概要
DQ1とDQ3に登場する重要アイテムの一つ。
「雨と太陽が合わさるとき 虹の橋ができる」という言い伝えのうちの「雨」にまつわるアイテム。
どちらの作品でも【にじのしずく】を作るための聖なるアイテムの一つで、空に広がる黒雲を象徴している。
人里離れた【ほこら】の中で、何者かの手によって守られている。
また、重要アイテムではないがリメイク版DQ7やDQ10にも武器として登場している。
DQ1
【道具】の一つで、【雨のほこら】にて賢者が守っている。
彼のもとに【ぎんのたてごと】を持っていくと、このアイテムを授けてくれる。
なお、銀の竪琴と交換しているのか、賢者に話しかけた時点で竪琴はアイテム欄から消失する。
この際FC版では、宝箱の前にいる賢者に話しかけるとどういう原理なのか彼が消えて「雨雲の杖」が入った宝箱を取れるようになるのだが、宝箱を取る前に祠の外に出てしまうと賢者が元の位置に戻ってしまい、宝箱が取れなくなる。
しかも竪琴は無くなってしまうので、もう一度これを取りに行く羽目になることに注意しよう。
幸いにしてこの場合【ガライの墓】へ潜れば、手間は掛かるが再び竪琴は手に入る。どうして戻ってきているのか、深く詮索してはいけない。
ちなみになぜか【おうじょのあい】入手時に持ち物が一杯だと奪われてしまう候補アイテムの1つでもある。
その他の重要アイテムは絶対に奪われることは無いので、なぜローラ姫がこれを欲しがるのかは不明。
ただし優先度は最低なので、【復活の呪文作成プログラム】で他の重要アイテムを複製してアイテム欄を埋めない限り、実際に奪われる機会を目にすることはない。
ローラ姫の挙動から察するに、もしかしたら内部的に雨雲の杖は【せんしのゆびわ】や【のろいのベルト】と同じく、所持していても宝箱が空っぽにならない(すなわち量産できる)タイプのアイテムなのかもしれない。しかし上述のように銀の竪琴を渡さないと宝箱にはたどり着けない影響で、雨雲の杖も複数本入手はできなくなっている。
このアイテムと【たいようのいし】、【ロトのしるし】を持って【聖なるほこら】へ行くと、【魔の島】へ渡るために必要な【にじのしずく】を手に入れることができる。
このときには、雨雲の杖と太陽の石から虹の雫が生まれるため、材料となった2つのアイテムは手元に残らない。
リメイク版
SFC版のメッセージウィンドウでは「雨雲の杖」表記となる。
移動中に使うと「ふりかざした!」と表示されるが、何も起こらない。
またDQ3と違って装備はできず、戦闘中に使用しても【マホトーン】の効果は無い。
FC版同様「ただのイベントアイテム」である。
小説版
魔女の命の源である雨を自在に振らせることができるという代物。
ゲーム同様、竪琴と引き換えに入手する。
ゲームブック(双葉社)
入手方法・使い道共にゲームと同じ。
挿絵では柄を伸ばした折り畳み傘のようなデザインになっている。
DQ3
【精霊のほこら】にいる【エルフ】のグラフィックの女性から受け取ることができる。
DQ1のときと同様、【たいようのいし】と【せいなるまもり】と一緒に持って聖なるほこらへ行くと、最後の重要アイテムである【にじのしずく】を手に入れることができる。
また、今作では【武器】として装備することも可能。【ガイアのつるぎ】と同様にイベントアイテムとしての側面も持つため、武器でありながら売却することができない。
【魔法使い】、【僧侶】、【賢者】が装備することができるが、攻撃力は+16なので時期的に主力武器にはなりえない。
また、装備可能者が戦闘中に道具として使用すると「くろいあまぐもが てきをつつみこむ。」と表示され、マホトーンの効果を発揮する。
呪文を封じ込めるような雨雲というのも理屈がよく分からないが、語感としては「マホト雲(うん)」という洒落なのかもしれない。
マホトーンを習得できない魔法使いに持たせるなどすれば役に立つこともあるが、DQ1の時と同様虹のしずくが作成される際に失われてしまうため、通常は最後まで持っていることはできない。ただしランシールバグなどを利用することを厭わなければ手元に残すことは可能。
手放した後でも【棺桶バグ】で作り出すという手はあるが、ランシールバグの応用で【ノアニール】の毒の沼を利用したバグ道具屋からもそれなりの確率で買えるアイテムの1つなので、そちらのほうが危険は少ないかもしれない。それでも危険なことには変わりないが。
ちなみに、「道具使用でマホトーン」の開祖は【まふうじのつえ】ではなくこのアイテムである。
リメイク版
職業に関係なく使用できる上に攻撃力でも勝る魔封じの杖が登場したことで、その下位互換品となってしまった。
