システム/シンボルカラー

Last-modified: 2024-11-03 (日) 09:37:05

MH2から登場した、一部の防具に任意の色を付けることができるシステム。
作品によっては「着彩設定」と呼ばれる場合もある。
適用される部分は防具によって異なり、ワンポイントのものもあれば全体の色が変わるものもある。

目次

シリーズ毎の変遷

MH2

  • 対応するのはS系の防具や古龍系の防具など。
    シンボルカラー自体は、上記の対応防具を作成した時点で、
    赤・白・緑のいずれかが振り分けられる。
    • ちなみに、最初に振り分けられる3色は、
      対応防具作成時点で一番多くクリアしていたメインターゲットの条件で決まる。
      討伐なら赤、捕獲なら白、納品なら緑である。
      大概のハンターは、赤が振り分けられることが多かった。
    最初は任意でのシンボルカラー変更は出来ないが、
    サブターゲットを合計200回クリアし、
    オンライン上で大長老に許可を貰うことで
    カラーの付け替えと最初の3色以外のシンボルカラーが解禁される。
    • よって、オンラインが終了した現在は付け替えは不可能である。
      なお、最初にもらえる3色であれば、該当するメインターゲットの条件を
      連続でクリアし続けることで、切り替えることが可能。
  • 全部で11種類あり、条件を満たすごとに開放されてゆく。
    虹色(完璧の虹)は他の全ての色を揃えることが条件だった。

友情スキル

  • MH2と、初期のMHFにのみ存在したシステム。
    クエストメンバーのカラーが特定の組み合わせの時に、
    何らかのスキル効果がメンバー全員に対して発動する。
    4人全員が「剛腕の赤」で揃えた場合の「幸運」効果が最も人気が高かったようだ。
    それゆえに他プレイヤーに対して発動を要求することが問題視され、
    結局はMHFにおいて友情スキル自体が廃止されたという経緯がある。
    • すぐ後に毎日イベントの通り名称号効果として友情スキルは復活したが、
      条件・効果ともシンボルカラーと比べて大幅に厳しくなっている。

MHF

  • 基本的な仕様はMH2のものを引き継いでいる。
    大長老には会えなくなったが、メゼポルタ広場のギルドマスターに話しかければよい。
    • 解禁条件はシンボルカラー対応の防具を生産すること。
      ククボテンプレや課金装備等を用いれば、取得しないままゲームを進めることも可能。
      実際、シンボルカラー未取得の秘伝書持ちハンターも散見されていた。
    • ちなみに工房ショップで売っている「狩人Tシャツ」もシンボルカラー対応防具なので、
      とりあえず買っておけばシンボルカラーが空欄では無くなる。
  • MHFでは、当初はカラー変更に対応する防具が(MH2由来の)S防具か古龍防具のみで、
    新しく追加された数々の防具には対応していなかった。
    友情スキル廃止に伴って見た目のみでカラーリングを選べるようになったとはいえ、
    Fオリジナルの優秀な防具が増えていくにつれ対応防具は現役を退いていき、
    シンボルカラー選択というシステム自体が空気になっていた。
    • さらに、当初からの仕様により「交歓の桜」(MHPと連動)と
      「祝祭の朱」(オフラインモードをクリア)は取得不可能で、
      それゆえに「完璧の虹」(他の全ての色を取得)も使えなかった。
  • G8にて追加された遷悠防具は久しぶりにシンボルカラー対応の新規防具となり、
    入手不可能だったカラーの入手手段も検討されていることが発表された。
  • G10アップデートにて9年越しのテコ入れが行われ、
    取得不可能だった2色が「達成の朱」「励祭の桜」と名前を変えて追加された。
    それぞれハンターナビ狩人祭が取得条件になっている。
    さらに既存の色も含め、5段階の色調から選択できるようになり、
    部位別に異なるカラーを指定することも出来るようになった。
    全ての色を集めることで「変化の虹」も取得可能となっている。
    またこれを機に、カラー変更可能な防具も増えてきている。
    ちなみにシンボルカラー対応防具は、防具生産画面で「C」というマークが表示されている。
  • パートナーのシンボルカラーはプレイヤーの頭部、
    すなわちステータス画面に表示されているものと同じ色になる。
    複数の部位に対応防具を装備していてもカラーは統一される。
    ただし、色を変更しても一度画面を切り替えるなどしないと反映されない。
  • シンボルカラーとは無関係だが、SP防具や一部のパッケージ防具などは生産時にカラーを選択できる。
    性能は同じだが色ごとに別の防具扱いであり、生産後に変更することはできない。
  • シンボルカラー取得条件(G10アップデート以降)
    シンボルカラー取得条件
    自然の緑ギルドへ≪採取≫の貢献度が一番高いハンターへの証。
    豪腕の赤ギルドへ≪討伐≫の貢献度が一番高いハンターへの証。
    技巧の白ギルドへ≪捕獲≫の貢献度が一番高いハンターへの証。
    励祭の桜狩人の祭で大きく貢献(入魂5000以上)したハンターの証。
    友情の青一度でもフレンドリストに50人登録したことのあるハンターの証。
    業物の紺入手が困難な武器を数多く所有しているハンターの証。
    鎧銘の青緑入手が困難な防具を数多く所有しているハンターの証。
    武勲の紫大闘技会で勝利したことのあるハンターの証。
    達成の朱多くのハンターナビを達成したハンターの証。
    大物の黄15匹以上モンスターがキングサイズになっているハンターの証。
    宴の白灰マイハウスで10皿以上まかなわれたことのあるハンターの証。
    変化の虹全てのシンボルカラーを手に入れたハンターの証。

