。
最小限に被害を抑えたいなら毒沼ルートを通り、お宝も回収したいなら出口付近の方から進めばOK。
チョコボの不思議なダンジョン2
チョコボに合わせて可愛らしいポニーのような姿。一人称「僕」の丁寧な幻獣。
ハネで召喚すると、ケアル系・エスナでフォローしつつ角で攻撃してくれる。
魔石で召喚すると全体に聖属性ダメージを与え、チョコボのHPと元気を全快してくれる。
仲間としてはHPが少ないので打たれ弱いが、回復魔法が非常に有用なので
どっちで使うにしても使いやすい部類。
なお、ケアル・エスナはシロマと同じく一階につき各一回しか使ってくれない。
ただ召喚し直すと同じ階でも使ってくれる。呼ぶ度に元気をゴッソリ持っていかれるが。
バグの所為で攻撃力がガタ落ちする上位召喚獣よりよっぽど強く、
回復も出来、半減されにくい聖属性攻撃は魅力。
不思議なハネは眠りのツメ・いやしのツメ・眠りよけのクラ(各修正値+6~)を壊すと出て来る。
実はシロマもそうなのだが、攻撃時、技のダメージ(厳密には攻撃力と防御力から算出される基礎威力)に1.5倍の補正が付く。
攻撃力もシドと同等にはある(しかも補正分シドより強い)ため、シド同様、死神種にもクリティカル無しでダメージが通る。