【無属性】

Last-modified: 2026-01-02 (金) 13:11:14

概要

無属性とは、文字通り【属性】が無いということを意味する。
以下に述べるように、本編シリーズやモンスターズシリーズでは攻撃の種類を表すのに対して、トルネコ3ではモンスターの種類を表す。
 
この用語は、プレイヤーの間で便宜的に使用されている俗称と勘違いされることもあるが、DQ10やDQMSL、トルネコ3に登場するれっきとした正式名称である。

本編シリーズ

いかなる属性にも該当しない攻撃(呪文・特技など)を指す。
 
定義上は、通常攻撃【はやぶさぎり】【ばくれつけん】といった打撃系特技も一応含まれるが、打撃攻撃は属性を持たないのが標準であり、あえて無属性攻撃と呼ぶことは(モンスターズ作品を除いて)まれである。
以下に挙げるような、一見すると属性を持ってそうで持ってない攻撃や、一部の【ボス級モンスター】が使う特殊な攻撃を指して「無属性」と呼ぶことが多い。
属性を持たないということは対応する【耐性】によって軽減や無効化ができないことを意味し、一般に対策を取ることが難しいのが特徴である。
 
無属性の攻撃で有名なものとして、DQ6で初登場し、以後の作品やリメイク版の大ボス級が使用する【あやしいひとみ】がある。
相手1体を【眠り】状態にするものの、【ラリホー系】に属していないため耐性で無効化できない厄介な技である(DQ10以降は眠り耐性により効きにくくなって、脅威度が下がった)。
 
また、同じく敵専用の特技として、DQ4以来、【あやしいひかり】【おぞましいおたけび】といった相手の耐性も守備力も参照せずに規定ダメージを与える無属性攻撃が多数登場している。これについての詳細は、【無属性規定ダメージ攻撃】の項目を参照のこと。
DQ8より、味方もこのタイプの特技を任意に使えるようになった(後述)。敵が使ってきた場合と同様、相手のステータスや耐性に左右されない点がやはり優秀だが、【メタル系】に使っても特殊な仕様によりダメージが通らない作品もある。
 
味方の場合、特定の武器を装備したり、アイテムを使用することで可能となる無属性の攻撃手段がある。
まず、【どくばり】を装備した状態での攻撃(1ダメージ)が挙げられる。なかでもDQ3~5(PS版DQ4を除く)では、攻撃に伴う即死判定でも【ザキ系】耐性を参照しないという特徴を持つ。つまり、ザキに完全耐性を持つ敵も一撃で倒せるが、当然ながらボスには無効。
FC版DQ4で【どくがのナイフ】【まどろみのけん】を装備した状態での通常攻撃もまた、属性部分がなく【追加効果】の発動に相手の耐性を参照しない。まどろみの剣の追加効果は、ボスに対しても発動する。なお各種リメイク版では、それぞれで仕様が異なっている。
 
また、DQ4~8の【せいすい】の道具使用効果は、相手に10~15のダメージを与えるというもので、威力こそ低いが「無属性規定ダメージ攻撃」と同じ性質を持っている。メタル系のスライムのみ1ダメージしか入らないが、FC版DQ4に限って他のモンスターと同等のダメージを与えられるので、HPの少ないメタル系のスライムを一撃で仕留められる。
 
DQ6では、任意で繰り出せないが、バーバラの【あそび】の行動のひとつ「おままごと」が無属性規定ダメージ攻撃になっており、メタル系のスライムにも有効である。
 
DQ7では、味方が使える強力な攻撃特技として、【アルテマソード】が登場した。いかなる耐性も参照せず、規定の範囲内の数値から相手の守備力を差し引いたダメージ量を与える。リメイク版では相手の守備力を参照しなくなり、典型的な無属性規定ダメージ攻撃になった。
 
DQ8では、無属性の補助攻撃呪文として【ディバインスペル】が登場した。いかなる耐性も参照せず、どんな敵に対しても50%程度の確率で呪文・特技に弱くすることができる(DQ9では属性が付与された)。
また、DQ8では味方が使える無属性規定ダメージ攻撃として【天使の眼差し】【みわくの眼差し】が登場した。ただし、麻痺の追加効果については耐性を参照する。3DS版では、【ドラゴンソウル】をはじめとする味方専用の攻撃特技が追加された。
 
HD-2D版ロトシリーズでは、通常攻撃を含む殆どの物理攻撃が、【物理系】という属性に括られており、これらの攻撃を軽減する敵も現れた。DQ3では、【メタルぎり】が、唯一の属性を持たない攻撃となっている。

トルネコ3

公式ガイドブック(PS2版・GBA版)にて解説に用いられている、モンスターの能力・系統を表した13種類の「属性」の一つ。
【悪魔系】【スライム系】【ゾンビ系】【人形系】【爆弾系】【浮遊系】【炎系】【水系】【魔法系】【技系】【杖系】【剣系】のいずれの属性(【系統】)にも該当しないモンスター群を指す。
【ハエまどう】(魔法+杖)や【ホイミスライム】(浮遊+魔法+スライム)、【ミニデーモン】(悪魔+剣+技)など複数の属性に該当するモンスターも少なくないが、無属性のモンスターは必ずこの属性のみに該当しており、無属性と別の属性を併せ持つモンスターは存在しない。
 
