目次
概要
- MHRiseに登場する特殊なモンスター群。
主として百竜夜行に登場する、百竜夜行を統率する強大な力を持つモンスターである。
通常種とは別の区分で扱われており、百竜夜行以外のクエストでも出現する。
- 見た目も通常の個体から著しく変化しており、シルエット以外ほぼ原型が無いようなモンスターもいる。
ハンターノートで見られる説明文には、共通して
「まるで嵐に巻き込まれたかのような傷跡が全身に見られ、
その影響か、常に怒りと恐怖に支配されている様子」という一文が存在し、
あくまで彼らも百竜夜行の原因の被害者であることが示唆されている。
- 危険度は軒並みかなり高く設定されており、ヌシ・アオアシラですらドス古龍と同等。
ヌシ・ディアブロスやヌシ・ジンオウガに至っては何とラスボスと同等である。
しかし、彼らも結局は古龍の力に追い立てられているに過ぎない存在であることに鑑みると、
これは生態的な地位では無く人間にとっての脅威度と見るのが自然か*1。
それでも百竜夜行の元凶よりも高く設定されたこの二体の危険度を疑問に思う声も多い。
百竜夜行の元凶という雲を掴むような、見当もつかない存在よりも
里を襲撃し、直接的な被害を齎す者の方がカムラの住民的にはより危険に思えるのだろうか。- 公式設定資料集においてもヌシもイブシマキヒコの影響からは逃れられず、棲み処を失って逃げ惑うとされており、
力関係では完全にイブシマキヒコ>ヌシであることが明確にされている。
一部のヌシの方がイブシマキヒコよりも危険度が高く設定されている理由についての言及はないが、
危険度が世界観上の強さと必ずしも一致するとは限らないということだろう。
- 公式設定資料集においてもヌシもイブシマキヒコの影響からは逃れられず、棲み処を失って逃げ惑うとされており、
- ヌシから得られる素材は大体通常個体と同じだが、1種類だけ専用素材を持つ。
ヌシ・リオレイアなら「ヌシの屍毒棘」、ヌシ・ディアブロスなら「ヌシのねじれた角」など、
そのモンスターの特徴的な部位がより発達したものである。
これらは報酬で確定で1つ手に入る他、剥ぎ取りや部位破壊でも入手できることがある。
ヌシ達は二つ名持ちモンスターと違ってそれぞれの武器や防具は存在しないが、
これら専用素材を使って生産・強化ができる百竜武器が存在する。
百竜武器以外では装飾品の一部でこの専用素材を必要とするものがあるが、それを含めても通常の素材より用途は狭い。- なお、専用素材の発達元と考えられる素材はヌシからは入手できないため注意が必要である*2。
モンスター 通常種素材 ヌシ素材 アオアシラ 青熊獣の堅(重)腕甲 ヌシの熊掌 リオレイア 雌火竜の上(秘)棘 ヌシの屍毒棘 タマミツネ 泡立つ上(濃)滑液 ヌシの泡立つ滑液 リオレウス 爆(業)炎袋 ヌシの轟炎袋 ディアブロス 上質(堅牢)なねじれた角 ヌシのねじれた角 ジンオウガ 雷狼竜の高(雷)電殻 ヌシの超電殻
- なお、専用素材の発達元と考えられる素材はヌシからは入手できないため注意が必要である*2。
- 百竜夜行でヌシモンスターが出現すると「采邑追われし赤き咆哮」というBGMが流れる。
ただし、単体クエストでのBGMはこの曲ではなく通常個体のBGMに準拠し、
通常個体が専用BGMを持つ場合はそれが、持たない場合はフィールドの汎用BGMが流れる。
極限状態や二つ名で、同じBGMばかりで飽きると言われたことを受けてだろうか。- 尚、単体クエストにおいてヌシとの戦闘中に流れる汎用BGMも危険度の影響を受けるため、
専用BGM持ちの野良モンスターとの戦闘中にヌシが乱入してくると
専用BGMが汎用BGMで上書きされるという珍しい事態となる。
