【なげきのたて】

Last-modified: 2019-09-23 (月) 08:25:12

概要 Edit

DQ3・DQ7に登場する呪われた盾。
古代の魔物に倒された者たちの呪いが込められており、装備者を守る代わりに、他人が犠牲になる危険な代物。
古代の防具だからかどことなく土器っぽいカラーで、強引に例えるなら土偶の目元が縦に並んだようなデザインをしている。
 
どちらの作品でも装備者が受けたダメージを半減し、(原則的には)カットした分のダメージを味方に転嫁するという呪いがかかっている。
…なので、(一部機種を除いて)【呪い】装備の癖に装備者本人にデメリットが全くなく、
肩代わりさせるだけなのでパーティーが受ける総ダメージ量も増えない。
むしろメリットとして採用されてしまうこともある。本当に呪いなのだろうか?
 
ただ、単純な装備者本人に対する防御能力だけで言えば非常に強力だが、パーティー全体が受けるダメージは変わらないので、
基本的には普通に【しゅび力】・耐性の高い盾を使った方が無難。
また、これらの作品では装備後に呪いを解くとそのアイテムを失うことになるため、その点も注意が必要。
 
リメイク版7では装備者本人のみが新たなデメリットを負う形だが、詳しくは後述。
以前にも増して積極的に採用されるケースがあるという、呪い装備らしからぬ状況に置かれている。

DQ3 Edit

守備力は35。非売品で、売値はたったの7G。【勇者】【戦士】が装備できる。 
呪われており、装備すると外せなくなる代わりに装備者が受ける打撃ダメージを半減し、減少分のダメージを自軍の誰かが代わりに受ける。
FC版では【ライオンヘッド】系列と【バラモスブロス】のドロップでしか手に入らないレアアイテム。
ドロップ率はライオンヘッド、バラモスブロスからは1/256、【ラゴンヌ】【マントゴーア】は1/128。
 
一応【上の世界】では最強の盾(次点がサマンオサなどで8800Gで購入できる【みかがみのたて】の30ポイント)なので、運よく(?)ライオンヘッド撃破で入手できればアレフガルドで【ちからのたて】を買ったり【ゆうしゃのたて】を拾ったりするまでのつなぎには使えなくもない。
  
注意するべきは「分割され仲間が喰らうダメージ」は「巻き添えで喰らった者」ではなく「嘆きの盾装備者」の守備力が参照されるので、装備者である勇者か戦士の守備力がパーティ内平均より低い場合被害を拡大してしまうケースがあること。
この2つの職業はHPが伸びやすいので「ちょっとぐらいダメージを受けても大丈夫だから」と装備をおろそかにしていると、特に素早さの低い戦士は守備力が低いことがあるのでこれを装備させるなら他も調えておこう。
装備者が十分堅い場合は普通に先頭に置いて盾役に使えるし、半減の効果で集中攻撃の的になっても死亡しにくくなるので、一応有用と言えなくもないが…。
 
【魔法使い】【武闘家】といった脆い職業が装備できれば、守備力の補強+ダメージの半分を頑丈な勇者らに肩代わりしてもらう、といった要素が重なって非常に有用な防具になっていたのだが……。
 
なお、上記の説明から「仲間がダメージを受けるなら、仲間がいないのなら打撃半減だけになるから勇者もしくは戦士の【一人旅】でなら使えそう」…と思われがちだが、「代わりに受ける」対象には装備者自身も含まれるため、1人パーティだと同ダメージを2回に分けて喰らうだけである。
ただ、逆に言えば一人旅だとデメリットは外せないことだけになり、また上の世界最強なのでライオンヘッド撃破で入手すれば【バラモス】一人撃破の際には使えなくもない。
(耐性がないが、元々FC版DQ3には耐性のある盾が勇者の盾以外存在しない)

ちなみに【やいばのよろい】と同時に装備させるとやいばのよろいだけが優先されただの上の世界で最も守備力の高い盾になる。
 
【公式ガイドブック】は上の世界の情報しか載っておらず、それを見るとこの盾が最強であるように見える。
とはいえ呪いのアイテムであることも明記されているので、わざわざ入手しようと狙うのはアイテムコレクターぐらいだろうか。
 
また、同書のイラストでは後発シリーズと異なり金属製のようにテカテカしている(デザインそのものは同じ)。材質が違うのだろうか?

