アビリティ/【魔封剣】

Last-modified: 2024-03-28 (木) 16:54:15

【関連項目】
ffex:【アビリティ・魔法・技の考察・議論】


FF6

セリスのオリジナルコマンド。ゴゴも使える。
コマンドを選択して構えている間のみ、
『最初に放たれた魔法攻撃を1回だけ無効化&吸収し、自分のMPを回復する』。
対象に敵味方は関係なく、味方の放った魔法をも吸収してしまう。

  • SFC版で確認したが、吸収するのは入力してから1回のみ。

コマンド選択後に再度ターンが回ってきた場合、その選択中も吸収できる。
だが再度「まふうけん」を選んでしまうと、発動モーションが出るまでは吸収できなくなってしまう。そんな時はコマンド受け渡しを使おう。

  • 「一度魔封剣を入力して剣を掲げる→セリス(ゴゴ)にターンが回ってきた状態」なら吸収するが、「魔封剣を入力→剣を掲げるまで」の間は無防備ということ。一旦吸収したのを確認してから再入力したい。
  • 旧スマホ版・ピクセルリマスター版とオートモードがある場合は剣を掲げるまでの隙に被弾しやすいので、面倒くさがらずに手動で入力するべき。

使用するには魔封剣に対応している武器を装備している必要がある。
具体的に、魔封剣が可能な武器は全ての短剣、アルテマウェポンを除く全ての剣、
全ての騎士剣、全ての槍、全ての刀、全ての忍者刀、ウィザードロッド。

  • アルテマウェポンはビームサーベルなので避雷針にはならないのだと思われる。
  • ロッド系でどうしてウィザードロッドだけがOKで、他のロッドは駄目なのだろう…。

上記のように、実はウィザードロッドでも使えるが、セリスは装備できない。
ゴゴなら使えるが、グラディウスのほうが有用か。

  • ウィザードロッドとほぼ同等の攻撃力で、グラディウス以上の回避率を持つソードブレーカーも捨てがたい。
  • 装備補正面を重視するならウィザードロッドを選択するのもアリ。
    ウィザードロッドは魔力と魔法回避率の補正が大きいので魔石ボーナスが得られない彼と相性が良い。
  • グラディウスもソードブレーカーも、SFC版・PS版では回避率が得られないしね。
  • セリスに勲章を装備させれば、上記で挙げられた武器全てで魔封剣を行使可能。

まずはチュートリアルのディッグアーマー戦で生命線となり、
幻獣防衛戦ケフカの強力なラ系魔法を封印するのに大活躍するはず。

  • 「魔石装備なし」という縛りプレイをしていた時、エアフォース戦で拡散レーザー・アトミックレイ対策としてお世話になった。
    この時ティナがまだケアルラを覚えておらず、まともな全体回復手段がなかったもんで。

このアビリティの本質は魔法攻撃を無効化する点。
魔封剣を活用することで、有利に戦えるようになる敵モンスターも多い。
ただし、発動中は味方の放った回復魔法を吸収してしまったりするのでそこはアイテムなど他の方法でカバーする必要も生まれる。
使いどころを見極めることで活躍できるアビリティといえる。

  • FF6から△ボタンで入力順を変えられるようになったので、それが前提になっていると思う。

「魔封剣」の名前の通り、MP回復よりも≪魔法を封印する効果≫の方がメイン。
テレポ・トルネド・メルトン・クエイク・クイック・メテオ以外の魔法を全て吸い取ってしまう
なんと、究極魔法アルテマさえも吸収する(マジックマスター戦では使えない)。


魔法攻撃が脅威となる敵相手にはいるといないとで難易度が大きく変わってくる。
例を挙げるとアルテマウェポン
行動パターン変化後はスピードが上がってフレアを連発するようになるので、これを吸い取らせれば殆どダメージを受けなくなる。

  • 問題点はその間ケアルラやレイズが使えなくなること。従って、ホワイトウィンドが使えるストラゴスとの相性がよい。
  • ホワイトウィンドは最速で西の山プワゾンベンヌからラーニングできる。
    覚えていない(もしくはストラゴスを入れていない)状態でアルテマウェポン戦に魔封剣を導入するなら、ハイポーションか、魔封剣で敵の魔法を吸い取った直後にケアルラを使うかしか回復方法がない。
  • ガウが「あばれ」てクエイク+大地の衣を使う手もあるし、他に幻獣召喚での回復手段もある。

