- 種族
- 魚竜種(魚竜目 有脚魚竜亜目 水竜上科 トトス科)
- 別名
- 水竜(すいりゅう)
- 英語表記
- Plesioth
- 危険度
- MHX・MHXX:★4, MH3G:★5
- メインシリーズでの登場作品
- MH, MHG, MHP, MH2, MHP2, MHP2G, MH3G, MH4, MH4G, MHX, MHXX
- 派生シリーズでの登場作品
- MHF, MHXR, MHST2, MH-R, MHSP
目次
生態・特徴
- 主に熱帯地域の河川や湖に生息する、《水竜》とも呼ばれる大型の魚竜種。
淡水域から海水域にかけた広範な水圏生態系に於ける頂点捕食者の一角として君臨しており、
人々からは「水の王者」、若しくは「大海のハンター」という異名で畏れられている。
かつては魚に似た形態へ進化を遂げた飛竜の一種とも考えられていたが、
現在では一般的な飛竜が多く分類される竜盤目とは異なる生物である事が確認されている
(ただし現在でも骨格構造などから「飛竜」として扱われる場合はある)。
祖先は砂漠地帯で水中に生息しており、砂漠に適応したのがガレオスで水生に残ったのがガノトトスと考えられている。
浮力が働く水中に適応した進化を遂げたため大型化が進み、
多くの陸棲飛竜を凌駕するほどの巨大な身体を持つに至ったという。
- 瑠璃色の鱗と大きな背ビレが特徴で、非常に警戒心が強く用心深い性格。
発達した聴覚を持ち、他の生物の気配を敏感に察知する。
先端がヒレのように発達した尻尾や水掻きの付いた足など、水中生活に適した身体つきに進化している。
呼吸に関しては肺呼吸が主であり、基本的には水深の浅い場所で活動し水棲生物を補食するが、
皮膚呼吸を駆使することで深い場所へ潜行することもできる。
薄いヒレ状に進化した翼は刃のように鋭い上に即効性の麻酔毒が分泌されており、
牙から逃れようともこの翼に切り付けられると、そのまま昏倒してしまう危険性もある。
羽ばたいて飛行する事はできないが、ヒレを用いて水面を滑空する事が可能で、
水面に近づいた鳥竜種を捕食してしまうこともある。
翼のようなヒレは遊泳にも使われ、その遊泳速度は疾走する馬をも凌ぐほど。
口には無数の牙が縦二列に並んでおり、一度咬みついた獲物は決して離さず、
そのまま水中に引きずり込んで捕食してしまう。
なお、この牙は生きている限り何度折れても再生するほか、
睡眠作用のある毒物を抽出し、噛み付いた敵を人事不省に陥らせてしまうこともある。
- 魚竜種の中では脚が長く発達しており、地上に出た際は時に驚くべきスピードで地上を疾走する姿が見られる。
これは砂漠地帯で水場が干上がってしまった際に、水場を移動するために進化したと考えられている。
あくまで水場を移動するためのものなので進路を曲げるなどの細かい動作はほとんどできないものの、
直進する勢いは凄まじいものがあり、走行速度だけで言えばディアブロスでも追いつけないほどである。
砂漠で乾季が続くと、水場を求めて砂漠を疾走するガノトトスが見られることもある。
走る姿が奇妙で一見ユーモラスだが、これは熱砂に接触する時間を極力減らし
反射熱を浴びないように適応した走り方で、身体の乾燥を防いでいる。
この地上を疾走できる脚力のおかげで砂漠を遠く離れた、密林や海にまで分布を広げられたと考えられている。
- 卵胎生であることが確認されており、雌は通常1~2匹の稚魚を水中で出産する。
ガノトトスの卵は胎内で孵化し、雌の胎内では十数匹が稚魚の状態で共食いを行い、最後まで生き残った者だけが出産される。
これはより強い個体の遺伝子を残すための仕組みと考えられている。
- 鱗は水分を失うと脆くなる性質を持ち、基本的には長時間に渡って陸上に留まることを嫌う。
ただし過度に体表が乾燥しない限りは陸上での活動も可能であり、
捕食対象となるモンスターや縄張りを荒らす存在に対しては、陸上に上がって襲撃を仕掛ける場合もある。
また、怒りで我を忘れると可能な限り陸上に留まり続け、怒りの対象となった者に対して怒涛の猛攻に出る。
長大な尻尾の一撃や巨体を活かしたタックルは高い攻撃力を誇り、
特にハンターの位置を的確に薙ぎ払う尾は熟練のハンターからも怖れられる。
しかし、ガノトトス最大の脅威は、遊泳中に飲み込んだ水を利用した高圧の水流ブレスである。
体内で限界まで圧縮された水を用いたブレスは岩盤を容易に穿ち、
鎧で身を固めたハンターでも真っ二つに寸断してしまう程の威力を持つ。
- 非常に食性が広く、魚類やエピオスなどの一般的な水棲生物から、
キングロブスタと呼ばれる甲殻類や、かつて「水の王者」と呼ばれていた巨大鰐ジャングルガビアル、
陸上で活動するランゴスタやアプトノスまで、様々な生物を捕食対象としている。
獲物が陸地に居ても水中から音も無く忍び寄り、射程内まで距離を詰めると一気に加速して水から飛び出し、
そのまま喰らい付いて水中に引きずり込んでしまう。
殆どの獲物は噛み砕かずに丸呑みし、強力な消化器官で以て力任せに消化してしまう。
中でもカエルが大好物であることは研究者のみならずハンターの間でもよく知られており、
これを餌に釣竿を垂らすとガノトトスが食いついてくることがある。
因みに、この衝撃の事実が発覚した発端は
「間違えてカエルを釣りエサにしたハンターが水竜を釣り上げてしまった」という笑い話のような出来事で、
現在でも地域によってはガノトトスを釣り上げることが出来たハンターには
「ガノスアングラー」という称号が与えられるらしい。
なお、ガノトトスを釣り上げるのにはさぞ怪力なのだろうというかというとそうでもなく、
事実非力な一般人がガノトトスを釣り上げた事例も存在する。
これはガノトトスが突然の衝撃に驚くと、反射的に陸に避難する習性があるためであると考えられている。
水中での狩猟が一般的ではない地域では、これらの習性を利用してガノトトスを釣り上げる、
あるいは怒らせる事で陸上に引きずり出して狩猟を展開する。
- 他の大型モンスターと比べて目撃情報は多く、
特に水産物を特産としている村などからは、度々ガノトトスによる被害が報告される。
複数頭が同時に出現したり、亜種とされる翠水竜と共に目撃されたり、
別の大型モンスターと同時に出現し、縄張りを争って暴れているなどの報告もよく聞かれる。
孤島付近では大発生が確認された例もある。
近年では獰猛化した個体の影響によって密林の川が大氾濫を起こし、
少なくとも6つの村が水底に沈むという甚大な被害が記録された事件も確認されている。
これ等の被害報告からハンターへの狩猟も多々依頼されるモンスターだが、
主に水中に潜んでいるために他のモンスターとは勝手が異なる狩猟を余儀なくされる場合も多く、
相当なパワーの持ち主でもあるため、狩猟は容易ではない。
ギルドによっては一定以上の経験を積んだハンターでなければ狩猟を許可していない場合もある。
- 現大陸ではかなり広い範囲で生息が確認されているが、
生息域や個体によって生態や能力が大きく異なる場合がある。
例えば、シュレイド地方やドンドルマ地方で確認されているガノトトスは主に淡水を生活拠点とし、
やはり長距離に及ぶ飛行はできないものの、
瞬発力を活かして低空を滑空しながら獲物に襲い掛かる事がある。
また、視力がそれほど発達しておらず、強い閃光に対してもあまり反応しない。
一方、孤島周辺で確認されたガノトトスは海水にも完全に適応していることが確認されており、
河を登って渓流などの山岳地帯にまで進出する姿も見られるなど、生息範囲が非常に広い。
縄張り意識が強いためか、敵を確認すれば陸上にも積極的に進出し、
水中では水面から空高く垂直に跳躍したり、身体をくねらせて尻尾を打ち付けるなどの攻撃を仕掛ける。
その反面、滑空して獲物に襲い掛かる姿は目撃された例が無く、
翼やヒレの毒性も薄いのか、直接斬りつけられても昏倒するほどの状態に陥る事はまず無い。
また、比較的視力が発達しているようで、閃光を浴びると目が眩む様子が確認されている。
なお、大陸東部に存在するというとある小島の周辺海域においても生息が確認されているが、
前述した地域に生息する個体と比べるとかなり小柄かつ繊細で、
投網に引っかかって陸に引きずり込まれただけでも絶命してしまう。
出現地域の関係上被害報告も滅多に無く、狩猟依頼も出されていない*1。
- 美しい鱗や刃物のように鋭いヒレなどは素材として重宝されている。
乾燥には弱いものの耐水性に優れ、ハンターの防具をはじめ
船底や水道設備の素材にもよく利用されている。
また、その肉はマグロのような味と食感で需要が極めて高い。
特に脂が乗ったトロは非常に美味しく、高級食材として流通している。
新鮮なものは生食で食べられることもある。
派生作品の種・個体
- 特異個体
- 橙色の混じった美しいヒレと異様に太く発達した脚が特徴の特異な個体。
地上でも水流ブレスを薙ぎ払うように発射し、尾を振り回した直後に体当たりを仕掛けるなど、
よりトリッキーで攻撃的な性質を持つ。
また、催眠性の毒を含んだ体液を周囲に撒き散らし、外敵の自由を奪うなど、
ただ力任せな戦法ばかりではなく、狩猟の難度は高い。
- 辿異種
- 長い年月を過ごす中で独自の生態を有し、辿異種と認定された個体。
特に頭部が著しく発達しており、下顎から蒼く硬い巨大な牙が伸びている他、
頭頂部のヒレと並んで左右に無数の突起が増え、異様な風貌となっている。
一方でエラは短く硬質化し、震わせると大きな音が出せるように進化している。
これにより、魚竜種でありながら耳を塞いでも耐えられない咆哮を行う。
そのほかの部位も発達が見受けられ、また色味も通常個体より鮮やかになっている。
外観だけでなく、地上で行動するための変異も多数認められる。
辿異種ガノトトス最大の特徴として、体内で生成される"ゲル"が挙げられる。
緑色に濁った半固形状の液体であり、普段はゲル溜袋に収められている。
辿異種はゲルを積極的に活用しており、外敵に吐き付けて拘束、窒息させるほか、
ゲルを自ら纏い、地上を泳ぐように滑ることが可能となっている。
辿異種の活動に伴って周囲にはおびただしい量のゲルが撒き散らされ、
ただでさえ高い身体能力故に危険な辿異種個体の脅威を増大させている。
一方、このゲルを纏う生態ゆえか、元々棘にあった毒は退化して失われている。
また、意外にも通常個体同様に水中での大きな音にはめっぽう弱いままであり、
釣りカエルを用いた狩猟方法も通用するようだ。
概要
- 淡水及び海水に生息する大型の魚竜種。
密林の川や湖、砂漠の地底湖、更に孤島をはじめとした海水域でも生息が確認されている。
亜種については下記の記事を参照されたし。- モンスター/ガノトトス亜種(翠水竜、MHGより登場)
- リオレイア及びリオレウスが伝承に於ける「ワイバーン」に忠実であるならば
ガノトトスはワイバーンの下半身が魚のヒレとなった「シーワイバーン」そのものであり*2、
淡水域から海水域にかけた、所謂「水圏生態系(『水界生態系』とも呼ばれる)」に於ける
頂点捕食者の一角として君臨している事から「水の王者」、若しくは「大海のハンター」といった異名を戴いている。
- 鋭利なヒレと長大な尻尾、そしてその巨体。
対峙した時のインパクトはまさに絶大である。
水中という重力の負荷が少ない場所に住んでいるせいか、モンスター全体の中でも特に大きく、
サイズが記録される魚竜種の中では最大の巨体を誇る。- その巨体(漁船サイズ)から繰り出される攻撃は、圧倒的な威力と常識はずれの攻撃範囲を持つ。
- 15周年記念ムービーで公開されたサイズは3247.6㎝。
なんと全長だけで言えばアカムトルム(3049㎝)よりも大きい。
- 一部のマップでは、移動可能な場所が狭い・障害物が多いといった悪条件のエリアで戦わされる。
ガノトトス(亜種)は巨体故に地形で位置ズレを起こし易く、理不尽な攻撃を喰らう場面もしばしば。
例のタックルが文字通り亜空間タックルと化したり、這いずりなど移動を伴う攻撃のルートがズレる等。- 顕著なのがMHP2(G)に登場する密林エリア4。
湖岸から崖までの距離が短く、ガノスのタックル姿勢では普通抜けられないであろう狭い部分がある。
ここでタックル動作に入られると、ガノスのグラフィックがガクガクと前後へ震えながら、
前転一回分程度前にワープしつつタックルしてくる、文字通り亜空間タックルになる場合がある。
崖にめり込まないための措置だと思われるが、何にせよ初見殺しもいいところである。
同じ場所で這いずりされると、湖岸の形状的な関係か、途中で突然横方向へショートワープをかます。
やはり亜空間戦術の使い手であったか
大きいサイズだとタダの歩行ですら引っかかり、ガクガク震えながら歩行モーションをしつつも、
途中で詰まり物がすっぽ抜けたかのように軽く前へワープする。
ガノス自らこの位置へ戻って湖へ飛び込んだり、湖から飛んで来る場合はこの辺に引っかかったりするので
割と目にする機会が多い光景なのが酷い。
これはiOS版MHP2Gでも修正されていないので、新米ハンターの方は注意されたし。