因みにヌシ・ディアブロスやヌシ・ジンオウガと危険度が同じである
奇しき赫耀のバルファルク相手では彼の専用BGMが優先される他、
発覚・未発覚に関わらず流れ続ける獄泉郷のBGMはヌシ相手でも自重しない。
というか獄泉郷のBGMはバルファルクですら上書きできない。 - 『采邑』とは領地、知行所、采地のこと。
彼らが本来の縄張りから追い立てられてしまったことを示唆する曲名であろう。
- 尚、単体クエストにおいてヌシとの戦闘中に流れる汎用BGMも危険度の影響を受けるため、
MHRise
戦闘能力
- 通常の個体よりも戦闘能力は格段に高い。
攻撃パターンは新しいものが多数追加されており、攻撃力も軒並み高い。
通常個体が弱かったからと言って油断していると痛い目に遭うだろう。
百竜夜行では何度力尽きてしまってもクエスト失敗にはならないとは言え、
報酬ランクが下がってしまったり、ソロでは力尽きている間に関門に攻撃されるので、
出来るだけ攻撃に対応できるようにしておきたい。
- 使用する技や特性、外見などの特徴はMHXシリーズで登場した二つ名持ちモンスターがベースになっており、
二つ名という名称やシステムを用いずに二つ名達をゲーム内に再登場させたような格好となっている。
ヌシとなっているのも過去の二つ名持ちモンスターだけである。- このため当初は二つ名個体とヌシとの間に何らかの繋がりがあると見る向きもあったが、
アップデートが概ね終了した現時点でも特に設定上の関連性は見られず、その繋がりは謎のままとなった。
ただの制作上の都合か、あるいはディレクターが同じということで
一種のファンサービスの類と見るのが妥当だろうか。
ヌシ・アオアシラは前脚を除いた全身の肉質の硬化や強力なアッパー攻撃、
ヌシ・リオレイアはVer.2.0より前では他に使う者がいなかった猛毒の使用や
尻尾による攻撃で地面に毒霧を発生させる棘の設置など、
過去作と共通要素が多くMHX・MHXX経験者ならある程度対処は容易いかもしれない。
ただし、Ver.2.0で追加されたヌシ・リオレウスのようにあまり共通点が無いヌシもいる。- また、操竜待機状態にならず、罠にもかからないという特徴を持つ。
一応ジャンプ攻撃や鉄蟲糸技を何度も当てたり、ウツシ教官を出陣させると
怯みはするのだがすぐに鉄蟲糸を振り払う動作をし復帰してしまう。
そのため、ヌシモンスターを操竜することはできない。
罠に至っては古龍同様、反応すらしないため単体クエストであっても捕獲は不可能。
ただし麻痺や眠り、目眩などの状態異常にはかかるし、単体討伐クエストでは各種猟具生物も有効なため、
全く拘束手段がないという訳ではない。
その上時間が経てば疲労状態になり、隙の長い疲労モーションを晒したりブレスが不発になったりするので、
この時を逃さずしっかりと強力な攻撃を叩き込みたい。- なお、ヌシ・ジンオウガに限り、例外として操竜可能な場面がある。
詳しくはヌシ・ジンオウガの記事を参照していただきたい。 - 鉄蟲糸を振り払う動作は当然ながら明確な隙である。
鉄蟲糸技を与え続けて隙を作り出す戦法は勿論、上手にやれば危険な技をキャンセルさせる事も可能。
特に百竜夜行において、大技の阻止をフゲンや破龍砲だけでなく、ウツシ教官でも狙えるのは地味に大きい。
大技までに残っている場面もなかなかないだろうが、頭の片隅に入れておくだけの価値はある。
- なお、ヌシ・ジンオウガに限り、例外として操竜可能な場面がある。
- 怒り状態中に既定のダメージを与えるとダウンと共に怒り状態が解除される。
後述のヌシの大技を止めるためにも恐れずガンガン攻撃しまくろう。 - モンスターによっては通常個体と弱点部位が変わっているものもいる。
