イベント・メディア展開/ノベル版

Last-modified: 2019-10-01 (火) 22:58:30

モンスターハンターの公式ノベライズ作品。小説版とも呼ばれる。
そのうちライトノベルレーベルのものはラノベ版、児童文学レーベルのものは児童書版とも呼ばれる。
エンターブレインのファミ通文庫からナンバリングタイトルやPシリーズ、
MHF-G、M.S.S Projectとのコラボノベルを扱ったものが、
富士見書房のドラゴンブックから同じくMHF-Gを扱ったもの、
さらに角川つばさ文庫からはアイルー村、MHX、MHSTを扱ったもの、
そして集英社みらい文庫からはMHSTのアニメ版を扱ったものが出版されている。

目次

ファミ通文庫 Edit

  • 著者は第一弾はゆうきりん、第二弾~第四弾は氷上慧一、第五弾、第六弾は柄本和昭、
    第七弾、第八弾は西野吾郎。
    氷上慧一氏はMHF-Gのもの・「天地カオスな狩猟奏」も執筆している。
    • 第一弾:狩りの掟、英雄の条件、長の資格、狩りの追憶(全4巻)
    • 第二弾:魂を継ぐ者(全5巻)
    • 第三弾:疾風の翼(全5巻+特別編)
    • 第四弾:閃光の狩人(全4巻)
    • 第五弾:蒼天の証(全8巻)
    • 第六弾:暁の誓い(全6巻)
    • 第七弾:天衣無縫のD、氷雪無尽の獄狼竜、穿天無双の巨戟龍(全3巻)
      • シリーズ表記はないが同一主人公の物語である。
    • 第八弾:クロスソウル(現在2巻)
  • EPISODE novel(全5巻)
    • 「EPISODE novel」については漫画版との兼ね合いから独立した項目として扱う。
  • MHF-G:灼熱の刃(現在3巻)
  • アンソロジーノベル 狩魂
    • あかほりさとる、海冬レイジ、嬉野秋彦、氷上慧一による短編集
  • 天地カオスな狩猟奏(現在4巻)
    • 「M.S.S Project」とのコラボレーション作品。
  • 第一弾と第七弾は統一したサブタイトルが無いため、第一弾は著者の名前からゆうきりん版、
    もしくは主人公の名前からジーグ編、第七弾は主人公の名前からサラク編と呼ばれる。
    第二弾以降はサブタイトルが付いているが、
    各主人公の名前からそれぞれキオ編、テアン編、ライガ編、トゥーク編、カイト編とも呼ばれる。
  • 武具の破損を心配する、左利きのハンターの存在といった、
    ゲーム中では気にならない、逆に首を傾げる事象や仕様上は組み込めない設定であっても、
    公式設定に忠実に、それでいてより現実的な表現で描かれているが、
    ストーリー上、著者オリジナルの要素はある程度許されている(例 マンテ、飛竜保護団体等)。
    また、落とし穴を掘ってから罠をセットしたり、荷台で爆弾や罠を運ぶ等、
    アイテムの使用や運搬もより現実的な表現である。
    モンスターの強大さもより強調されており、
    ゲーム中に登場するモンスターより強いのではないかと感じられるような描写も多々見られる。
    特に古龍級モンスターはそれが顕著であり、
    ゲーム中では4人がかりならタコ殴りにして早々と倒されてしまうが、
    ノベル版では存在自体が規格外であり、トップクラスのハンター4人がかりで撃退がやっとである。
    超大型モンスターに至っては、大討伐のように多くのハンターが束になり、
    バリスタや大砲を数百発撃ちこんでもギリギリ撃退できるかどうかである。
  • ノベル版では、十分な装備や実力を持ったハンターが3、4人のパーティを組んでも、
    危険度5クラスのモンスターのクエストに失敗する描写がある。
    ゲームではモンスターに大ダメージを追わされても回復アイテムを、
    使えば何事もなかったかのように動きだすし、仮に倒されても絶対に死なずにキャンプに戻り、
    3回倒されても死なずに強制帰還される。しかし設定だと本当に死亡してしまうハンターもいるし、
    怪我が元で後遺症に苦しんだり、引退を余儀なくされることもある。
  • 各村の村長やギルドガールなど、ゲーム中のNPCも多数登場する。
    中にはノベル版独自の設定により、ゲーム中以上に強い存在感を放つ人物もいる。
  • 世界観は時間軸以外は第一弾からすべて共通している。
    そのため旧シリーズのキャラが以降のシリーズにゲスト出演することもたまにある(西野吾郎版では地名のみ)。
    特に第三弾「疾風の翼」の最終巻では新旧主役揃い踏みという豪華な顔ぶれとなっている。
    • ちなみに基盤となっているゲームは第一弾前半が「無印」で後半がMHG、
      第二弾前半がMH2、後半・第三弾がMHP2・MHP2G、第四弾がMH3、第五弾がMHP3・MH3G、
      第六弾3巻以降がMH4、「天地カオスな狩猟奏」シリーズと第七弾がMH4G、第八弾がMHXとなっている。

