「題名に数字が入っている作品」を意味する和製英語。
モンスターハンターにおいては「メインシリーズ」とほぼ同義となっている(詳しくは後述)。
目次
概要
- 作品名の後に「2」や「3」などの数字がつくタイトル。
多くの場合、源流となる作品(いわゆる「1」に相当するもの)の直系の後継作品として位置づけられている。- 源流となった作品には発表・発売時点ではナンバーが振られない事が大半である
(『ゼノサーガ エピソード1』のような、最初から続編ありきである場合を除く)。
ナンバリングタイトルが出た場合、それらの作品を「1」と読んだり、
「初代」「無印」などと呼ぶことが多い。
『ファイナルファンタジー I・II』のように同一シリーズとのカップリング作品の場合は、
源流作品にも名義上「1」などと名付けられることが多いが。
- 源流となった作品には発表・発売時点ではナンバーが振られない事が大半である
- 長期シリーズを持つ(≒大なり小なり強いブランド力を持つ)タイトルでは、
いわゆるスピンオフ作品であったり前日譚や後日談のような番外編(外伝作)、
あるいは源流とは異なるジャンルの派生作品が作られることが多い。
それに対して「本編の後継作品」として位置づけられるのがこのナンバリングタイトルといわれる。- この「本編」についてはナンバーが振られている後継作品も含めて、
「メインシリーズ」などと呼称されている場合もある。
「派生作品」「移植・リメイク作品」「前日譚や後日談」などは含まれない……とされることも多いが、
この辺りは別に明確な定義があるわけではなく、製作者サイドによって様々である(後述)。 - この「本編」についてはナンバーが振られている後継作品も含めて、
- モンスターハンター(MH~MH4・MHST)、ファイナルファンタジー、ドラゴンクエストなど、
長期的に展開されているブランドには大体の場合ナンバリングタイトルが存在しているが、
原典(モンハンの場合は無印MH)の直球の続編であるかは作品によってかなり異なる。
モンハンのように「世界観は全て同一だが物語としてはタイトル毎に独立している」もの、
ドラゴンクエストのように「一部のナンバリング間でのみ世界観が直接つながっている」もの、
ファイナルファンタジーのように「根底の世界観からしてタイトル別に異なる」ものもある。
勿論、キャラクターや物語が完全に地続きになっている作品も多い。- いわゆる派生作品や外伝と呼ばれる作品でも、人気に伴い「2」「3」を冠するタイトルが出ることがある。
上記で言えばドラゴンクエストのスピンオフであるドラゴンクエストモンスターズなどが有名。
これらは「ドラゴンクエストモンスターズシリーズのナンバリングタイトル」となる。
- いわゆる派生作品や外伝と呼ばれる作品でも、人気に伴い「2」「3」を冠するタイトルが出ることがある。
- キャラクターや物語がタイトル毎に独立している作品については、
原典作品や「前作」を遊んでいなくても1つの作品として問題なく楽しめるというのが一般論であるが、
一方、例えば1を知らないユーザーが3や5など途中から始めるのにあたって、
「1」や「2」をプレイしていないと楽しめない、という、
心理的なハードルの高さを感じてシリーズ自体を倦厭してしまう可能性もある。
そうした事情を鑑みて、新規ユーザーの間口を広めるべく途中でナンバリングを止めてしまうケースも多い。
後述するがモンハンはズバリこのパターンに該当している。- また、そのような理由かは不明だがナンバリングが無くなる事例は散見される。
例えば『スーパーマリオブラザーズ』の4作目にあたる「スーパーマリオワールド」は、
発売当初パッケージに「SUPER MARIO BROS. 4」というナンバリングが付与されていたが、
北米版では付与されておらず日本の公式サイトでも同表記は削除されている。
モンハンと関わりのあるタイトルとしては、『メトロイド』、『ゼルダの伝説』なども、
初期の頃はメインシリーズにナンバリングがあったが現在では見られない。
- 一方で、それまでそのシリーズではナンバリングを冠していなかったはずなのに
ある時から急にナンバリングを冠し始めた、なんてものも中にはある。
『マリオカート7』などが有名。