- 顕著なのがMHP2(G)に登場する密林エリア4。
- まだ発見されていない状態でなら釣りカエルを使って釣り上げる事が出来る。
ガノトトスを一度でも釣り上げたハンターは「アングラー」(angler:釣り師)の称号を得る。- MH3Gではいくら釣り上げても称号はもらえないが、
G級に進出するとこの「アングラー」の称号を付けられる。
そのままハンターに気付かずに釣り上げられてしまうケースが多数報告されている。
カエルに夢中というより、視力が弱いためハンターを視認できていないようである。
ただし、複数人のハンターが同じエリアにいるとその気配を敏感に察してカエルに近付こうとしない。- MHP2G以前の旧砂漠など、戦闘エリアが一箇所しかないような場所だと、
水に戻った後に距離が開いているとこちらを見失うことがある。
- MH3Gではいくら釣り上げても称号はもらえないが、
- シリーズ通して真っ向から戦うとなかなかの強敵なのだが、
火・雷属性と状態異常に非常に弱いという共通の弱点がある。
特に毒と麻痺は抜群に効くため、基本的には搦め手の重要性を教えてくれるモンスターとなっている。- もっとも陸上での動き自体は比較的鈍い部類に入るため、
水ブレス後の隙を的確に狙う技量、タックルを察知してとっとと射程外に逃げられる経験値があれば、
真っ向勝負でもさほど苦労せずに狩猟可能。
危険度★4クラスの帯域においては強敵だが、★5クラスと比べると一歩劣る、と言ったところか。
- もっとも陸上での動き自体は比較的鈍い部類に入るため、
- 陸地から水に戻ろうとする時の走り方はエリマキトカゲを彷彿とさせるユーモラスなものである。
……のだが、MHP2G以前の作品では、その見た目に反してガノトトス最強のダメージを誇る。
MH3G以降はただの走行とされ接触しても小ダメージ+尻餅と超弱体化されたが、
代わりに広い歩幅による素早い走りで遠方から一気に距離を詰めた後、
ノーモーションで高威力・広範囲の尻尾回転に繋げる新行動を獲得しており、気を抜く事は出来ない。
特に、ガンナーはこれのせいで過去作ほど一方的に狙撃する事が出来なくなっている。- なお、水に戻る際は必ず定位置まで走る習性があり、
その定位置に罠を仕掛けておくと自ら引っ掛かりに来てくれる。
- なお、水に戻る際は必ず定位置まで走る習性があり、
- 水に戻るモーションにも一応攻撃判定が存在し、水上のランゴスタが蹴り砕かれたり、
双魚竜等の二頭クエストだと、非戦闘状態の相方に蹴りを入れたりする。- なお蹴られた方はどれだけ距離があってもハンターに気付く。理不尽
- 水中で大きな音をたてられると物凄く気分を害するらしく、
水中にいる時に高周波の音や爆音を聞くと怒って水中から飛び出してくる。
ただし怒った結果飛び出しやすくなる場合(MHP2以前、MH3G、MHX)と
確定行動で飛び出してくる場合(MHP2GとMHXX)があり、
前者の場合は弱って怒りづらくなるとなかなか地上に出てこない。- 「怒りづらくなる=怒りの蓄積が軽減される状態」なので、
音爆弾を立て続けに投げれば弱っていても怒り状態に持っていくことは可能。
- 「怒りづらくなる=怒りの蓄積が軽減される状態」なので、
- 怒り状態への移行行動が特殊であり、バインドボイスなどは行わない。
MHP2G以前の作品ではなんと現在している行動を突如中断し、即座に次の行動へと移る仕様となっており、
接近戦中に唐突に尻尾で思いっきりはたかれたりする事故が地味に多かった。
現在は怒り移行時にこちらに向き直り、首を傾げるように威嚇を挟む
という行動が怒り状態突入の合図となっており、
旧作よりは若干改善されたものの、分かりやすい唸り声などはないためやや判別が難しいか。- MHP2G以前は、釣りカエルや音爆弾で引きずり出した場合
自動的に怒り状態に突入するため、戦闘中に突如怒り出す姿はある意味レアではあった。
- MHP2G以前は、釣りカエルや音爆弾で引きずり出した場合
- 瀕死になると前述の通り怒りにくくなるほか、
ピンと張っていた背ビレと頭のトサカが垂れ下がり、足を引きずるようになる。
ガンナー(特に貫通主体)の場合、瀕死になる前に背ビレを破壊してしまうことが多く、
そうなると背ビレはクック先生の耳等とは違ってヒレの原形を留めないほどボロボロになってしまい、
見分けるのが難しくなってしまう*3。
MHP2G以前だと足を引きずる機会もそれほど多くないため、ヒレの破壊と捕獲の両方が目的の場合は
捕獲の見極めをつけておくと非常に便利である。
- 亜空間タックルが理不尽すぎるので剣士では行くながセオリーともされていたことや
地上での動きは大人しい、体が長い、遠距離攻撃が直線的……ということで貫通ガンナーの餌食だったのだが、
それはMHPまでの話で、MH2から這いずり突進を繰り出すため呑気に貫通弾を撃ち込めなくなり、
加えてMHP2Gで射撃ダメージの通りが下方修正を受けた上にあの地上なぎ払いブレスを会得した。
さらに上述の通りMH3Gでは何かと間合いを詰めてくると、年々ガンナーへの対応が厳しくなってきている。
MHXでは一直線に飛んでくるブレスに、首を少し振って左右に攻撃範囲を広げるモーションが追加された。
また強タックルの後に風圧が発生するなど、更に一筋縄ではいかなくなった。
- 鋭い牙や頑丈な鱗もさることながら、最も有用な素材はヒレである。
武器に利用すれば、強力な水属性や睡眠属性を持った武器が生産できる。
また胃の中から餌となったキングロブスタの未消化の甲殻が入手できる事があり、
これがガノトトスから得られる最も入手困難なレア素材となっている(トレニャーから貰える事も)。
- 鱗の説明文には「鮮やかな瑠璃色」と書かれているが、
ガノトトス自体の鱗は素材の説明文とは裏腹に、
鮮やかさはあまり見られず、プレイヤーによっては青みが掛かった黒にしか見えない。
防具のカラーリングも、2ndG以前は暗緑色であり、鮮やかな瑠璃色には程遠いが、
3G以降では、美しいメタリックブルーとなっている。
MH~MHP2G
- その巨躯から繰り出される数々の攻撃に苦戦する剣士は数知れず。
登場ランクも後半であり、名実ともに強敵として君臨していた。
しかし、MHP2では実力はそのままに村★3(こちらはキークエストではないためスルーしてもよい)、
集会所★4という序盤に登場するようになり、
同ランク帯では頭一つ抜けた攻撃範囲で多くの剣士を苦しめることになる。
特に、弱点に届きづらい片手剣や双剣は苦戦を余儀なくされた。
そのため、剣士で挑む場合はガードが可能かつ弱点の腹部にも攻撃が届きやすい大剣やランス系が推奨された。
一方、遠距離に対する攻撃が予備動作のわかりやすい水ブレスと這いずり程度に限定され、
弾肉質がやや脆いこともあって、ガンナーとの相性は悪くない。- しかし、交戦エリアは奴の生息域であることが多くガンナーはそちらで難儀する。
- MHP2G以前の作品では、水中を泳いでいる最中にHPが0になるとそのまま水中で昇天するという仕様だった。
具体的には断末魔の悲鳴とともに飛び跳ねたのち水飛沫を上げて沈んでゆき、
その後しばらくしてプカーっと死体が浮き上がる。
ビジュアルとしてはなかなか面白いので一見の価値ありだが、
当然ながら水中は侵入不可領域であるため剥ぎ取りは不可能になる。
初見でまず笑い転げ、その後剥ぎ取れないことに気付いて絶望し、他ハンターに笑い転げられるまでがテンプレ。- 特に遊泳している最中にガンナーで狙撃する場合に起こりやすい。
MHP以前では上述の通りガンナーでの狩猟が鉄板とされており、
それまでは剣士で進めていてもガノトトスに苦戦させられると
わざわざガンナー装備を製作してから臨んだハンターも少なくなかった。
遊泳中にこれ幸いと貫通弾を撃ち込んでいたハンターたちを愕然とさせたことはあまりにも有名。
- 水場に入るために膝を曲げ始めたモーション開始後にHPが0になっても、問答無用で着水を強行する。
そして着水した直後に死亡する。誰が言ったか入水自殺。
瀕死になってからの飛び込み前の歩きモーション中に攻撃する時は気をつけたい。
- ちなみに、水面に浮上した死骸は波の影響かゆったりと揺蕩い続けており、
ドボンした後に浮き上がってくる仕様と併せて地味に芸が細かい。
カプコン側もこういう死に方があり得ることは想定済みだったのだろう。
そこで剥ぎ取りをさせない辺りが流石カプコンと言ったところか。
MH3Gでは水中戦が想定されていることからそもそも問題にならず(水中剥ぎ取りも可能)、
また水中死の断末魔モーションもオリジナルのものに差し替えられた。
MHX系列では水中にいる場合は絶対にHPが0にならない仕様となり、そもそも水中死が発生しなくなっている。 - 特に遊泳している最中にガンナーで狙撃する場合に起こりやすい。
- 登場当初は水中に居る時間が長く、音爆弾を使わずに戦おうとすると水中に留まる遅延行為の達人だった。
剣士が攻撃できないのはもちろん、ガンナーでも調子にのって攻撃していると水中で討伐してしまい
剥ぎ取りができなくなるため、陸上に上がってくるのを待たざるを得ないという状況が非常に多かった。- 体力が低下してくると水中に戻りやすくなる仕様もあるため、
水中から大ジャンプや滑空アタックで戻ってきたと思ったら次の行動で再度水中へ戻ったり、
音爆弾等で引きずり出しても即座に水へ戻るという非常にうざったい行為をかましてくる。- エリアチェンジ時はわざと追いかけず発見状態を解除してから釣りカエルで釣り上げたり、
音爆弾や徹甲榴弾は調合分も含めて多めに持っていくなどの対策をしよう。
- エリアチェンジ時はわざと追いかけず発見状態を解除してから釣りカエルで釣り上げたり、
ハンターを発見すると積極的に飛び出して陸上で戦うようになり、水中へ戻る頻度が減らされている。
水中戦がないMHX系統では更に顕著で、エリア移動を除く殆どの時間を陸上で過ごすほか、
そもそも水中に没することが不可能なエリアにも出没する。 - 体力が低下してくると水中に戻りやすくなる仕様もあるため、
MH3G
- 水中が実装されたMH3では残念なことに登場せず、
ガノトトスとの水中戦を期待していた全国のハンターは大いに落胆することになった。
その後のMHP3でも姿を見せなかったが、MH3Gにてついに亜種と共に堂々の復活を果たすこととなった。
ようやく水竜の本領を見ることになったのである。
- アタリハンテイ力学の規制を受けたことにより当たり判定が改善され、多くのハンターが喜んだ。
特に、水中では見た目通りの素直な判定である。- とはいえ、他のモンスターと比較するとまだまだキツい方であるのも事実。
実際、尻尾回転時に中途半端な位置にいると平気で当たるし、
超大型の個体では相変わらずであることを痛感させられる。
ただ、見た目上、尻尾の先端が少し下に下がるように振ってくるようになったので、
今まで程露骨な判定ではなくなった。
また、地上・水中問わずシャレにならないレベルで尻尾がしなる。
1回の尻尾回転で270度近くが攻撃範囲になっており、
図体のデカさも相まって「絶対当たらないだろう」と思ってしまう位置にぶち当ててくる。
地上では厳しめの判定が、水中では動きにくさがこれに加味されるのだから非常に大変。
瀕死になると足を引きずり(水中では海竜種のようによろよろと泳ぐ)、
特定のエリアで休眠するようになるなど、以前よりもガノトトスの状態が分かりやすくなった。
疲労時はラギアクルスのように地上に上がり、頭と背中の鰭をたらす。
また、平常時にも自ら地上に上がるようにもなった。
この際、ハンターを見つけていないと、
ヴォルガノスのようにキョロキョロと辺りを警戒する動作を取ることがある。 - とはいえ、他のモンスターと比較するとまだまだキツい方であるのも事実。
- 遠距離武器のカモ扱いされることの多かった以前とは一転して、地上での戦闘能力は大幅に向上している。
這いずり攻撃の当たり判定が着地時点から開始するようになり、
ノーモーションで繰り出す尻尾回転攻撃など判定改善と引き換えに色々なところが強化された。
特に剣士は、体高が高いせいで普段は脚部にしか攻撃が当たらない上に
肝心の脚部がやたらと細い(=当たり判定が小さい)ので、攻撃を当てづらい。
下手に攻撃を欲張れば、当たり判定の塊の這いずりやタックルが飛んできてふき飛ばされてしまう。
一部では水竜、走る走るとか言われている。
- 一方の水中では、先述した通り尻尾回転攻撃の当たり判定が見た目通りなことと
尻尾回転攻撃に予備動作があることに加えて、
上下方向への移動が可能なので陸上よりも位置取りの調整がしやすく、相手の攻撃を回避しやすい。
動きづらさに定評のある水中戦だが、ガノトトスに関しては「水中の方が戦いやすい」という感想を見掛けることが多い。
水竜としてその評価は喜ばしいことではない気もするが……- とはいえ、突進も含めて全体的な移動速度は他の海竜種よりも遥かに速く、
