【建国王ワラキウス】

Last-modified: 2024-03-18 (月) 13:44:52

概要

【ゼクレス魔導国】の初代【魔王】。ゼクレス魔導国内では建国王と呼称される。
ゼクレスはおよそ7500年の歴史を持っているため、少なくとも7500年前の人物である。
【アスバル】からは「いにしえの大魔王」と語られる。
 
親族には妹の【ゼクリア】が同国に記録されており、国の名前はおそらく妹の名前からとったものと思われる。
ゼクレスを治める魔王は全てワラキウスの直系であり、現魔王【アスバル】、前王【イーヴ】もその子孫にあたる。
 
忠誠を誓った4豪族と共に魔界東部を荒らしていた邪悪な巨人【レイジバルス】を封印し、ゼクレスを建国した。
レイジバルスはその後王家の使い魔となった。
 
なお、4豪族の1つは【ベラストル家】と思われる。
残りの3豪族は詳細不明だがかつて【ゲルヘナ幻野】を支配していた【蛮族サバス】?の長が代々受け継いでいた「サバスの宝斧」を建国祝いとして献上したという逸話が残っているほか、【リソル】の屋敷を含めてゼクレス国内に何件かそれっぽい屋敷が建っている。
いずれにせよゼクレス建国に貢献したことを考えると、国内有数の大貴族であることは間違いないだろう。
 
その後世に冠絶した魔道の技でのちに【大魔王】まで登り詰め、繁栄をもたらした。
書籍「アストルティア秘聞録」によれば、大魔王に即位したのは約6000年前。しかし【アストルティア侵攻】は行わないまま死去したという。
その死は妹ゼクリアが看取り、流れた血を受け止めた杯は「ゼクリアの黄金杯」と名付けられ、【ゼクレス城・宝物庫】の宝物庫部分に展示してある。
 
ゼクレスの魔王で大魔王になったのは彼と14代魔王の【バルメシュケ】のみである。
7代魔王の【ジグネール】もワラキウスの再来と呼ばれ、勝るとも劣らない器量だったが大魔王選定の試練の途中で病死した。
エルガドーラがアスバルを大魔王にさせることに固執したのも、ゼクレスの権威を再興させる為であったのだろう。
 
ゼクレスを作ったのが7500年前で、大魔王に即位したのが6000年前だとすると、少なくとも1500年以上生きていたことになり、かなりの長生きである。