- 「ナンバリングタイトルにさらに小ナンバリングが付く」という変則的なものもある。
有名どころとしては『ファイナルファンタジーX-2』だが、
これは同作がシリーズで初となる「純粋な(キャラや世界観が地続きの)続編」であるため。
- また、そのような理由かは不明だがナンバリングが無くなる事例は散見される。
- また、前述の通りどの作品をナンバリングタイトルと見做すかは製作サイドによって異なるので、
純粋な移植作品がナンバリングタイトルになっていたり、
前日譚のような「続編」と言い難いものに「続編」を指すナンバーが振られていたり、
あるいはジャンルが大きく異なる作品がメインシリーズに名を連ねていることもある。- 例えば「スーパーマリオブラザーズ2」は前作(初代)の高難度・バージョンアップ版であり、
ストーリーは全く同じでステージ構成を変えたパラレルワールドという位置付けになっている。
(ただし発売当初は「初代からの正統な続編」として紹介されることも多かったようだが)
- 例えば「スーパーマリオブラザーズ2」は前作(初代)の高難度・バージョンアップ版であり、
- ちなみに数字以外の表記でナンバリング系列を示すゲームタイトルもある。
ナンバーがないのに「ナンバリング」と言っていいのかは議論の余地はあるだろうが、
前述の通り原典からの直系後継作だとするなら同等のものであるだろう。- 例えば『ポケットモンスター』シリーズは
「赤/緑」「金/銀」「ルビー/サファイア」という具合にナンバリングタイトルではないが、
「金/銀」が当初時点では「ポケットモンスター2」と公式で呼称されていた
(と同時に、実際の「金/銀」も原典の直系続編である)事もあり、
新シリーズは実質のナンバリングとして認識されている。*1
例えばルビー/サファイアは「3」、ブラック/ホワイトは「5」といった具合。
ただし、「ブラック2/ホワイト2(第五世代・通し番号でいうと6)」
のようにナンバリングが別に付与された*2タイトルもあるが。 - このような認識をされているゲームはほかにも、
『魔界村』、『ファイアーエムブレム』など意外と多くのゲームで見られる。
- 例えば『ポケットモンスター』シリーズは
モンハンとナンバリングタイトル
メインシリーズ(ハンティングアクション)
- 2026年時点のモンハン公式サイトにおいては、ストーリーズなどの派生タイトルも含めて一緒くたに扱われており、
ナンバリングタイトルとそれ以外という区分けはされていない。
一方、現時点におけるもっとも最新の公式情報であるモンハン20周年展における
「サンブレイク(MHR:S)までの時点でナンバリングタイトル17作品」という記述から、
MH(1)/G、MHP(1)、MH2、MHP2、MHP2G、MH3、MHP3、MH3G、MH4、MH4Gまでのナンバー付与タイトルと、
MHX/MHXX、MHWorld/MHW:I、MHRise/MHR:S、MHWildsのナンバーは無いがスピンオフ作品という位置付けではないタイトルの
計18作品*3がカプコンが展開するモンハンブランドの本流……
いわゆる「ナンバリングタイトル」として扱われているようだ。
- 現代作はナンバリングが廃止されている(後述)こともあり、
本Wiki内において、シリーズの記事では「メインシリーズ」と呼称しているが、
この呼称は便宜上のもので非公式である。
一応、「メインシリーズ」呼び自体は辻本Pもしたことがあるが、
あくまで便宜上のものと捉えておくべきだろう。- また、古くからのユーザーの中にはナンバリングタイトルを指して「本家」という人も散見される。
今となっては言わんとするニュアンスは上記のナンバリングタイトルと一緒だが、
かつては別の意味も含んでいたため、使用には少々注意が必要である。
もちろんこちらも公式の呼称・通称ではない。
- また、古くからのユーザーの中にはナンバリングタイトルを指して「本家」という人も散見される。
- ナンバリング含め、メインシリーズはユーザーインターフェースである程度区分できる。以下はその例。
- MH・MHG・MHP
- 「初代シリーズ」「無印シリーズ」
- MH2・MHP2・MHP2G
- 「ドスシリーズ」「2シリーズ」
- MH3・MHP3・MH3G
- 「トライシリーズ」「3シリーズ」
