Tier 9 フランス 中戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 80/30/30 |
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最高速度(km/h) | 65 |
重量/最大積載量(t) | 32.29/32.7 |
本体価格(シルバー) | 3,550,000 |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
初期状態 | SOFAM 12 GSds | 100 mm SA47 | AMX 30 1er prototype | AMX 30 1er prototype | 1,550 | TRVP-11 (Banane) | |
720 | 34 | 80/40/30 | 720 | ||||
22.24 | 1.0/1.1/2.0 | 40 | 380 | ||||
開発完了 | SOFAM 12 GSds | 105 mm mle. F1 | AMX 30 A pré-série | AMX 30 A pré-série | 1,650 | TRVP-13 | |
720 | 36 | 80/40/30 | 750 | ||||
21.70 | 0.9/1.0/1.8 | 40 | 390 |
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
100 mm SA47 | AP APCR HE | 1,030 10G 650 | 232 263 50 | 300 300 400 | 7.06 | 2,118 | 2.30 | 0.35 ? 1.68 | 50 | +20 -8 | |
6.74 | 2,022 | 2.40 | 0.36 ? 2.77 | 50 | +20 -8 | ||||||
105 mm mle. F1 | APCR HEAT HE | 1,210 12G 680 | 255 310 53 | 390 390 480 | 5.56 | 2,168 | 2.30 | 0.33 ? 1.74 | 47 | +20 -8 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier9フランス中戦車。
いまだフランスで現役のMBTのAMX-30の試作車両。
ちなみに、「1er」は「プルミエ」と読み、英語の「1st」と同じような意味。
ここから中戦車となるので、これまでの戦車長ではスキルが合わない事があり得るのに注意。 - 火力
アップデートにより初期砲だった90mm F3が削除され、100mm SA47が新たに初期砲となった。
俯角は-8°と良好で、車両特性の似たLeopard prototyp Aよりも優れる。- 100mm SA47
AMX 50 100などと互換性がある中間砲。
オートローダー車両と比べて精度や照準時間がやや優れているが、単発砲化した事で凡庸な性能になってしまった。
DPMが良い訳でもないので最終砲への換装を急ぎたい。
ちなみに改良砲塔に換装すると、発射速度と精度と照準時間が僅かに落ちる。 - 105mm mle.F1
本車両の長所と言える最終砲。
通常弾APCRの貫通力255mm、金弾HEATの貫通力310mm、単発390ダメージというTier10MT相当の主砲を、精度0.33で8秒強の発射速度で撃つ事ができる。
さらに通常弾の弾速が1525m/sと、なんと全車両中最速クラスで、偏差撃ちもやり易く、非常に使い勝手が良い。
一方、移動時の照準拡散がかなり大きめで、スペック上より照準時間がかなり長く感じるだろう。
短所も有るが、全体としてはTier9中戦車内でも屈指の性能を誇る。
- 100mm SA47
- 装甲
高機動の車両らしく紙装甲である。
砲塔には頼もしそうな防盾がついているが、格下の狙いの甘い弾なら弾ける程度であり、期待はできない。
車体正面上部の最大装甲厚は80mmであるが、傾斜がきつい部分の装甲厚は40mmしか無いので全くあてにならない。
側背面は榴弾にも楽に貫通される程に薄い。 - 機動性
最高速度65km/hは中戦車の中でトップクラス。
出力重量比は20を越え、長距離の陣地転換であっても楽々行える。
ただし、旋回速度がTier9MT中でE 50に次ぐブービーである事には注意。
HTに劣らぬ重装甲のあちらに比べ、こちらは前述したとおりの紙装甲。
この車体旋回性能の低さに伴う回避の遅れで、予期しない被害を受けたり、建物や岩石に衝突してしまう事が多々ある。
このため自走砲からの攻撃を回避し辛かったり、自走砲を狩りに行ったが車体が回らず、紙装甲と相まって返り討ちにされるといった事も。
機動力自体は総じて高いが、やや小回りが利かないという特徴を念頭に置いておこう。 - 隠蔽・視界
隠蔽率は一般的な中戦車くらいは確保されており、不足を感じる事は少ないだろう。
視界は改良砲塔で390mとTier9MTとしては平凡。搭乗員スキルや拡張パーツで強化しておこう。 - 総論
高性能の主砲と高機動、紙装甲が特徴。
に関してが、あくまでの水準である。
