【バルディスタ要塞】

Last-modified: 2023-02-07 (火) 14:29:41

概要

【魔界】の西にある魔界の主要国の一つ。名称こそ要塞だがれっきとした国であり、「鉄血と暴力の国」と呼ばれる。
建国者である女魔王【ヴァレリア】を頂点に、「力こそ全て」を国是として掲げる質実剛健な国である。
 
【ドラゴンクエストX オンライン 設定資料館 アストルティア秘聞録】によれば建国は400年前。
バルディスタ要塞の1階E-2にある『バルディスタ戦記 上巻』と2階C-2にある『バルディスタ戦記 下巻』によると魔界西域は多数の勢力が争っていたが、ヴァレリアが各地の強者や暴君を次々と打ち倒したという。
【砂の都ファラザード】同様複数の国家が融合した形だが、ヴァレリアの生い立ちもありその様式は全く違う。
 
単に武骨な形状の城と言うだけならDQ7のフォロッド城など前例はあったが、こちらはこれまでのドラクエシリーズには存在しなかった「要塞」の名を持つコテコテの軍事拠点になっている。
兵士たちは「アネラス」「バルゲル」「ブージ」「ギサルメ」など、刀剣や槍斧の種類をモチーフとした名前の者が多い。武力至上国家らしさを演出するネーミングと言える。
兵士たちは黒に金で縁取られた【カラーリング】のプレイヤーには再現ができない装備を身に着けている(頭と脚は【大戦鬼のよろいセット】だが、それ以外の部位は【GM】が身に着けているデザインの鎧が使われている)。
階級が高いと思われる兵士は【闇騎士セット】を身に着けているが、こちらも腕と脚は上記のGMの鎧が使われているので再現ができない(頭部は大戦鬼のかぶと(ムービー中には【ヴァルハラヘルム】の兵士もいるが、【ドレスアップ】では不可の金の縁取りが施されている)だが、一部の兵士のものには短い2本角が追加されている)。
 
ヴァレリアのカリスマ性もあって軍部の規律はしっかりしているようだが、反面その目の届かない場所では力によって自己を正当化するならず者も跋扈しており、力なき者は肩身の狭い思いをしながら暮らしている模様。
また、軍部も一見統制はとれているもののその規模から隅々まで目が届いているとは言い難いようで、【ユシュカ】は2度に渡り一般兵に紛れ込んでいる(曰く「足元がお留守で忍び込みやすい」)。
更にヴァレリアのワンマン統制が強く、実際にヴァレリアが行方不明になったVer.5.2では無法地帯状態になってしまう等、統制は非常に危うい状態で成り立っていると言える。
西側にバルディスタ城、東側の入口付近に店舗を配し、北部に住居区、南部に工房区があるという利便性を重視した構成となっている。城内も入り組んだ【ゼクレス城】と違い基本まっすぐで非常にシンプル。
また、【バルディア山岳地帯】にある外郭部にも軍関係の設備がある。

Ver.5.0【いばらの巫女と滅びの神】

序盤で【アストルティア】侵攻
【ゲルト海峡】で迎え撃つガートラント軍【勇者姫アンルシア】を圧倒し、戦局を優位に進めていたが、後方の兵站を【ユシュカ】に爆破されたことから撤退を余儀なくされた。また、優位に戦っていたとはいえこの戦いで命を落としたバルディスタ兵も少なくはない模様。
その後は体勢を整えて再侵攻を計画していたが、国内で起こった孤児保護施設の襲撃事件を受けて方針を転換して侵攻は一時的に保留とし、魔界統一を急務として魔界大戦の準備を進めている状況にある。
 
工房地区では【ギャノン兄弟】という溶鉱炉で拷問を楽しむ凶暴な兄弟がいたらしいが、ヴァレリアの怒りを買い、頭から溶鉱炉に突っ込まれそうになったところをギリギリ逃げおおせたという話を聞ける。
また城では【ゾブリス将軍】についての話も聞ける。幻術を得意としその地位相応の高い実力を持っていたのだが、かなり気味の悪い趣味も持っていたため評判が悪い。ヴァレリアも愛想を尽かしており、現在行方不明だが捜索もせず放置されているという。

Ver.5.1【魔界大戦】

アストルティア侵攻を企てていたが、「魔瘴の巫女」【イルーシャ】の登場で状況は一変する。
【魔幻都市ゴーラ跡】のストーリー終了後は【アビスゲート】が封鎖され、ストーリークリアまで入ることができなくなる。
シナリオでは主力がファラザードに進軍していた隙を突いて攻めてきたゼクレスを押し返し、本格的に戦争が始まった後もファラザード・ゼクレス連合軍にも優位に渡り合う等、軍事国家の名に恥じない強さを見せつけた。
しかし【太古の魔人】などの影響もあり、終了時点では大戦により一番被害の大きかった国となった。
負傷した兵士や亡くなった兵士が多数いるほか、ヴァレリアが戦死したという認識になっておりアストルティア侵攻どころではなくなっている。実際主人公も大戦でこの国の多数の兵士(【バルディスタ軍】)やカーボーン将軍などを倒して死亡させているのだが、それらは知られていないようで普通に町に入れる。
 
なお、魔界大戦の裏側で上述のゾブリス将軍が【王都ネクロデア跡】にて封印からの復活直後に戦死すると言う事件が起こっているが、その件は本国では全く知られていない模様である。

Ver.5.2【王の戴冠】

ヴァレリアがいなくなったために兵士や住民たちが次は自分がこの国の魔王になろうとそこらじゅうで暴れて無法地帯状態となり、【殺りくのグレボス】やギャノン兄弟といったならず者までも押し寄せてきたためにベルトロも完全にお手上げ状態となってしまっていた。
ベルトロの依頼でヴァレリアを捜索し、そして戻ってきたヴァレリアによって暴れていた者たちが吹っ飛ばされたことで、この混乱状態もようやく収束する。
なお、無法地帯化している時でも、一時的に暴動が静まっているという事で(そこら中に何かの染みがへばりついているものの)街の機能は普通に使える。
ヴァレリアへの親書を届ける頃になると街並みも元通りになる。
 
主人公が親書を届けに来た際には城前の広場で力試しとしてヴァレリアとの戦いが行われ、その様子を国民に見せることで主人公の強さを認めさせ、ヴァレリアの宣言によってバルディスタ要塞を挙げて【大魔王】への支持を表明する。
とはいえ、表面上は支持をしつつも、やはりヴァレリアに大魔王になって欲しいという住民も少なからずいる模様。

Ver.5.3【勇者復活】

直接ストーリーには関わらないが、白いフード集団に扮した勇者姫アンルシアらが1度侵攻してきている。この時はかつてゼクレスに乗り込んだヴァレリア同様城を集中して襲ったため、城下に被害は出なかった模様。
また【ザハディガル岩峰】に遠征している部隊は新大魔王の顔を一部知らされていない者もいる。

Ver.6.4

城のエレベーターの行き先に新コンテンツ、【ヴァリーブートキャンプ】の舞台であるヴァリースタジアムが追加。

余談

Ver.5.0のバルディスタ編終盤にヴァレリアの幼少期の仲間たちの名が「ニト」「チオ」「ディセル」「ーゴ」「チアナ」であることが判明するが、彼らから1文字ずつ取ったのが国名の由来である。
これはVer.5.0配信当初よりプレイヤー間で指摘されていたことだが、2019年12月28日に放送された『超ドラゴンクエストXTV番外編 冒険者の超忘年会スペシャル2019』において公式設定であることが明かされた。

出現モンスター

住人・元住人