MHP2

  • 対応する防具を生産できるようになった時点でシンボルカラー変更ができるようになる。
    基本的にはS系防具を作成可能になる上位以降だが、
    ナナ・テスカトリの防具であるエンプレスシリーズが何故か下位防具でありながら色選択が可能なため、
    エンプレスシリーズの防具を一部位でも作れば称号「おしゃれ」はもらえる。
  • 今作からは開放された時点で無条件で虹色以外の全ての色が使えるようになったため、
    「剛腕の赤」「自然の緑」などの二つ名も消え、シンプルに色名のみが使われるようになった。
    虹色の使用条件は村ージャンこと村最終クエストのクリアである。

MHP2G

  • 前作の仕様を引き継ぎつつ、新たにXZ防具という色タイプが登場。
    該当する防具の色を、RGBバーを操作して非常に細かく設定できるようになった。
    また、今作から部位ごとに異なる配色にすることも可能になった。

MH3

  • 村の緊急クエスト「ラギアクルスを仕留めろ」をクリアすると、
    青、赤、白の三色のシンボルカラーが解禁される。下位防具全てにも対応。

MHP3, MH3G

  • 上位以降の防具がシンボルカラーの変更に対応している。
    そのため事実上、上位への昇格が解禁条件である。
  • 最初は予め用意されている16色(+防具自体のデフォルト色)しか選択できないが、
    ラスボスを撃破することでRGBバーが解禁され、細かい色彩設定を行うことが可能になる。
    なお、このRGBバーは髪の毛やインナーの色にも対応している。
    MH3G以降の3DS系作品ではRGBバーと云うより、
    タッチパネル機能を活かしたランダムパレットとでも呼ぶべき物となっている*1
    直感的に配色を選べる反面、
    レシピを数値として他のプレイヤーに伝える事が出来ない為、快く思わない向きも居る模様*2
  • MHP3でも、村最終クリアで虹色が設定可能になる。

MH4(G)

  • 今回はいきなり6色から選択ができる。
    ブレイブスキュラといった着彩面積の広い防具もあるので、最初から多彩な外見が楽しめるようになっている。
  • その後、村ラスボスを撃破すれば6色追加され、12色から選べるようになり、
    集会所ラスボスの撃破で、自由な着色ができるようになる。
  • そして、恒例の村最終をクリアすれば虹色も追加される。
    相変わらずシュールだが、オンラインでは実力の証明にもなる。
    さり気なくワンポイントに仕込むもよし、虹色のドクロで決めるもよし。

MHX

  • MHXにおける着彩設定のシステムは概ねMH4(G)のそれと同様で、初期状態では6色から選択可能。
    初期装備の色変更可能な部分が広いところまで変わらない。
    集会所上位進出で新たに6色が、村☆6緊急クエスト「灼熱の刃」クリアで虹色が追加。
    集会所ラスボスのクエストを自分で受注してクリアする事で、フリーパレットも使用可能になる。

MHXX

  • 基本的な仕様は前作と同じだが、HR100になり超特殊許可クエストをクリアすることで
    二つ名持ちモンスターをイメージした特別な着彩設定が解禁される。
  • 二つ名の着彩設定は主に2種類に分けられ、一定間隔で点滅するものとそうでないものに分けられる。
  • また、前作まで着彩設定の対象外だったオトモ防具が遂に色変更可能となった
    ハンターのそれと同様、ゲームを進めるとオトモボードから防具色の変更が可能になる。
    なおハンターの防具と異なり、一部コラボ装備は色変更が出来ない。
    • ちなみにコラボ装備の一つであるロックニャン装備は色が変化するギミックを元から持っているが、
      この装備は着彩設定が可能となっている。
      設定が適用されるのはデフォルトの青と水色の姿のみで、行動によって変化する色には影響しない。
  • 同作では、G級ハンターになると防具合成で防具の見た目を変えられるようになるが、
    更に条件を満たすとオトモ防具でも防具合成ができるようになる。
    このシステムと着彩設定の仕様変更のおかげで、
    オトモ及びニャンターでもより自由なオシャレが楽しめるようになるだろう。

MHW(:I)

