【覇王斬】

Last-modified: 2024-03-10 (日) 05:13:26

概要

DQ9から登場した技。DQ9では【超必殺技】、DQ11では【とくぎ】として実装されている。
上空から巨大な剣が敵めがけて降下しダメージを与える。

DQ9

超必殺技の一種。パーティに【戦士】【レンジャー】がいると発動可能。
巨大な剣が空から降ってきて敵1体に突き刺さり、パーティ全員の攻撃力を足した数値をダメージとして与える。
みかわしや盾ガードは無効だが、防御状態だとダメージは減る。
ちなみに半固定ダメージなので、メタル系にもダメージが通る。
必殺チャージ前に逃げられることがほとんどだろうが。
ビジュアルは圧巻で、発売前からスクリーンショットでエフェクトが公開されていたが、これを使って敵を倒しきれなかった場合そのターンは完全に無防備になってしまうので、使い勝手はいまひとつ。

DQ11

【主人公】専用の特技。
ストーリー進行で自動的に習得する。【ドゥルダ郷】に伝えられる奥義の一つで、先代勇者【ローシュ】もこれを習得した。
 
習得時の修行における【ロウ】との戦闘はこれを5回使うことがクリア条件であるが、この時はMP0で使用でき、対象は単体、アニメーションも簡易なものである。
使うごとに威力が上がっていくという演出になっており、ダメージは16→32→75→150→300(多少変動あり)と上がっていく。
なお3DS版では1回1回が別の特技として扱われている(発動ごとに前回のものを削除して次の段階のものを追加している)ためか、発動するごとに技選択のカーソルが初期位置に戻っている。
 
完成版は消費MP24で、左手を天に掲げて巨大な剣型のオーラを形成し、右手でこれを投げつけるようにして攻撃する。
敵全体に100~160のダメージ。威力は【ちから】によって変動する。ちからが135~270の間で成長し、最終的に330~390ダメージ。
装備品では上げられないステータスへの依存だが、【ゾーン】のちから上昇もちゃんと計算される。相当レベルを上げればゾーンなしでも最大威力になるが、覚えたての頃は有効。MPに余裕があれば【ゾーン必中】と併せて運用しよう。
世界に異変が起きた後に習得できる技としては強力であるため、【AI戦闘】で覇王斬ばかりを連発しMPが尽きる事態が起きやすい。
しかし過剰なまでに全体攻撃技が豊富な【片手剣】中心で使用している場合、過ぎ去りし時を求めた後にはより強い特技が登場するため、使う機会は減少する。
【ギガスラッシュ】【ギガブレイク】などと比べると発動モーションが長く、【二刀の心得】が適用されないのも逆風。
特にギガスラッシュに関しては威力では上回っても消費MP8の差があるため、二刀流どころか片手でのギガスラッシュよりも使い勝手は悪くなる。
一方で【両手剣】中心の場合は、自前で使える他の全体攻撃手段が最高でも【イオラ】止まりとなるため、出番は多い。
強みは威力が装備に左右されないことと【無属性規定ダメージ攻撃】なので敵の耐性にも左右されないこと。
【連武討魔行】などの複数種類の敵が出現して弱点をつきにくい時に安定したダメージを与えられる。
逆に言えば、無属性であるゆえに強化手段が乏しいのが欠点か。
また、主人公が片手剣の場合、最終的にはギガブレイクや【大地斬】などの強化した剣技よりダメージが低くなる。バランス的には上手い調整といえる。
 
今作の【スキルパネル】システムを考慮すると、無条件で自然習得できるというのが最大の強みでもある。
同時期に覚えるロウの【グランドクロス】を含めても、今作では全体攻撃技を自然習得できる者が限られているため、習得してしばらくの間は、他に全体攻撃ができるメンバーがいないため主人公の覇王斬頼りになる、という事も十分あり得る。
本編クリア前で他に自然習得できる全体攻撃技だとグランドクロスに加えて【マヒャド】があるが、この二つは敵の耐性による影響を受けるという欠点がある。
また同時期のスキルパネル習得技だと、主人公以上にMP管理が重要になる【マルティナ】【おいろけ】スキル、実費がかかる【シルビア】【ゴールドシャワー】、まだ実用的な火力が出せない【カミュ】【ブーメラン】などと癖のある技ばかりが揃っているため、とりあえず安定した全体攻撃としては覇王斬が優れているとも言えるだろう。
そのため上記のように片手剣中心だと地味な存在だが、それと同じように他メンバーのスキル構成次第でも覇王斬の価値が大きく変わっていく。
 
ロウの特技グランドクロスとの【れんけい】でドゥルダの最終奥義【グランドネビュラ】が発動できる。
なにげに下記のバトルロード2レジェンドと立場が逆転している。

バトルロード2レジェンド

【とどめの一撃】の際に、【グランドネビュラ】をスキャンすると発動。
【ナイン】【ぎんがのつるぎ】を落ちてくる巨大な剣に向かって投げて剣を起動させ(色が鮮やかになる)、
その剣が敵全体の中心に落ちて大ダメージを与えるというもの。
威力は約3341と高い部類に入る。

シアトリズム

BMSの超必殺技チャージが成功し、
かつその後の発動パートで高い成功率をほこれば発動。敵全員に大ダメージを与える。
【覇王斬の書】?を使えば確実にこれになる。
決まればほとんどの敵を一撃で倒せる。チャレンジでどうしてもクリアできないステージが出てきたら覇王斬の書でこれを使えばクリアできる事も多い。

DQMSL

DQ11コラボイベントで登場。自力習得するモンスターはおらず、この特技を覚えた転生素材をコラボクエスト内で手に入る【ユグノア金貨】と交換可能だった。
単体攻撃となっており、【????系】に対しては通常攻撃の3倍のダメージを与える。

ウォーク

2023年9月12日実装の【ぎんがのつるぎ】のレベル30以上で使用できる。消費MPは50。
単体に威力900%という猛烈な倍率の斬撃ダメージを与える。
これだけでも相当だが、この上更に直撃(敵の守備力を無視する)することがあり、会心の一撃もより威力の高い「超会心」になるオマケつき。
「メラフォース」をかけていればメラ属性の技になるため、メラを苦手とする相手に使えば通常で数万ダメージが期待でき、直撃と超会心の発生が重なれば数十万ものダメージを一気に与える事が可能。
事実、この武器と同時期に実装されたメガモンスター「ぬしさま」では、他武器や職業固有能力によるバフで与ダメと会心率を引き上げる事で、1ターンで数十万(数ターンかければ100万にも届く)のダメージを与えてワンパンするのが流行ってしまった。

DQ9イベント以降も、新たなほこらや地図の強敵を属性関係なく1T目にバフ重ね掛けからの直撃&超会心でワンパン出来てしまっており、明らかなバランスブレイカー。
新武器は単体技か…ぎんがのつるぎでええな!という状態が続いている。
これをメタるには敵側がいきなり会心ガードでも使うしかないが、そこまで露骨なメタが許されるかだろうか?

24年3月現在、メガモンでは「覇王斬でワンパンされない(されにくくする)」という大前提があるのではないかと思う程、
特有の防御バフ(物理軽減、会心・直撃防止)が開幕から付いていたり途中から使ってガッツリ与ダメをカットしてくる。
その為開幕1ターンキルは難しくなってきたが、限界超越によるバフ積み等があればまだまだ「ワンパン」は狙えるだろう。