【吟遊詩人】

Last-modified: 2024-02-28 (水) 18:05:26

本項目では、主にプレイヤーキャラクターの職業としての「吟遊詩人」について扱います。
本編作品に登場するNPCについては、【詩人】の項目を参照。

概要

DQ7、キャラバンハートに登場する【職業】
ドラクエではNPCとしてなじみ深い存在だが、プレイヤーキャラクターが実際に就けるのはこの2作品だけで意外と少ない。
他RPGにおいては、歌による戦闘補助が主となる職業としてお馴染み。

DQ7

職特性なし
マスター特典なし
転職条件なし
上級職吟遊詩人+【笑わせ師】+【踊り子】【スーパースター】

職補正

ステータス補正
-25%
素早さ-10%
身の守り-15%
賢さ+20%
かっこよさ+10%
最大HP-20%
最大MP

習得特技と必要戦闘回数

Lv称号習得特技累計戦闘回数(ここまで)
1うたずき--(-)
2しゅぎょうちゅう【タカのめ】12(12)
3のどじまん【インパス】26(14)
4たびげいにん【ゆりかごの歌】40(14)
5うためいじん【トヘロス】55(15)
6にんきもの【めざめの歌】75(20)
7トップシンガー【まふうじの歌】110(35)
8ソングマスター【天使のうたごえ】140(30)

解説

戦闘・冒険のサポートに特化した個性的な職業。
攻撃特技は一切覚えないが、さまざまな補助特技を使いこなす。とくに他の職業との職歴技で覚えられる歌特技には有用なものが多い。
ただ、ゆりかごの歌とさざなみの歌は完全に効果が同じであり、ちょっと損した気分になる。
【魔法使い】→吟遊詩人→【僧侶】の順で転職すると良い特技が効率よく揃って便利。羊数え歌も強力。
ステータスは、戦闘に影響する数値の多くに下降補正がかかる。もっとも、下り幅自体は笑わせ師などと比べれば大したものではないが。
 
★4は【旅芸人】。かつては【パノン】の職業だったこの名称も称号の一部へと降格してしまったものだが、まさか数年後には再び職業へ復帰するとは。
吟遊詩人は町から町へ、各地で詩を歌い伝える詩人を指すのでこの称号があるのだろう。
また、歌系の特技以外に移動補助の特技・呪文を習得するのも元々旅と縁深い職なのが所以である。

職歴技

DQ7(リメイク版)

職補正はPS版と同一。

習得特技と必要戦闘回数

Lv称号習得特技累計戦闘回数(ここまで)
1うたずき--(-)
2しゅぎょうちゅう【おたけび】5(5)
3のどじまん【ゆりかごの歌】11(6)
4たびげいにん【コミックソング】21(10)
5うためいじん【めざめの歌】31(10)
6にんきもの【まふうじの歌】43(12)
7トップシンガー【やすらぎの歌】55(12)
8ソングマスター【天使のうたごえ】85(30)

解説

タカのめがゲーム自体から削除され、インパスとトヘロスは盗賊へ移った。
この辺は吟遊詩人という職の実態を知らないとイメージしにくい部分だったので妥当なところか。
逆に言えば吟遊要素が無くなってただの詩人になったともいえるが、少なくとも主人公たちは旅をしているので吟遊詩人でも間違ってはいないだろう。
代わって職歴技からおたけび、やすらぎの歌、コミックソングが加わり、オール歌のラインナップとなった。
おたけびが歌かはちょいと微妙だが、称号が修行中なので発声練習と思えば理には適っている。
 
役立つ職歴技の一つだったやすらぎの歌が早期習得出来るのは高ポイントだが、のろいの歌やたたかいの歌は上級職へ栄転してしまった。
さらに、羊数え歌が羊飼いに取られてしまった。いくら羊飼いとはいえ、羊数え歌をちゃんと歌えるのは吟遊詩人の方だと思われるが…
 
職業コスプレは薄紫色のワンピースに紫のマントと羽のついたとんがり帽子、腰元には大きな鈴をつけている。
ベルトの色などが各人で少し違うくらいで、男性組と女性組でほとんどデザインが変わらない職業である。

DQMCH

DQ7のスピンオフ的な側面もあるキャラバンハートでは、吟遊詩人の能力も7に準じている。
戦闘では歌うことでまふうじの歌、たたかいの歌、ゆりかごの歌などの効果を発揮し
究極連携になると「しゅくふくのうた」で、仲間全員にザオリクの効果をもたらす。
また、ランク3の吟遊詩人は移動時のコマンドで「たびのうた」を歌うことによって
敵モンスターのエンカウント率を上げることができる。
モンスターの心を手に入れるため積極的に戦いたい人にはありがたい特技だろう。
 
さらにもう一つ意外な特技として、キャラバンハートの吟遊詩人は「命名士」の資格も持ちあわせており
ベースキャンプで話しかけると、ガードモンスターや馬車の名前を変えられるのだ。
アレフガルド周辺で命名神マリナン信仰が確認された例はないが
この資格がどこからもたらされているのか興味が湧くところではある。
ストーリー本編中で仲間にできるのは、風の塔にいる【ボルドー】とペルポイの【ダニエル】?

ランクランク名戦闘特技特殊効果
1吟遊詩人うたごえ(まふうじの歌)-
2ベテラン詩人こころのさけび(まふうじの歌・たたかいの歌)-
3マスター詩人みわくのうた(まふうじの歌・たたかいの歌・ゆりかごの歌)たびのうた(敵エンカウント率がしばらく上がる)

ビルダーズ2

汎用NPC住民の職業の一つ。
【マガマガ島】【ビルダー100景】でスカウト可能で、【歌姫】と対になっており男性しかいない。
パーティーに入れることはできるが、一切戦闘はできず、DQ7やCHのように歌で援護してくれるという要素もない。
 
生活パターンとしては、歌姫と同じく昼間はぶらぶら歩き回りながらたまに歌うモーションをしたり、
楽器が配置されている場合は楽器を奏でるだけで基本的に仕事らしい仕事はしない。
【ミュージックホール】が設置されている場合のみ、ミュージックホールで歌う事があり、それを聞きに集まった住人たちがビルダーハートを生み出すという点も歌姫と同じ。
この集会に参加するために他の住人が仕事を放り出してしまうというデメリットも伴う点も同じである。
 
名前ありNPCの【プット】は吟遊詩人であり、ストーリーイベントにて【からっぽ島】の一員になるため、こだわりレシピのひとつである「すべての職業の住人を集める」のうち、吟遊詩人枠は自動的に埋まるようになっている。
プットはたまに料理も行う上位互換的な能力を持つため、音楽活動に専念する汎用NPCを敢えてスカウトして来る実利的な理由はあまり無い。
実利と直結しない吟遊詩人を何人も囲えるぐらいになれば、島の開拓にも余裕が出て来たという事か。
汎用NPCは頭部のグラフィックが帽子を被った独自のものとなっているため、そちらが気に入れば連れてくるのもよいだろうか。