リメイク版 Edit

守備力が42にアップし、隠しダンジョンの宝箱から確実に入手することができるようになったが、相変わらず使いにくい。
呪い云々抜きに魔法や息の耐性がなく半減分散もしないので、【まほうのたて】【ドラゴンシールド】が登場した今回は、単に守備力が高いだけの【オーガシールド】のように終盤の候補から外されがち。
ちなみに【のしかかる】のような全体打撃攻撃を受けると、装備者本人は半減・とばっちり先は通常+肩代わり分の二重ダメージとなる。
 
一応勇者ならば耐性は【ひかりのよろい】一つで割と何とかなるので、本人への打撃ダメージを減らせるこの盾との相性はそれなりに良好。
もちろん利便性では【ゆうしゃのたて】には及ばないし、(本作の終盤戦においては最も頑丈なはずの)勇者の身代わりに(勇者よりは脆いであろう)他のメンバーへのダメージが増えるのでデメリットの方が大きいのだが……。
 
まあそれでも本作の呪いの装備の中では【ふこうのかぶと】の次にリスクが低い装備なので、まだ実用に堪えるレベル。
縛りプレイなどで呪いの装備が選択肢に入る(あるいは使わざるを得ない)場合は一考の余地はあるだろう。

DQ7 Edit

久々の復活。守備力は42、かっこよさは「-5」。非売品で、売値は90G。
【主人公】【アイラ】が装備できる(設定上はキーファも装備できる)。
今回は【ダークパレス】で確実に1つ手に入る他、【ネクロバルサ】が落としていくことがある。ドロップ率は高い方なので割とあっさり盗めたり。
また、【コスタール】にある一回100コイン以上の【ラッキーパネル】でも登場することも。
ほとんどの打撃ダメージを半減し味方に肩代わりさせる。
強化打撃に加え、押しつぶすなどの全体攻撃にも効果がある。
ただし【たたきつけ】などの【無属性規定ダメージ攻撃】、追加で状態変化を起こす攻撃、【ぬすっと斬り】【せいけんづき】【すてみ】【もろばぎり】には効果を発揮しない。
 
やはり呪われてこそいるものの装備者本人に対しては一切のデメリットが無いばかりか、強力な防御能力を有している。
通常のプレイの範囲内では滅多に使うことはないだろうが、PS版のRTAではこれを使用して【オルゴ・デミーラ】の攻撃を耐えるよう耐久調整し好記録をマークしたプレイヤーもいるらしい。

リメイク版 Edit

味方へのダメージ肩代わりは削除されたが、メラ・ギラ・イオ・バギ・ヒャド系ダメージが40増え、力が0になるという、2つのデメリットが新たに付いた。
打撃ダメージ半減のメリットは健在。打撃であれば【痛恨の一撃】すら半減する効果はやはり強力。
一方で、PS版から全体攻撃やグループ攻撃、【ばくれつけん】【つるぎのまい】などの連続攻撃がダメージ半減の対象から外された。
 
物理攻撃に対しては歴代シリーズでもぶっちぎりトップの盾であり、
【メタルキングのたて】でさえ裸から17ポイントしか軽減しないところを平気で50とか100ダメージ単位で軽減する。
物理攻撃しかしない【キラーマジンガ】なんかはこれさえあれば【すばやい矢】ぐらいしか通らず楽勝である。
 
今作では呪いをカバーできる手段が十分用意されているのが特徴であり、上記の「これのどこが呪い装備なのか」という感覚は、主にこれによる。
まず一見深刻に見える呪文ダメージ増加効果は【プラチナキング】マスターなら完璧に踏み倒せる。
この盾のダメージ上乗せ後にプラチナキング職のダメージ0倍が乗算される仕様があるため、いくらダメージが加算されても100%減らされては意味がないからだ。
というわけでこの盾を持たせて【におうだち】させれば、たいていの攻撃に耐えうる強固な壁になる。
リメイク前では効いていた【いてつく冷気】も無効化できるようになったので、嘆きの盾を持ったプラキン1人で【神さま】の攻撃を殆ど捌けてしまう。
ただし【おぞましいおたけび】【あやしいひとみ】についてはさすがに無力。ただこれらの技は他のどんな防具でも完全には防げないので仕方ないか。
保険で【そうりょの証】を持っていくのもアリ。
 
また「力(≠攻撃力)が0」というのがポイントで、DQ8の【ドクロのかぶと】とちがい、武器の威力は反映される(DQ6で【はざまの世界】に初めて足を踏み入れた【無気力状態】と考えればよい)ので、雑魚相手には武器の威力だけで多少は戦える。
しかも【ビッグバン】【かがやくいき】【がんせきおとし】【しんくうは】など、ダメージ量が力とは無関係の強力な攻撃手段がいくらでもあるので、武器の威力云々以前に割と本気で攻撃力不足を補える。
というかがんせきおとしに至ってはにおうだちを覚えさせる過程で【ゴーレム】で覚えられ、ビッグバンはプラチナキングマスター時に覚えられるため、意識しなくても勝手に攻撃手段は揃っている。
プラチナキングに拘らなければ【アルテマソード】もある。
そもそも攻撃力がいくら下がったところでこの盾の所有者の強敵相手の行動は大抵におうだちなので、攻撃力が0だろうと全く問題はない。