【魔剣アストロン】

Last-modified: 2023-03-12 (日) 17:08:25
斬りつけた敵を
鉄塊化させる
ユシュカ愛用の剣

概要

Ver.5.1ストーリー【魔界大戦】より登場する武器。
 
持ち主が強い魔力を込めて斬りつけると斬られたものは一時的に鉄と化し、貫くなどして接触させ続ければ永久に鉄塊化する。
【アストロン】といえばDQ3から登場した自らを鉄塊と化す呪文であるが、その効果を敵に適用する武器であると言える。
敵にかけるアストロンという点ではどちらかと言えば【ゴールドアストロン】に近い。
 
【ネクロデア王国】で産出される鉱石「暗鉄鉱ネクロダイト」を素材とし、【ナジーン】【ユシュカ】とともに特殊な溶鉱炉で鍛え上げ、「【命のルビー】」と呼ばれる宝石で装飾して完成させたものである。
 
ネクロデアを滅ぼした【ゾブリス将軍】を貫き鉄塊化させていたが、【バルディスタ要塞】軍との大戦に向けユシュカに献上するため、ナジーンが回収に訪れていた。
剣には【ネシャロット】によって封印が施され、その封印はネクロデアをさまよう3人の亡霊、【魔王モルゼヌ】【デリウム軍団長】【アバノク祭司長】によって守られている。剣を抜くには3人それぞれに封印を解いてもらう必要がある。
 
封印を解き、ゾブリス将軍を倒した後はユシュカの手に渡り、その後の戦闘で使われている。
【ヴァレリア】との一騎討ちでは剣戟が精一杯だったが、【太古の魔人】戦の直前でユシュカが額の宝石を貫き、結晶化させ破壊光線を封じている。
5.1エンディングではナジーンの形見としてユシュカが掲げている。
ちなみにVer.5のメインイラストに描かれているユシュカの得物はアストロンではなく、ユシュカが5.0から使っていた片手剣である。アストロンを装備したイラストは9周年記念の壁紙でようやく描かれた。
以降はイベントでの登場時なども魔剣アストロンを帯刀している。
 
太古の魔人戦と【魔瘴魂グウィネーロ】戦では特技としても使用。約10秒間鉄塊化させて動きを止める。
 
なお戦闘で一時的に相手を鉄塊にした場合、攻撃が通らなくなると思う人もいるであろうが鉄塊中でも普通に攻撃は通る。それならばゾブリス将軍も普通に鉄塊の上から一方的に倒せそうな気もするがナジーンは解いてから攻撃を加えようとしている。
この矛盾は一時的拘束の場合は攻撃が通り永続鉄塊の場合は通らなくなるという考えならば筋は通る。戦闘中にNPCが相手を無敵にするなどテンポが悪くなるというシステムの都合と言われればそれまでではあるが。

Ver.5.4

【邪神ヤファギル戒】戦でユシュカを操作する際には必殺技として使用可能。
2500前後のダメージを与え、約10秒間鉄塊化させて動きを止める。
【アスバル】の「ユシュカ! 奴の動きを止めてくれ!」の台詞と共に【必殺チャージ】が発生するが、通常の必殺技と違って30秒程度が経過するとコマンドが消える。

Ver.5.5前期

終盤でユシュカがいなくなった後、この剣のみ残され、だいじなものとして手に入る。
持ち主以外重くて扱えない魔法がかかっているらしく、武器として装備することはできない。
DQ5で主人公には天空の剣が重くて装備できなかったのと似たパターンと言える。

闇の根源(Ver.5.5後期)

【大魔王ユシュカ】の暴走による爆散を止めるために声に導かれてユシュカに突き刺し、鉄塊化させるが、その際にナジーンの魂が宿っていることが判明し、心折れかけていたユシュカを奮起させる。
そしてナジーンの魂は去ろうとするが、ユシュカが【血の契約】を用いてナジーンの魂を繋ぎとめ、その魂が砕けた魔剣アストロンの刃となって現世に舞い戻った。
以後は魔剣アストロン=ナジーンとなり、エンディング後もユシュカの傍らに設置されているアストロンに話しかけたり、クエスト【さらば愛しのシシカバブ!】では彼と共にクエストを進めることになる。
【絶対滅神ジャゴヌバ】戦では【女神ルティアナ】から託された力を宿し魔瘴沼の破壊に使用される。
上述のイベント終了時にユシュカの手に戻るのでだいじなものからは無くなる。
 
ストーリー中はナジーンの魂が刃となっているため刃が常に光り輝いているが、決戦後は刃が砕けたままだと格好がつかないからと新たにアストロンの刃を作り直している。しかし、流石にネクロダイトは調達できなかったようで、材質は以前より劣っているらしい。
なお、絶対滅神ジャゴヌバ撃破直後のムービーでは常に刀身部分がユシュカの体の影に隠れるアングルになっており、この時、刀身がどうなっていたのかは不明。
 
また、ナジーン復活後は鉄塊化能力を使っていない為、鉄塊化能力が残っているのかも不明。

余談

魔剣アストロンについている命のルビーは、【ジア・クト念晶体】のコアと形状が似ている。
【異界滅神ジャゴヌバ】も元はジア・クトだったことと魔剣アストロンにも鉱物化の能力があることから、命のルビーは元々ジャゴヌバこと【ジア・グオヌバ】のコアだった可能性がある。
おそらくそのコアをとられたことでジア・グオヌバは鉱物化の能力を封じられてしまったのであろう。あるいは変貌した際に用済みということで捨てられたと思われる。