No.351 | ||||
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日振(ひぶり) | 日振型 1番艦 海防艦 | |||
艦船ステータス(初期値/最大値) | ||||
耐久 | 9 | 火力 | 4 / 19 | |
装甲 | 4 / 17 | 雷装 | 0 | |
回避 | 39 / 83 | 対空 | 10 / 36 | |
搭載 | 0 | 対潜 | 40 / 78 | |
速力 | 低速 | 索敵 | 3 / 15 | |
射程 | 短 | 運 | 7 / 49 | |
最大消費量 | ||||
燃料 | 10 | 弾薬 | 10 | |
装備 | ||||
12cm単装高角砲E型 | ||||
25mm連装機銃 | ||||
装備不可 | ||||
装備不可 | ||||
改造チャート | ||||
日振 → 日振改(Lv37) | ||||
図鑑説明 | ||||
日振型海防艦、一番艦、日振です! はい、もう色々と大変な時期で… なるべく量産性を高めて直線が多い設計で建造されました! でも、装備は決して劣りません! 対潜、護衛、掃海と、日振型頑張りました! よろしくお願いします! |
※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、最大値はLv99の時の最大値を指します。
セリフ | CV:大坪由佳、イラストレーター:しばふ |
入手/ログイン | 日振型海防艦、一番艦、日振!提督、日振型、着任しました! 頑張りますっ! |
母港/詳細閲覧 | はい!日振は、ここです! |
護衛ですか?お任せください!日振、はたらきます! | |
母港/クリック時 | 大東、ダメだよイタズラしたら!あっ、提督!はい、爆雷の調整は万全です!日振、いつでも! |
母港/詳細閲覧(新春) | あけまして、おめでとうございます! 今年も、海上護衛隊、どうぞよろしくお願いいたします、はいっ! |
母港/詳細閲覧(節分) | えーと、私達ヒ船団護衛部隊の鬼役は……あ、大鷹さん。じゃあ……すみません、いきます! 鬼は~外~! はいっ |
母港/詳細閲覧(バレンタイン) | 提督。こちら、差し上げます。もちろん、手作り。……あ、だいちゃん。はいっ、だいちゃんにもあるよ。ねっ。 |
母港/詳細閲覧(ホワイトデー) | こちら、チョコのお返しに? 提督! ありがとうございます! はむっ……美味しい! 提督、お上手です! |
母港/詳細閲覧(春本番) | 提督、春です! 第一海上護衛隊の、お花見です! えっちゃんまっちゃんさっちゃんも、そうです! だいちゃんも呼んで、日振、お花見用意、始めます! |
母港/詳細閲覧(五周年) | おめでとうございます! 艦隊は、五周年だそうです! 日振、日振型を代表して、お祝い、申し上げます! |
母港/詳細閲覧(六周年) | おめでとうございます! 艦隊は、六周年だそうです! 日振、日振型を代表して、お祝い、目一杯申し上げます! |
母港/詳細閲覧(七周年) | おめでとうございます! 艦隊は、七周年だそうです! 日振、日振型各艦と共に、お祝い、申し上げます! |
母港/詳細閲覧(梅雨) | 最近、よく降りますね。梅雨だから、仕方ないですけど……だいちゃん? あっ、爆雷、危ないからぁ! |
母港/詳細閲覧(夏真っ盛り) | さっちゃん、まっちゃん。なんか今年も暑くなってきたね。夏の夜や朝は用心しないと。……さっちゃん? |
母港/詳細閲覧(秋刀魚祭り) | 鎮守府秋刀魚祭りですね! 日振型にお任せ下さい! だいちゃん、行くよ! ……って、その爆雷は何!? 何する気!?!? |
母港/詳細閲覧(晩秋) | ちょっと寒いですね。でも、日振、大丈夫! 働きます! だいちゃんだって……だいちゃん? あ、あれ? あれ!? |
母港/詳細閲覧(Xmas) | クリスマス……これがそうなんですね! いいですね! 日振、こんなお祭りはとてもいいと思います! はい! |
ケッコンカッコカリ(反転) | |
ケッコン後母港(反転) | |
編成/出撃 | 第一海上護衛隊、日振、出撃です! |
出撃 | ヒ船団、護衛部隊旗艦、日振。抜錨します!皆さん、対潜警戒、厳として。行きましょう! |
開戦/攻撃 | 皆さん、気をつけて!敵、発見です!護衛艦隊、増速!合戦、用意! |
夜戦開始 | 夜の海は、気をつけないと…! |
