トゲキッス

Last-modified: 2023-07-04 (火) 23:55:35

Tag: トゲキッス フェアリー ひこう 範囲技 遠隔攻撃 ターゲット変更 S操作 このゆびとまれ おいかぜ てんのめぐみ

目次

基本データ

ポケモンタイプ能力特性
タイプ1タイプ2HP攻撃防御特攻特防素早特性1特性2隠れ特性
トゲチックフェアリーひこう5540858010540はりきりてんのめぐみきょううん
トゲキッスフェアリーひこう85509512011580はりきりてんのめぐみきょううん

ポケモン徹底攻略

概要

火力耐久素早さ、どれをとっても高水準なステータスを持つフェアリータイプ。ひこう複合の為じめん技を無効に出来る。
シーズン17使用率34位。
『このゆびとまれ』や『おいかぜ』を採用したサポート型は勿論、ニンフィア同様に火力を伸ばしたアタッカー型も存在する。

特性は3つあるが、採用率が高いのは以下の2通り。
上さえ取っていれば、エアスラッシュで対角から高確率でひるみを狙いにいける『てんのめぐみ*1』。
急所率を高め、範囲技のマジカルシャインを軸としたアタッカー運用時(など)に採用される隠れ特性の『きょううん*2』。

もう1つの特性である『はりきり*3』は特性が適用されても大した火力が出ず、命中も安定しない為非常に使いづらい。

似た役割を持つポケモン

  • ニンフィア:
    フェアリータイプの範囲技アタッカーで、高火力なフェアリースキン「ハイパーボイス」が使用できる。
    マジカルシャイン止まりのトゲキッスは単純な火力では劣るが、サブウエポンやサポート技が充実している他、耐性も異なる。
  • ピッピ:
    「このゆびとまれ」で味方への単体技を自分に集めて味方の生存率を高められるサポート枠。
    ピッピの場合は「フレンドガード」でピッピ以外の味方が受けるダメージを常時3/4に軽減でき、存在するだけで擬似的な範囲技の軽減になる。
    トゲキッスの場合はある程度の火力があり、打点として数えられる他にも「おいかぜ」によるS操作が可能。
  • サンダー:
    ひこうタイプのS操作枠として見た場合、お互い耐久値が近く、耐性が優秀という共通点を持つ。
    サンダーが持つ特性の『プレッシャー』や『せいでんき』は攻撃を受けることで真価を発揮するため、回復ソースの「はねやすめ」が採用されやすく詰め筋として優秀。
    トゲキッスの場合はそういった特性を持たず、S操作が終わった後は味方を動きやすくするため「このゆびとまれ」で使い倒される展開が多め。

攻撃技

技名説明採用率
エアスラッシュ対角からも攻撃できるトゲキッスの代名詞。特性が「てんのめぐみ」であれば「ひるみ」追加確率が6割になり強力。90%
マジカルシャイン一貫しやすいフェアリータイプの範囲技。ニンフィアの「ハイパーボイス」ほどではないがCに振ればダメージを稼ぎやすい。61%
かえんほうしゃニンフィアは覚えられない対はがねの打点。
特性「てんのめぐみ」なら「やけど」追加効果確率2割。
19%
だいもんじ9.0%
ねっぷう5.3%
はどうだんニンフィアは覚えられない格闘技。対角まで届く必中技で、ヒードランバンギラス等に通る。15%

変化技

技名説明採用率
このゆびとまれトゲピー・トゲチック時代に自力習得。技のターゲットを自分に集中させる補助技。高耐久・良耐性との相性が良い。68%
おいかぜサポート枠として採用する場合、有力な候補となるS操作技。比較的高めなSと合わせ「エアスラッシュ」の追加効果を狙い易くなる。44%
しんぴのまもり「ダークホール」や「キノコのほうし」によるねむり状態を始めとした、状態異常を予防する。17%
でんじは相手のS低下+行動阻害に。13%
まもる「このゆびとまれ」の存在から集中攻撃されやすいため採用が検討される。「ねこだまし」のケアも出来る。11%