各シリーズの特徴 Edit

第一弾 Edit

  • 後続のシリーズと比べて世界観設定がかなり厳しく、現実味が濃い。
    モンスターの襲撃によって重傷を負う一般人や捕食されかけるハンター、
    中にはその瞬間、明らかに人が死亡したであろうシーンも見られる。
    多少なりの覚悟を持って読んだ方が良いかもしれない。
    また、街や狩り場での人間模様、探索などの描写が多く見られる一方、
    ゲームとしてのMHシリーズの最大の華と言える大型モンスターの狩猟の描写がやや浅い。
    オリジナルの要素や展開がある一方で、ゲーム中の描写と食い違う面も見られ、
    モンハンの世界観を意識してないという意見もあり、賛否両論となっている。
  • とは言ってもこの頃はまだ2(dos)すら発売されておらず、
    第一弾が終了する頃に続編である2(dos)が登場した為、
    ノベル側とゲーム側で世界観の違い・矛盾があるのは当たり前ともいえる。
    またモンハン自体にも確固たる世界観は構築されていなかったので、
    いずれにせよ書き手としてもかなり苦戦させられただろう。
    オリジナル要素が目立つのも、ネタ自体が乏しいのだから無理もない。
  • 他に後続シリーズと異なる点としては、事実上の最終巻が4巻ではなく、3巻であることだろうか。
    4巻はこれまでの登場人物が狩猟の打ち上げで酒場に集まり、これまでに自分たちが受けてきた中で
    最も印象深い狩猟について語っていく、という短編集的な内容になっている。
  • 因みにモンフェス等のイベントでは、ノベル版や漫画の資料や原画は事細かに出展されているのだが、
    どういう訳かこの第一弾は一切公開されていない。
    単に資料などが残っていないのか、それとも公式でも「無かった事」扱いなのか、真偽は不明。

第二弾~第四弾/MHF-G(氷上版) Edit

  • 特徴は何と言っても驚異の年代ジャンプ
    1巻ごとに数年の月日が経過し、ひとつのシリーズ中で十数年が経過していることも。
    それだけに初期から登場しているキャラの中には年齢が凄いことになっている者もいたりする。
    例として、第二弾で登場したギルドナイト、クルトアイズは初登場時は27歳だが、
    EPISODE novel.3で再登場した際は47歳である。
    また第三弾の主役の一人であるマディリアも、特別編のラストの時点で40歳になっている。
    • さすがに挿絵ではどちらも若々しく描かれているため安心(?)である。
      またその他のキャラたちもG級に上がる頃には男女問わず大体30代半ばになっている。
      やはりG級ハンターまで上り詰めるにはそれだけの時間が必要だということだろうか。
  • キャラクターの年齢については布施龍太氏の画集「龍天動地」に年表が付いており、
    各シリーズの時系列も含めて見やすく並べられている。
  • 第四弾「閃光の狩人」は山本晋によって漫画化され、ファミ通コミッククリアにて連載されていた。
    話の流れは序盤はノベル版と同じだが、ポッケ村編以降は独自の展開を見せている。
    また、同業者との交流や対立、ポッケ村の先代ハンター、仲間の過去、個人ハンターと猟団など、
    ノベル版にはない、もしくはそれほど詳しく描写されなかった部分が掘り下げられている。
    反面、主役陣を含む各キャラクターの性格がより尖っていたり、陰惨な描写も少なくないことから、
    ノベル版にあったコメディ成分は鳴りを潜めている。
    2014年12月に完結、連載を終了している。単行本は全10巻。
    • 登場人物たちが一部、顔芸とも言えるような狂気の表情を見せるのも特徴だろうか。
      特に登場人物のひとり、「魔犬」ベクセルの豹変時の表情は必見。
  • 氷上慧一はMHF-Gもプレイしており、ファミ通文庫では初のMHF版となる。
    MHFなので本家とは話が独立している…のかと思いきや、
    巻末にて第二弾(魂を継ぐ者)から第四弾(閃光の狩人)までの登場キャラクターから、
    今後灼熱の刃シリーズに氷上小説恒例の「ゲスト出演」があることも示唆されている
    (そもそもエアリアやオルセリカといった作中重要な人物が第2弾メンバーの身内である)。
    そのため、世界観や時間軸はこれまでのシリーズと大きくは変わらない模様。
    ちなみに年代ジャンプは今のところ1巻につき1年程度と控えめになっている。
    • 第1巻公式紹介サイト(第1章2編までの立ち読みあり)はこちら
  • また、灼熱の刃編のみ、実際のゲーム中にも反映されており、
    シリーズクエスト受付のミズキを介して話を体験することができる。
    第1回は猛き黒炎のグイッケと、第2回は白百合の園のイルマリスとのお話である。
  • 『天地カオスな狩猟奏』シリーズでは実在の「ゲーム実況集団」のキャラ性と外見をそのまま小説に投影しており、
    他のシリーズに比べてソフトな演出やメタなネタが多くなっている。

