MHXより登場した、ゲリョス素材の狩猟笛。
目次
概要
- MH4Gまで本家シリーズには存在しなかった、ゲリョスの笛。MHFの毒奏笛ゲリョスとはまた別物である。
ただしゲリョスの頭というデザインコンセプトは同じ。
だいぶデフォルメされているが、狩場で吹き鳴らしてトサカを打ちつけるギミックを見れば確信するはず。
もちろん、なんとも言えない怪しげな笛の音と共にゲリョスの声が混じり響き渡る。
ちなみによく見ると弦が張られているが、それらしき音は鳴らない。
管楽器系の音とカスタネットのような打楽器音、そしてゲリョボイスである。
性能
MHX
- イャンクック素材のクックソングから派生して、下位の比較的早い時点から作れる毒属性笛。
攻撃力は80とやや控えめだが、それを補う高い毒属性値28とスロット1つを持つ。
音色は白空赤。
自分強化、攻撃力強化【小】、耐だるま状態、寒さ無効、暑さ無効、聴覚保護【小】を使える。
ゲリョス笛なのにスタミナ減少無効がない。
強力な毒属性と攻防一体の旋律で高い汎用性を持ち、数値以上に高い攻撃性能を持つ頼れる一振り。
上位になると白音符が紫に変わり、攻撃力強化が【大】になる。
- 最終強化は毒笛カプリ【狂奏】。
攻撃力は160に毒属性値は38と基本性能は属性寄りだが、旋律が攻撃性能を補う。
斬れ味は素で短い青、匠+2で白20とMHXではよく見かけるもの。
なおMHXの攻撃力強化旋律を持つ狩猟笛は明らかに攻撃力を低く調整されており、
上位になる頃にはソロ用とマルチ用で使い分けが必要になる。
基礎攻撃力の低いこの笛も、ややマルチ向けと言えるだろう。- ちなみにこの性能、P3に登場した毒属性狩猟笛ヤミノヒツギに瓜二つである。
- クシャルダオラ戦では多くの旋律に価値が出るため、毒も含めて相性は良い。
その他、暑さ無効によって地形ダメージを無効化できるテオ・テスカトルや
火山地帯に登場し毒のダメージが大きいウラガンキンにも有効。
また、今作ではだるま状態にする攻撃を持つモンスターが多く登場する為、
火力増強とだるま無効を両立できるこの笛が活躍する場面は思いのほか多い。
特にガムートに対しては四肢への雪纏いをほぼ無視してラッシュのチャンスにできる為非常に有用である。
全部の旋律を維持して毒まで引き受けるのは簡単な事ではないが…。
MHXX
- 限界突破した後の究極強化は毒響カプリ【狂奏極】。
攻撃力は280とかなり低い代わりに、もはや過剰なレベルの毒属性43。
最後の究極強化でスロットも2つに増える。
強化時期がG4ランクと早いためか最終的な性能はかなり物足りないが、
やはり早々に限界突破して使っていけるため攻略用としては極めて有用。素材も易しい。
同じ旋律の轟鼓を限界突破するまでは頼りになるだろう。
- 毒属性の笛の中では暑さ無効と寒さ無効を吹けるのはこのカプリのみ。
それを踏まえて、本作に登場する「毒が特に有効なモンスター」を挙げていくと、- ウラガンキンとその二つ名は基本的に火山系フィールドのみに出現
- クシャルダオラは密林以外は寒い雪山と氷海に現れる
- バルファルクは狩猟地がランダムで変わり、砂漠や雪山に行く可能性もある
特に火山地帯の場合は、暑さ無効旋律で地形ダメージも無視できるため、
ドリンクには無い利点も活かせる。
余談
- おそらく「カプリ」という銘はクラシック音楽の形式の一つ、
狂想曲とも訳される「カプリッチョ(カプリッチオ)」から取られたものと思われる。
「狂想」と「狂走(強走)」、そして「狂奏」を掛けたネーミングなのだろう。
前述の通り、この笛では強走効果は使えないが。
MHXXにおける究極強化後の「狂奏極」も、狂想曲をもじったものだろう。
因みにカプリッチョは元々イタリア語で「気まぐれ」を意味する言葉であり、
近年の音楽業界では「狂想曲」ではなく「奇想曲」と訳される事が多いという。- よく似た言葉に「狂詩曲」というものがあるが、
これはカプリッチョではなくラプソディと呼ばれる全く別の音楽形式である。 - ちなみに、「頭」は「かぶり」とも読み、「カプリ」と似ている。
ゲリョスの頭そのものを模したこの狩猟笛であるため、そちらともかけているのかもしれない。
- よく似た言葉に「狂詩曲」というものがあるが、
関連項目
モンスター/ゲリョス
武器/ゲリョス武器
武器/毒奏笛ゲリョス - MHFにて先に登場していたゲリョス笛。