特に、通常個体では弱点だったがヌシにはほぼ効かないといった部位もあるので注意したい。
すべてのヌシ共通で、怒り状態になると発達部位が赤く充血すると同時に軟化し、弱点となる。 - 咆哮も通常個体と異なる独特なもので、まるでやり場のない怒りを
此方に全てぶつけてくる様な禍々しくも必死な咆哮の動作を行う。
鳴き声も狂竜化モンスターの様に歪んで掠れた声になっている上、
バインドボイスはなんと耳栓レベル5でも防げない「強咆哮」に分類される。
その圧倒的な攻撃力も相まって非常に恐ろし気で魔物っぽさがある。
ただし単体クエストで遭遇時に行う咆哮は通常と同じモーションを使用する。- また、ヌシの咆哮には破龍砲を撃った時のように音がくぐもる演出があり、
BGMやキャラクターのボイスに至るまで全てが不明瞭になってしまう。
それだけの轟音が発生しているのか、もしくはヌシへの恐怖心で音が霞んでいるのかは不明だが、
いずれにしてもヌシという存在の恐ろしさを見事に強調している。
- また、ヌシの咆哮には破龍砲を撃った時のように音がくぐもる演出があり、
- このため当初は二つ名個体とヌシとの間に何らかの繋がりがあると見る向きもあったが、
- ヌシには古龍と同様こちらの操竜時の攻撃で怯みにくい特性*3があり、いつも通り怯むと思ってただ攻撃をぶっぱなし、
反撃を受けて時間が削られていき、操竜失敗……なんて悲しい思いをした事はないだろうか。
遠距離攻撃でちまちま引き撃ちするのも良いが、ここで思い出して欲しいのが受け流し。
あえて精神集中しつつ待ち、相手の攻撃に合わせてBボタンでタックル回避するだけで、
ヌシであろうが怯ませることが出来る。
勿論、ゲージ管理と各技の回避可能タイミングを把握しているなら、攻撃の手を止めずに受け流すこともできるだろう。
操竜ゲージが溜まりきったら完全にこちらのターン。ヌシでもお構い無しに転ばせることが出来る。
百竜夜行
- ヌシが現れる百竜夜行は必ず最大3wave、2エリアという設定になる。
ヌシが現れるまでエリア1で防衛に成功していた場合、ヌシの大技でエリア1を壊滅させて関門を破壊し、
さっさとエリア2まで直行してしまう。エリア2の入口を塞ぐ柵を破壊すると本格的な戦いになる。
この間はダウンせず、気絶も取れないハイパーアーマー状態になるのでいかなる手段でも止めるのは不可能。
既にエリア1を突破されていた場合はエリア2に直接出現し、
これまた阻止不可能のヌシの大技で最終関門に3000ダメージを与えた後、本格的な戦いとなる。
戦いの最中に「ヌシの咆哮」を行うと、ソロでは2体、マルチでは最大3体の取り巻きのモンスターを呼び寄せる。
しかもこのモンスターは軒並み怒り状態で出現するため、通常よりもさらに厄介。- 怒り状態になってからしばらくすると最終関門に向けて再びヌシの大技を放とうとする。
しばらくその場で溜め、溜めが完了すると関門に集中攻撃を行って大ダメージを与える。
怒り状態になってからの累積ダメージによってダウンさせることで中断させることができる。
普通に戦うと1回目の反撃の狼煙が切れるあたりで大技を放ってくる。
破龍砲や反撃のドラなど駆使してダメージを与えていこう。
なお、ヌシの大技はハンターに対しても当たり判定があるので巻き添えに注意。 - また、ヌシの大技待機中及びヌシの大技中は操竜の攻撃によるダウンが取れなくなっている。
勿論ダメージを与える事は可能だが操竜で簡単に阻止できる、と言うわけではないので気をつけたい。
- 怒り状態になってからしばらくすると最終関門に向けて再びヌシの大技を放とうとする。
討伐クエスト
- Ver.1.xでは百竜夜行でしか戦えないモンスターであったが、Ver.2.0から単体の討伐クエストが追加。