機敏な動きに比例してつけ入る隙もかなり少ない部類に入る。
さらに水中限定の大技として、徐ろに身を翻した後、凄まじい勢いで尾ヒレを叩きつける攻撃を繰り出してくる。 - このようにかなり凶悪な強さを持つガノトトスだが、
MH3Gでは何故か亜種共々登場ランクからして、言ってしまえば下級、良くて中堅扱いである。
G級ではボルボロスより登場が早い。
だがG級補正の掛かった攻撃力の高さは凄まじく、ハッキリ言って登場が時期尚早である。
MH3Gのガノトトスの危険度は★5とジンオウガ、ディアブロスといった屈強な竜達と同等であり、
このことも登場の違和感に拍車を掛けている。
何をどう間違えたらこうなるのか。
- とはいえ、突進も含めて全体的な移動速度は他の海竜種よりも遥かに速く、
- 疲労状態で地上に出ると、頭を下げて「疲れました」と言わんばかりに完全停止する。
微動だにしないそのポーズは、
まるで「なんで上手くいかないんだろうな」と悩んでるようにも見えたり。
威嚇時・怒り時のキョロキョロする動作と相俟って、結構可愛く感じる人もいるとか。
- 旧作では部位破壊が背ビレだけだったのだが、本作で翼と頭の部位破壊が追加されている。
また、エビ関連の素材が取れなくなった代わりに多数の固有素材が追加された。
翼膜や牙の他、「水竜のお頭」といういかにもガノトトスらしい素材も登場し、
今作唯一の大型魚竜種としてかなりの優遇を受けているといえよう。
- モーションに大幅なテコ入れが図られたガノトトスだが、
水中戦の追加で大きく労力を使ったのか、もしくは攻撃面で手一杯だったのか、
怯みのモーションはリオス種やブロス種のように新規に用意されずMHP2G以前の物を引き継いでいる。
しかしその怯みモーションがおかしなことになっている。- 頭を攻撃して怯ませるとお馴染みの頷くようなモーションではなく、大きくのけ反るような動きで怯む。
これは本来ワイバーン骨格のモンスターの腹や尻尾を攻撃して怯ませたときの動きだったのだが。
そして本来頭怯みで発生するモーションはなんと翼の怯みで発生するようになっている。
翼を攻撃してたらいきなり頭を殴られたようなリアクションを取り、
その後気を取り直すように首を振るガノトトスにはとんでもない違和感を感じる。
いずれにしても過去作に慣れたハンターほど目を疑う光景なのは間違いない。
- 頭を攻撃して怯ませるとお馴染みの頷くようなモーションではなく、大きくのけ反るような動きで怯む。
- 3Gでは闘技大会に通常種・亜種の両方のクエストが存在し、
チャレンジクエストにも亜種単体のクエストが存在すると、妙に優遇されている。
ただし、通常種の方は他の単体クエストと比較しても何故か体力が非常に低く設定されているうえに
ハンター側のアイテムや装備がどの武器も充実しているために難易度は低めとなっている。
特に片手剣は、立ち回りがキツいからという配慮がなされたのか、
水流【大】無効・スイマー・酸素無限・防御力UP【小】のスキルが発動しており、
武器も攻撃力・属性ともに非常に優れたバーンエッジと、至れり尽くせりというレベルではなく、
3Gの闘技大会としてはかなり難易度の低い組み合わせとなっている。
攻撃を欲張って被弾を繰り返さない限りは、どの装備でも楽にソロでS評価を取ることができるだろう。
亜種の方はチャナガブルとの連続狩猟クエストという形式で、
前座のチャナガブルと比較してもこれまた体力が極端に低くなっており、
4人ならもちろんのこと、1人でもあっという間にケリを着けられてしまう。
チャレンジクエスト02の方はG級個体・2人用・単体という形式。これらの中では一番強いと思われる。
MH4
- 9月5日発売のファミ通の特集ではオトモ装備のガノスネコシリーズと、
大剣の水剣ガノトトスが紹介されており、本作にも何らかの形で登場することが示唆されていた。
そして一応登場した。登場はした…したのだが…。
- なんと、ぽかぽか島近くにガノトトスが生息しており、投網マシーンの捕獲対象としてのみ登場。
投網マシーンを使用すると、通常は小魚の魚影が慎ましく泳いでいる海面が映るが、
稀にアイルー達の10倍はあろうかという明らかに異常なデカさの魚影が現れる。
これにマシーンの網をヒットさせ、引き上げに成功すれば、
ガノトトスを引っ張り出して捕獲することが出来る。
……いや、厳密には捕獲というよりかは、
打ち上げられた途端に絶命してしまう。- しかし、ガノトトスの中ではかなり小振りな部類である。
打ち上げられた途端絶命するほど貧弱なあたり、まだ幼い個体が島に迷い込んでしまったのだろうか。
生態・特徴にもあるが、ガノトトスは突然の、それも強い衝撃に弱いということなので、
この個体がいきなり投網でとっ捕まえられた挙句地上に引き摺り出されている事実を考えると、
経験の浅い幼体であればショック死してもおかしくはない…かも。 - ちなみに、これらはハンター大全などの設定によると「小柄かつ繊細な個体」で、
投網に引っかかって陸に引きずり込まれただけで絶命してしまうこともあってか被害報告は皆無、
ハンターへの狩猟依頼が出されるまでもない程の扱いとなっているらしい。
- ガノトトス自体は泳ぐスピードこそ早いものの、不規則に動く魚群に比べて動きは直線的であり、
何よりマトとしてもかなりでかいため、泳いでいるルートで待ち伏せて
このガノトトスが赤枠に入った瞬間に網を撃てば簡単に捕れてしまったりする。
一度網にかかってしまえばオトモ1匹でも必ず引き揚げられるので、
オトモスキルを節約したい場合は単騎で網引きをさせてもOK。
- しかし、ガノトトスの中ではかなり小振りな部類である。
- 過去作品ではガノトトスの鱗が採れることが有ったが、本体が捕れるのは本作のみである。
あんまりと言えばあんまりな扱いだが、素材のみの登場に留まったモンスターも少なくない中、
狩猟対象ではないにせよ、このような印象的な出番をもらえたという意味では優遇されていると言えるか。
- なお、ぽかぽか島周辺に現れた場合、島の北側から遠方を泳ぐ姿を見ることが出来る。
ニャンタークエスト出発時、ニャンターの一部が樽から海に投げ出されるのだが、
食べられてしまいそうで心配である。- …が、ガノトトスが出現した際に島の北側に回ってみると、
待機中のオトモアイルー達が、尻を叩いたりしながらガノトトスを挑発している光景が見られる。
オトモ達にすら完全に舐めきられているガノトトスの心中や如何に。
しかし、ガノトトスの方もそんなアイルー達の振る舞いは腹に据えかねていたのか、
捕獲に失敗すると海から飛び出してきたガノトトスのブレスでこちらが薙ぎ払われることになる。
まあ、当然の報いと言えるだろう。
そんなアイルーの様子にわざと網を外して猫を攻撃させる鬼畜ハンターもいるとか。
- …が、ガノトトスが出現した際に島の北側に回ってみると、
MH4G
- 同じ魚竜種で同期のドスガレオスが復活。
それとともに、なつかしの出身地である旧砂漠も高低差に対応して復活している。
前述のとおりMH3Gの時点でもはや陸戦は得意なレベルであり、
地底湖において登場を期待させる状況のようにも思えたのだが……。- 実際にはかつて地底湖があったエリア5は完全に水が干上がってしまっており、
やはりぽかぽか島限定出演に落ち着いた。哀れ。
- 実際にはかつて地底湖があったエリア5は完全に水が干上がってしまっており、
- ぽかぽか島には新たに亜種のほうが姿を現すようになる。
亜種出現後はテーブルが変動するためか、出現確率が大幅に減少する。
こまめに通わないと通常種素材を集めるのはかなり困難だろう。
…が、そのことが考慮されたのかG級ガノス武器は例外なく一発生産が可能であり、
多少要求素材が多くなること覚悟ならG級昇格後は別に通常種に用はなかったりする。
まぁその方がガノトトスには幸せだろうけど。
MHX
- 4シリーズでは不憫な扱いだったガノトトスだが、MHXにてようやく「完全」復活を果たした。
登場するのは集会所上位の最初の難関、★5昇格の緊急クエストにてようやく相見えることになる。*4
MH4(G)の★5緊急と同じように、メインモンスター(ディノバルド及びライゼクス)の防具の弱点属性を扱うが、
ガノトトスは水ブレスを多用してこないので、リオレイア亜種ほど阿鼻叫喚とはならなかった。
寧ろガムートとタマミツネの装備ならば"水"に対しては有利である。
寒冷適応はほぼ死にスキルだが
- 前作とは打って変わって、本作では渓流や孤島などに従来の巨大な個体が出現。
MH4(G)から始めた人はその大きさの違いに驚くことだろう。
水中戦の無い今作では、MHP2G以前の水陸を行き来する戦闘スタイルに戻っている。
孤島では最北端のエリア10を、渓流では今まで侵入者のいなかったエリア7の水中を泳ぎ回る。- ただ、水陸を行き来するスタイルが復活したということは、
水中のガノトトスを陸上に引き摺り出すという過程も復活したことを意味する。
MH3G経験者は、(特に孤島での戦闘で)水中戦ができないもどかしさを感じるかもしれない。
また、旧作よりも感知能力が上昇しており、釣りカエルを使うために釣り場へ接近すると普通に気付かれる。
先にけむり玉を使って接近しよう。
- ただ、水陸を行き来するスタイルが復活したということは、
- 尤も、MHP2G以前の作品とは異なり潜れるエリアにしか出現しないというわけではなく、
孤島エリア9や渓流エリア6など、ハンターが侵入不可能な深い水辺がないエリアにも出没する。
- そんな満を持しての登場となったガノトトスだが、さりげなく今作では危険度が★4に下げられてしまっている。
前作の超弱小個体のおかげで種全体の危険度が見直されたからだろうか。
とはいえ近年のガノトトスは基本的に低いランクで登場するため、それに沿った変更とも窺える。- しかし、巨体から繰り出されるパワフルな攻撃は健在で、その破壊力は危険度★4の他のモンスターと比べても別格、
危険度★5のモンスターの平均以上と言っても過言ではない。
つまり脅威はなにも変わっていないし、後述するが戦闘能力はパワーアップしている。
時期的にもその時点での防具ではかなり痛い。心して掛かるべし。
- しかし、巨体から繰り出されるパワフルな攻撃は健在で、その破壊力は危険度★4の他のモンスターと比べても別格、
- 3Gにて頭部と翼の部位破壊が追加されたが、水中戦なしの今作では全ての部位破壊を達成するのは非常に難しい。
頭部は水ブレスの際に頭を下げてくるので狙いやすいが、翼は位置が高すぎて剣士だとまず狙えない。
大抵の場合、破壊するより先に討伐してしまうだろう。
更に脚を攻撃してダウンさせても、今作の魚竜種は何故かやけにダウン時間が短く、殆ど追撃できない。
部位破壊したい場合は大人しくガンナーか、エリアルスタイルで狙おう。
背ビレに関しては、部位判定の都合上胴と一体化しており、
リーチの長い武器ならば腹を攻撃すれば破壊できるので問題ない。
乗り攻防に成功すれば背ビレにダメージが入り、更に乗りダウンならばダウン時間も他のモンスターと同じくらいになる。
戦闘能力
- 戦闘能力についてだが、水中戦がオミットされた影響か、
MH3Gと比較して陸上に於ける戦闘力が飛躍的に上昇している。- まず近接技については、這いずりがホーミングするようになった。
- 今作では亜種が登場しないためか、
亜種の固有モーションだった反時計回りの尻尾回転攻撃を受け継いでいるのみならず、
更に前から用いていた時計回りの尻尾回転攻撃を一回でキャンセルするというパターンが追加された。
隙が少なくなったと同時に、一回目の尻尾回転を見てからおいそれと態勢を整えるのが難しくなった。
他にも振り向きを兼ねて尻尾回転をする、
時計回りの尻尾回転をキャンセルした後に反時計回りの尻尾回転を繰り出すなど、
トリッキーな攻撃でプレイヤーを翻弄する。
しかもこの尻尾回転、ガノトトスに近い位置だとガードがめくられることがあるため、迂闊にガードできない。
コロリンで回避できる場合は問題ないが、回避がステップの武器種やニャンター、
回避の出始めに無敵の無いエリアルスタイルの場合かなりシビアなタイミングでの回避を強いられる。 - また、
地味だった噛み付きに睡眠効果が付与されている。
水中からの滑空攻撃がオミットされて以来睡眠効果がある攻撃が無くなっていたが、
ここへ来ていきなり復活することとなった。
あまり使用頻度は高くないが、少し後退りしつつ噛みつくといった工夫もしてくるため、
小技ながら侮れない攻撃と言える。
足踏みに踏まれればマシな方で、うっかり眠ったところに
ブレスやタックル等が飛んでくることが多いので非常に危険。
当たり判定も見た目より広いため、頭部からはしっかり離れるように。
- 代名詞でもあるブレス攻撃のバリエーションが増加し、
お馴染みの直線ブレス、首を上げてからの薙ぎ払いブレスに加え、
それらを少しアレンジしたような新たなパターンが二つ追加された。
何れも怒り時限定技であり、溜める時間が通常のブレスより若干長いため、
