【制限行動】

Last-modified: 2022-12-30 (金) 10:30:41

概要

DQ5以降で使用されているシステム。
これに設定された行動は同じグループ内では同じターンに2度以上使うことができない。

上記は本家大辞典より引用。
 
正式名称は不明ではあるが、DQ10でも似たような特徴の存在が確認されており、「自分及び味方がとった(とろうとした)行動を一定時間使わない」ように設定されているモンスターがいる。
プレイヤー間では「CT」「敵CT(クールタイム)」などと呼称されることもある(味方特技の【CT】とは異なる)。
 
例えば2匹いる【カバリアー】が同時に2匹とも【テンションバーン】を使おうとしようとしたとする。
すると上記制限行動に引っかかると見なし、どちらか片方がテンションバーンを諦め他の行動を選択するのである。
 
特に多対の戦闘になる【ピラミッドの秘宝】においては同種全員で同時に強力な範囲攻撃をするとこちらがあっという間に全滅しかねないため、それを抑制するために制限行動に設定されている者は多い。
 
ピラミッドの秘宝の【第四の霊廟】【第八の霊廟】を比較すると特に制限を実感する事が出来るだろう。
前者は同時に同一種類の呪文を放つ者はほぼいないが、後者は制限がほとんど設定されていないため、バギムーチョ等を2~3発同時に食らうという現象がよく起こる。
 
ちなみに他作品では引用文にもあるように同種のグループ内の行動に制限が設定されていたりしたが、今作では戦闘中の敵全ての行動で判定されている。
例えば【第五の霊廟】【秘宝の使い魔】【秘宝の近衛兵】【てっこうまじん】)がいたとして、秘宝の使い魔がスクルトを使うと、しばらくの間は秘宝の近衛兵はスクルトが制限に引っかかるため使えなくなる。
結果、棒立ちしていたかと思いきやいきなり近づいてきて痛恨の一撃を放つ、なんて事が起きたりする場合もある。
 
また、制限は行動の準備段階で発生している。
この現象を利用したのが【常闇の竜レグナード】【竜の咆哮】飛ばしとなる。
HP50%になった時と怒り状態になった時の次の行動で竜の咆哮を使うレグナードだが、竜の咆哮の構えをとった瞬間に怒り状態にすると使用を控えるのである。
 
なお、制限行動による行動の制限が発生する時間は魔物、または行動毎に決まっているようで、
例えば【秘宝の亡霊】【ドルマドン】は1匹が詠唱開始~詠唱終了するまでの間という短時間の制限なのだが、
【ヒイラギどうじ】【マヒャド】はマヒャドを唱え終わり、詠唱が終わってから2回行動し終わるぐらいまでという割と長い時間の制限を受けている。
 
制限の長いものでは敵が1体だけの場合でも制限に引っかかる事があり、【秘宝の機工獣】【ファラオ・ヘルマ】が、誰かしらの近くにいるのに突然向きを変えて他の行動をとるのは、直前に使った【ふういんのはどう】【ゴールドシャワー】による制限に引っかかっているためである。常闇や聖守護者でも、固定パターンで固定外の行動が選択されたり、特技を発動しようと下がった直後に別の行動をするため明後日の方向に直線技を放ったりすぐさま引き返して戻ってくるといった現象があるのも、【分散する災禍】【闇の流星】が制限に引っ掛かっているためだと思われている。
ただし近くに誰もいない状況で他の行動に切り替えた場合はこれではなく、判断力の高さにより「近くに誰もいないので使ってもムダ」と判断して他の行動に切り替えている可能性もあるので間違えないように。
 
大半の敵は【怒り】【激怒】中は「制限行動に影響を与えず」行動する。
この関係で怒り・激怒中は強力な技を普段よりがんがん使うようになったり、怒りや激怒を鎮めた場合でも鎮まる直前に使っていた制限行動対象の技を続けて使う場合がある。
加えて大半の敵の【押し合い反撃】は、通常使用するものが制限行動であったとしても制限の影響を受けず、更に制限に影響を与えないように設定されている。
 
様々な仕様があるが、【判断力】共々公式ガイドブック等では未だに触れられておらずプレイヤー側で調べる他ないため、詳細な検証は困難を極めている。