この属性に分類されるモンスターは最も多い。

無属性のモンスター一覧

【オニオーン】【たまねぎマン】【ビッグスロース】【イエティ】【いたずらもぐら】【キラースコップ】【おおきづち】【ブラウニー】【ファーラット】【ケダモン】【ももんじゃ】【メイジももんじゃ】【アイアンアント】【ぐんたいアリ】【ラリホーアント】【ちゅうまじゅう】【ストローマウス】【あめふらし】【きとうし】【ようじゅつし】【はねせんにん】【ハエまどう】【まどうし】【だいまどう】【きめんどうし】【ドルイド】【げんじゅつし】【マドハンド】【ブラッドハンド】【ミミック】【ひとくいばこ】【さそりかまきり】【キラーマンティス】【メダパニシックル】【スペクテット】【おおめだま】【ダンスキャロット】【マンドラゴラ】【テンツク】【スーパーテンツク】【ラストテンツク】【リリパット】【アローインプ】【どくやずきん】【おばけキノコ】【マタンゴ】【マージマタンゴ】【さまようよろい】【キラーアーマー】【じごくのよろい】【さつじんき】【エリミネーター】【デスストーカー】【どぐう戦士】【キラープラスター】【レノファイター】【グレイトホーン】【ギガンテス】【アトラス】【ゴーレム】【ストーンマン】【ゴールドマン】【トロル】【トロルボンバー】【トロルキング】【スモールグール】【ベロベロ】【タマゴロン】【ワンダーエッグ】【プチヒーロー】【コロヒーロー】【プチファイター】【コロファイター】【プチプリースト】【コロプリースト】【プチマージ】【コロマージ】【おおナメクジ】【ひょうがまじん】【モシャスナイト】

全モンスター186種に対して実に80種がこの属性(系統)であり、全体の43%を占めている。
冒頭に挙げた12属性のうち、最も多い浮遊系でさえ36種。その倍以上が無属性なのだから明らかにバランスが悪い。
8種類の成長タイプと違って、モンスターの見た目に基づいて分類される以上、ある程度偏りが出てしまうのは致し方ないかもしれないが。
なお、スライム系が意味を成すのは【ふつうの指輪】を異種合成した際に付く「スライム」印がある時だけなので、【バブリン】系もふつうの指輪も出現しない【異世界の迷宮】ではスライム系も実質的には無属性と同じである。
 
無属性のモンスターは、序盤からクリア後に至るまで延々と出現し続ける。
序盤に出てくるももんじゃから、【クロウアンドレア】がなければ絶対に仲間にならない【攻撃・特殊】タイプのゴールドマンといったモンスターまで色々。
また、(コロ)プチット族は全てこの系統である。
 
悪魔系やゾンビ系などの属性(モンスターズシリーズなどで言うところの「系統」)を持つモンスターは、それぞれ【デーモンバスター】【ゾンビキラー】などで弱点を突くことができ、
技系や剣系などの能力に関する属性を持つモンスターは、それぞれ【技封じの指輪】【水がめ】などで対抗することができるが、無属性のモンスターはこのようなシステム上の弱点や対抗手段が存在しない。
それ以外の共通点は乏しく、特技を持たず力押し一辺倒な者や他にはないユニークな特技を持つ者など、特殊能力や特技はバラバラ。
したがって、敵にした場合の対処法は一概に言えないが、弱点を突いて大ダメージを与えられないので、基本的にはシンプルに武器の強さ・レベル・ちからがものを言う相手である。
高位の脳筋モンスターは純粋なステータスが高いため、接近戦ではダメージが蓄積しやすく、特技に優れたモンスターとはまた別な形で厄介。
 
一方、味方にした場合は高ステータスなだけでは他系統の特技が優秀なモンスターに見劣りしがち。
また、弱いくせに敵を引き寄せて自滅したり味方を巻き込んだり無意味な特技持ちだったりと、仲間としては使いにくいモンスターもいる。
しかし、【普通・早熟】タイプで即戦力となるメイジももんじゃ・ハエまどう、高い攻撃力で痛恨の一撃を繰り出せるエリミネーター、部屋全体に混乱をかけるおおめだま、フロア内にバフを撒くコロマージ、高ステータスと状態異常を併せ持つラストテンツク・キラープラスターあたりは味方にしても極めて強力で、【異世界の迷宮】でも大いに活躍する。
異世界の迷宮には出ないモンスターでも、メダパニシックル・どぐう戦士・マージマタンゴ等は【封印の洞くつ】【不思議の宝物庫】で活躍できる。ポポロでの【発掘】に欠かせないぐんたいアリも貴重である。
ふきとばし攻撃を持つギガンテス、アストロンが使えるスペクテットなど、実用性はともかく唯一無二の特技を持つモンスターもいる。