概要
黒い【キラーパンサー】。
元々のキラーパンサー自体が地獄の殺し屋と呼ばれて恐れられているが、シャドウパンサーは輪をかけて残忍この上ない魔獣であり、コイツに狙われて生き残った者は居ないと言われている。
初出作品の8では本当に真っ黒だったが、再登場を果たしたモンパレとジョーカー3では青黒い毛皮、赤いたてがみ、赤い目といった配色に変更されており、【ベビーパンサー】に相当する【シャドウベビー】も登場した。
DQ8
終盤に登場するモンスター。
8名物真っ黒モンスターの1種だが、【闇の世界】や【暗黒魔城都市】には出てこず、異変後の表のフィールドにしか出現しない。
トラペッタ地方(西部の平地[昼間])、アスカンタ国領(南部の平地[昼間])、パルミド地方(西部の平地[夜間])、サザンビーク国領(北部の平地)、リブルアーチ地方(南部の森)の他、【翼を持つ者の場所】(汎用エリア[昼間])、更には【地図にない島】にも出てくる。
砂漠の高台で出ると砂をかぶったような色で出てくるので笑える。
全体的に出現率が高く、主に平地に分布する。
能力はキラーパンサーの上位互換と言えるが、【痛恨の一撃】(守備依存)を放つなどキラーパンサーとは若干異なる攻撃手段を持つ。
攻撃力はもちろん素早さも高く、後衛2人でも先手を取れないことも多い。
加えて【しっぷう攻撃】をよく使うため、先手を取ってダメージを受けやすい鬱陶しい敵。
また、補助呪文にも強く、ルカニ系、ラリホー系、休み、毒系は全く効かない。
ただし、【マヌーサ】は効きやすいので命中率を下げてやると戦いやすい。
複数で出現したら【メダパニーマ】を使うといいだろう。
属性攻撃にも軒並み耐性を持つが、イオ系・バギ系・デイン系・強打系は弱か無耐性なので有効。
一見身のこなしも軽そうだが、回避率もない。
世界各地に散らばり過ぎてしまったためか、2匹以上のグループでは出ない。そのせいか報酬は高め。
【暗黒神ラプソーン】の配下と思える設定だが、落とすアイテムが通常枠の【かわのぼうし】(1/32)なのはともかく、レア枠が【聖者の灰】(1/64)という裏切り者。
制作者の意図は、黒い→灰という連想だと思うが…。
また余談ではあるが、こいつには【バウムレンのすず】を使用してもキラーパンサーとは違い、去っていくことはない。ラプソーン配下なら当然といえば当然か。
北米版・スマホ版
スライム系オンリーだったはずの【風鳴りの山】にて何故か新たに出現するようになった。
海外プレイヤーの皆さんはレベル上げの時に嫌というほどコイツの顔を見、かつ痛恨としっぷう突きに悩まされた事だろう……。
そしてスマホ版では我々も嫌というほどコイツの顔を見ることになる。
3DS版
北米版・スマホ版での設定があまりに不評だったためか、風鳴りの山に出現しなくなり、PS2版の設定に戻された。
また、通常枠のドロップが【鉄のツメ】(確率は同じ)に変更されている。
ちなみに【くろがねのすず】で現れる黒いキラーパンサーはこいつとは別物。
DQ11
世界に異変が起きた後から【バンデルフォン地方・北東の高台】に出現。
ただしDQ11S3Dモードでは、異変後は出現しないし、【シャドウベビー】に呼ばれることもない。ベビーは高台の中にわんさかいるのに、コイツは影も形もないという不思議な状態になっている。
過ぎ去りし時を求めた後はバンデルフォン地方北東の高台の他、【バンデルフォン地方】(【ネルセンの宿屋】周辺)にも出現するようになる。【シャドウベビー】に呼ばれることもある。異変後の世界では影も形もなかったのに、一体どこから湧いて出たのか。
