【預かり所】

Last-modified: 2024-04-16 (火) 15:01:05

概要

アイテム及び【ゴールド】【あずける】ことができる施設。
上に挙げた作品には【ふくろ】システムがないので、不要アイテムや持ちきれなくなったアイテムはここに預ける必要がある。
ゴールドは無料(利子はつかないが)で預かってくれるが、アイテムは引き出す際に手数料がかかる作品がある。
また、作品によってはこの施設が一ヵ所だけであったり、世界中にあったりするがどこからでも自由に引き出せるのだからスゴイ。
なお、預けていたゴールドは全滅時にも奪われない。
ダンジョンに挑むときは、所持金を預けられるだけ預けておくといい。
 
袋システムが登場したDQ6からDQ9までとリメイク作品(DQ1・2除く)では、
お金を預かる機能のみ【ゴールド銀行】と名を変えて存続している。
また、不思議のダンジョンシリーズでは【倉庫】が同じ役割を持っている。

DQ1(リメイク版)

手数料もかからず、アイテムとゴールドを預かってくれる。
そもそも、FC版では預かり所なんて無くても進められるバランスになっていたのだが、
リメイクにあたり装備品もアイテム欄で管理するようになり、更に【ドーピング】アイテムも追加されるなど後のシリーズに準じる仕様に変更したため、若干アイテム管理が難しくなってしまった。
預かり所はそれをフォローするための施設といえる。当然、お金を預けて万が一の事態に備えるのも有効。
 
【ラダトーム】【メルキド】にあるので、メルキド遠征の際にはお金を預けてから出発すると安心。
メルキドの店には最高級の装備が売っているのに、お金が無くて買えないなんて事態に対する保険となる。
また、メルキドに入る際にほぼ必須の【ようせいのふえ】も、入ってしまえば用済みになるので預けると良い。
 
なおDQ3以降はいずれもリメイクと同時にゴールド銀行に変更されているが、
DQ1とDQ2については何度リメイクされようとも預かり所のまま変わっていない。
袋システムに慣れていると預かり所に行くのも面倒に感じてしまう。
 
現金は1,000,000G以上預けているとそれ以上は預かってくれない。
ただし、999,000G以下だった場合にゴールドを預けて1,000,000Gを超えた場合は、
その分も預かってくれる。

DQ2(リメイク版)

システムはDQ1と同様。
こちらはFC版の時点で、パーティの道具欄が圧迫されやすかったので、積極的に利用していきたい。
【リリザ】【ムーンペタ】【ルプガナ】【ベラヌール】【デルコンダル】【ペルポイ】に設置されている。
割とどこにでもあるように見えるが、セーブできる場所と、両方あったりどちらか一方だったりと様々。
一方で【福引き所】のある町には大抵ある(デルコンダルのみ預かり所単体)。
 
基本的には持ちきれなくなったアイテムを預けられる便利な施設なのだが、本作では罠がある。
【ロンダルキアへの洞窟】の入口を開いたからといって【じゃしんのぞう】を預けてしまうと、
【ハーゴンの神殿】で2階に上る方法が分かり難くなってしまう。
 
ちなみに、SFC版とGB版は「ドラゴンクエストI・II」として1つのソフトに2つのゲームが入っているわけだが、
バグを利用してDQ2内にDQ1のアイテムを出現させた場合、預かり所に預けると消えてしまう。
どうやら預かり所に入る対象はそれぞれの作品に登場するものに限定されているようだ。当たり前だが。
…しかし、SFC版のムーンペタに売っている【かわのたて】は、実はDQ1の同名アイテムだったりする。
わざわざ皮の盾を預けるなんて状況は、アイテムコンプリートを目指す時しかないだろうが、一応注意。

DQ3(FC版)

初出。【アリアハン】【ルイーダの酒場】に併設されており、営業しているのは世界でこの一ヵ所だけある。
パーティを編成したりアイテムを整理したりと、まさに拠点となるだろう。
ただし、アイテムについては買値の10%という多額の引き出し手数料を取られる。
非売品であっても、売却可能アイテムについては、「売値は買値の75%」から逆算した値をもとに引き出し手数料が決定される。
したがって、下手に高価なアイテムを預けると、引き出す際にかなりの手数料をぼったくられてしまう。
例外的に【ぼったくり商店】でしか売られていない【てつかぶと】は3/8の価格で売るぐらいならば、不要時は預けておくのも悪くない。
ちなみに売却不可アイテムの場合は、たったの1G。なんだ?この安さは!
高額なアイテムは、適当なキャラに持たせてルイーダに預けておくというテクニックが常套手段だった。
一方、ゴールドを預ける場合は無料で利用できる。というか現実世界なら利息が付くが、そういうこともない。
 
預けられる道具は8個×15ページ=合計120個まで。
この状態で更に預けようとすると「そうこがいっぱいであずかることができません。」と言われ預けることができなくなる。
例外として、【○○○○バーク】に引き渡した商人の持っていたアイテムは上限を無視して預かり所に送られる。
これはさすがに想定外だったようで、上限を超えたら最初のほうに預けた道具が消えてしまうので注意。
預けられるゴールドは255,000Gまで。
この状態で更に預けようとすると「きんこがいっぱいであずかることができません。」と言われ預けることができなくなる。
いずれも意図しないと聞けないレア台詞であるが、倉庫と金庫がちゃんと完備されていることが確認できる。