最大の弱点は、使ってくる敵が多く威力も高いメテオは吸収できないことだろう。


炎のロッド等の追加効果の魔法は吸収対象にはならないが、アイテム使用時に発動する魔法は吸収対象になる。
元々別の魔法として設定されているせいか、MP吸収量は0。間接的にセリスやゴゴのMP補給手段とする事は出来ない。


MP回復の手段としては、序盤はともかく後半からは他の方法が充実し微妙となる。
コレにターンを取られるくらいならアスピルを使うだろうし、
コマンド選択を順番送りできるのだから、他のキャラにエーテルでも使って貰った方が手っ取り早い。

  • ゲーム序盤でのMP回復能力は大きい。特にガウの「あばれる」と組み合わせると強力。

対応する武器がなくても、混乱状態やコロシアム戦のオート動作やものまねと言った魔封剣コマンドの非入力動作であれば発動可能。
例えばコロシアムならアルテマウェポンを装備していても魔封剣を使うし、混乱している時は素手でも使える。
つまり、対応する武器は「魔封剣コマンドの選択の可否」のスイッチに過ぎないのである。


中盤でセリスにモーニングスターを装備させるのを躊躇させる一因。
コマンドが灰色に染まって使えないのがなんとなく気分悪い。


装備品の半減・無効・吸収属性の影響を受ける。効果はそれぞれ、吸収MP半減・吸収MP0・MPダメージ。

  • 要するにフレイムシールドを装備してファイアに「まふうけん」すると、MPが減るということ。
    • おそらくバグ。普通考えればMP吸収に属性の影響はあるのもおかしい。ダメージ系は全て一律に属性処理を受ける仕様になっているんだろう。
      攻撃や装備、アビリティを考慮せず「属性つき」という理由だけで属性処理系に消費MPを回して、計算上の属性処理は単にダメージ倍率を0.5倍、0倍、-1倍とするのみで変数無関係であるから、MPも属性の影響を間違って受けてしまっていると思われる。

終盤のセリスは強力な属性吸収防具を装備させている場合が多いが、MPが貴重な序盤は無効・吸収防具がさほど存在せず、それらの防具が充実する頃にはMP回復手段も充実して来るので、このバグ自体にはあまり困らない。魔封剣は基本戦闘中使いっぱなしなので、戦闘終了後にゆっくり回復すれば良い。

  • ノーザンクロスもダメージはないが冷気属性を含んでいる為、同様に吸収MP量の変動の影響を受ける。

魔法効果のあるアイテムを使った時も吸い取られてしまう。
その場合、MP回復量はゼロ。武器の追加効果は吸収しないので安心である。


敵のMPが減少した状態で魔封剣で吸収できる攻撃や魔法が出た時に
「MPがたりない」と言うメッセージが出たら魔封剣が解除され、再入力しないと吸収できなくなる。

  • 発動した場合魔封剣状態が解除されるのだが、相手の行動が不発であるかどうかは考慮しないようだ。

敵を含む複数のキャラがこの状態になって魔法を吸収すると、それぞれその魔法の消費MPを人数分振り分ける形になる。
例えば、ビットがいる時にセリスが魔封剣を使っている最中に消費MP22のサンダラを使うと、ビットとセリスのそれぞれにMP11ずつMPを振り分けられる。割り振った消費MPに余りが生じる場合は、小数点以下切り捨てになる。

  • 消費MP1のアスピルの場合だと吸収MP0(画面非表示)で終わる他、
  • ランダムでまふうけん状態の誰か1人にしか剣を翳したエフェクトが発生しない(+敵側に剣を翳したエフェクトが発生しない)上、その誰か1人(or1体)にしかアスピルのエフェクトも発生しない。
    エフェクトについてはポイズン等他の単体限定魔法でも同様である。

「まふうけん」状態でセリスが一度戦闘不能になりフェニックスの尾などで蘇生させると、「まふうけん」状態が何故か残っている


味方側が同時に「まふうけん」を発動させると、「まふうけん」の特性を持った敵側にも剣を翳したエフェクトが発生する。


『FINAL FANTASY PIXEL REMASTER x FANTASIANスペシャルコラボ番組』にて渋谷員子氏が公開した初期の開発資料を見ると、
元々は「魔封剣」ではなく「ひらいしん」という名称だったようだ。


ピクセルリマスター版で吸収回数が1回に減った、というのはデマで元々のSFC版から吸収は1回まで。
1度発動したらセリスのターンが来るまで吸い寄せっぱなしというイメージがあるが、勘違いである。


