全部ショートストロークガスピストンのマルチラグボルトにしろ
それでいいんだよシンイチ
かんたんな説明
AR-18にガッツリ影響を受けた皆様。
特記無き場合はショートストロークガスピストン+マルチラグローテーティングボルトである。
またSteyr AUG?とG36は別項を立てているのでそちらを参照のこと。
今となってはすっかり現代ARの父みたいなデカい面をしているが、出始めはそうでもなかったというのは戦後第二世代AKインスパイアARで説明したとおりである。
もちろん、ショートストロークガスピストン+マルチラグローテーティングボルトという組み合わせは、M16のストーナー式DIより確実な作動方式であることはそうなのだが、そこはミリタリー業界、Battle-testedな技術じゃないとそうホイホイと採用はしてくれないわけだ。パテントの問題もあるし。
で、じゃあ誰がAR-18をBattle-testしてくれたかというと、HKのG36であったりSteyr AUGであったり、極端なことを言えば最大のAR-18オペレーターの一つであるIRAであった。多分。
そんなわけでこのページに集まっている銃は、紅茶女を除くと21世紀に入ってから登場している。
AR-18の原設計が1963年、製造開始が1969年なので、じつに40年の雌伏の時を経て実力を認められたのだとも言えよう。
AR-18本人
AR-18? | ||
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主な弾種 | 5.56x45mm NATO | |
生産期間 | 1969- | |
備考 |
ブルパップの方々
1970年代ごろからぼちぼち流行り始めたブルパップレイアウト。これを既存の銃の作動方式と組み合わせて次期軍用ライフルとして採用することが試みられた。
しかしアメリカ軍の主力ライフルであったM16系はバッファーチューブの存在がブルパップ化に不向きで、これが幾つかの西側諸国の制式ライフルとしてAR-18系のブルパップが採用された一因ではないだろうか。
L85A1 | ||
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主な弾種 | 5.56x45mm NATO | |
生産期間 | 1985- | |
備考 | まるでAR-18なボルトキャリアがスイと出た。 パテントのほうは大丈夫だったんでしょうか。 そういえばL85の改修はH&Kが請け負ってたのは資本関係とかの諸事情もあるんでしょうけど、G36が同じくAR-18系の作動方式を使っていたせいもあるんでしょうか。 |
F2000? | ||
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主な弾種 | 5.56x45mm NATO | |
生産期間 | 2001- | |
備考 | AR-18の機構とP90のブルパップレイアウトを組み合わせた近未来的外観のライフル。 チューブを介して前方に排莢する仕組みのせいか、ボルトキャリアが非常に入り組んだ形をしているが、ボルトそのものはAR-18のマルチラグ方式を踏襲している。 |
MDR | ||
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主な弾種 | 5.56x45mm NATO他 | |
生産期間 | 2015- | |
備考 | これまでの前方排莢方式*1に比べてよりシンプルな構造を採用したブルパップライフル。一応ショートストロークガスピストンとマルチラグ・ローテーティングボルトを備えていて、そこだけ聞くといかにもAR-18っぽい雰囲気だが、細かい仕上げは異なっているのが興味深い。 |
- 基本的にはAR-18風のマルチラグボルトの範疇に収まっていると思う。
- しかしロッキングラグの前面が面取りされてやや後退角が付けられている。
- ラグの1本1本も太めに見えるなど、デザートテック流にアレンジが加えられているようだ。
- 4番の部品がガスピストンである。
- HK416などのガスピストンとは形状が異なる。
- もっともMDRに限らず、AR-18に影響を受けたと言われるライフルでもピストン部はアレンジされていることが多いように感じる。
- もはやショートストロークガスピストンですらない連中も居る。
AUG家
Wikiの見出し構造の関係でこの位置になっているが、実際にはAR-18スタイルのアサルトライフルの中でもかなり早い段階で登場したのがステアーAUGである。
それ以上に最初期の実用ブルパップ軍用ライフルという点が際立っているだろう。
AUG | ||
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主な弾種 | 5.56x45mm NATO | |
生産期間 | 1978- | |
