パーティ解説/無天候パーティ(ガルーラ軸)

Last-modified: 2021-12-08 (水) 21:43:44

Tag: パーティ解説 ガルーラ メガガルーラ ニンフィア ランドロス ドーブル サンダー ヒードラン ギルガルド クレセリア モロバレル ファイアロー サザンドラ ピッピ キリキザン ミロカロス カポエラー ハリテヤマ

目次

無天候パーティ(ガルーラ軸)とは

パーティ内に天候要素を入れず、おいかぜ・トリックルーム以外にはギミックの要素がないものの内、ガルーラがメガシンカするパーティのこと。
特にガルーラ軸の無天候パーティのことを「スタンダード」と呼ぶこともある。
(定義は変更の余地がある)

パーティの強み

メガガルーラの単体性能の高さを押し付けられる点。メガガルーラがねこだましを覚え、S操作がなくても多くのポケモンの上を取れるので、初手からメガガルーラを押し付けていく動きが強力。
メガガルーラを軸に耐久・耐性の高いポケモンで構成できるので、サイクル戦でのアドバンテージ確保が狙える。メガガルーラ自身は耐性が乏しいので、いかくやひかりのかべ、フレンドガードなどで疑似的に耐性付加して受け回しを成立させることも多い。サイクルをするとメガガルーラのねこだましを何度も使える強みがある。
一方で、メガガルーラが対面の相手1体を倒すことに長けている点を生かし、キリキザンファイアローのようなサイクル戦には向かないが1対1での打ち合いに強いポケモンを並べて、シングルでいう対面構築のように上からの圧力をかける構築も強力。
また、メガガルーラがグロウパンチ型か否かで構築の方向性が変わってくる。グロウパンチ型の場合、メガガルーラが積むことが勝ち筋の一つになるため、メガガルーラをギミックパーティのエースのように扱うことになる。ここでも「グロウパンチを積まなくても(ギミックが成立しなくても)十分アタッカーとして強い」というメガガルーラの強みがあるため、スタンダードパーティーと呼ぶのがふさわしいだろう。

パーティの弱み

  • 雨パーティに弱い
    これはパーティ全体の出力を上げるとみず技への耐性が確保しづらい、というメガガルーラ軸の特徴によるもの。メガガルーラの耐性の乏しさが原因の一つ。一般的なメガガルーラ軸のスタンパは水耐性が0~1体しか入らない。よって、雨パーティに限らず、みず範囲技(だくりゅう・しおふき)が一貫してしまう。ガルーラスタンダード側は、ニンフィアサンダーのような特殊耐久が高くみずポケモンに打点があるポケモンで打ち合ったり、ひかりのかべやフレンドガード、とつげきチョッキなどで特殊耐久を底上げして対抗することが多い。攻撃を耐えられるならば、雨パーティの方が耐久が低いことが多いので倒し切れる場合も多い。
  • ほろびのうたパーティに弱い
    メガガルーラがゴーストタイプに打点をもたないことが多いため、メガゲンガーにキャッチされるとそのままほろびのうたで倒されてしまう。ガルーラスタンダードは複数回の攻撃を重ねて相手を倒し切るように構築されていることが多いため、瞬間打点が足りずにほろびのうたパーティに耐えられてしまうことが多い。対策として、かげふみを受けないギルガルドのようなゴーストタイプのポケモンや、とんぼがえりやほえるといったかげふみから逃れられる手段を持ったポケモンを初手に出して、1回目のほろびのうたを避けてダメージを蓄積し、2回目以降を通さないようにする動きがある。
  • ふくろだたきパーティに弱い
    メガガルーラをはじめとして、構成する多くのポケモンがテラキオンより遅いため、一度ふくろだたきが通ってしまうと上からいわなだれを打たれて壊滅してしまう。対抗策として霊獣ランドロスなどのテラキオンに打点のあるポケモンがこだわりスカーフを持って上から倒せるようにしたり、ギルガルドなどのテラキオンに耐性のあるポケモンでワイドガードを絡めた択に持ち込んだり、トリックルームを貼ることでテラキオンよりも先に行動できる場を作ったりする方法がある。

代表的なポケモン

メガガルーラ

第六世代最強のメガシンカと言われるポケモン。
最強のねこだまし使いでもある。
特性”おやこあい”による強力な物理技を振り回す。

ニンフィア

トリプルバトル最強ポケモンの呼び声が高い、特殊範囲アタッカー。
ガルーラニンフィアの障害となるポケモンを止め、ニンフィアのハイパーボイスを通すことが大きな勝ち筋になる。

