設定/【古代ロンカ文明】

Last-modified: 2023-07-22 (土) 12:04:48

FF5

FF5の世界において、かつて存在した超古代文明
500年前に滅びるまでは栄華を誇り、飛空艇および「心を持たぬ者」オメガを創り出したほか、高度な技術を駆使していた事が分かるだけで、詳しい内容までは判明していない。
容量不足のためカットされたのか、単にスクウェアがそこまで考えていなかったのかは不明。


FF5の台詞集を確認したところ、古代文明ロンカが「1000年前にほろんだ」という記述は見つからない。
1000年前に「古代文明ロンカ」が空中に存在していた事、町を空に浮かび上がらせるほど優れた文明を持った「ロンカ王国」が500年前に滅んだ事はゲーム内のテキストで確実であり、「古代文明ロンカ」と「ロンカ王国」が別物であるという記述もないので、この二つは同一視して差し支えないと思われる。

以上を併せるとロンカ文明は少なくとも1000年以上前から500年以上存続していた計算になる。


ジャコールの住民「私たちの祖先は500年前すばらしい文明を持ったと言います…。」

第一世界では500年前までロンカ王国が、ロンカ遺跡で栄えた。
ロンカ王国は土のクリスタルの力でロンカ遺跡を浮かせていたが、クリスタル増幅装置による危険性にいち早く気付いて停止した結果、クリスタルが砕ける事態は回避している。
滅びの町ゴーンはロンカの城下町的な存在と思われる。
バッツたちの時代では、ロンカの末裔はジャコールの町に住んでいる。


第一世界では各地に古代文明ロンカの痕跡が残っている。
クレセントの町の老人の説明で、
「西の大陸には古代文明ロンカの遺跡があるという。不思議なことにその遺跡から発掘されたものと同じものがこの島でも見つかるのじゃ」
とあるので、西の大陸の遺跡は古代文明ロンカのものであり、その遺物がジャコールと三日月島で発掘されているという事になる。
また、三日月島から見て南西の島嶼地域にはプロトタイプが出現している。
ピラミッドにオメガと同型のマシンヘッドが徘徊している事から、流砂の砂漠のピラミッドも古代文明ロンカの一部であった可能性が高い。


第二世界には古代ロンカ文明がもたらしたものは特に見あたらない。
サーゲイト城の図書館に「ロンカのひみつ」という蔵書があるので、ロンカ文明と接点はある模様。

  • カタパルトでミドが飛空艇を潜水させることができる技術を記した本を見つけた辺りを見ると、ゼザ潜水艇もロンカ由来の可能性がある。
  • ガラフ達の乗って来た隕石も個数限定なのでロンカ産まれかもしれない。

「北の洞窟…? 500年前に滅んだ、ロンカ王国という国の遺跡の一部じゃよ」という台詞があるように、ジャコールの洞窟はロンカ王国の一部であり、そこがバル城の地下につながっている事を考えると、バル城も古くはロンカの血筋に連なる王国なのかもしれない。


第一世界と第二世界が分かれたのは1000年前である事、その第二世界に「ロンカのひみつ」という本がある事、オメガが空から現れたのは1000年前で、倒すと「あなたの知恵と力と勇気が 古代文明に打ち勝ちました」というオメガの勲章が手に入る事、これらを総合すると少なくとも1000年前の時点でロンカ文明が存在していたのは間違いない。
オメガ出現の経緯から、1000年前の時点で拠点を空に浮かべられるほどの技術力があったようだ。


ロンカ文明がどれくらいの規模を持っていたのかは不明。
主な活動地域は土のクリスタルのあるロンカ遺跡周辺だと思われるが、カタパルトのある三日月島でも活動していた。
1000~500年前の世界の大半はロンカ区域だったと思われる。
 
1000年前二つに割れた後のクリスタルを使ってロンカ遺跡を浮上させている事、クリスタルを割る際にオメガを次元の狭間に封じた事を合わせて考えると、オメガそのものに直接滅ぼされたとは考えにくく、オメガを封じた後も500年は存続していたと考えられる。

