概要
戦闘中のみ使用することができ、味方全員の【眠り】状態を回復する呪文。
目ザメてハッとするということか?
DQ3に初登場し、DQ5で一度リストラされたのちにDQ9から再登場している。
DQ6~8では【麻痺】を解除する【キアリク】が眠りも覚ますようになり、これを兼ねる状況が続いていた。
DQ5のキアリクは眠りを覚まさないので、何気にDQ5には眠り状態の解除手段がなかったりする。
モンスターズシリーズでもキアリクが眠りを覚ます効果を兼ねており、ザメハは長らく登場できていなかったが、DQM3にて初めて実装された。
健やかに眠る者を【パーティアタック】を活用することなく叩き起こすための呪文。
コレで【ラリホー】や【ラリホーマ】、【あやしいひとみ】も怖くない!
…と思いきや、
- 敵が弱い場合:使う前に敵が倒れる・さっさと倒した方が効率的
- 敵が強い場合:回復や戦闘補助などやることがいっぱいあるので1ターン割いてられない
- その他:ザメハ使いが眠り状態に陥っている。
という事が多く、中々使い所の難しい呪文である。
DQ7にザメハは登場しないが【めざめの歌】はザメハと同じ効果を持っている。
海外版表記は"Cock-a-doodle-doo"。
DQ3
【僧侶】と【賢者】がLv16以降、【かしこさ】に関係なく1/2の確率で習得する。消費MPは3。
概要で述べた通りあまり使い勝手の良い呪文ではないものの、ラリホーや【あまいいき】を使用してくる敵は意外と多く、主戦力が二人眠ったり、あるいは使用者以外が全員眠ったりという状況はままあるため、この呪文が役立つ機会は何度も訪れる。
もちろん起こした側からまた眠らされたりということもあるものの、眠ったまま何もできない状況を打破する一手ともなる。
また、リメイク版の【しんりゅう】や【グランドラゴーン】戦では【あやしいひとみ】の自然解除を待つのは辛い。
ここでは特に積極的に使った方がいいだろう。
今作の【たいようのいし】は使うとザメハの効果を発揮する。
ちなみに今作の【めざめのこな】にザメハの効果はない。DQMシリーズとごっちゃにならないように注意。
攻略本の各呪文の説明のイラストでは、女僧侶がおたまとフライパンを手に「ご飯の時間よ~」(と言ってるかどうかは不明だが)と叫びながらカンカン鳴らすという、呪文とは思えない描写が描かれている。
DQ4
【勇者】がLv17(PS以降のリメイク版ではLv17~19)で習得。消費MPは2。
デイン系や【ニフラム】、【トヘロス】と並んで本作では勇者専用の扱い(リメイク版では【ピサロ】もトヘロスを習得する)。
なお、前作で勇者専用だった【アストロン】、【ベホマズン】および今作で初登場の【マホステ】はモンスターにも使い手がいるが、戦闘中呪文でありながら勇者専用になっているのはデイン系とニフラムとこれだけ。…なのに、DQ3で僧侶の呪文だったせいで上記の呪文群と違って勇者専用のイメージは持たれていない。
ニフラムもほぼ同じような扱いだが、ザメハは道具効果としても存在しないのでデイン系と並んで完全な勇者の専売特許である。
ザメハで起きたキャラは未行動(「○○○○は眠っている」と出なかった場合)ならそのターンから即行動できるため、仲間が2人以上眠ったら素直に使った方がいいだろう。安定して勇者より後攻になるのは【ライアン】ぐらいだが…。
【ラリホーマ】は本作が初登場だが、範囲が単体なので眠りが脅威になる状況自体はあまりない。
ただ、終盤に登場する【ガーディアン】は耐性が軒並み高く、2体ペアで出現するうえに2回行動で【あまいいき】を吐いてくるため、仲間が眠らされたら即ザメハで起こさないとかなり危険。
DQ9
久々に登場。
僧侶がLv11、【レンジャー】がLv18で修得する。消費MP2。
今作では敵のラリホーマは全体だし、あやしいひとみ使いも多いし、これは便利!と思いきや、いざ使ってみると眠らされた仲間が殴って起こされ結局行動が無駄になったりで微妙である。
そもそも、この呪文が使える仲間が眠ってしまうと意味が無いので、全員が覚えられる【ツッコミ】の方が使いやすかったり……。
DQ10オフライン
習得条件は【僧侶】Lv7、【レンジャー】Lv10、【ダストン】Lv15(習得済み)。ダストンは【ゲストキャラクター】のときにも使える。
消費MPは2。
【眠り】を治療する。今作での対象は味方一人。
Ver.2
ゲストキャラクターの【フィーロ】も使用する。
DQ10オンライン
僧侶がLv7、レンジャーがLv10、仲間モンスターが「ちりょう」スキル12Pで習得。消費MPは2。
ツッコミもあるが、こちらは遠くから起こせるというメリットがある。
詳しくはこちらを参照。
DQ11
【カミュ】がLv15で習得、【シルビア】が最初から習得済み。消費MPは2。
シルビアはツッコミも使えるが、こちらは眠り限定の代わりに範囲が全員、かつ消費MPも少ない。
珍しく回復呪文に長けたキャラである【セーニャ】と【ロウ】がどちらも習得できない治癒呪文なので、眠りを使う強敵との戦いでは編成に注意すること。
まあ終盤になれば状態異常耐性をつける手段も増えるので、そもそもかからないようにするのが一番確実ではあるが。
DQM3
長い時を経てモンスターズに初登場。消費MPは2。
【みずげい】【異常回復】といったスキルで習得可能。
不思議のダンジョンシリーズ
【ザメハの指輪】と【ザメハ草】というアイテムが登場。
指輪は「装備すると眠らなくなる」……ではなく、「装備していると同じ部屋内にいる敵が必ず起きるようになる」という効果を持った誰得なアイテム。
草は「飲むと眠らなくなる」という効果がある。作品によっては【目覚まし草】という似たようなアイテムが登場する。
トルネコ内で呪文名を冠したアイテムが登場している呪文としては珍しく、トルネコ2の魔法使いの呪文としては登場していない。
寝ているときしか効果のない呪文なので当たり前と言えば当たり前だが。
部屋内の全員を起こすような呪文として出てきても使い道がないし。
タクト
Cランクとくぎとして登場。自分を含む射程1~2・消費MP12
「なかま1体の眠りを治す」
最大強化で 消費MP2まで強化可能。
リアルタイム対戦「レジェンドリーグメダル交換所」でとくぎ書を入手できる。
ダイの大冒険
【マァム】のキャラクターパラメータでの習得呪文には載っているが、使われたことはない。
もし【魔香気】の際に現れたマァムが本物だったならば仲間を起こすのに使えたのだろうが……。
ちなみに【レオナ】も使えるようだが、彼女はぐっすり眠っていたので使えなかった。ある意味ゲーム本編の再現ともいえる。
アベル伝説
モコモコが甘い息で眠らされた時にヤナックが使用した。
ロトの紋章
【ポロン】に宿った【カダル】が【ファンタム・ゾーン】の霧によって眠りに就いた【キラ(ロトの紋章)】、【ヤオ】、【ルイーダ】を目覚めさせた。
よく考えれば『眠りに落ちていたポロンの肉体を通じて、ソコに宿っていたカダルが目覚めの呪文を唱えた』という、少々ややこしい状況となっており。一応の使用者であるポロンは、立ち上がって呪文を唱えた体勢のまま眠り続けていたりする……つまり、呪文の使用者本人には効果か及ばない。というコトなのか、