2Dモードでは【名もなき地】(【デルカダール城下町】東)にも出現する。
攻撃は【痛恨の一撃】と【ガードクラッシュ】と連携技で【ツメむそう】を繰り出す。
落とすアイテムはノーマルが【よるのとばり】、レアが【せいじゃのはい】。
3DS版の【時渡りの迷宮】では本編とは逆にキラーパンサーよりも早く登場。
迷宮マップ上での移動速度が速いため戦闘を回避しづらく、戦闘の際もランクの低いヨッチ族だと倒すのに手こずって馬鹿にならないダメージをもらうことになる序盤の難敵である。
なお【ラパンハウス】に通じる冒険の書の合言葉に向かうルートには異様に多く配置されている。
ジョーカー3・3プロ
DQMJ3でモンスターズシリーズ初出演を果たす。魔獣系Aランクでライドタイプはもちろん地上。
デザインは初出の8のものではなく、モンスターパレードのもの。
所持スキルは【闇の使い手】。
シャドウベビー4体配合で作れる。キラーパンサーをベビーパンサー4体配合で作れるという事を知っているならシャドウベビーを見かけたときにピンと来ただろう。
ノーマルボディで、特性は闇ブレイクが固定で、即死攻撃、+25以上でれんぞく×3、+50以上でAI1~2回行動、超生配合でいあつ、Mボディ化で闇系のコツ、Gボディ化で亡者の執念、超Gボディ化でやみのはどうが追加される。
能力は他のキラーパンサー系統とは逆に攻撃が序盤伸び悩み、MPが大きく伸びていく。Lv30を超えた辺りでようやく攻撃力が伸びていくが、限界値はキラーパンサー系統では最低値。かと言って賢さが高いかといえば600しかないのでどっちにしても中途半端である。キラーパンサーから乗り換えていくと能力の伸びが大きく異なるので少々戸惑うかもしれない。
Lvが低いうちからMPが伸び、長期戦に耐えられるという点ではストーリー攻略中に得意な闇系呪文を連発していけるという点で役に立つかもしれない。即死攻撃も雑魚掃討には地味に役立つ。
配合ルートでは【ブラックチャック】、【ヘルジュラシック】、【妖魔ジュリアンテ】と言った上位種族の素材となるモンスターの配合に使うので何回か作らされる事になる。
プロ版における合体特技は【闇獄凍滅斬】で、合体特性は【絶対会心】。
また、【神獣界】の竜巻の洞窟で、大きな【ワンダーエッグ】から生まれることがある。
DQM3
魔獣系のBランク。
【覇王城の魔界】・上級にLサイズの強敵モンスターとして出現。
最終局面の強敵とあって、レベルが95、HPも8875とラスボスすら凌駕する値を誇る。混乱が有効なので、倒すならこれで行動を阻害しよう。
魔獣系と悪魔系の系統配合、【キラーパンサー】2体・【シャドウベビー】・【ブラバニクイーン】の四体配合で生み出される。
特性は【ファイターズハイ】、【ときどきピオラ】(Lv20)、ときどきバイキルト(Lv40)。
Lサイズ化で【1~3回行動】、【超会心率アップ】、【スモールキラー】(Lv60)。
所持スキルは【暗闇】。
【心眼たぬき】との配合で【ギュメイ将軍】、【ヘルシーサー】との配合で【魔犬レオパルド】が生み出される。
バトルロードビクトリー
表記は「シャドーパンサー」。
【レジェンドクエストVIII】の第八章で敵チーム専用モンスターとして登場する。
お供の【ゲモン】、【やみのしさい】はカード化されたというのに……?
