防具/メイドシリーズ

Last-modified: 2025-10-09 (木) 21:25:24

シリーズ初期から登場する、女性用の防具の1つ。
基本的に剣士用装備であり、ガンナー用はデザインの異なる「プライベートシリーズ」となる。
本項では纏めて記述する。

目次

概要

  • モンハン無印から登場している受付嬢なりきり装備の元祖。
    以降はMHG、MH2、MHP2(G)、MH4(G)、MHX(X)でも生産可能なほか、MHSTシリーズにも登場している。
  • ミナガルデ受付嬢が着ている制服のレプリカであり、
    ベストのデフォルトカラーは赤でベッキーのものが元になっている。
    着彩変更ドリス(青色)やポッケ村ギルド出張所のシャーリー(黄色)も再現可能である。
    • ガンナー装備のプライベートシリーズはモチーフがギルドガールズの普段着ということもあり、
      着用する人物はゲーム本編に登場していない。
  • 下着が全く見えないデザインのため脚パーツのみだとズボンやレギンスのように見えるが、
    スカート形状の腰防具と合わせて腰部分を隠せば黒タイツ(パンスト)を履いた脚を実現可能。
    また、ベルト系防具との親和性も高く女性キャラの脚コーデとして中々使える代物であろう。
    • なお対になるプライベートシリーズはサイハイソックス+下着であり、
      タイツではないどころかメイドと名前が真逆である*1
    • 見た目が超タイトな黒い長ズボンということもあり、
      一部の紳士の方々には喜ばしい装備のようだ。
      その方々によれば、「尻のラインこそ、この防具の真価」らしい。
  • MH無印からMH4Gまで、やたらと防具一式の生産難度が高いことで知られていた。
    • MH無印では、生産の条件としてオンライン環境が必須であり、
      素材はたまご券や宝石券、そしてノヴァクリスタルやギルドチケットを必要としていた。
      オンラインサービスが終了しているため、現在は入手不可になっている。
      なお、以降のシリーズでは闘技大会の報酬で得られるコインが要求される。
    • MHGではオフライン環境のみでも入手可能になったものの、
      一式生産はモンハンシリーズ最高難度と言えるほど苦難を強いられるものになった。
      なんと、すべての部位にモノブロスハートが1個ずつ必要になるのである。
      当時は通常種と亜種の本体剥ぎ取りでしか出ない上に入手確率数パーセントの超希少素材であり、
      それを5個も要求されるとなれば何十回もの周回が確定してしまう。
      例のセンサーに引っかかってしまえば、100体討伐してもまだ揃わないなんてことも十分あり得る。
      それに加え、クリアさせる気がゼロな訓練所クエストの報酬も容赦なく要求されるため、
      今から生産しようとするならば相当の覚悟が必要になるだろう。
      そして苦難の末に手に入るのは、ストーリー中盤に作る装備の足下にも及ばない
      低い防御力と採取スキルだけが発動する、明らかに戦線向けとは言い難い装備である。
      あまりにも製作難度に見合わない伝説のネタ防具になってしまったのだ。
      • その一方で、上位版メイドSシリーズの生産難度は比較的簡単であったが、
        現在はイベントクエスト報酬のギルドチケットが入手不可能なので、結局下位版を作るしか道はない。
    • MHP2(G)でようやく入手難度は緩和されたが、勇気の証とアイルー食券・並、混沌茸や春夜鯉などの
      手に入りにくいアイテムを要求してくる。
    • MH4GのG級装備となるメイド(プライベート)Xシリーズでは、なんとティガレックス3頭討伐極限状態恐暴竜討伐
      2つでしか入手できないデンセツコインGを多量に要求してくる。
      つまり、軟弱な装備で極限状態 のモンスターを相手しなければ生産できなかったのである。
      なんたる鬼畜…
    そしてMHX(X)では生産難度が大幅に緩和され、闘技大会のコインは一切要求されず
    ココット村の貢献度を上げると手に入るチケットと身近な素材だけで生産できるようになった。
    下位、G級装備共にココット村受付嬢の依頼をこなすと生産リストに載る。
    • MHXXで追加された防具合成システムの見た目装備として人気の一式装備である。
      一部屋にメイドを装ったカマキリ一式が揃うこともしばしば。
  • メインシリーズではMHXXを最後に登場機会を逃し続けている。
    特にMHR:Sでは歴代受付嬢なりきり装備が多数実装されたものの、
    メイドシリーズは残念ながら復活できなかった。
    前作MHW:Iでは受付嬢(編纂者)のコスチュームとしてココット村の受付嬢制服が実装されており、
    最新ゲームエンジン対応のメイドシリーズはすぐに用意できそうではある。
    今後のアップデートや以降のシリーズに期待したい。
    • メイドとは対のギルドナイトシリーズについては、MHWildsで重ね着として復活しており、
      女性(の外観)でもギルドナイトシリーズを装備することが可能になっている。
      現代でメイドが復活すれば、理論上ガタイの良いハンターも着れることになる。
  • 派生作品のMHSTシリーズでは、対となるギルドナイト装備と共にメイド装備が実装。
    メインシリーズと同じく女性用装備で、女の子主人公である場合に入手できる。
    なお、本作では部位別ではなく一式防具となるため、「メイド装備」となっている。
    (他の防具でも言えることだが、頭部の装備は見た目のオン/オフの切り替えが可能となっている。)
    以下の入手方法は男性用のギルドナイト装備と共通である。
    • MHSTでは、ストーリー終盤(ラストダンジョンを目指す頃)でギルデカランのギルドガールズ末妹・マフィから受注できる、
      通り名付きベリオロス亜種討伐サブクエストの報酬となる。
      ストーリー進行度の他に、マフィから受注できるサブクエストも達成済みであることが受注条件。
      • なお、アップデート追加のいつでもキャラメイク機能で、男の子主人公へ変更した場合、
        本装備は自動的にギルドナイト装備に切り替わる。
        これは他の性別限定装備(オウビート/パピメル装備や着せ替え装備など)も同様。
        いずれも名称や見た目以外の性能は対となる装備で同一である。
    • MHST2では、ストーリー中盤(リヴェルトが共闘パートナーになる頃)でメラルー商会の交換品に追加され、
      ビンの王冠23個と交換で入手できる。