英語版だとSNES・PS・GBA版共にこのコマンド名は「Runic」である。
セリスの肩書きルーンナイト(Rune Knight)に合わせた名前になっている。


帝国しか魔法を使えないはずの世界で、何故帝国側がこの能力を開発して、セリスにオリジナルコマンドになるまで鍛えさせたのだろうか。敵側に魔法が使える存在を想定しなければ使い物にならないだろうに。結局、そのセリスには裏切られた挙句、後の幻獣防衛戦ではケフカの魔法を封じられる形で帝国に仇をなしてしまっている。それともセリスがたまたまそういう能力に行きついただけなのか。

  • 恐らくは「帝国の中から裏切り者が出た場合」を想定し、それに対するカウンターとして開発したのではないだろうか。
    まぁそのセリス自身に裏切られることになるんだけど。
  • 先に魔法の力を植え付けたケフカがアレだったので、ケフカが乱心した時の対策の一環だったかもしれない。実際、幻獣防衛の時のケフカ戦では(帝国に仇なす形とはいえ)魔封剣が役に立つし。それならそれでレオも習得しておけよ、とは思うが。

FF6(GBA版)

『ファイナルファンタジーVIアドバンス公式コンプリートガイド】』の説明では
「次の行動順が回ってくるまでのあいだ、敵味方を問わず、最初に発動された魔法を1回だけ吸収する」


ぶっちゃけオリジナル版の通常プレイなら大して重要ではないアビリティだろう。
しかし、GBA版の追加モンスターは嫌らしい形で魔法を使ってきたりするのでそのような魔法攻撃を防ぐという意味ではかなり意味がある。

クイックと攻撃&魔封剣を繰り返せばセリス一人でも十分勝ててしまう。それぐらい有用。


GBA版では強化イエロードラゴンビットと同様に 常時この状態になっている。


オリジナル版から登場しているモンスターも含めて、この特性を持つモンスターとの戦闘では
相手側もこれに引っかからない事を見越して魔封剣で吸収されない行動をとる。

ビットの場合、レーザー砲が破壊されてこれが放出されると
エアフォースは魔封剣吸収対象となる魔導レーザーと拡散レーザーを使わなくなる事から 一部特定条件下で行動パターンを組み直す形で対処し、
強化イエロードラゴンの場合、最初から魔封剣吸収対象となる技を使わない事で対処している。


GBA版だとフラッドブレイブも吸収できない。

FFL

赤魔道士がジョブレベル8で習得するアビリティとして再登場。
効果はだいたいFF6と同じだが、使い勝手はかなりいい。
アビリティのセットに必要なスロットが1しかなく、
更には装備武器に関わらずセットしたキャラは無条件で魔封剣を使用可能。
ただ今作のボスはあまり魔法を使ってこないので、バランスブレイカーにはなりえないだろう。
このアビリティとモンクがジョブレベル6で覚える「波動撃」を組み合わせることで、
フュージョンアビリティ魔導撃」が習得できる。

  • あくまでも「白・黒魔法」しか吸収できない。
    そのうちライブラとアスピルは魔封剣を無視できる。
    逆に言えばそれ以外は吸収されないので、他の魔法系キャラは召喚やFアビリティを使えば邪魔されずに行動できる。
  • この作品では相手が帝国であり、人間型のモンスターばかり出るダンジョンが結構多い。そして、だいたいその中に魔道士系がいる。
    序盤はサイレスが効くが中盤以降はそれも効かない。魔封剣の出番である。

スティクス戦でウォータを吸収しようとしてダメだった人は結構いるはず。


「究極魔法」のホーリー・メテオ・アルテマ(ついでにコメット)を
吸収できないのはあまりにも痛い。
終章になると、ボス戦では基本無用の存在になる。


ボス戦は上記の通りだが、
ザコ戦ではクエイクで全体に1000前後のダメージを食らったり、ケアルガで3000以上回復されたりするのであれば便利といえば便利。

  • 魔法の火力が高いので、魔導師系の敵戦で役立つ。
    前半は魔導師系の敵にもサイレスが効くので不要だが、
    中盤以降の魔導師戦ではこれを使えるキャラに優先でヘイストをかけていいくらい。

WOFF

「喰らえ! はぁっ!」


表記は“魔封剣”。第17幕クリア後のセイヴァーメダル入手後に使用可能。
セイヴァー召喚時にセリスの繰り出す技で、演出中は死闘のアレンジ版が流れる。
雪原に突き立てられた状態から独りでに飛来してきた剣を右手でキャッチすると、
敵に向かって駆けつつ魔力を込めて怒涛の連続突きを繰り出してから跳躍して宙返りし、
再び魔力を込めた剣を投げつけて刺し貫いた敵を氷結させて、着地時に戻って来た剣をキャッチして去る。
敵単体に防御無視の魔法ダメージ(氷属性)と物忘れの状態異常、味方全体にはAP回復の効果を示す。