- MH4・MH4G
- 「4シリーズ」
- MHX・MHXX
- 「xシリーズ」「クロス系列」
のちにMH4作中で発掘装備関連の表記の中に同じ記述が見られたことから、
現在では公式でも使われている名称であると考えられる*4。- 尚、MH系列の略称は公式ではMH・MHG・MHP等正式名称で呼ばれており、
無印や初代シリーズ等の略称を用いるのは今のところファンのみである。- ただしMHに限り、無印、初代MH等と公式から略されることもある。
- MHWorld以降は完全版に当たる作品が有料DLCとして販売されており、
元のタイトルと含めてあくまで単体のゲームソフトと言えるため、
わざわざ「ワールドシリーズ」「ライズシリーズ」などと呼ばれることはあまりない。
- モンハンのナンバリングタイトルに該当する作品は、いずれも世界観は同じものとなっている。
UIが大きく変わったともすれば世界観も大きく変わった、と捉えられても不思議でないMHWorld以降の作品でも、
筆頭ハンター達や加工屋の娘など、MH4時代の出来事を経験しているキャラクターが成長した姿で、
ゲストではなくレギュラーの一人として再登場している事などから、
昔はともかくとして現在では「メインシリーズ間においては世界観が地続きしている」というのは
多くのユーザーの間で共有された認識になっていると思われる。- なお現状どの作品においても、世界観が地続きとはいっても
過去作を履修しないと追いつけない・理解不能な物語展開は用意されていない。
クエスト名やNPCなど、過去作を知るプレイヤーが見るとニヤリとする演出・台詞回しは顕著なものの、
ファンに向けたオマージュ要素に留まっており、シリーズ初見でも概ね問題なく楽しめるようになっている*5。 - モンハンに限った事象ではないが、いわゆる「G級対応作品」を除くと
過去シリーズの直系の続編となる作品はメインシリーズでは一切登場していない*6。
ファンサービスの範疇で世界観や過去作との繋がりを想起させる場面こそあれど、
いずれも単体で完結した作品として楽しめるようになっている。
- なお現状どの作品においても、世界観が地続きとはいっても
- いわゆる派生作品群とナンバリングタイトルとで公式が一線を引いているポイントとして、
「派生作品群を初出とするモンスターはナンバリングタイトルで参戦しない限りは生態樹形図に組み込まれない」
というものがある。
著名なのはMHFオリジナルモンスターのエスピナスで、MHR:Sでナンバリング参戦を果たしたことで、
生態樹形図にも追加されて公式設定に明確に組み込まれることになったのだが、
エスピナス(と亜種)以外のMHFオリジナルモンスターは、参戦実績がないため生態樹形図には居ない。
ストーリーズなど、辻本氏が直接監修している派生作品タイトルにおいてもこの図式は堅持されている。- 逆に、後述の事由から一部のユーザーに派生作品扱いされることもあるMHX(X)の新モンスターは、
そのすべてが(他作品での参戦を待たずして)生態樹形図に組み込まれており、
このことからもMHX(X)がナンバリングタイトル相当であると位置づけられていることが分かる。
後年論争を招いたMHRise(MHR:S)の新モンスターも同様である。
- 逆に、後述の事由から一部のユーザーに派生作品扱いされることもあるMHX(X)の新モンスターは、
- かつてインタビューで辻本Pが語ったところによると、
「ナンバーが付くタイトルはすべてナンバリングと呼んでいる」とのこと*7。
また、MHWorld発表時のインタビューではMHWorldの位置付けが「ナンバリング相当か」という問いに対し、
「スピンオフ作品ではない『モンハン』である」と回答している。- MHPはMHGの純粋な移植作品であるため、冒頭の「ナンバリングタイトル」の認識とはやや外れる。
また、MHX(X)についてはプロデューサーである小嶋慎太郎氏によって
「ナンバリングではないモンスターハンターの登場です」と述べられていたり、
ディレクターの一瀬氏曰くは「従来のモンハンをストリートファイターの本編とすればクロスはストZEROシリーズ」
といった言及がある。
同作は作品的にもMHWorldという大きな変化を迎える直前の、従来作の集大成のようなお祭り作品となっているため、