性能

MH~MHP2(G)

  • 初期作品においては、生産難度の割には少々頼りないスキル構成であった。
    一式でスキルは探知(無印では採取)、神のきまぐれ、幸運自称・肉焼き名人(2ndのみ)が発動する。
    マイナススキルの自称・肉焼き名人は別に気にすることは無いが、
    探知や幸運はスキルを上げれば上位のスキルになるが、どちらも数が10なので、
    スロット3つ付きの武器とこれ一式で装飾品を使って両方を補うのは不可能である。
    が、どちらかを補って上位スキルにするのは可能である。
  • 脚防具だけは胴系統倍加が発動するため、それなりに有用ではある。
    しかし前述の通り作製難度が高い上、胴系統倍加持ちの防具は他にも色々存在するため、
    オンライン環境であまり採用されることは無かった。
    強さだけでなく見た目も大事にしたいハンターにはうってつけだろう

MH4(G)

  • MH4において、高い防御力を誇りつつ胴系統倍加が発動する脚防具は
    メイドシリーズとセイラーシリーズの2種が存在していた。
    しかし、防具の組み合わせ次第でセイラー脚はいかがわしい見た目(パンツ丸出し)になってしまう*2ため、
    他人の目が気になる女性ハンターはそれを防ぐ手段としてメイド脚を用いた模様である。
    しかしそれだと防御力が低下してしまうため、プレイヤーは究極の選択を強いられたとか…。
  • 続くMH4Gでは、G級仕様のメイドXシリーズが登場。
    胴系統倍加が発動する脚防具としては作中最高の防御力を誇っており、
    エンドコンテンツの環境にも十分適応するスグレモノである。
    先述の通り製作難度は極めて高いが、導入を検討するのも良いだろう。
    ついでにG級相応のセイラーシリーズは実装されず、いかがわしい問題は解消された

MHX(X)

  • MHXXに登場したメイドXシリーズは、なんと一式揃えると無慈悲を発動させる。
    本来献身的であるべきはずのメイドが無慈悲とはこれ如何に。
    更に、オトモへの采配まで発動する。
    仕える側の立場であるはずのメイドが、部下(オトモ)を采配する側に立っている。メイド長だろうか?*3
    まだ多少物足りない感はあるが、歴代のメイドシリーズ系防具の中では最も戦闘に向いた構成となっている。
    戦うメイドさんを目指してみるのも一興か。
    • 男用のギルドナイトシリーズに相当する防具なので、今回はそちらのイメージに合わされたのだろう。
      むしろ今までは向こうが戦う気ゼロだと揶揄されていたが。