攻撃/航空戦 | 守ります…てー! |
連撃/弾着観測射撃/夜戦攻撃 | こっちよ!本隊はやらせません! |
小破 | やっ、あああぁっ!やだっ! |
小破/旗艦大破 | ああぁっ!ひ、被弾!? |
中破/大破 | やだあぁーっ!、こ、こんなの! |
勝利MVP | えっ…本当ですか!日振が?えっと、提督…ほめていただいて、ありがとうございます!やったぁ♪ |
帰投 | 提督、艦隊、戻りました!無事な航海で、何よりです。 |
補給 | ありがとうございます!いただきます! |
改装/改修/改造 | ありがとうございます! |
これは…!日振、強化されました!もーっと、はたらきます! | |
改装/改修/改造(遠征選択/アイテム発見) | 敵潜…気配…なし!よしっ。 |
入渠(小破以下) | 提督、すみません。少しだけ、お風呂に入っていいですか?早く戻ります! |
入渠(中破以上) | すみません、提督…。少し…えと…ちょっといっぱい、日振、お休みを…。なるべく、早く戻ります! |
建造完了 | 新造艦、就役です!どんな方でしょう? |
戦績表示 | はい!日振が情報を一式、お持ちします。 |
轟沈(反転) | 日振…沈むんだ…また…。さっちゃん、まっちゃん…気をつけて…。ここは…ダメ… |
時報 | |
放置時 | 提督、あの、ヒ船団の暗号って…あ、そうですよね。やっぱり…。どうしますか?裏をかいていきますか? |
ゲームにおいて 
- 2018年冬イベント捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(後篇)のE2突破報酬として実装。同日には姉妹艦である大東も実装されている。
- 2020/06/19アップデートで初期装備が12cm単装砲から12cm単装高角砲E型に変更された。
- 対潜初期値が40もある。Lv1から三式ソナー2つで対潜先制爆雷攻撃が可能な他、四式ソナーなど対潜値+12以上のソナーを所持していれば、爆雷とのシナジーつきでも先制可能となる。
- 実装前に発売されたコンプティーク2018年2月号において、北上及び大東と共に表紙を飾った。右側が彼女である。
また同年4月号で、日振と大東のCVも北上らと同じ大坪由佳氏が担当している事が判明した。同氏が追加艦娘のCVを担当するのは今回が初。
キャラクター設定について 
- シンプルな服装は、量産型護衛艦として徹底的に簡素化した結果か?
小ネタ 
日振型について 
- 日本護衛艦艇の主役たる海防艦が、戦前想定の甘さから量産にとことん向かない占守型をベースにしたことで、充実に非常に手間取ったことは当該記事にある通り。
戦争が長引き護衛艦の深刻な不足が危機感をもって認識され、量産のための工数削減に思い切って舵を切った成果がようやく結実したのが本級である。
- 戦訓を反映した対潜・対空兵装の充実を果たした御蔵型をベースに徹底的な簡素化を行い、工数をほぼ半減させた(5万7千→3万)。
この結果、起工からわずか4ヶ月で完成させることができ、昭和19年の半ばという遅すぎた時期ではあるが(なにせマリアナ沖海戦がすでに終わっている)、ようやく日本は真っ当な量産型護衛艦を手にすることができたのだ。
- 角ばった高角砲シールドや煙突、機銃台は簡略化の努力のひとつである。
- 日振型は元々マル急計画艦である。
戦時計画とは言え開戦前に承認された計画艦が昭和19年6月にもなってようやく完成したという事実が、日本の護衛艦建造計画があまりにも甘い見通しに基づいたものであったことを端的に物語っている。- 必ずしも海軍の責任というわけではない。
日本海軍が想定していた戦場はもともと内南洋やフィリピン辺りまでだったので、戦前の建艦政策では護衛艦艇として600トン級の駆潜艇や敷設艇等を回す構想だったし、それは決して無理のあるプランではなかった。
600トン級では荷が重すぎる蘭印や豪州辺りまでが想定戦場に含まれるような、アメリカのみならず複数国と戦わざるを得ない状況に追い詰められてしまった外交・政治上の失態が根本原因である。- しかし戦前から海軍が主張していた南進論の目的は英領マレーや蘭印などの東南アジアの資源獲得であり、南進した場合には台湾以南の海上輸送は不可避であった。また対英宣戦布告した場合にアメリカも参戦すると複数国との交戦を想定したのは他ならぬ海軍であった。海上護衛の目安となる船舶喪失量の見通しが開戦検討の佳境である1941年の10月下旬にもなって「見通しがなければ大本営政府連絡会議が進まない」とせっつかれて泥縄的に算出したことからも窺えるように、戦前の海軍の南進論に対する本気度の無さというか、対米戦力保持(予算)目的の方便という感じが見える(そしてそのツケを負わされたのが彼女達海防艦である)。