  • 1000年前の土のクリスタルはいわば完全版だったわけで、ロンカ遺跡の長期運用にも耐えられそうである。

彼らロンカ人のオーバーテクノロジーは凄まじく、

  • 空飛ぶ船である飛空艇および飛空艇を離発着させる基地
  • 遠い所へでも一瞬で移動できるワープ装置
  • クリスタルの増幅装置を利用し自体を空に浮かせる技術(飛空艇にアダマンタイトが必要な高度)
  • 外敵から守る為の強大な軍事力(遺跡の砲台やソル カノンなど)

などを発明していた。

  • 飛空艇の変形機構は最初から飛空艇に備わっている機能。
    火力船は修理のパーツ取りに使用しただけ。
    潜水艇への変形機構もカタパルト内の書物から発見した技術であるため古代文明由来。
    技術と知識を活かして実際に修理改造したのはシドミドの功績である。

ロンカの機械兵器(火炎砲ロケット砲オメガ)はストップ耐性がなく、愛の歌が効くという共通点がある。
さらにオメガは音波カテゴリ弱点なので、高い魔法回避を無視して確実に愛の歌が効くようになっている。

  • システム的には耐性がないというだけの話だが、なぜ機械に歌が効くのか?という想像力を掻き立てられる設定をしたところにスタッフのセンスが光る。
  • アパンダの部屋にある1000年前の本によれば、オメガは機械=心を持たぬ者。
    心を持たぬがゆえ、愛を理解できずにフリーズしているかのように見えるのが秀逸。

ちょっと堅苦しい生真面目な類の古代文明かと思いきや、
カタパルトのイベントやオメガの勲章を見るになかなかオチャメな所もあったようだ。


エヌオーが暴れ、世界が分離した際に何をしていたのか興味深い。

  • 「1000年前」で時期が重複しているあたり、もしかしたらオメガは対エヌオー用だったのかもしれない。
    分離後は第一世界で500年前まで存在していたようだし、ロンカ文明の滅亡理由が気になる。
  • 500年前というとエクスデスが生まれたのも500年前、世界は違うが何か関係あるのだろうか?
    • クリスタルを割るはめになったのがマズイのかも。分割された事で土のクリスタルの力が半減し、エネルギーソースが不足して文明を維持できなくなったか。
  • 次元のはざまの本にある「空より現われし~」という内容を見る限り、エヌオーを倒した者たちはオメガの製造元(古代文明ロンカ)とは別物で、場合によっては完全に無関係。オメガがロンカ製だとすると少なくとも、古代文明ロンカ、エヌオー、12武器の勇者の3勢力がいたことになる。

そのほか1000年前の時点で確実に存在した施設として、第二世界では伝説となっている古代図書館と、次元の狭間に呑み込まれた蜃気楼の町がある。

  • 古代図書館の本によれば、蜃気楼の町では「1000年前の素晴らしい魔法や武器防具が売られている」とあり、1000年前は魔法や武具のレベルもはるかに高水準だったようである。

またピラミッドも1000年前の石板の時点で「"過去の"魂とともに」と言い表されているため、1000年前の時点で既に存在し、更に古くから利用されてきた墓地であった可能性は高い。
1000年前に使われた武器を収める封印城クーザーも間違いなく建立済み。
地形を考えればドワーフ王国あたりも既に独立した集落だった可能性があるなど、1000年前の世界分割の時点で文明らしきものはそこかしこに花開いている。


FF5の1000年前の古代文明のうち、優れた機械技術を備え支配地域が広く確認されているのはロンカ文明だけ。
空飛ぶ町にソル カノンのような砲台を備え、オメガ系列の機械モンスターを創造するなど軍事力も強大である。