あくまでスピンオフ/派生作品という位置づけで、「ナンバリングタイトルではない」という見方もされた。
ただ、前述した新モンスターの取り扱いや「MHR:Sまででナンバリングタイトル17作品」は、
MHP・MHX・MHXXを含まないとありえない数字になることから、モンハン20周年の時点では、この3作も
「ナンバリングタイトル」として公式はカウントしていると断言してよいものとなっている。 - 一方で後述するが、MH(1)→MH2→MH3→MH4とナンバーカウントを続けてきた中で、
ナンバリングは付与されていないが、開発側がMH5とMH6に相当するタイトルがある事を強く匂わせている事が、
後年論争を招く事態となっている。
- MHPはMHGの純粋な移植作品であるため、冒頭の「ナンバリングタイトル」の認識とはやや外れる。
ユーザー間の認識の変遷
- モンハンシリーズは先述の通り「世界観(と根源のゲーム性)は一緒だが物語は作品ごとに完全に独立」しており、
基本原則としては過去作をプレイしないと楽しめないというゲーム性にはなっていない。
いわゆる「G級」作品においても、前作に該当する部分が付いてくるので何の問題もない。
従って本質的には「ナンバリングタイトル」か否かは根本の世界観やゲームジャンルが一緒か否かぐらいの話でしかないのだが、
MH4Gあたりまでは大多数のユーザーからはそのようには捉えられておらず、
ナンバリングタイトルはモンハン界隈において特別な意味を持つ用語となっていた。- 例えば「MHP2Gがナンバリングタイトルか否か」は当時のユーザーにとって非常に重要なファクターであり、
「MHXがナンバリングではない」という発言は、それなりに衝撃をもって迎えられていた。
MHP2、MHP2G、MHP3、そしてそれらの源流に当たるMHPを含めた4作品はPシリーズというスピンオフ作品で、
本流であるナンバリングではない、いわゆる「派生作品」であると言われていた。
そして、本流のナンバリング(据え置き機)こそが新武器種や新システム、
それらに伴う世界観の拡張など革新的な試みが行われるMHシリーズの開拓地かつモンハンの伝統であり、
それがPシリーズに導入されるという図式がある(偶に逆導入される)と見られていた。- 派生作品については、長らくモンハンでは小規模なものしかなく、
唯一といっていい規模の大きい派生作品であるMHFは、
MH2をベースにした作品……つまり、MHPなどと同列に語りうる「PC版のモンハン移植作品」と見做されていた。
なので、大まかに「本流のナンバリング(据え置き機)」「支流のPシリーズ(携帯機)」「同じく支流のMHF(PC)」
という3分類が存在しているというのが当時の大多数のユーザーの見解である。
- 例えば「MHP2Gがナンバリングタイトルか否か」は当時のユーザーにとって非常に重要なファクターであり、
- PSP全盛期のMH界隈では、「ナンバリングと携帯機で明確に区別する」風潮があった。
これは作品の難易度設定が裏付けの理由とされており、無印のページを見ていただければ分かるが、
元々モンハン無印はオンラインの複数人数プレイを大前提としたゲーム設計となっていた。
逆に携帯機シリーズは「一人でも遊べる」*8ことがコンセプトになっており、
特にMH2(携帯機側はP2G)までは携帯機シリーズと据え置き機シリーズの難易度に差が生じていた。
そしてそのMH2は、遊びやすさという面でユーザーからかなり賛否両論……
今風に言うと「炎上」した作品であることも事態を複雑なものにしてしまい、
「ナンバリング(※基準はMH2)だから難しい、遊びづらい」
「携帯機だから遊びやすい、簡単」というステレオタイプな評にいきつくユーザーも少なくなかったのである。- ナンバリングに関する言及が辻本氏よりあったのは、MH4発売直前に行われたインタビューが初であり、
そのインタビューでもインタビュアーは「今までナンバリングタイトルは据え置き機で展開し、
それをベースに携帯機で『MHP 2nd』や『MHP 3rd』などを出してきたと思いますが…」と発言している。
この質問からも「ナンバリングと携帯機シリーズは明確に区別されている」という認識が、
