Tag: トゲキッス フェアリー ひこう 範囲技 遠隔攻撃 ターゲット変更 S操作 このゆびとまれ おいかぜ てんのめぐみ
目次
基本データ
概要
火力耐久素早さ、どれをとっても高水準なステータスを持つフェアリータイプ。ひこう複合の為じめん技を無効に出来る。
シーズン17使用率34位。
『このゆびとまれ』や『おいかぜ』を採用したサポート型は勿論、火力を伸ばしたアタッカー型も存在する。
特性は3つあるが、採用率が高いのは以下の2通り。
上さえ取っていれば、エアスラッシュで対角から高確率でひるみを狙いにいける『てんのめぐみ*1』。
急所率を高め、範囲技のマジカルシャインを軸としたアタッカー運用時(など)に採用される隠れ特性の『きょううん*2』。
もう1つの特性である『はりきり*3』は特性が適用されても大した火力が出ず、命中も安定しない為非常に使いづらい。
似た役割を持つポケモン
- ニンフィア:
フェアリータイプの範囲技アタッカーで、高火力なフェアリースキン「ハイパーボイス」が使用できる。
マジカルシャイン止まりのトゲキッスは単純な火力では劣るが、サブウエポンやサポート技が充実している他、耐性も異なる。
トゲキッスはフェアリータイプの中では高めの素早さを持ち、上から範囲技を撃つ運用も可能。
- エルフーン:
じめん耐性があり「おいかぜ」も扱えるフェアリータイプとして。
エルフーンはすばやさがトゲキッスよりも高く、特性にいたずらごころを持つ。またその性質上マジカルシャインよりもムーンフォースがメインウェポンになりやすい。
トゲキッスははがねへの打点やこのゆびとまれの存在、単純な数値の高さで勝る。
- ピッピ:
「このゆびとまれ」で味方への単体技を自分に集めて味方の生存率を高められるサポート枠。
ピッピの場合は「フレンドガード」でピッピ以外の味方が受けるダメージを常時3/4に軽減でき、存在するだけで擬似的な範囲技の軽減になる。
トゲキッスの場合はある程度の火力があり、打点として数えられる他、ひこうタイプを持っている。
技
攻撃技
技名 | 説明 | 採用率 |
---|---|---|
エアスラッシュ | 対角からも攻撃できるトゲキッスの代名詞。特性が「てんのめぐみ」であれば「ひるみ」追加確率が6割になり強力。 | 90% |
マジカルシャイン | 一貫しやすいフェアリータイプの範囲技。フェアリーとしては高めの素早さから扱える。 | 61% |
かえんほうしゃ | 対鋼だが、ヒードランに無効。 | 19% |
だいもんじ | 9.0% | |
ねっぷう | 5.3% | |
はどうだん | 一致技の通らないヒードランに対する打点かつ対角技であり、メガガルーラやバンギラス相手への打点となる。ヒードランよりも高い素早さから放てる。バンギラスやキリキザンに対してもフェアリーとしてあくを見る役割を遂行しやすい。 | 15% |
くさむすび | 威力120相手なら一致エアスラッシュよりも高威力。対みずで活きやすく、特にメガカメックス、ミロカロスなどに強くなれる。 | -% |
シャドーボール | 天候によらずギルガルドに弱点技を通したいなら候補だが、汎用性が低い。 | -% |
めざめるパワー | 主にはがねに通るじめんだが、トゲキッスは他にもはがねへの打点を持ちあわせる。 | -% |
しんそく | 優先度+2の先制物理技。きあいのタスキ潰し程度。 | -% |
変化技
技名 | 説明 | 採用率 |
---|---|---|
このゆびとまれ | トゲピー・トゲチック時代に自力習得。技のターゲットを自分に集中させる補助技。味方に飛んでくるかくとう技などを吸う運用ができる。 | 68% |
おいかぜ | S操作枠として採用することもできる。 | 44% |
しんぴのまもり | ドーブルより高い素早さから扱える状態異常対策。 | 17% |
でんじは | 相手のS低下+行動阻害に。 | 13% |
まもる | アタッカーかつサポーターになれるトゲキッスとの相性が良い。 | 11% |
はねやすめ | リソースの回復を図りつつ、ひこうの弱点を打ち消す。 | 8.3% |
ひかりのかべ | 味方全体の耐久を底上げする。 | 3.6% |
リフレクター | 3.1% |
採用頻度の低い技
技名 | 説明 | 採用率 |
---|---|---|
アンコール | 相手の行動を制限できる。かげふみと合わせたいか。 | 3.1% |
トリック | こだわり系アイテムを持っている場合の候補。 | 3.0% |
おさきにどうぞ | 味方の行動順を操作する。 | 2.9% |
にほんばれ | 対みずタイプ、味方のほのお技強化。 | -% |