採用頻度の低い技

技名説明採用率
めざめるパワー(じめん)ギルガルドヒードランに一貫することを重視するなら。-%
しんそく優先度+2の先制物理技。トゲキッスのAは非常に低いため、いかりのつぼギミック発動の用途に限定されがち。-%
はねやすめ体力を回復することで行動回数を増やしたい場合。あさのひざし・ねがいごと等も覚える。8.3%
マジックコート「ダークホール」や「キノコのほうし」への対抗手段。3.8%
ひかりのかべ味方の耐久補強に。3.6%
リフレクター3.1%
アンコール相手の補助技を縛る用途で。S操作済みで先手を取れないと扱いにくい。3.1%
トリックこだわり系アイテム(特にこだわりスカーフ)を持っている場合の候補。「しんかのきせき」や火力アップアイテムを奪いたい。3.0%
おさきにどうぞ味方の行動順を操作する。何らかの形でトゲキッスのSを補強しないと使いづらい。2.9%
にほんばれ晴れパーティのサポートとして。-%
あくび交代を誘発する催眠技。-%
わるだくみCを強化。特殊技による圧力を補強できる。-%
てだすけ使ったターン、対象とした味方の火力を1.5倍にする技。ORAS環境ではXD産の個体のみ使用可能-%
がむしゃらレベル2でトリックルームパーティに採用する余地もある。-%

もちもの

もちもの説明採用率
オボンのみ体力が半分以下になった時に自動で回復することで「このゆびとまれ」時や集中砲火された時の耐久力を補強する。31%
ラムのみ厄介なダークホール等への耐性をつける。確実にS操作を通したり「しんぴのまもり」で二度目の状態異常を予防したい場合。17%
たべのこし「オボンのみ」を他の味方に譲っている場合に。13%
こだわりスカーフ初ターンから「エアスラッシュ」でひるみ効果を押し付けやすい。「おさきにどうぞ」や「トリック」との相性も良い。8.9%
ゴツゴツメット接触攻撃を使ってきた相手に痛手を負わせる。あらかじめ「リフレクター」で物理耐久を上げておくと良い。5.8%

採用頻度の低いもちもの

するどいツメ『きょううん』の場合はこれを持たせることで急所率が50%になる。合算
5.4%
ピントレンズ
ひかりのねんど「ひかりのかべ」「リフレクター」を両方覚えているなら。2.7%
じゃくてんほけん相手から弱点を突かれるor味方の「こおりのつぶて」で発動できる。「アシストパワー」と相性がいい。2.4%
こだわりメガネじめん耐性のあるフェアリータイプの範囲アタッカーとして動かせる。端に出した場合は対角への圧力が高まる。2.3%
ぼうじんゴーグル「いかりのこな」「キノコのほうし」等の粉系の技を無視できる。霰パーティ・砂嵐パーティに入れたい時にも。1.7%
たつじんのおび相手の弱点を突いた時のみ威力が増す。技固定が無い点は評価できる。1.2%
するどいくちばしひこう技のみ威力補強。0.7%
きょうせいギプス敢えてトリックルームパーティで起用する場合に。0.3%

調整

  • H-B
    実数値努力値ダメージ備考
    H191-B116244-4A177メガガルーラのおやこあい「すてみタックル」を確定耐え*4
    A204こだわりハチマキバンギラスの「アイアンヘッド」を確定耐え(158~188)
    A216霊獣ランドロスの「いわなだれ」を確定2耐え(78~94)
    H191-B122244-52A204こだわりハチマキバンギラスのWダメージ「いわなだれ」を確定耐え(158~188)
    A194メガガルーラのおやこあい「すてみタックル」を確定耐え*5
    H191-B130244-116A177いのちのたまキリキザンの「アイアンヘッド」確定耐え(159~190)
    244-28↑
    H191-B143244-116↑A194いのちのたま「キリキザン」のアイアンヘッド確定耐え(159~190)
  • H-D
    実数値努力値ダメージ備考
    H191-D136244-4C178せいれいプレートニンフィアのWダメージ「ハイパーボイス」を確定2耐え(76~91)
    C178こだわりメガネニンフィアのWダメージ「ハイパーボイス」を「オボンのみ」込みで確定2耐え*6
    C182いのちのたまヒードランの「ラスターカノン」を確定耐え(159~190)
    H191-D147244-92C177いのちのたまボルトロスの「10まんボルト」を確定耐え(159~190)
    C200いのちのたまヒードランの「ラスターカノン」を確定耐え(159~190)
  • C
    実数値努力値ダメージ備考
    1414マジカルシャイン167-110サザンドラを確定1発(172~208)もちものなし Wダメージ
    エアスラッシュ156-120ルンパッパに65~77%のダメージ(102~120)もちものなし 急所時87.5%の乱数1発
    158140マジカルシャイン175-121バンギラスに確定2発(90~108)こだわりメガネ
    すなあらしのD上昇補正
    187236↑207-121バンギラスに確定2発(104~126)
    備考:C176(努力値156↑)以上のこだわりメガネマジカルシャイン(急所)で、こだわりメガネニンフィアのハイパーボイスの火力を上回る。

型考察

サポート型

持ち物:ラムのみ・オボンのみ 等
特 性:てんのめぐみ
性 格:おくびょう
技構成:エアスラッシュ / おいかぜ / このゆびとまれ / しんぴのまもり(自由枠)