通常の狩猟クエストではないのは、ヌシは捕獲できないためだろう。
単体討伐クエストが後から実装されたのは
「ヌシ素材が欲しいときは一々百竜夜行をやらないといけないのがめんどくさい」
「シンプルにヌシを狩りたい」という声も少なからずあった事に応えてのアップデートと思われる。- Ver.2.0では初期からいたアオアシラ・リオレイア・タマミツネの3体のヌシのクエストしか追加されなかったが、
Ver.3.0からは前アップデートのヌシ2体と、同アップデートで追加されるヌシ・ジンオウガのクエストが追加された。 - 討伐クエストの出現には一定以上のHRと該当のヌシを百竜夜行で一度討伐する事の2つの条件が必要。
- Ver.2.0では初期からいたアオアシラ・リオレイア・タマミツネの3体のヌシのクエストしか追加されなかったが、
- Ver.3.0からはヌシ複数討伐がメインターゲットのイベントクエストも登場している。
ヌシは操竜ができない関係で同士討ちがさほど有効打にならないため、総じて難易度はかなり高い。
クエストによっては最大金冠確定だったり強化個体が現れたりもするため、
人によってはMHRiseの中でも屈指の難関クエスト群に仕上がっている。
- さらに、Ver.3.5以降はヌシの超強化クエスト(通称「重大事変」)まで配信されるようになった。
最大金冠確定な上にかつてのMHXXの超特殊許可クエストを思わせる実力を誇る、
恐るべき強さのヌシを討伐するクエストとなっている。
- 防衛要素も存在せず手軽に戦えるようになったが、通常のクエストと同様に3回力尽きると失敗になり、
猟具生物はいるものの狩猟設備や反撃の狼煙なども存在しないため、
百竜夜行の時より難易度は上がっている。
虹ヒトダマドリがおらず、ステータス強化が万全でない状態になりがちなのも一因。
また、ヌシの大技も当然溜め無しで容赦なく撃ってくる。
百竜夜行では楽に倒せたからと油断しないように。- 単体クエストでも怒り状態になり、ヌシの咆哮を行うと周囲の大型モンスターも呼応されるように怒り状態になる。
群れを率いていなくとも強大な影響力を持つことがうかがえる。
とは言え、怒りの攻撃力補正は操竜にも活かされるので、上手く利用すれば有利に働くことも。 - 当然ながら百竜夜行の反撃の狼煙前提の体力のまま単体クエで戦わされることはなく、
上位の強豪モンスター相応の体力に調整されている。
- 単体クエストでも怒り状態になり、ヌシの咆哮を行うと周囲の大型モンスターも呼応されるように怒り状態になる。
- 百竜夜行に登場するヌシはサイズが固定され、記録もつかない
(これはヌシがいない場合に登場する大物モンスターも同様)。
しかし単体の討伐クエストに登場するヌシはサイズが変動し記録され、最大・最小冠も存在する。- また、ハンターノートのモンスターリストでは2ページ目以降で部位別の肉質や素材の入手確率などを確認できるが、
ヌシモンスターに関しては2ページ目以降を確認できるのは単体討伐クエストが存在するもののみとなっている。
Ver.3.0以降は全ヌシモンスターに単体クエストが追加されたので全て確認可能。
- また、ハンターノートのモンスターリストでは2ページ目以降で部位別の肉質や素材の入手確率などを確認できるが、
- 単体クエストでは高確率で瑠璃原珠や金・銀のたまごが出現し、
瑠璃原珠については報酬1スロットで2つのものが出る場合もある。
瑠璃原珠は強力な装飾品の素材として大量に使用し、
金・銀のたまごは資金難に陥りやすい本作では非常にありがたい。- Ver.3.0で追加された3種のクエストについては瑠璃原珠3つが報酬1スロットに出現する場合がある。