- 占守の項でも触れられている通り、900トン級海防艦は量産を前提としない元々の想定なら必要十分な性能を低コストで実現した優秀な警備艦だったのだ。
- 必ずしも海軍の責任というわけではない。
- ちなみに日振型というのは便宜上の分類でしかなく、実態は日立造船桜島造船所でのみ建造された鵜来型の武装変更バージョンである(海軍では御蔵型・日振型・鵜来型の3種をまとめて御蔵型に分類)。
- 鵜来型が艦尾に3式爆雷投射機を装備しているのに対し、日振型は94式爆雷投射機と機雷掃海具を装備している。
だから日振型と鵜来型は艦体そのものは同一であり、日振型のほうが建造数が少ないのは単に桜島造船所だけで建造していたからである。 - なお鵜来型の量産のボトルネックとなったのはエンジンであった。22型10号ディーゼルは量産性に優れたエンジンであるが、それがゆえに量産に向かない2号ディーゼルの代わりとして潜水艦用に取られてしまい、海防艦用に回ってこなくなった。
そのため一回り小型の750トン級にスケールダウンした丙型・丁型海防艦に建造の主役を移すことになる。- 丙型は22号10型より低主力で量産に向く13号駆潜艇用の23号乙8型ディーゼルを、丁型はディーゼルエンジンの代わりに2A型戦時標準船用の甲25型蒸気タービンをそれぞれ搭載した。
- 鵜来型が艦尾に3式爆雷投射機を装備しているのに対し、日振型は94式爆雷投射機と機雷掃海具を装備している。
日振について 
- 日振(ひぶり)は日振型海防艦第1番艦。但し、艦艇類別等級では御蔵型海防艦8番艦とされる。
- 艦名は愛媛県宇和島市に属する日振島に由来する。四国に由来のある艦娘は日振が初めての実装となる。*1
- 昭和19(1944)年6月27日、日立造船所桜島造船所で竣工。佐世保鎮守府籍となり、大分県佐伯にて実践訓練を受ける。
- 同年8月4日、第一海上護衛隊に編入。8月17日、ヒ71船団護衛の為、第三掃蕩小隊(日振、佐渡、松輪、択捉)として馬公出撃。
- 途中、米潜水艦の襲撃により船団に被害が出る(沈没5、中破1、小破1)。日振、佐渡、松輪は同海域に留まり、対潜掃蕩を行うが戦果は不明だった。
- 対潜掃蕩を打ち切った3艦は一路マニラに向かうが、1944年8月22日午前5時頃、「ハーダー」とその僚艦「ハッド」という、ベテラン中のベテランの群狼チームに捕捉される。
日振と松輪へは「ハーダー」の魚雷が、さらに佐渡には「ハッド」の魚雷が命中。日振と松輪は艦首をもぎ取られ、佐渡もまた機関停止。3隻が一瞬にして航行不能に陥ったのだった。
次第に明るくなる夜明けの海上で、日振は後甲板のみが辛うじて浮いているだけ、松輪は残った艦後部が海に逆立ちし三番砲が虚空を指すという無残な姿と化していた。 - さらに午前7時30分、「ハーダー」「ハッド」の攻撃が再び3隻を襲った。取り巻く群狼を前に動けない3隻の命運は、すでに尽きていた。
もはや浮力の全く残っていない日振は瞬時にして海へと消えた。まさしく辞書の意味どおりの轟沈であったという。
松輪もまた凄まじい轟音とともに弾薬が大爆発を起こし轟沈。佐渡は迫りくる魚雷へ主砲、機銃、さらには小銃までも持ち出し必死に撃ちまくったが奏功せず、同じく轟沈の運命をたどった。
日振は艦長以下154名戦死。正確な生存者数については不詳だが、『海防艦戦記』が出版された時点で判明していたのはわずかに3名だけであった。
竣工から戦没まで僅か57日。2018年3月時点の実装艦のうち、竣工から戦没までが最も早い艦である。*2- 投げ出され漂流する3隻の乗員たちの眼の前で、敵潜水艦は堂々浮上して盛んに写真を撮り、悠々充電して去っていったという。
だが、おそらくそのフィルムは現存していない。このわずか2日後、「ハーダー」もまた第22号海防艦と第102号哨戒艇の返り討ちにあい、海底へ葬られたからである。
- 投げ出され漂流する3隻の乗員たちの眼の前で、敵潜水艦は堂々浮上して盛んに写真を撮り、悠々充電して去っていったという。
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