モーションやエフェクトだけ見ると首を傾げてしまう演出かもしれないが、
物忘れは魔法を含む各種アビリティの使用禁止、APはアビリティの発動に必要なパワーソースなので、
WOFFなりに“まふうけん”の効果を再現している。

PFF・PFFNE

表記は「まふうけん」
セリス(ノーマル)プレミアムスキル
自分に敵の魔法攻撃アビリティを2ターン中ずっと引きつけ、受ける魔法ダメージを半減にし、自身のアビリティを毎度25チャージ分回復する。

  • 半減とは書いてあるが守りメメントで発動するので、発動ターンならメメント効果で80%軽減しブレイク状態やシェルなどで更に軽減可能。

原作のようにノーダメージにならない代わりに、2ターンはずっとまふうけん状態で魔法攻撃を一手に引きつけてくれる性能になっている(ただし出撃できる前提がある)
スリプルなどの状態異常の魔法も引きつけてくれるが、状態異常は掛かるので注意。
PSチャージ速度は中速で割と溜まりやすく、プロテアなどチャージが重い魔法を持たせると便利。


敵の魔法攻撃に限るため、味方の魔法及び白魔法は対象外。
まふうけんだから味方も魔法が使えないという事はない。安心して使おう。
敵の攻撃でも、カウンターで魔法を使われる場合は対象外。


魔法と設定してあれば何でもセリス1人に引きつけてくれるため、役立つ。
臭い息やかまいたち、ブレスウィングも魔法判定だった時は驚いた。

FFRK

セリスの専用必殺技「まふうけん」。
自身への黒魔法を吸収してアビリティ使用回数をどちらか1回復する。
原作と違い、白魔法は吸収できない。
後に、黒魔法・白魔法両方吸収できる華麗なる常勝の剣?のような上位互換技が登場している。
必殺技がついている装備は「ソウルセイバー【VI】」。
登場後、しばらくの間は「まふうけん」絡みの不具合が多く、最初から入手できた人はお詫びのミスリルたくさんもらうことができた。

聖なる魔封剣

セリスの真奥義。
必殺技が付いている装備は「ライトブリンガー改【VI】」。
2021/10/22、ステップアップ装備召喚(FFVI)で追加された。

究極魔封剣・解放

セリスの究極神技。
英雄アビリティ「スピニングエッジ」が極化される。
必殺技が付いている装備は「アスカロン【VI】」。
2023/12/29、「極フェス(2023~2024)」第2弾で追加された。

FFBE

セリスの固有アビリティ。


セリス追加が予定より遅れた理由である。
まふうけんのための機能追加のアップデート申請に時間がかかり、更新に間に合わなかったとのこと。
詳細はTwitterの公式アカウントからの事情説明ツイートを参照。

DFFOO

セリスがクリスタル覚醒レベル20で習得するアビリティ。使用回数は3回。
自身に初期BRV0.5倍分のBRVを加算し、2ACTION強化効果「魔法BRV吸収」(魔法BRVダメージを受けず、自身のBRVに加算)を付与。対象に2ACTION「ターゲット固定」を付与する。


相性性能を持つ武器は「ライトブリンガー【VI】」。
「魔を制する力」の効果により、「魔封剣」のBRV加算量がアップ。「魔法BRV吸収」と「ターゲット固定」の期間延長。自身に4ACTION「攻撃力小アップ」を付与。通常BRV攻撃が4ACTION「BRV攻撃+」(威力アップの氷属性近距離物理BRV攻撃)に変化する。


「魔封剣!!」


パッシブ「魔封剣エクステンド」を装備すると、以下の効果を得られる。
使用回数+4回。
「魔封剣」使用時、

  • 自身の初期BRVに依存したBRV加算量中アップ。
  • 強化効果「魔法BRV吸収」が段階化(最大5)。段階に応じて最大BRVがアップ。魔法BRV攻撃吸収時「魔法BRV吸収」1段階アップ。

「魔法BRV吸収」付与中、通常HP攻撃が「HP攻撃+」(魔法BRV攻撃+HP攻撃の連続攻撃)に変化する。


ガラフしらはどりの魔法版。と思いきや、魔法HP攻撃は回避できない。
しかし、こちらは相手の魔法攻撃が強ければ強いほど大量のBRVを吸収できる。高難度のボス相手に吸収に成功すると、それだけでセリスの最大BRVまで溜まることもある。逆に、弱い魔法では足しにならないわけだが…