強敵ではあるが、まだ装飾品を揃えられていないハンターは積極的に挑戦する価値はある。
- Ver.3.0で追加された3種のクエストについては瑠璃原珠3つが報酬1スロットに出現する場合がある。
- また、単体クエスト以外にも一部のイベントクエストや高難度クエストなど、ヌシと戦う機会も順々と増えている。
いずれも高い難易度を誇る為、しっかり気を引き締めて挑もう。- 一方、探索や他クエストの乱入モンスターとして登場することはない。
通常のモンスターと比べて高い能力を持ち、かつ操竜できないためハプニングとしては過剰であることや、
特殊な発生経緯ゆえに個体数が限られているであろう点を考慮すれば妥当なところだろう。
- 一方、探索や他クエストの乱入モンスターとして登場することはない。
MHR:S
- 拡張版のサンブレイクではかつて二つ名もいたショウグンギザミやライゼクスが復活したこともあり、
これらのヌシ化や既存ヌシのMR進出に対する期待や不安を抱くハンターも多かった……のだが、ここで事件が発生する。
スタッフインタビューの中で、なんとMHR:Sではマスターランクに百竜夜行が存在しないと発表されてしまったのである。
同時に「ヌシの脅威についても収束した」と語られたこともあって、MRにおけるヌシの登場は絶望的となっていた。- 当初は発売後のロードマップの中に「強化個体モンスター」という文言があり、
特殊個体ともやや違う存在であるヌシを指すのではないかという期待もされていたが、
のちに傀異化という狂竜化や獰猛化に近い特殊な状態の個体が存在すると発表された上に、
そちらは発売段階では途中で止まってしまう*4(=更なる拡張の予定があり得る)ということで、
ヌシの新規追加やMR登場は可能性としては依然極めて低いとされていた。- MRでは入手性に難のある瑠璃原珠を入手する手段としては、ヌシクエストを周回するのが最も効率が良い。
特に、Steam版以降に始めて上位を一息に駆け抜けたユーザーには装飾品作成のため需要は大きいだろう。 - 現在はイベントクエスト「泥魚竜で消防だ!」が最高効率となっている。
- また、装飾品素材として超心珠(超会心Lv1)にヌシ・リオレウス素材のヌシの轟炎袋、
無傷珠(フルチャージLv1)にヌシ・タマミツネ素材のヌシの泡立つ滑液がそれぞれ必要になるため、
これらが必要になった場合はヌシの百竜夜行若しくはクエストに行く他ない。
- MRでは入手性に難のある瑠璃原珠を入手する手段としては、ヌシクエストを周回するのが最も効率が良い。
- 当初は発売後のロードマップの中に「強化個体モンスター」という文言があり、
- 以上より、MRランクのクエストにヌシは登場しないと思われていたが、
Ver.11より追加された要素である傀異討究クエストにおいて、
狩猟対象が二頭もしくは三頭のクエストの取り巻き限定でヌシモンスターが登場するようになった。
Ver.11からはLv21以上のクエストでヌシ・アオアシラとヌシ・リオレイアが、
Ver.13からはLv121以上のクエストでヌシ・タマミツネとヌシ・リオレウスが、
Ver.15からはLv201以上のクエストでヌシ・ディアブロスが、Lv241以上のクエストでヌシ・ジンオウガが登場する。
ただしMR相当のヌシ固有素材は存在せず、ヌシが傀異化するということもない。
あくまでも傀異化クエストのお邪魔オトモ枠に過ぎないようだ。- ライズ時代と比べてハンター側の防御力も大きく上がった為、単純比較はできないが、
攻撃力の倍率はかつての重大事変よりも更に高いものとなっており、
一撃の重さはメインターゲットである傀異化モンスターと比べても、遜色ない威力となっている。