注意深く観察してどのブレスを撃ってくるか見極める必要がある。- 一つ目は直線ブレスを少し左右に振り回すようなパターン。
通常より遅い動作でブレスを発射し、そのまま顔を左右に振ってブレスを撒き散らすというもので、
イメージとしては、ワイバーン骨格の飛竜がブレスを吐いた後に行う、
お馴染みのあの首振りモーション中にも水ブレスを吐き続けていると考えると良い。
従来通り顔の横に張り付いて攻撃を試みると見事に巻き込まれて大ダメージを受ける。
またブレスの性質上、距離が離れていれば離れているほど避けにくくなるため、
事実上中~長距離に居るハンターへの対策も兼ねていると言える。
なお、振り回す範囲はハンターから見て右側に偏っているため、
遠距離にいる場合は左側に向かって回避したほうが安全である。
- 二つ目は薙ぎ払いブレスをハンターから見て右から左に薙ぎ払った*5後、
そのまま縦に薙ぎ払い足元も狙い射つようなパターン。
縦に薙ぎ払う部分はMH4(G)におけるグラビモス亜種の溜め熱線に似た動きだが、
動作は圧倒的に此方の方が速い。
腹下に潜ろうとするハンターへの対策攻撃となっており、
中途半端な位置で足を斬っていたりすると見事にブレスに撃ち抜かれる。
横に薙ぎ払う部分の射程も通常の薙ぎ払いブレスより更に長く、
かなり離れた位置にいるハンターに対しても大きな脅威となる。
なお、溜め熱線とは異なり後退りしたり軸合わせをすることはない
(縦に薙ぎ払う位置はハンターから見て左側で固定)ので、
前述した振り回し直線ブレスとは逆に、右側に回避することで被弾のリスクを減らすことができる。
かつての感覚で挑むと痛い目を見る。
従来の直線ブレスも近距離遠距離の射ち分けの精度が増しているほか、
水中からのブレスに横に薙ぎ払うタイプが復活し、
縦薙ぎ払いブレス、横薙ぎ払いブレスを距離に応じて使い分けてくる。 - 一つ目は直線ブレスを少し左右に振り回すようなパターン。
- ガノトトス最大の脅威ともウワサされるあのタックルにもド派手なエフェクトが追加され、
タックルを放つ瞬間に衝撃波が発生するようになった。
亜空間判定は無いが迫力満点である。
更に、必殺技と言える強タックルを習得。
ブレスの1.5倍ほどのダメージを受けてぶっ飛ばされるため、下位装備では即死しかねない。
「もっと上位のモンスターの装備が出るまでは下位装備でいいや」などと舐めて掛かると痛い目を見るだろう。
更にこのタックルには地味ながら風圧効果までついているため、せっかく避けても反撃できないことも。
尤も風圧範囲は非常に狭く、寧ろこの場合は直撃を運よく避けられて助かったという場面が多いかもしれない。- 通常のタックルとの見極め方だが、このタックルを繰り出す際は予備動作が通常より遅い。
速度的には怒り時で非怒り時の通常タックルと同じ予備動作速度である。
なのでしっかり観察すれば回避のタイミングは掴んでいくことが可能である。
また、どちらにしても右側がガラ空きなのでそちらに逃げこむように立ちまわるのもありといえる。
- ちなみにガノトトスと同様のモーションのタックルは
同じ魚竜種であるドスガレオスやヴォルガノスも使用するものの、そちらに衝撃波のエフェクトはない。
つまりこの衝撃波はガノトトス専用の演出となっているわけだが、
やはり過去に亜空間判定で猛威を振るったという実績を買われてなのだろうか? - 強ではない普通のタックルでも、ガード性能を積んだランス・ガンスで
ノックバック&削りダメージが発生する。これも他の魚竜種には無いガノトトスの特権である。
機嫌次第では連発されて、スタミナと体力を削られた挙句にキャンプ送り…なんて事も。
- 通常のタックルとの見極め方だが、このタックルを繰り出す際は予備動作が通常より遅い。
- なお、水中戦があった3Gでは疲労時は水中のエピオスを捕食すればよかったのだが、
水中戦がないMHXではそうもいかないため普通に地上の腐肉を食べる。
- 昔の戦闘スタイルに戻ったとはいえ、陸上から陸上へエリア移動をするのは初めて。
基本的に別エリアへの道の手前まであの独特なダッシュをした後、這いずり突進で別のエリアに突入する。- やや特殊な事例が、渓流エリア7とエリア6の往来である。
エリア6へ移動するときは、エリア6への道の隣にある川のオブジェクトまで走り、
その川の上流を目指すように這いずり突進で進んで移動をする。
エリア6には川の下流から大ジャンプで出てくる。
逆にエリア7に戻る時は川の下流に向かって飛び込み、エリア7には既に川に潜った状態で出てくる。
これによりエリア6からエリア7に移動した時には釣り上げるチャンスができる。
- やや特殊な事例が、渓流エリア7とエリア6の往来である。
- 瀕死になった際の睡眠もなかなかに特殊で、孤島で戦う場合はエリア7の浅瀬の中で眠る。
そして渓流で戦う場合、エリア8の洞窟で陸上で立ったまま寝る。
孤島よりは圧倒的に捕獲しやすいのでゲーム的には助かるが、水竜としてそれでいいのだろうか…。- 孤島も孤島で、まるで水死体のように水中に浮かんでいる。
ガノトトスは一応肺呼吸のはずだが、大丈夫なのだろうか……?
- 孤島も孤島で、まるで水死体のように水中に浮かんでいる。
- 獰猛化にも対応し、黒い霧を纏うのは頭と尻尾、右足と尻尾の二種類。
威力の増大と攻撃スピードの変化した各種攻撃の中でも、尻尾回転が非常に厄介で、
新型骨格はおろか、旧型骨格のワイバーン型飛竜の行う尻尾回転よりも更に振り回す速度が遅いため、
タイミングが異常に読み辛く、通常個体の要領でフレーム回避をしようと回転すると間違いなく被弾する。
攻撃力も非常に高く、ガンナーは下手をすれば一撃死の危険もある。- MHXXでは、防御力800代のG級剣士であっても、上位の獰猛化個体で3~4割のダメージを受ける程。
更に2パターンある獰猛化の部位移行でも、尻尾だけは両方とも対応しているという嫌がらせ仕様。
下位~G級通じて中堅ランクに甘んじているガノトトスだが、
獰猛化個体は終盤に登場する強力なモンスターの獰猛化にも決して引けを取らない強さを持っている。
- MHXXでは、防御力800代のG級剣士であっても、上位の獰猛化個体で3~4割のダメージを受ける程。
- ニャンターはアイテムが使えないため、釣りカエルや音爆弾は使用できないが、
ガノトトスがエリア内に居る場合にニャンターで釣り糸を垂らすと、
カエルを模した大きなルアーに切り替わり、これでガノトトスを釣り上げることができる。
あの小柄なニャンターでもやっぱり一本釣りである。- が、集会所★5のニャンタークエスト「孤島の釣り合戦」では
この仕様を逆手に取った罠が仕掛けられている。
クエスト自体は孤島で白金魚を3匹釣って納品するというシンプルな物だが、
クエスト開始から5分ほどで白金魚が釣れるエリア10にガノトトスが乱入する。
ガノトトスが同エリアに存在している状態だとルアーが自動的にカエル仕様に変わってしまい、
白金魚が釣れないばかりかガノトトスに発見されてしまう。
たとえガノトトスが別エリアに居る間に釣ろうとしても、向こうは非戦闘状態ではエリア9にしか行かないので
エリア10で釣りができる時間は限られており、
白金魚の出現率の低さと釣り難さも合わさって凄まじく神経を使う。
心置きなく釣るには装備と各種ステータスを整えてガノトトスを倒すか、
黄金魚狙いの術やこやし玉の技といったスキルを備えたアイルーを
ニャンターにするなどの工夫が必要となる。
そして、ガノトトスを討伐し釣りを再開しようとしても、
ガノスの死体がエリア内に存在している間はカエル型ルアーになってしまう。なんと迷惑なことか。
死んでるのは分かってるんだからルアー付け替えればいいのに…
- が、集会所★5のニャンタークエスト「孤島の釣り合戦」では
- 因みに狩猟対象としてガノトトスの通常種のみ登場するのは、
初代モンスターハンター以来約10年ぶりの事である。
MHXX
- MHXXでは新たに追加された遺群嶺の他に、復活した密林とセクメーア砂漠に出現するようになった。
セクメーア砂漠の湖はデデ砂漠のように干上がったりしていなかったため、過去作同様エリア6・7での戦闘となる。
- 前作で既に多数の強化があったからか、G級固有モーションは追加されていない。
が、水ブレスが上位のものと比べて倍近く太いものになっている。
上位の時は適当に離れた位置にいれば当たらなかったが、
G級で上位と同じ感覚で立ち回ると被弾は避けられない。
特にMHXからの新モーションの左右に首を振るブレスは、ガノトトスの正面一帯が水飛沫だらけになり、
ハンパな位置にいたハンターは水で真っ二つだろう。- その一方で脚の怯みによる転倒の時間が他のモンスターと同じくらいに延長され、
翼の部位破壊がしやすくなった。
- その一方で脚の怯みによる転倒の時間が他のモンスターと同じくらいに延長され、
派生作品
MHF
特異個体
- 見た目の変化(通常種)
- ヒレが巨大化
- 鱗やヒレの赤みが増している
- ヒレの膜の色が青緑色に変化している
- 遠くからでも一瞬で分かるほど極端に脚が太く発達している
- 脚が太い。初見のインパクトはとにかくそれである。
しかしこの脚を使って蹴りつけて来るような攻撃は無い。あっても困るが。
グラビモスのように水ブレスを水平に180度薙ぎ払ってくるため、非常に危険。
案外威力がある「走る攻撃」も、ハンターに対して直接行うようになっている。
さらに、回転攻撃後に続けてサイドタックルを繰り出したり、
その場で周囲を見回してから超高性能のホーミング機能を持った這いずり攻撃など、
ところどころで引っかけとも言える行動を繰り出してくる。
- また、ヒレを伸ばして睡眠属性の水しぶきを全方向に放ってくる技もあり、剣士は要注意。
- 特異個体の中ではタフネス面のステータスに変更が加わっていないのが特徴的。
また、技が増えた関係で単純な這いずりと、亜空間タックルと亜空間尻尾回転の使用頻度が減り、
近接でもかなり挑みやすくなっている。
遠距離攻撃に関しては一応強化はされているが大したものではなく、
ギルド優先依頼が実装されるまでこの募集を連呼するハンターが多数いた。- 当初は防御力*6の関係で遠距離武器御用達であったが、
後に防御力の心配が無くなり、近接混在でも全く問題ないことが分かり近接募集も多くなった。
挑みやすく倒しやすい部類の特異個体であると認識されている。
現在のような強力な武具が本格的に台頭する前、つまり火力インフレが進んでいなかった時代でも、
適当に戦っても0分針は堅い、と言われていたことからも明らかであろう。 - 当初は防御力*6の関係で遠距離武器御用達であったが、
G級
- G3にてG級対応。受注ランクは★4でリオレウスやドドブランゴと同格。
同じ魚竜種のドスガレオス(★2)とヴォルガノス(★6)の丁度間に収まる。
- G級に進出した古参モンスターは一部を除けば、
軒並み体力・怯み値が新参モンスターよりも低めであるのに対し、
G級ガノトトスは体力16000・全体防御0.45とすこぶるタフネスが上昇している。
攻撃力倍率は剛種レベルの6.0、怯み値も跳ね上がっている。
特に首は弾肉質こそ70と柔らかいものの、ハメに考慮してか900と大幅アップ。
連続で怯ませることが不可能なG級の仕様上、これまでの首ハメは不可能と考えたほうがいい。
一方で攻撃力は通常時こそ6.0と★4モンスターの中では高めだが、怒り時の攻撃力倍率が1.3倍と
大幅ダウンしているため最大の攻撃力は★4モンスターの中でも最も低い。
それでも変種特異個体よりは十分高いので油断しないように。
- 追加された新モーションは水ブレスが3WAYに変化。
横の間隔は広めなので、少し距離をとって中央を回避すると楽に対処できるが、
逆に中途半端に横に陣取ると巻き込まれてしまう。
- 新規のG級モーションとして、グラビモスやグレンゼブルのガス攻撃に似たモーションで、
地面に向かいブレスを掃き続け間欠泉を形成。
水溜りを自ら作成しその中を円形に泳ぎまわりながら、ハンターを巻き込む技を習得した。
ガノトトスの足元に待機し、這いずりに移行する直前に少し横に避けるか、
ガードすれば間欠泉・這いずり共に避けやすいので、冷静に対処しよう。
- G級でもHC化が可能。
3WAY水ブレスでなぎ払いは行わないが、通常のなぎ払いと3WAYブレスを使い分けるようになっている。
なぎ払いをするか、3WAYで広範囲を攻撃するかは予備動作時、口元に泡が出るかどうかで判断できるので、
正面で立ち回る場合はブレスモーション時、口元をよく見ておきたい。- また、HCするとただでさえ高かった怯み耐性が更に跳ね上がる。驚くなかれその数値なんと1.5倍。
元々G級モンスターは怯み値が高いため、HC化しても変化なし~1.2倍程度に止められているのだが、
ガノトトスは全く自重せずにHR、SR帯のノリで強化されてしまっている。
最も低い後ろ足でも675、首に至っては1300と、
新規モンスターにも全く引けを取らない数値となっている。