  • 久しぶりに上位から色変更が可能になる。
    下位防具では例によって対応していない点についても以前と同じ。
  • 今作の色設定は色相・彩度・明度の3つのバーを操作して設定する方式に。
    キャラメイクで行った髪色の設定などと同じ方式と言えば分かりやすいだろう。
    より細かく色を変えられるのは利点だが、反対にその色設定を他人と共有しにくいのは難点
    (数値や座標等が非常に分かりにくい)。
    ただ、自身のデータ内での流用に関しては、色の保存保存した色の使用の機能があるため簡単である。
    • もっとも、このタイプの変更はストーリークリア後でしか行えない。
      それ以前は40種のプリセットから選択する方式となっている。
  • 虹色も健在で、過去作でいう村最終クエスト相当の「新大陸の白き風」をクリアすれば解放される。
    が、どういうわけか虹色の主張が過去作より大人しめで、あまりインパクトが感じられない。
    むしろ彩度・明度MAXの方がしっかりと悪目立ちする。
  • ちなみに今作の色設定にはちょっとした秘密がある。
    というのも、どうやら色変更用のテクスチャと色固定用のテクスチャが分かれているようで、
    基本的には前者が上位防具、後者が下位防具に使用されている。
    上位防具のデフォルトカラーはそもそも下位防具と違うのだが、
    ある条件で下位防具と全く同じもの、つまり色固定のテクスチャが読み込める。
    方法は単純で、「色を保存してない時に保存した色を使用する」というもの。
    これを使用すると、例えば下位から色が変化している装備を下位と同じ見た目にしたり、
    色だけ違うβ装備をα装備と同じ色にするといったことが可能。
    • Ver.10.11からはこれが不可能になっており、表示通り黒色になってしまう。
      既にやったものに関しては引き続き使うこと自体は可能であり、
      マイセットに登録してあれば通常装備はそれを経由して何とかなるが、
      重ね着防具に関してはアップデート前に予め全部位装備して適用、
      アップデート後に重ね着装備ごとマイセットに登録しておく必要がある。

MHR(:S)

  • 本作でも概ね仕様はMHWorldのものと変わらないのだが、色相・彩度・明度のバーが数値化された。
    また、デフォルト色に関してもこのバー操作で再現できるようになったため、全く同じ数値にする、
    もしくはデフォルト色を保存して使用すれば、異なる防具の色の統一が簡単に出来るようになった。
  • 色変更ができる防具は変わらず上位から登場。上位の途中からバーを操作して色変更が可能になる。
    また、ラスボスとなるナルハタタヒメを討伐すると、2つ目の色変更が解放される
    これは1つ目の色変更部位とは異なる部分の色変更が可能になるもので、
    MHWorldでいうα装備とβ装備の色変更部位が違うものを一つにまとめたようなものと言える仕様。
    実際MHWorldで登場した防具の色変更部位は基本的に片方がα、片方がβと同じになっている。
    防具にもよるが今までより大胆に雰囲気を変えられるようになったため、混成防具も合わせやすくなっている。
  • なお、現状では虹色設定が存在しない

MHST

  • MHSTでも「防具の色」という名でシンボルカラー機能は続投。
    今回は最初から12色の中から選べる形となっているがカラーパレットは無し。
    基本的にはメインシリーズと同じだがMHSTでは
    防具の色1と2の二つが存在し、片方は従来通りのワンポイント部分等だが、
    もう片方で防具の大部分の色を変える事が出来るのが特徴。

余談

  • 作品によっては、マイセット装備ごとに色を固定できる(MHP3、MHX(X)が該当)。
    そのため、同じパーツを使っても装備ごとの色調に合ったカラーリングに変更できる。
  • 上でも少し触れられているが、一部の作品で選択可能なカラーに「」というものがある。
    玉虫色のように角度によって見える色が変わったり、7色レインボーのカラーリングになったりするわけではなく、
    色彩部分がにさまざまな色に変わる
    虹色というよりもはやゲーミングカラーである。
    • オオナズチの防具等の色変更面積の多い防具でこの色を選択すると非常に目立つ。
      しかし見続けていると目に痛みを覚えるかもしれないので注意。
    • このカラーリングを手に入れるには、それぞれの作品の村下位の最終クエスト
      クリアする事が条件である事が多い
      (MHP2(G)で言う最後の招待状、MHP3で言う終焉を喰らう者)。
      初心者卒業の証というものなのだろう
      ただしMHX(X)では実力の証明にはならないが。
  • ジャンボ村の掲示板の「シュレイド週報」なる集中連載報告によれば、
    辺境のハンターたちが慣習的に行っていた色によるスタイルの誇示を、
    最近になってシュレイド近辺の傭兵らがマネし始めたことがシンボルカラー流行の起源だという。
    ただし、冷静になって考えると直ちに勝手に色が変わるなど信じがたい話として、
    記者の目からは際物的に扱われている。
  • 富士見書房のノベル版MHFにおいて、トムテット村の猟団に属するハンターは、
    赤いスカーフをシンボルとして身につける習わしがある(サブタイトル「紅き猟団」の由来)。
    友情スキルが機能していた時代を知るプレイヤーをニヤリとさせる設定である。

関連項目

防具


*1 公式にはフリーパレットと呼ばれている模様
*2 十字ボタンでも座標を動かせるため、角を基準に十字ボタンを押す回数で座標を共有すれば(例えば「左上の角から右に○回、下に○回」といった形)一応の伝達は可能