今更ヌシごとき、とタカを括っていると予想外の攻撃力に一瞬でキャンプ送りにされることになるだろう。
とはいえ、MR化に伴った新規の行動は一切なく、怒り解除時のダウン等もそのままであるため、
重大事変を周回していたような剛の者に取っては寧ろ容易い相手とも言えるだろう。 - ヌシの咆哮の周囲のモンスターを怒り状態にする性質は傀異討究クエストでも健在で、
傀異克服古龍であろうと強制的に怒り状態にしてしまう。
決戦場フィールドだと逃げ場が無いため要注意。 - またこれにより、MRより追加されたフィールドである城塞高地や密林においても、
ヌシモンスターが活動する様子を見られる様になった。
MRのイブシマキヒコから逃げてきたのだろうか。
- ライズ時代と比べてハンター側の防御力も大きく上がった為、単純比較はできないが、
- Ver.12までの時点では、素材面で精気琥珀、討究コイン、
マカ油の排出率が通常モンスターより優遇されているものの、
操竜や捕獲が不可能な上、必ず他の傀異化モンスターも相手にしなければならず、
更に今となっては無価値なヌシ固有素材が混ざるせいでMR素材の期待値も低い……といった事情が重なって、
正直ヌシを狩猟するメリットがあまり無いのが実情だった。- 単純に効率だけを求める場合は、
ディアバゼ(傀異化ディアブロス+紅蓮バゼル)やナスバゼ(傀異化エスピナス+紅蓮バゼル)といった
氷属性に弱いモンスター2頭のクエストを氷結貫通ボウガン2種で周回するのが良いとされ、
通常モンスターよりも優遇された強モーションを持ち、罠・操竜無効といった特性も有するヌシモンスターを、
多少の素材増量を目当てに周回するのは、時間的にも労力的にも割に合わないと見なされていた。 - 取り巻きにヌシがいるだけで削除対象となっていたと言えば、どれほど避けられていたか察しがつくと思われる。
百竜夜行をほぼほぼすっ飛ばして、駆け足でMRまで昇格したサンブレイクからの新規プレイヤーは、
ヌシ相手に踏んだ場数が少ないどころか、相手の動きを殆ど覚えていない事も多かった。
結果、メインターゲットである傀異化モンスターの方は危なげなく倒せたのに、
続くヌシ相手に立て続けに3乙、という珍事が野良マルチの方々で繰り広げられる事となった*5。 - 単純に効率だけを求める場合は、
- 流石にカプコンもこのままではマズいと思ったのか、Ver.13で事情が変化。
傀異化モンスターのオトモに古龍、希少種、ヌシがついてきた際の追加確定報酬が大幅に増量され、
とりわけヌシ・タマミツネとヌシ・リオレウスの報酬に、凄まじいテコ入れが施された。- 具体的に言うと、Lv200の2~3頭クエストで
EX7傀異化モンスターのオトモについてきた希少種・古龍・ヌシを倒すと、
1体につき琥珀・王15個前後と、討究コイン30~40枚が追加で貰えるようになった。
特にヌシ・タマミツネとヌシ・リオレウスは、コインは同量なものの琥珀・王の量が25個前後。
結果的に左がEX7傀異化モンスター、右がヌシミツネorヌシレウスの2頭クエストをクリアすると、
メインターゲットの分も合わせて、1周につき大体琥珀・王50個とコイン40枚が手に入る。
三頭クエストだとオトモの顔ぶれにもよるが、1周につき大体琥珀・王60~70個とコイン70~80枚*6。
この調整によって、むしろヌシが登場するクエストの人気が大幅に上昇するという事態となっている。 - しかし、琥珀を多く稼ぐ(それだけ錬成の数が増える)と言うことは、
ゼニーの消費が増えていくということでもある。
琥珀の多さが仇になることは無いとしても、
パーティで周回している場合ではどう考えても金欠になるので