調整について

能力HP攻撃防御特攻特防素早
努力値2440444252
実数値191-116141136145
  • HP:16n-1
  • B,C,D:端数
  • S:最速(最速カメックス+2(=S144のポケモンに先手を取れる))

使用感

耐久振りのサンダーに近しい耐久を持ちながら最速カメックスを抜けるすばやさを備える。
「このゆびとまれ」でギミック展開を妨害したり、S操作できるサポート枠として運用できる。
持ち物は状態異常ケアしつつ役割を遂行出来る『ラムのみ』か、「このゆびとまれ」使用時により多くの攻撃を受けられるようになる『オボンのみ』がおすすめ。
また、耐えることを重視するのであればSを犠牲にすることになるが、おだやか等の耐久寄りの性格を採用するのも手。

「てんのめぐみ」が適用された「エアスラッシュ」は先手で当てれば対象が6割で行動不能になり非常に強力。
対角からも相手の行動を阻害することが出来るので覚えさせておいて損はしないメインウエポン。

サポート型は下手に技範囲を広げるよりも味方が動きやすい盤面を作ることに専念させた方が輝く。
4枠目の技は「しんぴのまもり」としているが、自身含め味方の行動回数を増やせる「ひかりのかべ」「リフレクター」も強力。
勿論、パーティと相談して必要だと感じた場合は攻撃技を採用しても打点を増やしても良い。

なお、剣盾では普通に覚えられるようになっているが、「てだすけ」は7世代まではXD産トゲピー限定技。ORAS環境で使用する場合は入手難。

同じ構築に入れたいポケモン

  • メガガルーラ:
    「ねこだまし」で「おいかぜ」を成立させたり、「このゆびとまれ」で安全に「グロウパンチ」を積ませられる。
    トゲキッスメガガルーラが苦手とするかくとうタイプの技に1/4耐性を持っていることも相性が良いポイント。
    努力値配分や、採用出来る技の関係でトゲキッスをフェアリー打点として数えにくいのは難点。
  • ヒードランランドロス(範囲技持ち):
    同じフェアリータイプを持つ範囲エースのニンフィアが採用しづらい分、他の範囲技を持つポケモンが欲しい。
    特にヒードランはC130から範囲打点の「ねっぷう」が使用可能なだけでなく「このゆびとまれ」やMOVEで互いの弱点をカバーできる組み合わせ。
    霊獣ランドロスは「いかく」によって味方全体の物理耐久を補強できる他、トゲキッスの隣ならA145からの「じしん」も使いやすい。

アタッカー型

持ち物:こだわりメガネ・するどいツメ
特 性:きょううん
性 格:ひかえめ
技構成:マジカルシャイン / エアスラッシュ / かえんほうしゃorはどうだん・このゆびとまれ 等(2枠 自由枠)

調整について

能力HP攻撃防御特攻特防素早
努力値2440425244
実数値191-116189136101

使用感

「マジカルシャイン」をメインに使用する範囲アタッカー運用する場合のトゲキッス
こだわりメガネを装備したマジカルシャインは火力アップアイテムを持たないニンフィアのハイパーボイスより若干火力が高い程度だが
「きょううん」を持つトゲキッスが中央からマジカルシャインを全員に当てた場合、約4割で誰かの急所に命中する計算。その場合はこだわりメガネ「ハイパーボイス」より火力が高くなる。

フェアリーの他にひこう技を一致で使えるためモロバレルに強く、めざめるパワーを厳選せずともはがねタイプへの打点を持てる点はニンフィアより優れるポイント。
こだわりメガネの小回りの悪さを嫌う場合、急所率を高める「するどいツメ」(ピントレンズ)を持たせると小回りの良さはそのままに、火力も確保しやすい。

同じ構築に入れたいポケモン

構築サンプル集

その他情報

隠れ特性の入手について

隠れ特性「きょううん」は第六世代内ではXYのフレンドサファリ限定。

タマゴわざについて

「オウムがえし」はポッポ・オニスズメ・チルット・ペラップシンボラーなどから遺伝可能。
「わるだくみ」はピカチュウ・プラスル・マイナン・ドンカラスなどから。
「アシストパワー」はピッピ・ネイティなど。

関連ページ

参考リンク

何かあれば

コメント


*1 シーズン17採用率89.7%
*2 シーズン17採用率10.2%
*3 シーズン17採用率0.1%
*4 親ダメージ103~123 最大ダメージ 123+61=184
*5 親ダメージ108~127 最高ダメージ127+63=190
*6 ダメージ97~115 オボンのみ発動HP=95<最低ダメージ 最高ダメージ115*2=230<191+47(オボンのみの回復量)=238