MHGで初登場したアイテムの一つ。
メインシリーズではMHG~MHP2Gに、派生作品ではMHFとMHSTシリーズに登場する。
目次
概要
- スタミナの上限を最大値まで回復するこんがり肉の上位版。
アイテム説明の「グレートな出来ばえ」の通り、
取り出した際に湯気が立ち上る演出がありなかなかに美味しそう。 - 当然ながら自分で肉を焼いて入手可能だが、「肉焼き名人」を発動させない場合だと
高級肉焼きセットを使用したうえで0.1秒のタイミングを当てなければならない。
肉焼き名人を発動させれば携帯肉焼きセットと普通の肉焼きセットでも焼けるようになり、
高級肉焼きセットの入力受付時間が0.3秒まで増える。
- 他の入手法は、MHFの場合ではギャラリー大会での賞品やマイガーデンでの落とし物ネコなど。
高級肉焼きセットがなくてもMHFオリジナルの男・女・猫の肉焼きセットでも一応焼くことができる。
ニャカ漬けの壺で水光原珠を赤になるまで漬ければ2個手に入り、
特にこだわらなくても旅団部屋が使えれば大量入手が可能だった。
MHP2(G)ではアイルーキッチンでアイルーに頼んで焼いてもらうのが一番確実な方法である。
実情
- しかし、効果こそ優秀なこんがり肉Gだが、実際に食されたことは少なかった。
登場はMHP2GまででありMH3以降は削除されている。
理由として考えられるのは、やはりこのアイテムの効果にあるだろう。
上述した通り、こんがり肉Gはスタミナの上限がどこまで下がっていても
最大値(150)まで回復できる。通常のこんがり肉では回復しきれない
最大値の半分(75)まで減ってしまったスタミナでさえもこれ一つで回復可能である。
逆に言えば、初期値(100)まで減った状態までならこんがり肉(50)の回復量で十分と言える。
…この文章を読んでいるハンター諸氏は、自らのプレイを一度思い出して考えてもらいたい。スタミナの上限が初期値以下になるまで放っておくハンターが、何人居るだろうか。初期値まで減ったら回復する、もしくは25減ったら回復する、というハンターがほとんどではないだろうか。
上限が少なければ走れる時間も短くなり、移動するにも細かいところでストレスを感じやすくなってしまう。
戦闘中では一度回避やガードするだけのスタミナがないために被弾してしまったり、
ハンマーや弓にとってはまさしく死活問題である。
ハンター達はこれらの苦い経験を体験、あるいは予想してスタミナの重要性を覚えていくわけである。
で、そんなハンター達が初期値以下になるまでスタミナの上限を放っておくなどあり得るだろうか。
そんな訳で、スタミナ回復アイテムとしてこんがり肉Gが使われたことは少なかったと言わざるを得ない。
- 一応、オオナズチのブレスによって疲労状態になったときはスタミナ上限が強制的に最低値まで落ちるので、
元気ドリンコを飲んでからこんがり肉Gを食べた方が復帰が早い。
…疲労状態自体は5スロスキルで対策可能な上、
横に回り込めば避けられるので避け方を覚えられたら無用になるのだが。
ドキドキノコの大ハズレ?強走薬の効果が出る確率のほうが高いよ
疲労ブレスがないMHFではやはり無用の長物…かと思いきや餓狼中に使用することで、
速攻で移動速度を元に戻すという事ができなくもない。
強力な攻撃スキルの発動条件を自ら捨てている事で説明不要だが、そんなことをする人は本当に一握りだった。
もし招きネコの悪運と同時に登場していれば、アイテム一つでスタミナを最大値に戻せるというのは
有効だったかもしれないが。いにしえの秘薬があればいいというのは禁句
- 調合アイテムという観点においても、
MHFではマイトレ調合屋での三種調合で活力剤と健康飲料【持久】にできるものの、
MHP2(G)ではそもそも三種調合が無いため調合非対応。
こんがり肉、生焼け肉は持ち込み数以外は完全上位互換と言える強走薬に調合できるし、
失敗したコゲ肉でさえも錬金術で生肉に戻せる時代であるため、やはり肩身が狭い。
- このあおりを一番強く受けたのはハンター側ではなく、
実はMHP2(G)のキッチンアイルー達と言えるかもしれない。
一々自分で肉を焼くのが面倒なハンターはキッチンアイルーに頼んでよろず焼きをしてもらうのだが、
この時アイルーのレベルが高いと、上記の通りに使い道がないこんがり肉Gを量産してしまうのである。
そのためネコスキル発動用の4匹の他に肉焼き用のアイルーを雇い、