報酬金とのバランスが整っているクエストをソロで回す方がむしろ効率的なケースもあり得る。- いずれにしても、ヌシ・タマミツネやヌシ・リオレウスで琥珀を大量に稼ぐなら金策も考えたいところ。
幸いにも金欠者救済の金策イベクエが配信中であるため、これが大いに役立つことだろう。
- いずれにしても、ヌシ・タマミツネやヌシ・リオレウスで琥珀を大量に稼ぐなら金策も考えたいところ。
左:怨嗟マガド&右ヌシミツネ、もしくは左:金レイア&右ヌシミツネの30分2頭クエストが、
廃人極まったエンドコンテンツプレイヤーの間で密かに人気を集めるようになった。
実はVer.13時点では左モンスターはEX★6でもEX★7でも精気琥珀の質は大差ないので
左通常バゼル右ヌシミツネも狙い目だったりする。紅蓮滾らなくても乱獲されるバゼルギウスが哀れである
Ver.14ではクシャルダオラ+ヌシミツネもしくはオオナズチ+ヌシレウスに加えて、
渾沌に呻くゴア・マガラ+ヌシレウスも狙い目となる。テオは許された。
Ver.15では上述の通り、ヌシディアが登場するようになった。
琥珀やコインだけでなく、新たに登場した傀氣マカ油も報酬に並ぶため、
強さを考慮しても挑む価値はある。
また、討究レベル201以降はヌシアシラとヌシレイアも手に入る精気琥珀の量が
ヌシミツネやヌシレウスとほぼ同等までに増加している事から、
それらが取り巻きのクエストも度々見かけられる。 - 具体的に言うと、Lv200の2~3頭クエストで
- ヌシは操竜待機状態にしようとしてもすぐ鉄蟲糸を振りほどかれてしまうため、
絶対に操竜することが出来なかった……Ver.14までは。
該当モンスター
- Ver.3.0から登場
- ヌシ・ジンオウガ
余談
- 通常個体から戦闘能力が大幅に上昇し、サイズどころか形質さえ異なるモンスター群であるが、
作中に於いて生態に関わる具体的な設定が語られることはない。
明確に示されているのは「百竜夜行を率いる」「嵐に巻き込まれたような傷跡が見られる」
「一部部位が著しく発達している」といった共通項が主であり、
古龍から逃走する烏合の衆に過ぎない百竜夜行を率いている理由も含め、不明瞭な部分が多い。- 公式でも強調されている嵐による傷跡や怯えといった特徴及び物語の流れから、
「イブシマキヒコに追い立てられたモンスター」であることは明確な共通点だと思われる。
そのまま解釈すれば「古龍に棲家を追われた強力な変異個体」の類いが“ヌシ”ということになるが、
資料集においては、周囲のモンスターを支配する程の影響力を持つようになった特異な個体を人々が畏敬の念をもって
「主(ヌシ)」と呼ぶと書かれているため、ヌシであることとイブシマキヒコの因果的な関係性は無いようだ。 - ヌシの熊掌の説明文では「無数の傷跡は、死線をくぐり抜けた証。」という一文や
ヌシの屍毒棘には「一度折られた痕跡があり、再生した際に太く発達したようだ。」という一文が存在し、
無数の、または大きな傷を負うような修羅場を経験した個体であることが推測できる。
つまり、これらの傷を負ったのがイブシマキヒコの襲撃を受けた時か、それ以前かはぼかされている。
ヌシの轟炎袋には「生みだされる凄まじい炎にはやり場のない憤りが混じる。」、
ヌシのねじれた角には「傷を負った角からは、強烈な生への執着がうかがえる。」と言った一文があり、
イブシマキヒコの襲撃によって変異した面は少なからず存在するようだ。 - また、ヌシモンスターは通常個体と比べてサイズが大きいという特徴があったが、
Ver.3.0で登場したヌシ・ジンオウガは通常個体と殆どサイズの差がない。
百竜夜行の中で戦闘を続けてきたからという理由で、必ずしも体格が大きくなるというわけではないようだ。