DQ4(FC版)

【エンドール】【トルネコの店】でのみ営業。利用できるのは第5章になってから。
アイテムを引き出す際の手数料が一律10Gと、非常に良心的になった。その一方で、もしも【やくそう】などを預けた時は、引き出す際に道具屋で買うよりも高くついてしまう。
【はぐれメタルヘルム】【メタルキング】から複数入手するためには、活用せざるを得ない施設である。
もちろんゴールドに関しては、手数料は無料のまま。
アイテムは128個まで、ゴールドは999,000Gまで預かってもらえる。
 
それにしても、第3章の頃はあんなにぼったくっていたのに、どういう心変わりなのか。
【エンドール王】の計らいで半官半民の施設にでもなったのかもしれない。

DQ5(SFC版)

手数料がアイテムも含め無料となった。
また、アイテムは1種類1枠に変更され、全種類のアイテムを預けられる。1種類99個まで。
ゴールドは、前作と同様に999,000Gまで預かってもらえる。
また、今作ではこの施設が世界の数箇所でも利用できる。
青年時代前半では【オラクルベリー】【ポートセルミ】【メダル王の城】に、
後半ではそれに加えて【グランバニア】【ジャハンナ】でも営業。
そのほとんどが、それぞれの時期の拠点となる、非常に秀逸な配置である。
地上で預けたアイテムを魔界まで届けてくれる預かり所のおばさんには感謝してもしきれない。
メダル王の城は、SFC版では【ルーラ】に登録されないので若干不便。
各地で入手した【ちいさなメダル】を引き出せるのは有効だが、宝箱のメダルは自動で届けてくれるので
敵から手に入れたメダルや、届けなかったメダルを引き出すことになる。
あるいはもらった景品の預け目的や、船旅で最初に訪問した際の物資補充だろうか。
 
なお本作では【モンスターじいさん】に預けた仲間モンスターや【ルイーダの酒場】ではずした人間キャラが持っていたアイテムは自動的に預かり所に送られてしまう。
武器や防具といった装備品はそのままだが、装飾品は装備していても預かり所行きになる。
【グランバニア】到着時に妻が一時離脱するときも同様の処理が行われる。
【ビアンカのリボン】や各種リングなどの重要アイテムが預けられてしまい、いざ使う段階で手元に無くて焦った人も多いだろう。
逆にこれを利用して、預かり所に預ける予定のアイテムを、馬車内の近々預ける予定のモンスターに全部持たせておくことで、まとめて預かり所に預けることができる。いちいち預かり所で1個ずつ預ける手間が省けるのでオススメ。
パーティメンバーが上限に達しているときは、新たにモンスターが加入したときに該当モンスターを爺さんに送れば、爺さんに会いにいく手間すらも省ける。
妻など、離脱タイミングが明確にわかっているキャラはこの方法に利用しやすい。
 
一方で、装備品は装備したままなので、誰に何を装備させていたか把握しておくのは重要である。
特に【フローラ】と結婚して早期入手した【みずのはごろも】やグランバニア宝物庫の【しあわせのぼうし】をうっかり離脱直前の妻に装備させてしまうと、終盤まで返ってこないので注意。
なお、【ヘンリー】が離脱する際と仲間モンスターを野に帰した場合には装備品も含めてすべて預かり所に預けられる。
幼年時代の【ビアンカ】【ベビーパンサー】に持たせていたすべてのアイテム、および青年時代に結婚前のビアンカに装備させていた武器防具は別れ際に預かり所に移動する処理はない。
ビアンカと結婚しなかった場合は装飾品以外の装備品はすべて持ち逃げされるので注意。
リメイク版ではこれらの人物が装備していたものはふくろに収められるようになった。いちいち引っぺがす手間が省けるのでありがたい措置である。

DQ10オンライン

オンラインのシステム上、アイテム枠に制限が生まれたため久々の復帰。
ゴールド銀行のシステムも兼ねている。
これとは別に、自宅を購入すると「屋根ウラ収納」と「収納家具」にもアイテムを預けることができる。後者は他のプレイヤーも利用可能。
アップデートで預かり所から屋根ウラ収納に置いているアイテムを利用できるようになった(逆は不可)。
詳しくはこちらを参照。

DQM1・2

GB版のDQM1では全滅時にはアイテムも減ってしまうので利用する価値あり。
DQM2とPS版ではアイテムは失わなくなったが、お金は失うので、お金だけでも預けておく価値はある。
DQM2ではつけていたアクセサリーは配合した時に手元ではなく預かり所に送られる仕様になっている。

キャラバンハート

あちこちの町の道具屋に併設されている。
アイテム所持数が24とかなりタイトであり重要性は高いが、イベントアイテム(ハートゲッター・幻魔の羽根など)を預ける事は出来ない。
クリア後にはカラーオーブや精霊のオーブ、余りまくるゴールドを預けるためにも重要な施設となる。
盗賊をキャラバンに加えていると、キャラバンで預かり所を営業してくれる。
品揃えが強化される商人と違って加える盗賊のランクは関係ないので、手っ取り早く預かり所を作りたいのならゲッツかドギーを加えるだけで事が足りる。