そのため非G級世代で通用した転倒ハメや怯みハメは一切不可能と考えてもいい。
攻撃倍率に関しては最大でも9.0とG級HCモンスターにしては控えめである。 - とは言えモーション追加によって更に亜空間尻尾回転と亜空間タックルの頻度が減ったため、
防御力さえちゃんと適正値以上を確保しておけば、武器種を問わず挑みやすいモンスターとして定評がある。
G級ではギルド優先依頼にも対応しており、たっぷりクエのターゲットでもあることから人気。
- また、HCするとただでさえ高かった怯み耐性が更に跳ね上がる。驚くなかれその数値なんと1.5倍。
- ちなみに肉質的には大体通常種を硬くしたような感じになっているのだが、
属性に関しては足と翼を除いて通常種とほぼ同等に通るようになっている。
そのため火属性・雷属性及びそれらを内包する光属性との相性は抜群だが、ほぼ足しか狙えない
炎妃剣【渇愛】や、正面に立つのを避けて属性弾を翼→胴体→翼と通すのは分が悪い。
属性弾や属性重視武器を使うなら弱点狙いを意識したい。
辿異種
- 10周年アニバーサリーアップデートで実装。魚竜種初の辿異種となる。
以下の辿異クエストで登場する。
- ガノトトスの辿異クエスト
受注可能GR クエスト名 GR200 極頭を備えし水竜 GR400 水辺を統べる極頭 GR600 不浄の粘液 GR800 奇偉の頭
- 正式解禁日は2017年9月27日だが、同年9月23日のTGS2017生放送に合わせ週末2日間だけ先行配信された。
その名もずばり「フライング・ゲル・チャレンジ」というクエストで、
最高難度の★4(GR800)を10分以内に倒すという腕試し的な内容になっている。
しかしG級亜種といい、ガノトトスは先行配信に縁があるのだろうか……
亜種は設定ミス疑惑も噂されたが。
- 発達部位は「頭」。
全体的に辿異種フルフルと同じように肥大化しており、目もいくらか大きくなっている。
また、牙と頭ヒレが発達、ヒレは棘のように頭を装飾し、
更に5本の水色の牙が顎部を突き破り、上方へ向かって伸びている。
イビルジョーの顎をイメージしてもらうと分かりやすいか。
開発陣によると深海魚をモチーフにしたデザインであるようだ。
その他の変化としては、全身の鱗の色がより鮮やかな瑠璃色に変化している。
- 破壊可能部位は従来通りの背ビレに加え、両脚、尻尾、そして発達部位である頭部がある。
両脚はともかく、頭部や尻尾はこれまでのガノトトス戦ではまず狙うことのなかった部位であるため、
部位破壊を狙う場合は立ち回りが変わることもあるだろう。
4G以降のドスガレオスに続き、尻尾を破壊できる、2体目の魚竜種モンスターにもなった。
尻尾を破壊すると、尾鰭が大きく破け、尻尾による攻撃を弱体化させる事ができる。
ちなみに脚は両方破壊しないと部位破壊達成とは見做されないため、全破壊が5部位となっており、
しかも全ての部位が専用報酬となっている。
発達部位である頭部は、通常個体よりも頑丈に発達しているのか、
他の部位と比べ、破壊に時間がかかる。
初期のエスピナスやフルフルに比べると、発達部位以外の部位の耐久値こそ低いものの、
部位破壊箇所がかなり多く、特に高い場所にあり激しく動く尻尾の部位破壊が難しい。
エスピナスやフルフル同様無理に全破壊を狙わずに特定の箇所に絞ってやるのも1つの手である。- ちなみに脚が部位破壊対象となったこともあり、転倒を殆ど起こさないようになっている。
左脚と右脚で1回ずつ転倒すれば、部位破壊OKと考えてよい。
- ちなみに脚が部位破壊対象となったこともあり、転倒を殆ど起こさないようになっている。
- 通常、ガノトトスの剥ぎ取り回数は4回だが、辿異種の場合は3回に減少してしまっている。
実装当時は4回剥ぎ取れる辿異種はいずれも他より一回り手ごわい古龍に限定されていたが、
1年後に現れた辿異種グラビモスは剥ぎ取り回数に変化がなかったため、
設定ミスか、実装当時に「辿異種古龍のみ剥ぎ取り回数が多い」という構想があった事が考えられる。
- ちなみに、かつてはこれまでのガノトトスと同じく、
水中にいる状態で音爆弾を連続して投げることで怯ませ続けることが可能であり、
それを利用したハメができていた。
これは先述のフライング・ゲル・チャレンジの時点から確認されていたのだが、
9月27日の運営レポートによると正式解禁時点では修正が間に合わなかったようで、
次回アップデート(11月1日)で修正された。
現在は、爆音で怯ませると地上へ上がるまで爆音が効かなくなるように変更されている。
- 辿異武器は大剣、太刀、片手剣、ハンマー、ランス、ガンランスが登場。
いずれも既存武器とは異なり、船のスクリューや銛などメカニカルなモチーフに。
辿異スキルは全武器共通で「巧流強化」。
性能自体はやや高めで、一部武器種は会心率も併せ持っているが、
辿異スキルを前提とした調整故か、斬れ味が空・紫共に極めて短い。
その短さは紫、空を合計しても50あるか無いかと言った程であり、
巧流スキルによる斬れ味回復、辿異スキルによる消費無効効果があるとはいえ、
ほとんどの武器は巧流による斬れ味回復量が非常に少なく、消費無効効果の適用回数は全武器種で少ない。
もう1つの効果である、固有の回避攻撃も活かして手数を稼ぐ必要もあるわけだが、
片手剣とハンマー以外は必ずしも回避に注力しなくてもいい環境が整っており、
かなりの玄人向けの性能に「あまりにも極端すぎる」と物議を醸している。- また、斬れ味以外の問題点を指摘する声もある。
それは「武器辿異スキルを活かすために辿異防具で巧流スキルを発動させようとすると、
(9/27時点での装備環境では)防具側で巧流強化が付きやすい*7」点である。
巧流強化は、辿異種ミドガロンの巧撃強化と違い現時点では重複しないのだが、
これは言ってしまえば「武器の辿異スキルを活かせない」という事であり、
辿異スキル分の調整と見られる「極短斬れ味しか残らない」という事を意味する。
GR600段階までの空色ゲージの長さだけを見ると、初期組辿異武器との差は無いと言えるのだが、
あちらは、サブとして現在でも重要視される紫ゲージが十分~長いのに対し、
こちらは短いと、不利な点だけが目立ってしまうのである。
よって、ガノトトス辿異武器は「環境に恵まれなかった辿異武器」と評価したほうが正しいのかもしれない。
巧流強化が段階の存在する辿異スキルであったならば、
また話は違ったのかもしれないが……
ルコディオラほどではないにせよ高い戦闘力に見合っていないという声が圧倒的に多い。
- 巧流及び巧流強化が現状最も活かせる双剣、
及び穿龍棍がラインナップされていないというのも、本武器群のピーキーさに拍車をかけているといえる。
ちなみに巧流強化を持つ穿龍棍は後に実装されることになるが、
こちらは巧流強化に頼らずとも十分な長さの空・紫ゲージがある事が判明しており、別段問題視されていない。
- 一応、同じ水属性であるダイミョウザザミの武器と被っている武器種は無いため、
上記の問題はあるが、生まれる前から(ザザミ武器などに)埋没してしまった武器は無いとも言える。
- また、斬れ味以外の問題点を指摘する声もある。
- 頭が発達部位であるためか、辿異防具「ガノZシリーズ」も頭が凄い事になっており、
剣士防具は口をあんぐり開けた辿異種ガノトトスのデフォルメ、ガンナーは潜水服のヘルメットである。
説明文によると、ヌメリ気と潮の香りが漂うらしい。
それ以外の部位も、従来のガノスシリーズと比べヒレの装飾が目立つ。
スキルとしては最近人気の組合せである、吸血&血気活性、吸血&猛進&幕無といった優秀な部位が目立つ。
もし外装変更が無かったら阿鼻叫喚になっていたかもしれない。
一方、こちらは多くの部位に一閃があるため、不退スキルには向かないという留意点もある。
10周年記念アップデートの辿異種3体の防具がいずれも一閃メインであったことから、
ネット上で多くを占める不退スキル所持者から不満の声が多く上がることになり、
この点も辿異種コンテンツの「問題」として取り沙汰されることになった。
ちなみに本防具は、一閃を用いる場合はかなり優秀である。
戦闘概要・主な技
- 辿異種ガノトトスはゲル状の液体を駆使した攻撃を身につけている。
地面に撒き散らされたゲルに触れてしまうとゲル溺れという状態になり、
プレビューサイトでの「地上で溺れることになる」という説明に偽り無く、
身動きがとれなくなるうえに継続ダメージを受けてしまう。
一方、ガノトトスは自身が吐いたこの液体の中に飛び込み、
それを身に纏って自身を強化する「ゲル強化」という行動を行い、これが実質怒り状態に相当する。
また、辿異種ダイミョウザザミに続き水属性やられ【特大】を扱うほか、
自身が大きな音に弱いにもかかわらず超咆哮を積極的に用いてくる。
見かけ上ではボサボサに劣化してしまっているエラが超咆哮を行う助けとなっているようだ。
ゲルを纏う行動を会得した反面、ガノトトスが本来持つ睡眠毒は退化している。- ゲル溺れ状態は、久しぶりにハンター自身が抗うことの出来る状態異常となっており、
レバガチャでの自力解除、音爆弾による救出が可能となっている。
一方、ゲル溺れ自体を予防する方法はなく、従来以上に味方を救出することが重要になる。
スリップダメージは難易度によって速度が異なる仕様で、
その速度は、辿異種エスピナスが用いる猛毒とほぼ同じである。
ただし、長時間浸かるほどダメージ量が少しずつ増えるため、
出来る限り素早く対処し始める事が重要になる。
それでも★4にもなると早い段階でレバガチャを始めたとしてもそのまま即死してしまうことも十分ありうる。
救出が間に合わない場合も想定して★3以降は体力は常に満タン近くをキープして戦うか、
ゲルに一度も触れない覚悟もしておくべきだろう。
粉塵による回復は可能で、レバガチャも含めれば1~2回の回復で★4でも生き延びることはできる。
スリップダメージのため赤ゲージを瞬時に回復できる薬仙人も相性がいい。
- また、ゲルに捕われると「存在しない」扱いになり、一切の当たり判定や、
ゲルの捕捉対象から外されるようになる。
よって、捕われたら他のことを気にせずに脱出に専念することが可能である。
もっとも、定位置飛ばしのゲルが近くに落ちたらどうしようもないが…。
- ゲル自体もおびただしい量を周辺に設置するため剣士はゲル処理なしでは非常に戦いにくい。
ただし足元付近に飛ばす攻撃はごく一部に限定されているため、
タックルや尻尾回転を恐れずインファイトを仕掛ければ、ゲルをある程度意識せず立ち回る事も可能。
ゲルの仕様はグレアドモスの排出物に近く、音爆弾で破壊することができる。
- なお、水属性やられ【特大】になっている場合は時間毎のダメージ減少量が増えるようで、
★4個体だと確実に150以上のダメージを受けるため、味方による救出が前提になっている。
スリップ自体は一気に進行するものではないため、救助自体は容易である。
が、熟睡状態と違い、ゲルに捕まってもサインは発されないため、
いつ誰が捕まったのかが判りづらく、注視していないと救助は困難を極めるだろう。
捕まったらサインを飛ばすようにPTで打ち合わせするなども一つの手か。
- 水属性やられ【特大】効果はブレス等はもちろん、
尻尾回転やタックルといった物理攻撃にも付与されている。
- 余談だがゲルはいかにもな見た目であり、
★3のクエスト名でも「不浄の粘液」などと呼ばれているが、
幸い悪臭状態に陥ったりはしない。
- ゲル溺れ状態は、久しぶりにハンター自身が抗うことの出来る状態異常となっており、
- モーションは特異個体をベースとしているが、辿異種は戦闘時間のほとんどはゲル強化状態であるため、
ほぼ何をするにしてもゲルが付随する。
尻尾を振るえばゲルが飛び、タックルをすればこれで亜空間とは言わせないとばかりにゲルの波が起こるため、
いかにゲルを避けつつ攻めるかが攻略のポイントとなる。
なお、タックル時のゲルは被弾しても溺れないが、強制怯みとなる。
- また、ゲル溺れにこそならないが水流ブレスがゲルブレスに変化していたり、
亜種特異個体の風圧拘束→ブレスなぎ払いを行ってきたりもする(ただし風圧ではなくゲルが飛ぶ)。
一方、通常のG級個体が行っていた間欠泉生成からの旋回這いずりは使用しない。
- 辿異種ガノトトスは一度地上へ上がれば、以降は水中へ戻ることはほぼ無い。
最初は水中に居るため音爆弾で出した方が早いが、それ以降は水中に戻ることを警戒する必要はない。
まあ、上述したゲル溺れやゲルの仕様から音爆弾はどのみち複数個持ち込んでおきたいが。
またこれまで同様釣りカエルや閃光玉も有効でありこの場合は音爆弾を温存することができる
なおこの仕様上、エリア移動も行わない。
7月アップデートの辿異種全てに共通する仕様だが、これによってエリア移動のストレスは軽減されている。
- ゲル強化は一定時間が経過することでガノトトス自身が自発的に解除するが、
こちら側が解除させる事も可能である。