第五弾、第六弾(柄本版) Edit

  • 流れは氷上版に近いが、1巻ごとに経過する時間が氷上版より大人しい。
    特に第五弾の1巻~3巻は全てまとめて数ヶ月間内に収まっている。
    しかし第六弾では、ある事件を切っ掛けに話の主軸が大きく方向転換するという
    これまでのシリーズには無かった展開となり、この時に時間軸が大きく変化、
    それに合わせて主要人物の立場や関係などにも大きな変化が現れる。
  • 第六弾では、主要人物の中で初めて死亡者が出た
    また、MH4の世界観で物語が展開されるため、狂竜症がストーリーに深く関わっている
    狂竜症に侵された人間が、突然人に襲い掛かるなど、
    これまでのノベル版でもなかなか見られなかった世界観的な恐ろしさが滲み出ている。

第七弾、第八弾(西野版) Edit

  • 流れは氷上版に似ている。3巻での描写から、1巻~3巻までの間に7年程の月日が経過していることが分かる。
    拠点での主人公たちのやりとりや、未知の樹海の探索の描写などが見所である。
    なお、3巻にて発生した古龍迎撃戦に、過去作の主人公たちが参加しているらしい描写がある。
  • 第八弾は現在2巻で、その中で2年程の月日が経過している。
    1巻、2巻ではクロスの四大モンスターに一冊に1頭ずつ触れられてきている。
    また主人公の成長や心境の変化とともに、脇役たちの今へ繋がる過去が明らかにされるなど、登場人物の描き方が心憎い。
    続編の展開が待たれる。

主要な登場人物 Edit

第一弾
第二弾
第三弾
第四弾
第五弾
第六弾
第七弾
第八弾
灼熱の刃

富士見ドラゴンブック Edit

  • 今のところMHF-Gを題材にした小説のみで、2013年から刊行されている。著者は嬉野秋彦。
    作中に登場した武器のイベントコードが付属しているのがMHFならでは。
    • 紅き猟団、棘茶竜の谷へ…特典:ネッラズーロ
      (ネッラズーロは作中でもサリューが使用している)
  • 巻数表示があるが2015年4月の時点で続編は発表されていない。
    なお、同じ著者による短編小説はファミ通文庫のアンソロジーノベルに収録された。

概要 Edit

  • ファミ通文庫版の第二弾などでMHFの要素(猟団など)に触れられてはいたが、
    本格的な派生小説としては初の試みである(過去のパッケージ特典として漫画版は存在していた)。
    MHFのゲーム上では表立っては扱われない「辺境」を舞台にしているのが特徴。

主要な登場人物 Edit

第1巻

角川つばさ文庫 Edit

  • アイルー村、MHX、MHSTを題材にした小説が刊行されている。
    著者はアイルー村とMHXが相坂ゆうひ、MHSTが前田圭士となっている。

集英社みらい文庫 Edit

  • MHSTのアニメ版である『RIDE ON』を題材にした小説が刊行されている。
    ストーリーズはゲーム版とアニメ版でストーリー展開が微妙に異なるため、
    上に上げた角川つばさ文庫のものとは内容が異なる。
    著者は相場鈴。
  • 第一弾の「~たちむかえライダー!~」と、第二弾の「~決別のとき~」の2本が刊行されている。

株式会社KADOKAWA Edit

  • MHWorldを題材とした小説、『モンスターハンター:ワールド 生命【いのち】の大地に』が刊行されている。
    著者とイラストレーターはお馴染みの氷上彗一と布施龍太で、
    編集企画も上述のファミ通文庫編集部であり実質的に第十弾と言えるかもしれない。
    レーベルが変更され、ライトノベルカテゴリではなく、単行本カテゴリでサイズも大きく、値段も1200円+税とやや高め。

関連項目 Edit

イベント・メディア展開/モンスターハンター エピソード
イベント・メディア展開/モンスターハンター エピック
世界観/火の森 - 第四弾の漫画版に登場する猟団の名称
世界観/滅竜砲