備考 | 作動方式、閉鎖方式は概ねAR-18に則っているが、具体的なレイアウトや素材の構成は全く異なり一見するとそうとは全くわからない*2。 ブルパップライフルとして見てもアンビ化の工夫が随所に施されていて好印象である。 さらにモジュラーウェポンとしても設計されており、部品の交換でいくつかのバリエーションに組み替えることができる。 こうした数多くの先進的要素を備えた制式ライフルが有りながら、その7年後にL85が産まれたという事実は驚異的ですらある。 |
AUG Para | ||
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主な弾種 | 9x19mm Parabellum | |
生産期間 | 1978- | |
備考 | ストレートブローバック AUGの組み換え形態の一つなのだが、作動方式はストレートブローバックとされており、AR-18の血は消えて無くなっている。 |
21世紀生まれのコンベンショナルな方々
ARX-160 | ||
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主な弾種 | 5.56x45mm NATO | |
生産期間 | 2008- | |
備考 | 作動方式だけ聞くとよくあるAR-18フォロワーのようなのだが、そこは老舗の意地があるピエトロ・ベレッタ。中を覗くとこれがなかなか毛色が違う。 そもそもボルトキャリアの形状が他のAR-18フォロワーと似ていない。アンビ化に対応するためエキストラクターを左右それぞれに用意し、コッキングハンドルも左右に振り出す方向を変えられる。 ガスシステムもピストンの移動距離を長く取る独特な構造で、正直AR-18の影響があるのはボルト本体のデザインくらいのような気がする。 |
SIG MCX | ||
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主な弾種 | 5.56x45mm NATO | |
生産期間 | 2015- | |
備考 | AR-15系のロワレシーバーを使う都合で、ボルトキャリアの形状がAR-15風になっているが、メインスプリングの配置はモロにAR-18である。 コイツといいSG540なんかといい、SIGって結構なりふり構わず名銃を |
LAMG? | ||
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主な弾種 | 5.56x45mm NATO | |
生産期間 | 2018- | |
備考 | ロングストロークガスピストン・ベルト給弾・オープンボルト ストーナーがAR-18と同時期に設計したストーナー63 (1963)を、ナイツアーマメントがこねくり回して出来上がった軽機関銃である。なので正確にはAR-18とはいとこみたいな関係になる。 元々のストーナー63がハンマーを備えていたのに対してLAMGではシンプルな固定撃針になっていたり、Ultimax 100 (1978)のコンスタントリコイルを取り入れていたりと、かなり血は薄まっている。 ロングストロークガスピストンな連中の方に入れようか悩んだが、ストーナー自身の手で改良が重ねられてきたこと、そしてKACから発表されたことを加味してこちらにした。 |
索引(人形名からページを探す) | ||
人形DNA鑑定 もくじ | ||
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手動操作 | リボルバー|中折式HG | |
反動利用式 | ティルトバレル:ティルトバレル|シグ・ザウエル閉鎖方式|グロックインスパイア | |
それ以外:プロップアップ式|その他の反動利用式 | ||
ブローバック | ワルサーPP系|ブローバック式ハンドガン | |
ベルグマン系 | ベルグマン本家|ベルグマン東分家|ベルグマン西分家 | |
テレスコ | ウージー系|テレスコーピングボルト (UZI以外) | |
その他 | ブローバック式SMG|レバー遅延ブローバック | |
Pre-AK/M16 | 戦後第一世代ティルトボルトAR|ローラー遅延ブローバック | |
カラシ系 | AK一家|戦後第二世代AKインスパイアAR|大陸系AR|AS-Val系 | |
ストーナー系 | M16一家|AR-18系|G36系|SCAR系|ストーナー風味 | |
ボルト アクション | マウザー系:かーちゃんち|M700系|その他ドイツっぽいの:Gew88系 | |
その他:梨園さん風|寸胴ボルト|ルベル系|白旗 | ||
自動ライフル | 平たいボルト族|ハイセンスなボルト|ロングリコイル | |
一応調査完了 | チ○コ機銃|PK系|HIRAKI|直動ボルト式MG|MG30系 | |
一応調査完了 | レミントン870系|直動ボルト式SG|ローテーティングボルト|その他のセミオート|中折式SG | |
銃種混合 | 珍しい閉鎖方式|その他のティルトボルト |