霊獣ランドロス

パーティ全体の物理耐久を底上げするいかく枠で最も種族値が高い。
かくとう耐性があるので、メガガルーラへの打点を受けられる。
相手のメガガルーラにいかくを撒きたい都合上、メガガルーラより早く行動できるこだわりスカーフを持つことが多い。
相手全員をじしんの圏内まで削り、フィニッシャーになることも多い。
とんぼがえりを覚えるのでほろびのうた耐性を担うこともある。

パーティによく入るポケモン

ドーブル

第六世代最強のサポートポケモン。
ダークホールをチラつかせながらねこだましやこのゆびとまれ、ワイドガードなどで味方を動きやすくすることが多いが、相手の軽率な行動はダークホールで咎めていく。

サンダー

おいかぜの起動役。
じめんやかくとうへの耐性や攻撃範囲が優秀で、サイクル戦に適する。
はねやすめを覚えるのでサンダーの障壁を倒しておいて、サンダーで詰める動きも強い。

ヒードラン

高火力の範囲技ねっぷうを覚えるアタッカーで、ニンフィアに後出しから圧力をかけられる。
特性により、晴れパーティに有利。
耐性・攻撃範囲が優秀で、サイクル戦に適する。
パーティ内のS操作に合わせて、最速から最遅まである。

ギルガルド

高種族値のはがね・ゴーストタイプ。
耐性・攻撃範囲が優秀で、サイクル戦に適する。
メガガルーラとの縦の相性が良い。
ワイドガードで味方をまもる動きができる。

クレセリア

トリックルーム起動役。能動的に貼る場合もあるが、
相手のS操作への切り返しとして使われることが多い。

モロバレル

雨パーティやトリックルームパーティへの耐性。
いかりのこなで味方をエースをまもる動きも強い。

ファイアロー

相手のS操作によらないアタッカー。
ガルーラの弱点を突いてくるかくとうタイプのポケモンを上から処理できる。
おいかぜ起動役を担うことも多い。

サザンドラ

ガルーラが打点を持たないゴーストタイプに強い圧力をかけられる。

ピッピ

フレンドガードで味方の耐久値を底上げし、このゆびとまれでエースを単体技から守る。
かくとう耐性があるのでガルーラへの攻撃を受ける動きが可能。グロウパンチ型との相性が良い。
よこどりでワイドガードを剥がしたり、おいかぜを奪ったりできる。

キリキザン

特性まけんきで相手のいかくを制限できる。
ガルーラと並べると、いかくを投げてガルーラの火力を下げつつキリキザンの火力を上げてしまうか、ガルーラの火力を下げないかの有利な択を押し付けることができる。
他の相手のいかくを制限できるポケモンと比べて、ニンフィアギルガルドを倒せて、多くのトリックルーム起動役に打点を持つためよく採用される。

ミロカロス

特性かちきを持ち、ガルーラへのいかくを制限できる。

カポエラー

いかく・ねこだまし・ワイドガードなどの役割を担うために採用される。
メガガルーラと合わせてねこだまし2枚の構成や、ガルーラがねこだましを持たない構成がある。

ハリテヤマ

メガガルーラと合わせて2枚目のねこだまし役として。
特性でほのお耐性を持つので、晴れパーティへの耐性をつけられる。
sが低いのでトリックルームパーティへの対策としても使える。

構築記事一覧

見つけた記事をできるだけ貼る
スタンダード サンダー+ギルガルド2 - パメラのパラメ(配分)とか書くとこ
メガガルーラ/サンダー/サザンドラ/霊獣ランドロス/ファイアロー/ギルガルド

最高瞬間9位のCS達人の帯サンダー入り”ガルニンフ”ビートダウン(喰い断Ⅸ)
メガガルーラ/ニンフィア/サンダー/ギルガルド/ファイアロー/霊獣ランドロス

最速ニンフィア入りガルーラスタン(ルビー)
メガガルーラ/ニンフィア/サンダー/ギルガルド/ラティオス/霊獣ランドロス

雨宿りガルニンフ(おーたむ)
メガガルーラ/ニンフィア/サンダー/霊獣ランドロス/ヒードラン/トリトドン

ガルーラスタンwithアマルルガ(いえすたでー)
メガガルーラ/ドーブル/クレセリア/ヒードラン/ニンフィア/アマルルガ

ガルマリドー(らき)
メガガルーラ/マリルリ/ドーブル/クレセリア/ヒードラン/霊獣ランドロス

殴り勝つガルミロライコウ(wittig)
メガガルーラ/ミロカロス/ライコウ/ファイアロー/霊獣ランドロス/ニンフィア

ぽちゃオフBREAKトリプル部門準優勝 ガルニンフドーブル(リンヤ)
メガガルーラ/ニンフィア/ドーブル/霊獣ランドロス/クレセリア/ヒードラン

ガルニンフバンギガルドサンダー(エトランゼ)
メガガルーラ/ニンフィア/バンギラス/ギルガルド/サンダー/霊獣ランドロス

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