界隈における一般常識に近いことを示していたといえるだろう。 - ちなみにその後は、紆余曲折・賛否両論はあれど、
どの作品においてもプレイの快適性を損なわず狩猟体験に没頭できるという方向性は一貫しており、
現在では難易度面を理由にナンバリングか否かを論議する動きは見られない。
- ナンバリングに関する言及が辻本氏よりあったのは、MH4発売直前に行われたインタビューが初であり、
- 2013年頃までの界隈においては、
「ナンバリングタイトルはMH、MHG、MH2、MH3、MH3Gのみ」と見なされていた。
MH3G~MH4Gは携帯機ハードではあるが、3GはMH3の拡張版であり、
上述の通り「ナンバリングはGも含む」事からこの定義が揺らぐことはなかった。
ところが、ナンバリング最新作のMH4(G)は「革新的な要素を多数備えた携帯機ハードの作品」であったことから、
これまでのナンバリングタイトルの定義が一気に揺らぐ事になった。
そして次回作のMHX(X)は「ナンバリングタイトルではない」と明言されていたにもかかわらず、
実態としてはシリーズの集大成的な作品となっていた事もあり、
コンシューマー(売り切り型)のハンティングアクションに関しては、
ナンバーで位置付けを区分する動きもあまり見られなくなった。
- また、過去には「ナンバリングはオンラインプレイに対応している」という前提で定義がされることもあった。
ただしMH3までのオンラインプレイは全て有料であり、MH3Gは元はオンラインプレイに対応していなかった。
MHXはナンバリングではないタイトルながらオンラインプレイに対応しているため、
上記の前提も現在では成り立たなくなっている。
ナンバリングの廃止と以降の動向
- 2018年発売のMHWorldはモンハンブランドの本流において初めてナンバリングが外された作品であり、
新規参入の妨げにならないようナンバリングを外したことが語られている。
後のMHRiseやMHWildsでもナンバリングは付けられなかったことから、
MHシリーズでは「ナンバリング」によるシリーズの区分は無くなっていくものと思われる。
現状で最後の数字が『4』であり次がMH世界の忌み数である『5』となる事を考えると、
(恐らく偶然とはいえ)脱却には丁度よいタイミングだったのかもしれない。
- MHR:Sの発売に伴うインタビュー内で、
「各作品ごとにコンセプトを定めて開発し、ユーザーに見極めてもらうスタイルを取る」
方針が存在していることが明らかになっている。
いつからその体制が明確化したのかは定かではないものの、
ユーザーにとっては「MHRiseのようなコンセプトが苦手なら、MHWorldのコンセプトの方が良いかもしれない(逆も然り)」
と言った感じの選択肢を提示するやり方の方が、今後のモンハンの展開には良いと判断された事が示されている。- 例えばMHRiseはMHWorldに比べ初期に展開されたハード、
システムやゲームの雰囲気、コンセプト、登場モンスターなどが大きく異なっており、
一概にナンバリングだから純粋な続編、或いは上位互換とは言い切れない面もある。
だがこれも、「コンセプトを大きく変える挑戦をしている」という上記の前提を踏まえれば理解できる話である。
実際にMHW:IはMHR:S発売後も精力的に遊ばれていることが確認されているが、
単に古い作品を無理して遊んでいるとかR:Sに魅力がないから回帰しているとかではなく、
コンセプトが大きく異なるため両方遊べる(或いは、単純に肌に合う合わないの理由)であると考えられる。 - 続くMHWildsではMHW(:I)やMHR(:S)の要素を継承しているものの、
前2作とはまた異なる新たなコンセプトを展開していることがうかがえる。
現在もMHP2GやMH3Gなどを好んで遊ぶプレイヤーもいる。
作品の全体的なコンセプトまで含めて過去作の完全な上位互換という作品は実のところこれまで存在しておらず、
最初期ゆえにかなり「不便」なMH無印や、批判の多いMH2でも評価されているポイントは少なからずあるため、
「各作品ごとに~」は、かなり前から意識されていた事がうかがえる。 - 例えばMHRiseはMHWorldに比べ初期に展開されたハード、
- 過去に据置機と携帯機で明確に区別されていたことが尾を引いて、