条件も単純で、ゲル強化状態のガノトトスに一定ダメージを与えるというもので、
条件を達成する毎に、纏っているゲルが剥がれて薄くなっていく。
見事、完全に剥がした場合はゲル強化が解除されるだけでなく、
非常に長い隙を晒す(キョロキョロしてからうなだれ、ひと吠えする)ため、
頭部や、通常狙いにくい尻尾を狙う絶好のチャンスとなる。
更に、この後はしばらくゲル纏い行動が行えなくなるという制約がガノトトスを襲うため、
戦闘能力の面でも著しく弱体化する。
- 発達部位の頭部を破壊すると、ゲルを一切使用することができなくなる。
ブレスも通常の水ブレスになってしまい、ゲル強化だけでなくゲルに依存する行動も使用しないため、
G級特異個体+α程度のアクションしか使用しなくなる。
詳しく言うと頭部破壊後も使用する辿異種固有のモーションは、
側面噛みつきと超咆哮効果の失われたバインドボイスのみである。
辿異種ガノトトスはその脅威性の9割をゲル溺れに依存しているといってもよく、
本体の攻撃力は★4でも決して高くない。
- 本種は攻め方によって難易度が大きく変わる辿異種である。
何故かと言うと、本種の攻撃技は大きく移動したり、微小ダメージの拘束から攻撃をヒットさせる、
撒き散らすゲルによる妨害といった時間稼ぎ行動をメインとしており、
それに対して行う対処、移動、攻撃といういつも通りに行われる過程が、
部位破壊狙いか、単純に討伐するだけかで大きく変わってくるからである。
単純に攻める場合、とりあえず攻撃すれば良いので移動の手順段階でかかる時間は大幅に減り、
加えて攻撃チャンス自体も十分ある事からゲル剥がし自体も簡単で、
こちらのペースに持ち込む事が難しくないからである。
が、一転して発達部位である頭狙いとなると話が変わって特定の部位を狙う関係上、
立ち回りが更に重要となるのに肝心の頭が他の辿異種の発達部位と比較して基礎位置が高く
(ルコディオラやリオレウスのような、別部位が発達部位判定に変化していることもない)、
頭に攻撃を当たるための移動の過程でかかる時間がより増える事が、
ガノトトスの行動と噛み合ってしまい、攻撃チャンスが大きく減ってしまうのである。
攻撃チャンスが減れば、必然的に「ゲル強化強制解除」は狙いにくくなり、
かといって強制解除を優先すると、
「頭以外の部位で稼いだダメージのせいで討伐前に頭破壊が難しくなる可能性がある」
という問題に直面する事になる。
後に登場した、ほぼ同じコンセプトを持つ辿異種ドラギュロスと比較して、
「発達部位を活かした攻めと、それを破壊するためのハンター側の行動選択肢」
が洗練されていない傾向にあると言える。- 一応、この動きに完全適合して頭破壊を狙いつつ優位に攻める事は可能である。
ガード可能武器種と弓がそれで、
前者はゲル強化状態の攻撃はゲルも含めて全てガード可能、かつガードしたゲルは消滅するため、
撒き散らされるゲルを気にすること無く攻めていくことができるからであり、
後者は溜めて攻撃という弓の基本が、ガノトトスの時間稼ぎの不要な時間の削減に寄与し、
極ノ型であれば回避行動中も溜め段階を保持可能、
かつピンポイント部位の狙撃に特化した連射タイプという攻撃手段が存在するためである。
以上を統括すると、本種は「様々な武器種で遊べる」というコンセプトを掲げたMHF-Z以降では珍しい、
「武器種毎に相性が極端に割れる」MHFフォワード.時代以前に回帰したような存在である。
もし部位破壊で苦戦するようであれば、一度武器種を変えて挑んでみるのも一興だろう。
- ちなみに10周年記念アップデートから2018年2月アップデートまでの全辿異種に言える傾向ではあるが、
ガードが完全に無効となる技を一切有さない辿異種は本種とイナガミぐらいである。
- なお、ゲルを扱えなくなっても水属性やられ【特大】効果はそのままなので、油断はしないようにしたい。
また、ゲルブレスから純粋な水ブレスに変化したことで、
ガード時に微量の削りダメージが発生するようになったという極めて地味な強化点がある。
- 一応、この動きに完全適合して頭破壊を狙いつつ優位に攻める事は可能である。
- ゲル纏い
- (事実上の)怒り移行行動。
前方へゲルの塊を吐き出し、そこへ飛び込んでからゲルを纏って超咆哮で〆る。
ゲルを纏う際には激しく跳びはねて(アルガノス・ゴルガノスの打ち上げモーションと同じく判定が持続する)
周囲にゲルを撒き散らすため注意。
ダメージによるゲル纏い解除を成功すると、一定時間分泌に支障を来すのか、
ある程度の時間が経つまで行うことはなく、頭破壊後は使用不可になる。
- ダッシュ
- 水へ飛び込む際に定位置へ移動する時のモーションで、特異個体で攻撃行動として使ってきたそれそのもの。
辿異種はその軌跡にゲルを残すようになっており、
かつ、被弾するとSAの有無に関わらず怯み状態になってしまう。
なので直撃すると、怯みからのゲル溺れに陥る危険性が極めて高い。
更に一度避けたと思ってもUターンしてくる場合があるので油断は禁物。
予備動作としてキョロキョロ見回す動作を行うため、
これを確認したら足元と前方からは離脱すること。
特異個体同様、ハンターを追尾しながらダッシュするのも厄介な点である。
なおゲル這いずりから派生する場合は予備動作がないが、使用後は隙ができる。
- ゲル這いずり
- 軽くバックステップしてからの這いずり。ゲルの影響で速度が非常に早い。
ホーミングこそせず、ゲルも落とさないが、この攻撃だけ特別仕様で被弾でゲル溺れ状態になる。
加えて、這いずりの後は上記のダッシュへと繋げてくる場合が殆どなので、
ゲルへの対応に集中する必要が出て来る。
反面、あまりにスピードが速いせいか普通の這いずりと違い判定が一瞬になっている他、
前方に飛びかかりその勢いで這いずるため、使用直前に足元にいるとすり抜けていく。
なおゲル強化時限定のため、頭部を破壊するとこの行動は一切行わなくなる(普通の這いずりになる)。
- ゲルブレス
- ガノトトスの直線or薙ぎ払いブレスだが、ゲルを吐き出すため攻撃範囲が増加している。
幸い、G級個体の3Wayは使用しない。
こちらはゲル纏い状態か否かに関わらず行うが、喰らっても溺れるわけではない。
頭を破壊すると通常の水ブレスになる。
- 羽ばたき→薙ぎ払いゲルブレス
- 特異個体亜種の行動と全く同じものであるが、羽ばたきに大量のゲルが混ざるため、
喰らうと尻餅をついてしまう。
その後は挟範囲の薙ぎ払いゲルブレスを用いるが、素早く立て直さないとブレスが避けられない他、
狭くなった分、なぎ払い速度も低下してその場に留まる時間が長くなったのでフレーム回避も難しくなり、
ガードしたり、羽ばたき後の発射が遅い点を利用し、
安全地帯に逃げたりフレーム回避をやりやすくする位置取りを確保すると言った工夫を要する。
なお羽ばたきには風圧が混ざらない。
頭部破壊後はゲルこそ飛ばさないが、水のようなものを撒き散らす。
- 側面噛みつき
- 素早く振り返りつつ側面への噛みつきを行う。威力自体は低い。
出が早い上に水属性やられ【特大】効果を持つため、未対策の場合は要注意。
なお、亜空間判定の(MH2準拠)ガノトトスにしては珍しく、噛みつきにしか判定がない。
基本的に従来個体のモーションをメインにするゲルを纏わない状態において、
唯一普通に使ってくる技であることから、不意打ちに注意したいところ。
- 回転ゲル撒き散らし
- 直立姿勢で口元にゲルを溜め込み、一気に回転して周囲にゲルを撒き散らす。
その後は頭を垂らして硬直するため、頭を狙うチャンスとなる。
なお一定距離以上離れていた場合、ゲルが必ずハンターを狙って1~2個落ちてくる。
対処方法としては一気に接近し、回転を回避なりガードなりする事が挙げられる。
距離が詰められなかった場合は、回避や抜刀ダッシュ等で位置をずらし、ゲルを振り切るとよい。
近接武器は密着していればゲルが飛んでこないこともあり、ゲルを剥がす最大のチャンスとなるため、
確実に回転を対処して反撃したい。- なお、この回転攻撃による吹っ飛びは、
モーションこそ同一ながら無敵時間が存在しない特別仕様であるため、
吹っ飛び先にゲルが落ちている場合、即座に捕われてしまう。
任意受け身を取った場合、受け身分の無敵時間は発生するが、ゲルについては変わらずなので、
回転に被弾すると危険である可能性がある、ということを留意しておきたい。
- なお、この回転攻撃による吹っ飛びは、
- 超咆哮→ゲル解除
- ゲル纏いから一定時間が経過するとこの行動を行う。
超咆哮は非常に出が早く、かつ身を振るって撒き散らされるゲルが定位置に落ちるものと、
必ずハンターを狙って落ちてくる物の2種類があり、
しかもモーション終了までホーミングする物を飛ばしてくるため、
超咆哮を受けてしまうとゲル溺れがほぼ確定、
そうでなくても最後まで回避等の対処をしない限り捕われる、つまり攻撃チャンスに出来ないので注意。
ゲル解除を攻撃チャンスに出来る要素は別に存在しているため、
それができなかった際に行う厄介な攻撃、という認識を持つと良いだろう。
この技を行う少し前から口元から泡が発生するため、ゲルを引き剥がすタイミングの目安となる。
- 二連タックル
- ★2から解禁。往復する形で2連でタックルを行う。
移動距離はガンナーの適正距離まで届くが、ガノトトスは対近接武器種行動と割り切っており、
ゲル強化状態、かつ対象が近距離にいる場合のみ行い、中距離以遠に対象がいる場合は絶対に行わない。
二連タックルは初撃が打ち上げ効果を持つコンボ攻撃となっており、出がかなり速い。
この手の技にしては珍しく、★4でも十分な防御・耐性があれば致命傷にはならないが、
被弾すると水属性やられ【特大】になるので注意。
威力そのものよりも打ち上げで長時間拘束され、それを頻繁に用いることで、
ゲル纏い強制解除に持ち込ませにくくなるのが本技の最も厄介な点と言える。
使用後は頭を下げるが、隙は短めでチャンスにしづらい。
また、超咆哮から連携するパターンもある。
超咆哮は上記のゲル解除へ繋いでくるパターンのものと似ているが、こちらは更に出が早い。
もちろん、超咆哮を受けてしまうと被弾は免れない。
- 3連ゲル這いずり
- ★4から解禁。辿異種ガノトトスの最大技と言える存在で、
開始前に必ずバックステップで距離を取る。ゲル強化状態でないと使用できない。
ゲル這いずりを3連続で行うが、それ以外の注意点は通常のゲル這いずりと同じ。
使用後は少しうなだれて隙を晒す。
随時、可能な範囲で軸を修正しながら這いずりを行うという強化点がある一方、
従来のゲル這いずりから繋げるダッシュを行わず、
同行動で撒き散らされるゲルを一切期にしなくて良い、という弱体化面も併せ持っている。
MHXR
- サービス初期から登場している。
他シリーズと同じく純粋に高い攻撃力が脅威だが、
それにさえ気をつければそう厄介な要素はない。
- 凶暴個体も存在する。
頭がかなり高い位置にあるが、本作におけるハンマーのスタンプはエフェクトの関係で範囲が広く、
ガノトトス相手でも頭に攻撃を当てやすいのが幸いか。
狩猟笛もそこそこ当てやすいが、さすがに片手剣のシールドバッシュでは分が悪い。
ガノトトス激流種
- ver.8.5アップデートにて登場した特殊種。別名「鞠水竜」。
体の形状に大きな変化は無いが、真っ白な体色(僅かだが薄い緑色)をしており、赤く染まった眼やヒレを持つなど、
所謂アルビノのような姿をしている。
- ちなみに、前のアップデートで実装された激昂したラージャンの武具が魚竜種に有効な武技やスキルを有しており、
MHXRにおいて大型の魚竜種はガノトトスしか存在しないため、
ガノトトスの特殊種が実装されることはほぼ確実視されていた。
- 独自の要素として、その場で跳ね回り泡を纏う「泡流まとい」状態がある。
泡流まとい中はガノトトスの体から大きな泡が放出され、
この泡は別名通り鞠のように弾みつつフィールド中を移動する。
もちろん触れると泡まみれ状態に陥るので、泡耐性スキルがあると安全である。
また、ブレスの範囲が通常個体よりも広くなり、立ち上がってなぎ払うものは
ハンターの位置に合わせて上下の角度を調整するという変化もある。
- 武器は強襲クエストから片手剣、ランス、スラッシュアックス、ヘビィボウガン、
登竜門クエストから双剣、非常事態クエストからの大剣で計6種。
片手剣は進化で、大剣は入手の時点で覇玉武器。
- 防具は「シロガノシリーズ」。白ガノトトスということだろうか。
ガノトトスめで鯛種
- 2016年正月のイベントで登場した特殊種。登場時期は上記の激流種よりも早い。
「鯛」だけに全身が真っ赤で、ヒレをよく見ると更に白っぽい模様も入った、まさにおめでたい(…のか?)体色。
更に頭には鏡もちが飾られている。海水でふやけたりしないのだろうか…- 初登場時のイベント期間中に貯めたポイントとの交換で手に入ったのが、まさかの嵐龍防具。
同作にアマツマガツチが出ないのに、赤い魚を狩ると手に入るとはどういう事なのか…?