技は「シャドーファング」と「しんくうは」。どちらも【キラーパンサー】の使い回し。
素早く、回避率も高いので注意。
シアトリズム
同種のキラーパンサーと共に登場。
モンパレ
しぜん系のAランクモンスターとして登場。夜の大陸で子供のシャドウベビーと一緒に出現する。
前述した通りこの作品ではカラーリングが変更され、赤い目とたてがみを備えてより禍々しい見た目になった。
初期とくぎは【はげしいほのお】と特技の傾向までガラッとチェンジ。
おもさは37と、下位種のCランクキラーパンサー(おもさ38)よりも軽い。
ステータスの傾向もキラーパンサー同様のHPと攻撃と素早さ重視のアタッカータイプ。数値的にはAランクとしてはなかなか高いので、同種配合でステータスを伸ばしてやれば戦力として使うことも十分可能だった。
しぜん系ながらマインド・マヒ半減と耐性も優秀。なお眠りやメラ・ギラには弱い。
どこパレ
こちらではSSランクへと大出世を遂げた。初期とくぎの目玉は【ギガデイン】。
初期のSSランク全般に言えるがステータスが頼りなく、2回行動もできない(固有特性は【勝ちどき】)。
ギガデイン以外の特技もショボく、完全なハズレ扱いモンスターだった。
その後、固有特性に2回行動を持つようになりステータスも上方修正され強化された「強シャドウパンサー」としてとくぎセレクションに登場したのは良かったが、よりにもよってとくぎセレクションでの初登場の相方がゲームバランスを崩壊させるレベルの強とくぎ「乱れかみつき」持ちの【強やまたのおろち】。
対して強シャドウパンサーのとくぎは【ふうじんぎり】と比較対象にすらなれないハズレっぷりで、ガチャから出現すると多くのユーザーから「お前じゃない」との酷評と罵詈雑言を受けてしまう悲しいモンスターになってしまった。
強モンスターのおもさ38組の中では決して悪くない性能なのだが、出た時期があまりにも悪すぎたといえる。
パレードスキルは通常版と強バージョン共通して「味方モンスターの会心率を10%アップ」という効果。
一見ものすごく強そうだが、これは現在の数値の10%を加算するというもの。例えば会心率5.00のモンスターにこのパレードスキルを適用すると会心率は5.50となる。15.00とはいかないのだ。
ウォーク
5周年イベント期間中の2024年10月3日より登場。主人公が身を寄せた村を襲ってきた魔物で、子どもである【シャドウベビー】を伴っていた。
撃破後、トドメを刺そうとした際にシャドウパンサーが傷を負いながら子を守ろうとする。その様子を見て、シャドウパンサーの闘志に免じトドメを刺すことなく村を追い出すことになった。その際にスラミチに魔王についての一部を知らせた。
クエスト4章4話でボスとして登場し、以降は強敵モンスターとして登場するほか、同日よりほこらでも登場。
ザバ系が最も有効で、次いでヒャド系が有効、ギラ系とイオ系が等倍で他は耐性持ち。
シャドウベビー2体を伴って出現。シャドウパンサーへの補助行動ややみのブレスの他、いとおしい動きで魅了もしてくる。
シャドウパンサー本体は物理攻撃中心だが、怯え効果のはげしいおたけび、毒攻撃、守備力2段階低下の超ガードクラッシュと、状態異常も含んだ攻撃が多い。
中でもツメをふりまわす攻撃は素早さ低下を含んだ400程度の全体攻撃と220程度のランダム4回攻撃の複合とダメージが大きい。
だがシャドウベビー2体を倒すと、子を倒された怒りで大激怒。限界突破かつ攻撃力が3段階も上昇する。ここまでくると生半可では耐えがたい威力になる。
壁役となる味方にはけもの系耐性装備でダメージを軽減し、少しでもダメージを減らす対策をすべき。
こころは青色でコストは152。青色の中では回復魔力が高いが、大筋では物理攻撃向き。
高グレードではギラ系とジバリア系の斬撃・体技ダメージが増加する他、会心率も最大3%増加する。
タクト
2021年6月4日開催の「魔獣フェスティバル」にて、
「【魔戦士ヴェーラ】SPスカウト」のAランク枠として登場。
カラーリングはドラゴンクエストVIIIのものではなくモンパレのカラーリングが採用されている。
魔獣系Aランク、こうげきタイプ。
リーダー特性「敵のドルマ耐性-10%」
とくぎは「暗黒のツメ」/「闇のおたけび」/「ダークコール」
覚醒スキル 10Pで「まれに体技威力アップ」を習得できる。
クロスブレイド
第1弾と第5弾の【スーパーレア】としてカード化している。属性は百獣で、必殺技は闇のキバ。
原作では無論出番はないが、現在のところ新アニメ版ですら姿を見せていない。しかし、ダイの大冒険キャラとしてのカードかとなっている。
下位種のキラーパンサーがダイの大冒険キャラとしてのカード化のため、上位種のシャドーパンサーもそれに合わせた可能性が高い。
まりょくが非常に低いがそれ以外のステータスは高い。特に素早さは同弾のドラゴンレアやギガレアと比べても見劣りしない高さを誇る。
攻撃的なステータスを持つ一方でスキルはどちらのカードも補助向きのスキルで、残念ながら高スコアを狙うためのデッキパーツにはならないだろう。
とはいえ多くのカードの恩恵を受けられる「百獣」属性なので、全く使えないというわけではない。