あくび | 交代を誘発する催眠技。 | -% |
わるだくみ | Cを強化。特殊技による圧力を補強できる。 | -% |
てだすけ | 使ったターン、対象とした味方の火力を1.5倍にする技。ORAS環境ではXD産の個体のみ使用可能。 | -% |
がむしゃら | レベル2でトリックルームパーティに採用する余地もある。 | -% |
もちもの
もちもの | 説明 | 採用率 |
---|---|---|
オボンのみ | 単純に耐久を補強して、行動回数を増やせる。 | 31% |
ラムのみ | ダークホールへの対策。ドーブルよりすばやさが高い為対処しやすくなる。 | 17% |
たべのこし | 相手の放置を咎めやすいが、放置させない性能はある。 | 13% |
こだわりスカーフ | 高速でフェアリー範囲技を撃てるポケモン自体は希少。てんのめぐみエアスラッシュによる怯み期待も狙いやすい。 | 8.9% |
ゴツゴツメット | このゆびとまれと相性が良い。 | 5.8% |
するどいツメ | 『きょううん』の場合はこれを持たせることで急所率が50%になる。 | 合算 5.4% |
ピントレンズ | ||
ひかりのねんど | 「ひかりのかべ」「リフレクター」を両方覚えているなら。 | 2.7% |
じゃくてんほけん | 相手の弱点技へのカウンター。いわ技など弱点が多いので発動機会は多い。 | 2.4% |
こだわりメガネ | フェアリータイプとしてはすばやさが高めかつじめん無効のアタッカーとして運用できる。エアスラッシュやはどうだんの存在で端でも圧をかけやすい。 | 2.3% |
採用頻度の低いもちもの
ぼうじんゴーグル | 「いかりのこな」「キノコのほうし」等の粉系の技を無視できる。霰パーティ・砂嵐パーティに入れたい時にも。 | 1.7% |
---|---|---|
たつじんのおび | 相手の弱点を突いた時のみ威力が増す。技固定が無い点は評価できる。 | 1.2% |
するどいくちばし | ひこう技のみ威力補強。 | 0.7% |
きょうせいギプス | 敢えてトリックルームパーティで起用する場合に。 | 0.3% |
調整
- H-B
実数値 努力値 ダメージ 備考 H191-B116 244-4 A177メガガルーラのおやこあい「すてみタックル」を確定耐え*4 A204こだわりハチマキバンギラスの「アイアンヘッド」を確定耐え(158~188) A216霊獣ランドロスの「いわなだれ」を確定2耐え(78~94) H191-B122 244-52 A204こだわりハチマキバンギラスのWダメージ「いわなだれ」を確定耐え(158~188) A194メガガルーラのおやこあい「すてみタックル」を確定耐え*5 H191-B130 244-116 A177いのちのたまキリキザンの「アイアンヘッド」確定耐え(159~190) 244-28↑ H191-B143 244-116↑ A194いのちのたま「キリキザン」のアイアンヘッド確定耐え(159~190)
- H-D
- C
備考:C176(努力値156↑)以上のこだわりメガネマジカルシャイン(急所)で、こだわりメガネニンフィアのハイパーボイスの火力を上回る。
実数値 努力値 技 ダメージ 備考 141 4 マジカルシャイン 167-110サザンドラを確定1発(172~208) もちものなし Wダメージ エアスラッシュ 156-120ルンパッパに65~77%のダメージ(102~120) もちものなし 急所時87.5%の乱数1発 158 140 マジカルシャイン 175-121バンギラスに確定2発(90~108) こだわりメガネ
すなあらしのD上昇補正187 236↑ 207-121バンギラスに確定2発(104~126)
- S
型考察
サポート型
持ち物:ラムのみ・オボンのみ 等
特 性:てんのめぐみ
性 格:おくびょう
技構成:エアスラッシュ / おいかぜ / このゆびとまれ / しんぴのまもり(自由枠)
調整について
能力 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 |
---|---|---|---|---|---|---|
努力値 | 244 | 0 | 4 | 4 | 4 | 252 |
実数値 | 191 | - | 116 | 141 | 136 | 145 |
- HP:16n-1
- B,C,D:端数
- S:最速(最速カメックス+2(=S144のポケモンに先手を取れる))
使用感
耐久振りのサンダーに近しい耐久を持ちながら最速カメックスを抜けるすばやさを備える。
「このゆびとまれ」でギミック展開を妨害したり、S操作できるサポート枠として運用できる。