レベルが高くなると解雇してまた別のアイルーを雇いなおすという行為が
当時のハンター達の間では推奨されていた。
ハンターの下で武者修行をして送り出している、と考えられなくもないが…。
- そして時は流れMHRiseではこんがり肉の効果がスタミナの完全回復、
つまりスタミナ上限まで回復する効果に変更された。
つまるところこんがり肉Gと同じ効果であり、完全にお株を奪われてしまった。
一方、生焼け肉の効果が従来のこんがり肉のそれとなっている。
もしかしたらこんがり肉Gが無くなったと言うよりも
カムラの里の方々が肉の焼き具合に関してうるさいのかもしれない。
おだんごで満足するあたり単に少食の可能性もあるが。
MHST
- そんな訳でMH3以降はすっかり姿を消し、存在を忘れ去られていたこんがり肉Gだったが、
長い時を経てRPGであるMHSTにHP回復アイテムとして久々に再登場。- MHST発売当時には既に古参のハンターでなければ全く知らない肉系アイテムになっていたため
MHSTのオリジナルアイテムだと勘違いしてしまっているライダーさんもいたようだ。
- MHST発売当時には既に古参のハンターでなければ全く知らない肉系アイテムになっていたため
- 肉系最上位アイテムだけあって、HPを200回復し3ターン自動回復まで付く。回復薬×2+活力剤と同等。
こんがり肉などと同様、戦闘中かつライダーしか食べられない。
回復薬グレート(HP300回復)より回復量は劣るものの、こちらはライダー専用としてポーチに入れておくと良いだろう。 - 欠点があるとするなら、ハチミツのレア採取ポイントから採れるハニーバターが必要な事と、
アルブラクス村の肉焼き屋でそれをフレーバーとして使用し、一個ずつ焼かなければならない事だろうか。- 無論上手に焼かないと生焼けorコゲる。せっかく使ったハニーバターも無駄になるので注意。
ただし焼き上げのタイミングは本家の超シビアな判定とはならず、
通常の肉焼きと同一なので慣れていれば問題なく焼けるだろう。 - ハニーバターはナウパカ島か上位モンスターの巣(クリア後)のハチミツのレア採取ポイントでしか採れないので
遺伝子厳選ついでに集めるのもいいが、安定して手に入れるならサブクエストのディアブロス1頭狩猟を
こなしていくのが効率が良い。ディアブロス1頭(+生肉2個)=こんがり肉G2個である。
- 無論上手に焼かないと生焼けorコゲる。せっかく使ったハニーバターも無駄になるので注意。
MHST2
- MHST2でも続投。やはりライダー等の人間キャラしか使えない。
回復量が250に落ちた回復薬グレートに対し、こちらの回復薬×2+活力剤の効果は据置のため、回復量が300まで上昇。
秘薬系を除けば最大の回復量となり、自動回復効果もあるので終盤でも頼りになる。- 入手性も大幅に向上している。
サブクエストで生肉6個とハニーバター1個を納品する事で、最大6個入手できるようになる。
自分で焼く必要はない上にハニーバター自体も手に入れやすくなっており、気軽に使えるようになった。
ここにきてこんなに頼れる使いやすい回復アイテムになるとは、誰が予想したことだろうか。
かつてのポッケ村のキッチンアイルーたちも浮かばれることだろう。 - 入手性も大幅に向上している。
- ストーリー中に共闘パートナーとなるライダーやハンター達も自身のHPが減ると積極的に使用する。
やはりと言うか、食べ終えた後のガッツポーズは主人公同様、カメラ目線で良い笑顔を見せてくれる。
ちなみに共闘クエストをソロで受注した際にランダムで加入するNPCライダーは使用しない。
余談
- 上記のように、ゲーム本編では若干不遇な面の強いこんがり肉Gだが、
現実世界では、USJとのコラボで毎回登場するおなじみのフードメニューとして、独自の活路を見出している。
こちらの世界のこんがり肉Gは七面鳥の肉を使用しており、
同パーク内で販売されているターキーレッグよりも大きめのものとなっている。
是非ともハンター諸氏にはこれでスタミナをチャージし、アトラクションに挑んでもらいたい。
というか、MHP2G以降登場していないゲーム内のこんがり肉Gと違い、こちらは2012年以降毎回登場しているため、
もしかしたらコラボフードオリジナルと勘違いしているハンターもいるかもしれない。
関連項目
アイテム/こんがり肉
システム/自然回復 ‐ MHSTシリーズのみ使用時に発動する