「モンハンには2つの開発チームが存在し、交互に別のタイトルを開発している*9」という見方をされることがある。
しかし、TGS2022でのインタビューにて辻本Pがこれを否定。
現在辻本Pが担当する部署であるCS第二開発内では制作ラインが混在しており、
「この人はこのチーム」というのが明確に決まっていないことが判明した*10。
例として、MHW(:I)の開発陣はその後MHR(:S)に移った人もいれば、
ストリートファイター6など全く別のタイトルに移行した人もいるという。- MHR:Sでディレクターを務めた鈴木氏は以前MHWorld系列にもゲームデザイナーとして関わっており、
Wildsでもシニアゲームデザイナー兼ディレクターを務めていることがエンドクレジットに表記されている。 - MHW(:I)でエグゼクティブディレクターを務めた藤岡氏は、 MHWildsにて同職兼アートディレクターを務める以前は、
ストリートファイター6のアートディレクターを担当している。
- MHR:Sでディレクターを務めた鈴木氏は以前MHWorld系列にもゲームデザイナーとして関わっており、
- ただ、前述した通り「公式見解としてはモンスターハンター5/モンスターハンター6ではない」が、
「開発サイドがMH5/MH6であるという匂わせを非常に強くしている」という意見があり、
前後のナンバリングタイトルとの関係性も含めて論議になることがある。- MHWorldは前述した通り直前作のMHX(X)がやや特殊な位置づけなのもあり
一応「MH5」と名乗っていたとしても不思議ではないタイトルにはなっている。
モンスターハンターシリーズのロゴ背景に描かれているエンブレムに注目してみると、
MH(G)→MH2→MH3(G)→MH4(G)→MHWorldの順に隠れている竜の数が
「1→2→3→4→5」と増加していることや、藤岡D自身が担当するシリーズでの拘りとしてエンブレムに触れており、
あくまで彼の個人的な見解であり公式見解ではない(「辻本が違うと言ったらごめんなさい」)という前置きはしつつも、
MH5相当の作品として考えている事が匂わせられている。
本作時点では、MHX(X)の扱いが曖昧だったこともあってそこまで尾を引く発言ではなかったのだが、
逆にMHX(X)がナンバリングタイトル相当という現状の公式上の扱いとはズレが生じかねない部分ではある。
- MHWildsではエンブレムの竜の数が「6」になっていたり、
エンブレムだけに留まらず、MHWildsの第二弾大型アップデートに合わせて配信開始された
コスメティックDLCパック2に含まれる重ね着装備「ブレイクキャット」シリーズには、
【MH6】【06】といった文字が描かれている。
このMH6は略称としてモンスターハンター6と読めるとユーザー間で話題となった。
これまでは前述のエンブレム内の竜の数や、
MHWorldにおける第5期調査団等ナンバリングの数の暗喩がゲーム内に登場する事はあったが、
ここまで直接的にナンバリングと取れる表現がなされたのは今回が初である。
また、MHWilds発売直前に行われたインタビュー*11では竜の数について
「制作側の気持ちとしては、そこ(ナンバリングの6)に位置するシリーズとして考えたい」と答えており、
また「自分たちなりの意識」という表現からも
エンブレムに隠された竜が開発陣として何らかの意味を持っていることがうかがえる。- 一方で本作を「MH6」とするならば、
「直前のMHRise/MHR:Sはどうなるのか?」という疑問がユーザーから噴出することになる。
MHR(:S)はMHWorldと異なる点が多いうえにスピンオフ作品ではなく、上述した20周年展での文言から
正式なナンバリングタイトル(メインシリーズ)として扱われてきたが、
5(ワールド)と6(ワイルズ)の間でナンバリングの概念が衝突し、ネット上で議論が巻き起こることとなった。 - また、上記インタビューの発言はあくまでディレクター個人の意見かつ位置づけの話であって、
ナンバリングの正当性云々といったニュアンスは感じられなかった。
しかし、発売後のMHWilds界隈の環境変化の煽りを受け、「MHWilds=MH6」という印象は
ディレクター個人の見解や発言の切り取り、デザイナーの遊び心によってさらに顕著なものとなり、