持ち物は状態異常ケアしつつ役割を遂行出来る『ラムのみ』か、「このゆびとまれ」使用時により多くの攻撃を受けられるようになる『オボンのみ』がおすすめ。
また、耐えることを重視するのであればSを犠牲にすることになるが、おだやか等の耐久寄りの性格を採用するのも手。
「てんのめぐみ」が適用された「エアスラッシュ」は先手で当てれば対象が6割で行動不能になり非常に強力。
対角からも相手の行動を阻害することが出来るので覚えさせておいて損はしないメインウエポン。
サポート型は下手に技範囲を広げるよりも味方が動きやすい盤面を作ることに専念させた方が輝く。
4枠目の技は「しんぴのまもり」としているが、自身含め味方の行動回数を増やせる「ひかりのかべ」「リフレクター」も強力。
勿論、パーティと相談して必要だと感じた場合は攻撃技を採用しても打点を増やしても良い。
なお、剣盾では普通に覚えられるようになっているが、「てだすけ」は7世代まではXD産トゲピー限定技。ORAS環境で使用する場合は入手難。
同じ構築に入れたいポケモン
- メガガルーラ:
「ねこだまし」で「おいかぜ」を成立させたり、「このゆびとまれ」で安全に「グロウパンチ」を積ませられる。
トゲキッスはメガガルーラが苦手とするかくとうタイプの技に1/4耐性を持っていることも相性が良いポイント。
努力値配分や、採用出来る技の関係でトゲキッスをフェアリー打点として数えにくいのは難点。 - ヒードラン・ランドロス(範囲技持ち):
同じフェアリータイプを持つ範囲エースのニンフィアが採用しづらい分、他の範囲技を持つポケモンが欲しい。
特にヒードランはC130から範囲打点の「ねっぷう」が使用可能なだけでなく「このゆびとまれ」やMOVEで互いの弱点をカバーできる組み合わせ。
霊獣ランドロスは「いかく」によって味方全体の物理耐久を補強できる他、トゲキッスの隣ならA145からの「じしん」も使いやすい。
アタッカー型
持ち物:こだわりメガネ・するどいツメ
特 性:きょううん
性 格:ひかえめ
技構成:マジカルシャイン / エアスラッシュ / かえんほうしゃorはどうだん・このゆびとまれ 等(2枠 自由枠)
調整について
能力 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 |
---|---|---|---|---|---|---|
努力値 | 244 | 0 | 4 | 252 | 4 | 4 |
実数値 | 191 | - | 116 | 189 | 136 | 101 |
使用感
「マジカルシャイン」をメインに使用する範囲アタッカー運用する場合のトゲキッス。
こだわりメガネを装備したマジカルシャインは火力アップアイテムを持たないニンフィアのハイパーボイスより若干火力が高い程度だが
「きょううん」を持つトゲキッスが中央からマジカルシャインを全員に当てた場合、約4割で誰かの急所に命中する計算。その場合はこだわりメガネ「ハイパーボイス」より火力が高くなる。
フェアリーの他にひこう技を一致で使えるためモロバレルに強く、めざめるパワーを厳選せずともはがねタイプへの打点を持てる点はニンフィアより優れるポイント。
こだわりメガネの小回りの悪さを嫌う場合、急所率を高める「するどいツメ」(ピントレンズ)を持たせると小回りの良さはそのままに、火力も確保しやすい。
同じ構築に入れたいポケモン
- メガガルーラ:
ガルーラが範囲フェアリー技持ちとの相性が良いのはニンフィアが実証済み。
「このゆびとまれ」の存在から、かくとう技の選択を躊躇させられる点も強み。 - ヒードラン・ランドロス:
メガガルーラ、トゲキッス共に打点の確保が難しいギルガルドに対して打点を持つ高種族値ポケモン。
見た目だけはサポート型トゲキッス採用の構築と似た形になる可能性は高いが、別途S操作ポケモンも欲しい所。
構築サンプル集
その他情報
隠れ特性の入手について
隠れ特性「きょううん」は第六世代内ではXYのフレンドサファリ限定。
タマゴわざについて
「オウムがえし」はポッポ・オニスズメ・チルット・ペラップ・シンボラーなどから遺伝可能。
「わるだくみ」はピカチュウ・プラスル・マイナン・ドンカラスなどから。
「アシストパワー」はピッピ・ネイティなど。
関連ページ
参考リンク
パデックさんの動画があります。
パデック(TN:アリス)さんのBVがあります。対戦相手なんこつさんが採用。
ハシモトさんのBVがあります。
“ゲンシ”カイキトゲキッス!
かげよしさんのBVがあります。対戦相手ハシモトさんが採用。
ごんぎつねパーティ!ごんお前だったのか…
くらうんさん vs たかぐちさんのBVがあります。両名とも採用。