- 公式でも強調されている嵐による傷跡や怯えといった特徴及び物語の流れから、
- しばしば勘違いされるが、「古龍(イブシマキヒコ)の影響でモンスターがヌシへと変貌した」
という解釈は少々誤解がある。*7
あくまでヌシが率いる百竜夜行を引き起こす原因がイブシマキヒコであるだけで、
彼らの特異な性質は、それ以前から自然界で育まれたものと思われる。- 後に発売された公式設定資料集における記述では、
「熾烈な生存競争を潜り抜けた結果、付近のモンスターを支配するほど強大になった個体」であるらしい。
しかしそれほどの影響力を持つに至った強力な個体でさえ、荒れ狂う風の影響からは逃れられず、
その発端である古龍イブシマキヒコに対しても逃げ惑うことしか出来ない…という旨が記されている。
しかしこのゲームではかつてから、通常種及び亜種が遥かな年齢を重ねたことで巨大化したとされるラギアクルス希少種、
突然変異的な先祖返りによって巨大な体躯を得たという設定があるティガレックス希少種なども存在するため、
生存競争の過程においてそのような現象が生じたことで巨大化・強大化した個体という可能性はあるかもしれない。- それら以外の特殊個体にも大きさが特徴のものは存在しており、
大型化したのではなく体格に優れていた者しか生き残らなかっただけの例もある。
同様に、たまたま大柄だったからこそ生還してきた、という可能性も考えられる。
- 後に発売された公式設定資料集における記述では、
- カムラの里の訓練場で崖を登った先にある壁画に於いて、
イブシマキヒコと追い立てられていると思われるモンスター達が描かれているが、
それらが今回ヌシとして登場しているモンスター達と一致する。
- 専用素材から作れるのが百竜武器のみで、二つ名のように専用武具が存在しないことには物足りないという声もあった。
- 二つ名は二つ名でクエスト数の多さや条件、チケットなどが面倒という意見が皆無ではなかったものの、
武具にも個性があったこと自体は狩り応えに繋がっていた。
- 二つ名は二つ名でクエスト数の多さや条件、チケットなどが面倒という意見が皆無ではなかったものの、
- ヌシモンスターには共通で黒ずんだようなエフェクトがかかっているが、
これはMHW(:I)の歴戦個体と同様の油膜シェーダーを使用しているようだ。
- 英語名でヌシに相当する「Apex」は頂点という意味。
百竜夜行の頂に立つモンスター、最強の竜(獣)といった所か。
関連項目
シリーズ/モンスターハンターライズ
システム/百竜夜行
クエスト/ヌシの名を戴くもの
クエスト/ヌシ・○○重大事変 - ヌシモンスターの超強化個体が出現するイベントクエスト群。
システム/傀異化 - ヌシと同じく別モンスター扱いされる「傀異克服古龍」について記載あり。
システム/二つ名持ちモンスター - 色違いの強化個体である事や行動面等、何かと共通点が多い。
モンハン用語/特殊個体 - 二つ名同様、ヌシも広義的には特殊個体と言える。
システム/辿異種 - 色味が大小問わず変わっている、著しく発達した部位を持つ、罠が完全無効という点で共通している特殊な個体。
モンハン用語/ドス - 本来の「ヌシ」の意味で言えば、類義語に当たる。
モンスター関連
モンスター/大雪主ウルクスス - 「主」で「二つ名モンスター」。
モンスター/青電主ライゼクス - 同上。ただしこちらの「主」は「しゅ」と読む。
モンスター/ドドブランゴ - 通常個体でも「ヌシ」の異名を持つ。
モンスター/怨嗟響めくマガイマガド - ヌシと同じく赤く光る傷跡と発達した部位(こちらは腕刃)を持つ。但しこちらは群れを率いておらず、寧ろアピールポイントの角を折られた事で異性に出会えず孤独となっている。