大きな移動時拡散・薄い装甲・車体の取り回しの遅さ等の短所があり、特に自走砲のいる戦場では前線での継戦・対応能力に不安があるが、MTとしては高いDPMを持つ主砲を備え、機動力と併せて戦況に応じ様々な場所で柔軟に戦える。
的確に状況を読み・自在に戦場を駆け回る事で、戦況を左右できる。
史実
AMX-30は、フランスで開発された第二世代MBTである。
フランスの戦車に関する技術は第二次世界大戦により途絶してしまい、戦後のフランス軍はアメリカ合衆国から供与されたM47パットンなどを装備していた。
1950年代から新型主力戦車を独自開発する道を模索していたフランスは、折り良く隣国の西ドイツも新型主力戦車の開発構想を立てていた為に共同開発する事となった。
この戦車は標準戦車と呼称され、1957年に仏独で協定が結ばれた。
協定では標準戦車に対する要求仕様が定められ、両国が別々に開発した戦車を試験し、性能が良好な車両を両国が採用することとなっていた。
この標準戦車には、当時出現し始めた対戦車ミサイルや歩兵用携帯対戦車兵器への対抗策として機動力が求められ、装甲防御力はそれほど求められていなかった。
フランスでは1959年から試作車の製作が始まり、翌1960年には試作車が完成し、試験が開始された。
フランスが開発した標準戦車の試作車両は車高を押さえる為にイスパノ・スイザ製対向12気筒多燃料液冷ディーゼルエンジンが採用され、目標を素早く発見し先手を打つために視察装置も重視し、車長用の展望塔は腰高に設計された。
主砲は105mm砲であったが、西ドイツの標準戦車が採用された当時、西側諸国の標準戦車砲となりつつあったイギリス製L7A1 105mm砲ではなく独自開発のCN-105-F1 105mm砲を搭載した。
56口径=約6メートルという長大な砲身を持つこの砲は、当初、G弾という特殊なHEAT専用であった。
ベアリングにより弾頭の周囲だけ回転させる事で弾道を安定させつつ、成型炸薬弾の性能をフルに発揮できるという触れ込みだった。
しかし、L7用のHEATと比較してコストが高い上に、構造上実質的な弾頭の直径が小さくなる為に威力も劣る(HEATの威力は弾頭直径に比例)という本末転倒な結果となり、後にAPFSDSも開発されて積載された。
ただし、イスラエル国防軍がM4中戦車を独自改良して同砲を搭載したM51スーパーシャーマンは、エジプト軍・シリア軍の使用したソ連戦車(のモンキーモデル)をG弾で多数撃破している。
砲塔内にはエアコンプレッサーとブロアーを搭載しており、発砲後の排煙と装薬残滓の排出はこれによる高圧送風で行い、主砲排煙器は装備されていない。
副武装として主砲に並置する形で12.7mm重機関銃(改良型のB2は20mm機関砲)を装備する。この機関銃は諸外国の一般的な戦車の同軸機関銃と異なり、主砲の上下動と同調させる他に、独立して俯仰角を取ることができる(-8~+20、独立して動作させた場合は+40まで)。これは、対空射撃に使用する事を念頭に置いたためである。また、車長用展望塔には7.62mm機関銃を装備している。
1962年から標準戦車の仏・西独にイタリアを加えた三カ国による共同試験が始まり、伊はこの試験結果から導入する戦車を決定するとしていた。
同時期にドイツ国内に於いても西ドイツ製標準戦車(後のレオパルト1)の試験が開始されており、車体総重量ではフランス製標準戦車の方が軽かったにも関わらず、西ドイツ製標準戦車の方が僅かに加速性や速度で勝っていた。
この試験後、フランス製標準戦車はAMX-30と命名され、試験結果に満足した仏軍は1963年に正式採用を決定した。
西ドイツでも自国製標準戦車、レオパルトの採用を決定した為に標準戦車構想は頓挫してしまった。
この後、財政難などによりAMX-30の量産は1965年までずれ込んだが、以降は順調に量産が進み、1974年まで量産が続行された。
NATO標準戦車の座はレオパルトに奪われたが、スペインでライセンス生産されたほか、ギリシャ・南キプロス・サウジ・UAE・カタール・ベネズエラなどにも輸出された。
現在も改良を重ねられながら使用が続けられ、後継車両であるルクレールと共に配備されている。
コメント
- 貫通上がった事で飛び出し撃ちもやりやすくなって大満足! -- 2020-04-21 (火) 22:22:08
- 弾速笑えるくらい速いんだけど、速すぎてまたナーフされるんじゃないかと恐怖 -- 2020-04-22 (水) 04:17:04
- 最終砲の貫通力、APCR 255 HEAT 310 ですよ -- 2020-10-07 (水) 07:46:05
- 修正したよ。あと中戦車なのに軽戦車表記になってた所があったので一緒に直しといた。 -- 2020-10-07 (水) 22:08:17
- フランス戦場なのにI amとか書いてある違和感。ネタ入れるなら入れるでちゃんと振り切れよ -- 2020-10-08 (木) 20:34:11
- ミディアムの綴りも違うしね -- 2020-10-08 (木) 21:55:32
- 削除しておきました -- 2020-11-15 (日) 10:03:05
- よくわからんバリキモ装甲のおかげで謎弾きしたりしなかったりのギャンブルを楽しめる愉快な車両。中毒性が高くて飽きない。レオPTAより後方伏角やボディサイズが優秀で実はクセが少ない優良MT。(30B、お前はダメだ) -- 2023-12-21 (木) 00:27:21