同じくイベントアイテムである装備品の【ガイアのつるぎ】や【きんのかんむり】同様、移動中に使用したり【商人】に鑑定させたりしても、特殊なメッセージなどは出ない。
小説版
元々魔女界の至宝だったという設定になっている。
【オルテガ】がどこからか入手しており、パーティが手にすることはない。
DQ7(リメイク版)
武器の一つ。トクベツな石版【Vジャンプ空からの導き】(スマホ版では「空からの導き」)の報酬アイテム。
攻撃力88で、【マリベル】と【メルビン】が装備可能。売ることはできない。
戦闘中に道具として使うと【コーラルレイン】の効果がある。
雨雲だけに「レイン(雨)」の技というわけだが、コーラルレインで降ってくるのは水ではなくその名の通り珊瑚の破片(岩石属性)である。
本作には使ったときの効果が全く同じ【うみなりのつえ】が存在するが、上記の二人に加えて【主人公】も装備でき、店売り品である点以外ではこちらの方が上。
上記石版のボスである【マシンジェネラル】にはラリホー系が効くので、低レベルで強引に倒すことも難しくない。
早い段階で手に入れれば、攻撃力と道具効果の両面で活躍してくれるだろう。
DQ10オフライン
表記は「あまぐもの杖」。
主人公(【魔法使い】、【魔法戦士】、【賢者】)、【フウラ】が装備可能な両手杖。
- | +1 | +2 | +3 | |
攻撃魔力 | 11 | 13 | 15 | 17 |
回復魔力 | 6 | 7 | 9 | 10 |
攻撃力 | 7 | 8 | 10 | 12 |
みりょく | 3 | 4 | 5 | 6 |
MP吸収率 | 5% | 6% | 8% | 9% |
水系にダメージ | +10% | +12% | +15% | +20% |
【小国】にて550Gで売っている。
【ふしぎな鍛冶】でも作成可能。レシピは【中級鍛冶製作】に記載。
必要な素材は、【じょうぶな枝】x3、【水の樹木】x1。
DQ10オンライン
レベル14から装備可能な両手杖。
水系モンスターを殴ると+10%のダメージボーナスだが、装備できる職業柄メリットはほぼ無い。
詳しくは【あまぐもの杖】を参照。
ビルダーズ1
2章の締め括りとなるキーアイテム。
周囲に聖なる雨を降らせる杖。
これを【リムルダール】の希望の旗に使うと、リムルダール台地を覆う空の闇が晴れる。
この後にイベントが発生し、一晩経つと町の北の高台に3章の地へと向かう旅の扉が出現し、入ると2章クリアとなる。
レシピは【あまぐものかざり】×1+【きれいな水】×3+【木材】×2。
必要な作業台は【いにしえの調合台】。
終章では聖なるほこらの素材となり、聖なるほこらの向かって右側のカプセルのようなものの中に収まっている。
トレジャーズ
【お宝】の一種として登場。
お宝No. | 46 |
レアリティ | トレジャー |
カテゴリー | レジェンド |
コレクション | 伝説のだいじなもの |
標準価格 | 6,300,000G |
ウォーク
【天地雷鳴士】の実装とともに2024年9月26日開始の「天地雷鳴士装備ふくびき」で登場する武器。
レベル10で最大MPの3%を消費し、スキルダメージと攻撃呪文の威力を上げる「雲竜の印」、
レベル15で敵全体にメラ系の呪文特大ダメージを与え、たまに火種(付与した対象を倒すと両隣の敵にメラ呪文特大ダメージを与える)を付与する「落陽」、
レベル20で敵全体にザバ系の呪文絶大ダメージを与え、仲間全員のMPを10回復する「ざざん波」を修得する。なお、「落陽」「ざざん波」共にメタル系に+48のダメージがつく。
いきなりスキルは攻撃スキル使用後敵全体に敵ごとに有効な属性(ザバ含む)の呪文大ダメージの追撃を発生させ、このスキルで敵を倒す毎にMPを10回復する「追撃レインボー」と、
自身とまれにランダムな仲間のMPを行動開始時に一定量回復させる「慈雨」の2つ。
同日から登場した【ザバ系】の強力な呪文「ざざん波」を持っているのが特徴。
登場時点ではザバ系を強化する装備やこころがまだ乏しいため強さを発揮しにくいが、数値上の威力は【マヒャデドス】以上であるためポテンシャルは十分。
一方の「落陽」も、ブレアの覚醒後のこころに付いていた「八重霞」の呪文版のような効果があり、威力も高めの部類と使いやすい。メラ系なので15章での周回にも向くが、ピクシーのマホカンタには注意。
タクト
Bランク武器として登場。
基本値 : かしこさ+16
特殊効果はなし。
錬金候補 : 呪文ばつぐん+2%・デイン属性呪文威力+2%・ヒャド属性呪文威力+2%・かしこさ+6・すばやさ+6・MP+7 他