  • 1000年前にはロンカと並行して多数の文明が世界に存在していたという前提に立った場合、ロンカ遺跡を浮上させていた土のクリスタルは、ロンカ王国の一存のみならず、おそらくは別のクリスタルの恩恵を受けていたであろう他の勢力との合議のもと、世界の危機である「」を封じるため2つに分割されたことになる。

ロンカの遺産を見るに平和的な文明だったかはかなり疑問だが、1000年前のロンカ王国は意外に同時代人とそれなりに交流を行い、世界の一大事には互いに協力しあうほどの接点を持っていたとも考えられる。

  • もし古代ロンカ人がそのテクノロジーを背景に、同時代人と一切の交渉を断って超然とぷかぷか浮いていたとしたら、動力源のクリスタルの寿命をわざわざ残り500年に縮める必要もなかっただろう。

オメガが空から現れた事、GBA版の追加ダンジョンの描写、ロンカ遺跡が空を飛んでいた事から、オメガの勲章に記された「古代文明」はロンカ文明。
NTT出版完全攻略編114Pでも、オメガは「ロンカ文明が生んだ最終兵器」と説明されている。
FF5世界の1000年前の他の文明は高度な機械技術を持っていないし、他に空を飛んでいた文明を示唆する根拠は作中にはない。


ロンカという名前の由来は古代ペルーに栄えたといわれる「インカ文明」か。
建築において一際優れた技術を有していたとされ、現代でも石造の遺構が残っている。
宙に浮くロンカ遺跡は「天空都市」の異名を持つマチュ・ピチュからの着想だろうか?

  • 天空の城ラピュタの影響も大きいと思う。

DFFにて、コスモスレポート内にオメガの名が記されている。が、やはり詳細は不明である。
もし、このレポートに出てくる敵国がロンカならば、召喚獣の技術も確立していたことになる。

  • DFF2が出たらルフェインvsロンカの戦争が出てくるのだろうか?
    あのオメガなんかをバリバリ投入する戦争なんて、もはや神々の戦いすら超えている。
  • デスマシーンvsオメガ。なんという悪夢。

FF5(GBA版)

GBA版の追加ダンジョン、封印の神殿もロンカ文明と関連があるようだ。
ロンカの心臓なんてマップ名の場所もある。
奥にはピラミッドと同じ建築様式のマップもあり、オメガが量産されている。
ピラミッドとロンカ文明の関係が補強された形になる。


蜃気楼の町の住人と同じ格好の人間もちらほら見られるが、やはり同じ文化の人間なのか。

FF14

第一世界に存在した古代帝国。
エオルゼアにおいての「超古代文明」は古代アラグ帝国であるが、アラグ帝国が発生する前に分かれた第一世界では古代ロンカ帝国だった。


叡智を司る文明とされ、国章はフクロウ。すべてを知り羽ばたくイメージらしい。
第一世界の魔法にはロンカ・ファイアといったロンカの名称が(一部除いて)付いており一般的に使われている。
また魔法だけではなく歴史なども残し続ける文明のようで、数千年の過程で帝国は滅んだが、大災害にあってもピラミッドなど様々な遺跡が残されている。

  • 様式としてはアラグ帝国やFF5のロンカ帝国のようなSF感はなく、マヤ文明に魔導技術をミックスしたような雰囲気になっている。

FFT

秘境の設定上に「ロンカ王朝」として登場する。
超文明時代、最大の国土を誇った王朝で天空から世界を支配していた。
天空に浮かぶロンカ王城と地上との連絡塔として蜃気楼の塔がある。
謎の伝染病にてロンカ中枢は全滅したとされており、その後は無人の天空城が漂うだけとなっている。
王朝に仕えていた宮廷魔術師マトーヤが業魔(人の造りし魔物)を発明し、戦闘に投入されたという。
これはボムなどの魔法兵器やキマイラなどの魔法生物のことと思われる。
古代戦争時に魔列車を業魔部隊の輸送に使用している。


ダムン物語で黄金郷カイムスンハマに目を付け占領したとされるが、これはフィクションであるようだ。