- 初登場時のイベント期間中に貯めたポイントとの交換で手に入ったのが、まさかの嵐龍防具。
- 2019年正月の再登場時にはなんと非常事態クエストの狩猟対象として登場。
こちらはハンターのステータスに制限がかかり、更に参加は強襲武器限定だったため大変なクエストであった。
クリアすると過去の強襲進化素材と限定武器の「カドルキャット・極」を入手できる。- ちなみに2016年正月に入手できた嵐龍防具は年末年始回の幻界深域で入手することができた。
こちらにもレアモンスターとしてめで鯛種が登場するが、今回は主役ではない。
- ちなみに2016年正月に入手できた嵐龍防具は年末年始回の幻界深域で入手することができた。
MHST
- MHSTではガノトトス自身の登場は叶わなかった。
しかし一部の釣りポイントで水竜の鱗や水竜のヒレが釣れることがあるため、一応生息してはいるようだ。
ベストタイミングで釣り上げないと入手はできない。- もちろんこれらの素材を使った武具も作成可能。
亜種も同様で釣りポイントの素材だけ登場する。
- もちろんこれらの素材を使った武具も作成可能。
MHST2
- MHSTでは釣りによって素材が入手できるのみだったが、MHST2では満を持して本格参戦。
MH-Rではオトモンとして仲間にできた事もあり、本作でもオトモンにして共に冒険できるかと期待されていたが、
Vジャンプの先行体験動画にて「残念ながらオトモンにはできない。」とコメントされてしまっている。- ガノトトスは卵胎生と言う設定があるため、それがオトモン未実装の原因である可能性も考えられるが、
ババコンガ等のそもそも卵生ですらないモンスターすらタマゴを拾ってオトモンにできることから、
それだけが理由であるとは考えにくい。
- ガノトトスは卵胎生と言う設定があるため、それがオトモン未実装の原因である可能性も考えられるが、
- ストーリー上ではラムル地方にてボスモンスターの一体として初登場する。
この個体は最近、元々の住処を何者かに奪われて人々の生活圏に接近してきてしまったらしい。
当のガノトトスを討伐しても、本来の縄張りを離れた異常事態が発生した謎までは解明できず、
更なる調査を進める事となる主人公一行だが、ガノトトスの住処を奪ったのは何とも意外な存在だった。
- 通常時はドスガレオスと同様にテクニック型、怒り時はパワー型となる。
怒ると素早くなりそうなものだが、当時の音爆弾で怒らせた時の火力上昇量を反映させたものだろう。- 本作は、PVにおいて亜種が「亜空間タックル」を正式な技名として会得しており、
古き時代を知る古参プレイヤー達に衝撃を与えたが、残念ながら通常種は使ってこない。 - 代わりにと言ってはなんだが、地上でエリマキトカゲのようにバタバタ走るあの行動が特技として実装された。
名称は「ランニングガノス」と言う何とも気の抜けた命名がされているが、
直撃を食らった場合まるでMHP2G以前の同モーションで
蹴っ飛ばされた時のような大ダメージを受ける、中々に強力な特技に仕上がっている。
パワー系に分類されているため、しっかりと真っ向勝負に勝って被害を減らそう。
- 本作は、PVにおいて亜種が「亜空間タックル」を正式な技名として会得しており、
MH-R
- 本家MHSTではオトモンにできなかったが、本作では堂々のオトモン化。
討伐戦クエストとして実装され、クリアすることでタマゴが手に入る。
- MHSTにおいてオトモンにできない理由として、ユーザー間では背ビレと鞍の相性が悪いことが推察されていたが、
本作での鞍の位置は背ビレの前・首の付け根あたり。
こうして見ると特に問題のない位置ではあるのだが、続編のMHST2でも下記の通りなぜかオトモン化は叶っていない。
- ストーリーではヴァルボーレのオトモンとなっており、
彼が首長を務めるマハ・エルグにおいては、マーライオンが如きガノトトス型の噴水が存在するほか、
オトモン用に巨大なプールが造られているなど、愛されていることがよく分かる。
- ちなみに、ライダーとの信頼度会話においてめで鯛種に触れられることがある。
本作では他にもMHXRプレイヤー向けのファンサービス要素があるが、
その中でもめで鯛種は言及される頻度が多め……な気がする。
- 討伐戦においては、弱点属性が火-25%、雷-100%となっているため、雷属性のPTを組んで挑むこととなる。
火力はさほど高くないので、十分な防御力や水耐性値のあるPTならば前半は安定して戦えるだろう。
ただ、特性効果の「激流体勢」で毎ターン速さランクアップをかけてくるため、先手をとるのは困難。
更にHPが半分を下回ると「激流攻勢」が解放され、毎ターン攻撃ランクアップも追加される。
こうなるとさすがに悠長に構えてはいられない。
状態異常は麻痺と裂傷が有効なので、麻痺で行動を、裂傷でランクアップを封じるのも重要である。
ただし状態異常にかけるたびに耐性が上昇していくので、狙うのならばHP半分以下からにしよう。
また、ずぶ濡れはもちろん確率で転倒や睡眠を付与する技も持つので油断は禁物。
オトモン
- 支援型のステータスであり、敵対時と同様にずぶ濡れ、転倒、睡眠を付与する技を持つ。
また、タッグ技として水属性技の「爆流衝烈波」を習得するのだが、
これは威力500にもかからわず消費SP量は80という、
攻撃性能にいい意味で見合わないローコストっぷりであり、水に弱い相手ならばアタッカーもこなせる。
ただし耐性面ではやはり火(-25%)と雷(-50%)に弱いので、
それらの属性攻撃を扱う相手には連れて行かないほうがよい。
特に、少し後に実装されたキリンの龍天災クエストにおいては、
水がそこそこ有効で睡眠も通る相手にもかかわらず雷に弱いため、
連れて行けず歯がゆい思いをしたプレイヤーも多かったかもしれない。
- ちなみにタッグ技にはもう一系統、「虚空瀧砕き」があるのだが、
モーション内容がタックルであり、字面としてもなんとなく亜空間タックルを彷彿とさせるということで大きく話題になった。
まさか後のMHST2で亜種の方が亜空間タックルそのものを使ってくるとは、
当時のプレイヤーは予想だにしていなかったであろう。
なお肝心の性能としては、全体無属性攻撃で10%の転倒効果があるのだが、
さすがに確率が低すぎてアテにはできないか。
上位Lvで習得する「衝破朧落とし」だと20%に強化されるが、それでも安定して狙える値とは言い難い。
MHSP
- 狩魂01弾から参戦。
勿論幼体も併せて登場となったが、どういうわけかつぶらな瞳が…。
と言うかデフォルメ重視の幼体では珍しく何というか別物のようなイメージを見せつけてきた。
ちなみにMHXのプロデューサー・小嶋慎太郎氏に「チンアナゴみたいでかわいい」と言われた。
- 初期狩力は35。
なお、何故か防御重視の能力値に設定されている。ガノスってそんなに硬かったっけか
- ちなみに今回、スピリッツでは初登場となった水没林がガノトトスとの戦闘舞台。
が、何故か流れるBGMは「海と陸の共震/ラギアクルス」。
スピリッツでは通常種亜種問わずBGMが初めて登場したフィールドのBGMに固定される仕様になっている。
が、ガノスは狩魂01弾初登場である。同じフィールドに出るチャナはちゃんと「濁流の罠/チャナガブル」なのだが…。
生態ムービー
- ガノトトスの狩りの一部始終が描かれている。
- 水を飲みに来たアプトノス。
しかし、そこは水竜ガノトトスの潜む危険な水辺だった。
ガノトトスは水中を滑るように哀れな獲物に近づき、陸上まで飛び出して猛然と襲い掛かると、
そのまま水の中に引きずり込んで捕食してしまう。- 突然水中から襲い掛かるガノトトスの恐ろしさだけでなく、
警戒を怠った被食者は死に追いやられる、という過酷なサバイバルの一面をも映し出したムービーである。
- 突然水中から襲い掛かるガノトトスの恐ろしさだけでなく、
- この映像でガノトトスは陸地に乗り上げるような形で獲物に襲い掛かっているが、
これは現実世界のシャチなども実際に行っている狩りの方法である。
- 復帰作品となった3Gでも引き続きこの生態ムービーが採用されているが、
そのためムービー中に襲われるアプトノスはMHP2G以前の容姿のままである。
3以前の作品を未プレイのプレイヤーは、いつもと違う妙にスリムなアプトノスに
若干違和感を覚えるかもしれない。
余談
- ガノトトスの名前の由来は明言はされていないが、
硬骨魚類という魚の種類の一つに「ガノイン類」というものが存在する。
更に、もしそうだとすればかつてガノトトスの祖先とされていた(今では記載がない)
ガルトトの「ガル」の部分の元ネタが
その硬骨魚類の一つ「ガー」(アルファベット表記でGar)であると考えることもできる。
なお硬骨魚類は現在では「チョウザメ」及びそのガーの仲間がそれにあたり、
ひし形の硬い鱗を持つことで知られている。- 他にも幼児語で「魚」を表す言葉に「とと」というものがあり、
これがガノトトスの名前の元ネタになった可能性は高い。
このような幼児語が元ネタになった可能性があるモンスターはほかにオルガロン種がいる。 - 胎生の稚魚同士が胎内で共食いしあう生態は、現実世界のシロワニ(ホオジロザメ)などでも見られる。
生態のみならず、特に口周りの造形はかなり似ている。 - また、ガノトトスの特徴の一つである水ブレスも、現実世界でそれっぽいことができる魚がいる。
熱帯のマングローブ林に生息するテッポウウオという魚は、体内に取り込んだ水を圧縮して飛ばし、
樹上の昆虫を撃ち落とすという狩猟法を確立している。
ただ、テッポウウオは口を窄めることで初めて水を飛ばせるようになるので、
ガノトトスのように口を全開にすると水は飛ばせないし、体内に溜められる水の量はほんの数mlなので、
ガノトトスのように広範囲に薙ぎ払うという真似はできない。
- 他にも幼児語で「魚」を表す言葉に「とと」というものがあり、
- 英語表記での名前は「Plesioth」(プレシオス)。
おそらく恐竜と同じ時代に生息していた大型水棲爬虫類である首長竜の一種
「プレシオサウルス」(Plesiosaurus)が由来だろう。
因みに、プレシオサウルスを邦訳すると「近いトカゲ」という意味である。
これは水棲生物として進化しているが、魚類よりも爬虫類に近い生物である事から付けられた名前である。
しかし、ガノトトスの場合はむしろ見た目は魚である。
一方、後に登場したラギアクルスなどといった海竜種は、首長竜に近い見た目をしているものが多い。- 余談の中の余談だが、「プレシオス」という単語をネット検索してみると、
MHシリーズとは全く関係ない別世界のモンスターやそれに関するページが大量にヒットする。
しかし、(スピンオフ作品とのコラボとはいえ)当方でもMHとのコラボが行われ、
当方のプレシオス防具もしっかり登場した。
- 余談の中の余談だが、「プレシオス」という単語をネット検索してみると、
- 基本的にシーラカンスのように比較的短い胸鰭を持つワイバーン骨格の魚竜の中でも、
本種は特に胸鰭が発達した種であり、ガレオスのそれを上回る立派な翼、
しかもご丁寧に飛竜のように関節を持ち、折り畳める構造になっている。
なぜ系統的に遠いのにここまで飛竜や鳥竜に似た翼を持っているのか疑問に思うかもしれないが、
水上からの滑空を行う内に翼のような巨大な鰭を手に入れる事になってもおかしくはないと考えられる。
折り畳める構造なのも、巨大な鰭は泳ぐ際に水の抵抗が大きくなってしまうため、
邪魔にならないように畳めるようになったと考えれば筋が通る。
つまり、飛竜種や鳥竜種とは収斂進化の末に似ただけ、と考えるのが妥当なところだろう。
- ガノトトスは、設定上では現在確認されている中で最速の竜である。
「水中で」というのが前提条件となるが、ガノトトスの遊泳速度は疾走する馬を凌ぐという。
馬の品種によっても大きく変わってくるが、競争馬などは50kg以上の人間を乗せたまま
時速60~70kmの速度を数分間維持できる。裸馬ならもっと速いはずである。
しかしこれを追い抜くとなれば、当然ガノトトスの泳ぐ速度はそれを上回ることになる。
事実、水中でのガノトトスの泳ぎはラギアクルスなどの海竜種よりもはるかに速い。
- ポッケ農場の投網マシーンを使うと、たまにガノトトス(亜種を含む)の鱗が引っ掛かる。
流れてきた可能性も考えられるが、もしそうならこの川の上流にはガノトトスが生息している事になる。
トレニャーは毎回この川から冒険に出ているが、
この川がそれほど危険な川なら船が沈んで溺れるような事があってはならないはずである。
- 3Gではパッケージ裏を飾るという大役を務めている。なんという大出世であろうか。
問題は、その姿がカヤンバに食いついてチャチャに吊り上げられるという若干アレなものだったことか
そして、同作で魔境として名高いモガの村の村長のセガレに釣り上げられている。
この村は子供がチャナガブルを釣り上げ、漁師はラギアクルスを狩るのだから釣るぐらいは普通のことなのだろう。
もうお前らがハンターになれ
- 旧シリーズでは水棲モンスターがガノトトスとその亜種しか存在しないため、
「水の王者」とも呼ばれていたが、「海洋の支配者」ラギアクルスの登場でその地位から失墜しかけている。
「淡水の王者」に改名か?……とも思われたが、
ラギアクルスは淡水にも適応している上、ガノトトス自身も3Gでは海水に適応している。
ガノトトス自身はラギアクルスと比べて遊泳速度で勝り、またそれを活かした奇襲攻撃も得意とする事から