MHST

  • MHSTでは、防御力108(最大強化時)・耐性無し。
    前述の通り、ギルドナイト装備とは名称と見た目が違うだけで、性能は同じである。
    強化には1レベルごとに感謝の証が必ず要求されるため、強化難易度はやや高い。
    スキルのほうは優秀なものが揃っており、
    • HP回復時に回復量を10%UPする自己再生力アップ
    • 高確率で先制行動できる加速【大】
    が発動し、上位強化で「メイド装備改」となると以下のスキルが追加される。
    • オトモンに指示する際の絆消費が減る指示コスト減少【中】

MHST2

  • MHST2では、防御力が属性毎に高耐性と弱点が1つずつに変更され、それ以外の属性は高耐性と弱点の中間となった。
    当装備は高く弱点
    また、スキル構成が全く変わったほか、強化は鉱石をメインに使用するようになった。
    前作と同じく、ギルドナイト装備と性能は同一である。
    性能および発動スキルは以下の通り。スキルの【 】内は左が下位→右が上位。
    • 防御力は16187・他124(最大強化時)
    • クリティカル攻撃時に絆ゲージが増える会心撃・絆【大→特】
    • 被ダメージを一定確率で半分にする精霊の加護【中→大】
    • アイテム使用時に一定確率で数が減らないアイテム節約【小→中】

メイドネコシリーズ

  • ココット村の受付嬢の制服をオトモ用に小さいサイズで再現したオトモ装備。
    一式身に付けたその見た目はまさに小さなメイドさん。
    特にクエストで後ろから早歩きで駆け寄ってくる姿は非常に可愛らしい。
  • 対応する武器は「ココットネコビーア」。
    鉄製のジョッキにたっぷりの発泡酒が注がれたデザインの武器で、酒飲みハンターのオトモが考案したという。
    ビールといえば例のネタ武器が有名だが、こちらのビールの性能はというと
    • 同時期に作成できる武器と比べて低い斬れ味
    • マイナス会心
    • 水属性5
    …とお世辞にも性能は良いとは言えない。
    特に同時期に作成可能なミツネネコ華傘には攻撃力・会心率・属性値・斬れ味全てに負けている。
    つまりネタ武器である。
  • さらにG級では「ココットXネコビーア」が登場。
    作成時期を考えれば何とか実戦に使えなくもない性能。
    とはいっても他にもっと良い性能の武器はいくらでもあるのでそちらを使った方が良いだろう。
  • 防具はオトモの耳に配慮したデザインの「メイドネコフード」、
    工房の趣味が継承されたという「メイドネコメイル」の二つ。
    属性耐性は軒並み0である中、何故か火耐性だけ3。
    むしろ一番燃えやすそうな気がするが…受付嬢に倣ってリオレウスでも狩りに行っててこいということだろうか?
  • 防具の着彩設定にも対応。ハンター版同様、
    防具の赤い部分がカラー変更に対応している。

余談

  • ほぼ同じ生産素材で製作できるプライベートシリーズの方が、黒と白の配色でフリル付き、
    と一般の人がメイドと聞いて思い浮かべるデザインに近い。 実際は、上記の通りギルドの制服はカラフルな代物なので、
    消去法でこちらが「メイドシリーズ」で間違いないと判る。
  • MHNowの重ね着装備「アンティームコート」シリーズは、現在世界が舞台とだけあって
    我々が想像する王道のメイド衣装のデザインである。
    こちらは腰装備が無く、胴装備だけで成立するワンピースのメイド衣装となっている。
  • この装備のモデルとなったベッキーは、ハンターを羨ましく思っており
    本気で赤き飛竜の王を狩猟するつもりだったことが発覚している。
    先輩受付嬢ドリスが説得したことで本人は狩猟に行くことが叶わなかったが、
    こちら側がベッキーになりきって狩猟に赴くのも悪くはない…だろう。

関連項目

防具/ギルドナイトシリーズ - 対となる男性用装備
登場人物/ギルドガールズ
登場人物/ナルガテール - 「メリッサ」という名義でメイドシリーズを含んだ装備を着用している
世界観/ギルドナイト


*1 あちらは防具名がタイツなのに実態はソックス、こちらは名前がソックスなのに実態はタイツ
*2 ガンナーの場合はどちらを用いても避けられない
*3 しかし、オトモへの采配はMHXに登場した(下位の)メイドシリーズでも発動している。