【バルメシュケ】

Last-modified: 2023-12-10 (日) 20:49:09

概要

大魔王城の図書室にある本『栄光のゼクレス王家』にて言及された【ゼクレス魔導国】の第14代【魔王】
混沌の魔術王の2つ名で知られ、人心を操る術を得意とした。
多くの魔物や下等魔族を実験台にしながら魔術の秘奥を極め、その発展に寄与し、ゼクレス王家で【建国王ワラキウス】に次ぐ2人目の【大魔王】となった。
 
そのため一国の魔王を兼ねていない【主人公】を除けば現在判明している大魔王の中では唯一建国王ではない。
彼の7代前の魔王【ジグネール】もワラキウスの再来と呼ばれたが、彼は大魔王選定の試練の途中で病死している。
ゼクレスの貴族たちが下等魔族を見下すようになったのは、【エルガドーラ】による統治以前に彼の治世も影響しているのかもしれない。
 
なお、書籍「アストルティア秘聞録」によれば、彼の大魔王戴冠はおよそ2000年前であり、【大魔王ヴァルザード】よりも後になる。
また、魔法の実験中に事故死したとされ、【アストルティア侵攻】は行っていないと思われる。
 
また、上記の「下級魔族を実験体とする」「人心を操る」という点から、エルガドーラが【アスバル】に、また【オジャロス】がエルガドーラに施した洗脳術もバルメシュケが編み出した物と思われ、【大魔道士リド】が活躍したのはバルメシュケの治世より後の時代と察しがつく。
 
以来今日に至るまでゼクレスからは大魔王は出ていないという。
 
大魔王になるまでに魔法の秘奥を極め、大魔王になってからも事故死するまで魔法を極め続けていたことから、人生のすべてを魔法を極めることに費やした魔王とされる。
 
ここまでの情報を総合すると、現在のゼクレスにおける選民思想や悪意に多大な影響を与えた諸悪の根源とみることもできる。悪辣な魔術を極め続け、最後は魔術で事故死したというのも因果応報の末路と言えるか。