MH3Gでは「大海のハンター」の異名を持ち、ラギアクルスとの種間競争にも負けずに奮闘している様である。
MH3ではガノトトスが登場しないものの、彼のタックルを継承したモンスターはMH3の中にいる。- 因みに、MH3Gでは、村上位クエストにおいて、ラギアクルスとの同時狩猟クエストである
「海の竜と水の竜」が存在する。
遂に「海洋の支配者」と「水の王者」の共演が実現したのである。
ぶっちゃけハンターを殺しに来てるのでは?と思ったそこの貴方、その直感は間違ってない。- クエスト内容だが、移動エリアが丸かぶりしておりエリア10と11を延々移動するためこやし玉は効果が薄い。*8
- 因みに、MH3Gでは、村上位クエストにおいて、ラギアクルスとの同時狩猟クエストである
- 「水中にいる状態から引きずり出して戦闘開始」というスタイルが初登場時から受け継がれ、
ガノトトスと戦える場所は密林や砂漠、もしくは水上闘技場かメゼポルタの新闘技場だったのだが、
MH3Gのイベントクエスト「究極のフルコース」にて通常種が、
同じくイベントクエストの「ケロロ軍曹・侵略作戦」にて亜種がついに陸揚げされた。
肺呼吸もできるので生存するのには問題なさそうだが、皮膚が乾燥して脆くなったりしないのだろうか。
まあ、ロックラックの闘技場はウルクススが普通に地面から雪玉を掘り出して投げつけたり、
地中で溶岩の軟化と氷の硬化が同時に起こるほどの不思議空間なのでなんとでもなるのだろう。- ちなみに、無印から登場をしているクエスト依頼人の「腕自慢のハンター」は
密林や砂漠で毎度、水中からガノトトスを引き上げられずに大変苦戦している。
MHX(X)でも未だに渓流の水中にいるガノトトスに匙を投げているのだが、
彼がこんな話を聞けば卒倒してしまうだろう…。
というか無印からMHXXまで、誰も音爆弾の使い方を教えてくれなかったというのか…。
ただし、水ブレスも喰らっているようなので、陸揚げされたところで…ということなのかもしれない。
どおりで、念願の水中戦が叶うMH3Gでは依頼してこなかったのか…。
- ちなみに、無印から登場をしているクエスト依頼人の「腕自慢のハンター」は
- 「遭遇したから狩ってくれ」(意訳)といった一方的な理由の狩猟依頼も少なくはないが、
XXのG級獰猛化個体は川を氾濫させ村を6つも水没させる大惨事を引き起こしている。
何かしら被害を出しているモンスターは珍しくないが、
複数の人間の拠点に壊滅的なダメージを与える例はそう多くない。
前例こそあるがそれは古龍種やそれに匹敵する規格外の存在であり、
一般的な大型モンスターとしてはアグナコトルと並んで最大級の被害を出している。
チコ村は運が良く免れているだけかもしれない。
- MHFにおいて、ガノトトスの骨格を利用した特殊なモンスターが登場した。
2016年8月10日よりスタートした、漫画『彼岸島』とのコラボクエストにて、
同作に登場する「魚人型邪鬼*9」に変貌したガノトトスが登場したのである。
この邪鬼ガノトトス(?)の詳細についてはこちらを参照のこと。
- アイルー村シリーズには直接の登場はないものの、
アイルー村Gにガノトトスの背ビレを付けたアイルーがいる。
釣りイカダを拡張して沖にまで来ると水面をガノトトスの背ビレが横切る事がある。
その状態で釣りをすると泳いでいるアイルーが釣れる。
メニューからは村民達の顔とプロフィールが見られるのだが、
基本的に皆正面を向いて写っている所、このガノスというネコだけは
微妙に斜めを向いて頭の背ビレを見せつけているという拘りぶり。- アイルーでパズルーでは、リールをプレイヤーキャラに選択した時のEDにおいて、
長老が村の漁場にガノトトスを放流(正確には釣りカエルを使っておびき寄せた)し、
村の住民が大迷惑するという事件(?)が発生した。
- アイルーでパズルーでは、リールをプレイヤーキャラに選択した時のEDにおいて、
- スマートフォンアプリのモンスターハンター Dynamic Huntingにおいても狩猟対象としては登場しないが、
固有素材とそれらから生産する武器(防具はなし)のみ登場している。
ただ素材の入手手段が特殊で、イャンクック亜種かイャンガルルガのクエスト報酬として出現する。
しかもイャンクック亜種のクエストはガノトトスの生息域ではないはずの沼地で行われているにもかかわらず、である。
「これは派生作品で、本編と世界観設定が共有なされていないから」と言ってしまえばそれまでだが…
- 登場初期から長い間、唯一の水棲大型モンスターとしてのキャラクターを保ってきていた影響か、
はたまた伝説とも言える亜空間判定の影響か人気と存在感はそれなりにあった。
しかし、ノベル版での活躍は遅れに遅れた。
第一弾では名前だけ、第三弾では巻頭の漫画でのみの出演となっており、
本格的にハンターと対峙したのは第五弾になってやっとである。
素材
- エビの小殻
- キングロブスタの殻。ごく稀にガノトトスの胃袋に甲殻が残っていることがある。
MHP2G以前では、ガノトトスから得られる素材の中で最も貴重で珍重される素材だった。
MH3Gのみガノトトスからエビの小殻系統の素材は入手できず、別の入手法がある。
因みに「小殻」は頭の殻で、背中の大きな殻は「大殻」、さらに大きなものは「巨大殻」と呼ばれる。
トレニャーを密林や砂漠に派遣すると稀に取ってくることがある。
MHXではラギアクルスからも入手できるようになった。
MHFのG級個体からは巨大な鋏である「巨大鋏」が入手できる。
- 水竜の大トロ
- モガの村の希少特産品。脂のたっぷりと乗った水竜の大トロ。
高級食材としての需要があり、食した者の人生観を変えてしまうと云われるほどの絶品。- 現実世界のマグロのトロがそうであるように、刺身や寿司などのネタになるのだろう。
実際、モガの村の漁港の女主人の話を聞く限りでは、
少なくとも「寿司」と呼ばれる料理はモンハンの世界にも存在しているようである。 - 因みにシュレイド地方では「水竜のトロ」と呼ばれるものも食材として流通しており、
この水竜の大トロと同じくトレジャーハンタークエストにて入手できる。
- 現実世界のマグロのトロがそうであるように、刺身や寿司などのネタになるのだろう。
- 水竜の宝玉
- ガノトトスの体内に稀に生成されるという至高の玉。
トレジャーハンタークエストにて稀に入手できる。
- 水竜の鋭牙
- 近年、素材としての価値が見出されたガノトトスの牙。MH3Gで初登場。
非常に鋭く、食らいついた獲物に深々と突き刺さり、決して離さない構造となっている。
また、強度そのものも相当なもので、小型の甲殻種なら容易く噛み砕けるほどである。
より鋭さと強度を増したものは「水竜の重牙」と呼ばれる。
通常種と亜種とで名前と価値に変化はなく、一括して扱われる。
ただし、MHXRでは「水竜の牙」が登場している。
凶暴個体の物は「凶牙」と呼ばれる。
旧作では、ガレオス種の牙と区別されず、一括して「魚竜の牙」「魚竜の重牙」と呼ばれていた。
辿異種が持つ大きく発達した蒼い牙は「蒼牙」と呼ばれ、非常に硬く、加工するには高い技術が必要。- MH3G以降では下位クエスト相当のガノトトスが存在しないため、
現在のところ「水竜の牙」という素材は存在していない。 - MHFではG級個体(辿異種)の物のみ「水竜の壮牙」「水竜の蒼牙」として本家風に扱われているが、
下位/上位では亜種は「魚竜の牙」が取れるが通常種に至っては「竜の牙」である。
「壮牙」は無数の傷跡から、幾多の戦いを潜り抜けてきたことがわかる。
「蒼牙」はその名の通り蒼色を持ち、非常に硬く、加工するには高い技術が必要。
ちなみに変種/奇種は「魚竜種の牙」系統の汎用素材となる。
- MH3G以降では下位クエスト相当のガノトトスが存在しないため、
- 水竜の鱗
- 瑠璃色の美しい輝きを放つガノトトスの鱗。水分を失うと脆くなる性質がある。
より上質なものは「上鱗」と呼ばれ、水分を失ってもその輝きは失われない。
厚みを増した最上級のものは「厚鱗」と呼ばれ、襲い来る爪牙を見事に受け流す。
辿異種からは滑り気のある「滑鱗」が得られる。手に取る時は、滑って落とさないよう注意が必要。
MHXRでは、ソワエール島で海竜の爪と合わせて、空に打ち上げることで雨を降らせる効果のあるモノを作った。
凶暴個体の物は「凶鱗」と呼ばれる。
- 水竜のヒレ
- ガノトトスのヒレ。これを使って水中を高速で泳ぎまわる。また、神経性の毒があり、毒を受けると昏倒する。
主に近接武器の刀身部分や武具の装飾に用いられる。
これを用いた武器は水属性を得ることが多いが、中には睡眠属性を得ることもある。
より上質なものは「上ヒレ」、形状の美しい最上級のものは「特上ビレ」と呼ばれる。
初期のシリーズでは「背ビレ」も登場する。
MHFの特異個体からも様々なヒレが得られ、
角度を変えると微妙に色が変わって見える特別なものは「旋ビレ」、
光に透かすと幾何学的な美しい模様が見える極上のものを「刃ビレ」、
時間が経っても表面から水分が失われることはなく、いつまでも輝くものを「凄ビレ」と呼ぶ。
MHFのG級個体が持つ立派なヒレは「壮ビレ」と呼ばれ、無数の傷跡から、幾多の戦いを潜り抜けてきたことがわかる。
辿異種は巨大な「大ヒレ」が得られるが、
他の個体と違い、ゲルを纏うようになったからか、棘の毒腺が退化しているようだ。
より上質で巨大な物は「巨大ヒレ」と呼ばれ、色鮮やかな見た目から、収集品としての価値も高い。
- 水竜の翼膜
- ガノトトスの翼膜。
加工難易度は高いが保水性に優れており、リオス種の翼膜同様、鎧のインナー素材などに広く使われている。
保水性はそのままに、より強度を増したものは「水竜の剛翼膜」と呼ばれる。
通常種と亜種とで素材名と価値に変化はない。
メインシリーズではMH3GとMHXにて存在する素材で、翼破壊などで入手が可能。
MHFではG級個体からのみ極稀に入手できる。水気を帯びると誘眠効果を発生させる。
亜種のものは「翠水竜の翼膜」として別に扱われ、捕獲の方が入手しやすいという特徴を有する。
- 水竜のお頭
- ガノトトスの頭。それなりの強度があり、武具の素材として珍重される。
しかし、素材として使われるほど堅牢なものは滅多に入手できない。
生臭いが、宴に使うのも一興かもしれない。
通常種と亜種とで素材名と価値に変化はなく、一括して扱われる。
より硬度を増した上質なものは「水竜の絶品お頭」と呼ばれる。
素材としてはMH3G以降の、ガノトトス自身を狩猟可能な作品にのみ登場している。
MHFでは辿異種が持つ異常発達した頭部は牙が外にむき出しになり、ゲル生成器官を獲得。
そのゲルを用いた、独特の戦法の要となっている。
その発達具合に応じて「極頭」「極上頭」「極剛頭」「極絶頭」と呼び分けられる。- 余談だがお頭とは漢字で書くと本来「尾頭」。
つまり尾もついて初めて尾頭と呼べるのだ(尾頭付きとは丸々一匹のお魚の事)。
ガノトトスの場合「御頭」というニュアンスでの表記だろうか。 - MH4では、投網マシーンでガノトトスを釣り上げると、「ガノトトスのお頭」という勲章を得られる。
- 余談だがお頭とは漢字で書くと本来「尾頭」。
- 水竜の泡玉
- MHFのG級特異個体から入手できる不思議な玉。
水に入れると水泡が吹き出るらしい。スポンジ状になっているのだろうか?
- 水竜のエラ
- 辿異種のエラのみが素材として使われる。
非常に大きく、エラを震わせることで咆哮に匹敵する、大きな音を発することが可能になった。
- 水竜の粘髄
- 辿異種が持つ髄。
少し粘り気があり、地上での激しい運動を可能とする血液を生み出す。
- 濁ったゲル
- 辿異種の体内で作られる半固体状の液体。緑色に濁っている。
このゲルを身に纏って自己強化を行ったり、
一定以上の量の塊を設置し、外敵の足止めや小さい陸上生物の窒息トラップとして用いる。
このゲルは主に異常発達した頭部で生成され、それを貯める「ゲル溜袋」という器官を有する。
「ゲル溜袋」は無傷で剥ぎ取る事が難しく、希少な素材として扱われる。
- 水竜の強脚
- 辿異種のみが持つ太い脚。
巨体を支えているため、意外にも筋肉質。
より強靱なものは「強靭脚」と呼ばれ、ハンターを追い掛け回すなどの姿が、目撃されている。
- 水竜の尾棘
- 辿異種のみから得られる尾棘。
とても鋭く、武具の素材として、重宝されている。
特に鋭く尖ったものは「尖尾棘」と呼ばれ、素手で触るのはおすすめしない。
- 水竜の骨
- ガノトトスの骨。
MHXRで追加された固有素材。
チリチェリ島では尾槌竜の角とで、ユノの熱に対する薬を作った。
凶暴個体の物は「凶骨」と呼ばれる。
- 水竜の水冷玉
- ガノトトスが持つ玉石。
MHXRで追加された固有素材。凶暴個体の物は「凶水冷玉」と呼ばれる。
- 鞠水竜の鱗
- ガノトトス激流種の鱗。薄い緑色が掛かった白色に変化している。
- 鞠水竜の骨
- ガノトトス激流種の骨。
- 鞠水竜の牙
- ガノトトス激流種の牙。
- 鞠水竜の水冷玉
- ガノトトス激流種が持つ玉石。
関連項目
モンスター/ガノトトス亜種
武器/ガノス武器 - ガノトトス素材を用いた各武器へのリンクあり
防具/ガノスシリーズ
クエスト/双魚竜
アイテム/釣りカエル
世界観/キングロブスタ
世界観/ジャングルガビアル
アクション/亜空間タックル - ガノトトスの十八番
登場人物/船大工の親方 - ジャンボ村の住人で、元ハンター。ガノトトスとは浅からぬ因縁がある。