ユーザーの間で起こった邪推のネタにされてしまうことになったのは否めなくなっている。
そんな中で2025年12月3日に行われたイベント「PlayStation Partner Awards 2025 Japan Asia」での
MHWildsについてのインタビューで、徳田Dは「''前作のワールド」と発言した。
言葉足らずなせいで誤解を生んでしまったが、
恐らく「自身が手掛けた作品における前作」という意味合いであり、実際に徳田氏はMHR(:S)の開発には携わっていない。
しかしこの発言は、ネット上で「シリーズの手綱を握る開発陣がシリーズ作品を軽視している」との批判的な指摘が寄せられていた。
- 一方で本作を「MH6」とするならば、
- MHWorldは前述した通り直前作のMHX(X)がやや特殊な位置づけなのもあり
派生作品
- 一部を除くメインシリーズが基本的にナンバリングを冠する一方で、
アイルー村やストーリーズなど、モンスターハンターシリーズには多数の派生作品も出ているが、
長い間派生作品にはナンバリングタイトルが存在しない状況が続いていた。
しかし、2017年に入りアーケード筐体のモンスターハンター スピリッツの続編となる、
『モンスターハンター スピリッツ2 トリプルソウル』が稼働を開始したため、この状況はついに打破された。- 原典がナンバリングを辞めたのに派生作品がナンバリングを冠するというのは別に珍しいことではなく、
前述の「マリオカート7」辺りは思いっきりそのパターンである。
- 原典がナンバリングを辞めたのに派生作品がナンバリングを冠するというのは別に珍しいことではなく、
- ライブサービス型ゲームではない派生作品において、
RPGの『ストーリーズ』シリーズは唯一ナンバリングを冠している。
2016年のMHSTから始まり、2021年にはMHST2、2026年にはMHST3が登場している。- ストーリー性を重視する同シリーズだが、各作品ともにストーリーの繋がりは無く*12、
どのナンバリングから始めても差し支えないストーリーが展開される。
- ストーリー性を重視する同シリーズだが、各作品ともにストーリーの繋がりは無く*12、
- MHFについてはタイトル名に「アップデートナンバー」が付与されるという伝統があり、
大型アップデートの度に起動画面のロゴも細かく変わっていくという変化があった。
ただ、前述の通り「ナンバーが進むことで生じる心理的ハードル」への懸念から、
MHF-Zアップデートを期にアップデートナンバーの付与は廃止されている。
なおこれらはMHFのナンバリングタイトル(続編)というわけではない。
- 派生作品についても、根本の世界観は基本的には全て一緒であるのだが、
ナンバリングタイトル(メインシリーズ)との時間軸などを含めた細部の関係性については必ずしも一致していない。
ストーリーズのように辻本Pが監修しているタイトルであっても例外ではないが、
同作のインタビューで「原作に忠実過ぎるとRPGとしておもしろくない面も出てきます」という言及がある通り、
原作(メインシリーズ)に縛られない、派生作品ならではの工夫がされていると考えるべきであろう。
派生作品の記事も参照のこと。
余談
- 海外ではメインシリーズの区分方法として、複数の作品をまとめて「世代」とする定義もよく使われている。
上述したユーザーインターフェースによる区分やポケモンの世代に近い考え方で、
例えばMH3・MHP3・MH3Gは第3世代、MH4(G)・MHX(X)は第4世代、MHW(:I)・MHR(:S)は第5世代、といった具合。
- 冒頭でも述べたが現在のモンスターハンターシリーズポータルサイトにおいて、
各作品(オンライン・スマホゲームはサービス稼働中のものに限る)はカテゴリの区別なく一緒くたに掲載されており、
ナンバリング・派生作品といった区分はポータルサイト上で確認することはできない。
カプコンの決算では家庭用ゲーム機とオンライン(スマホアプリ含む)で概ね分けられているが、
これについてはあくまで決算上の区分でしかないとみてよいだろう。- 株主向け説明では、派生作品に対するメインシリーズを「原作ゲーム」と称した例がある。
ただし、モンハンの派生作品はいずれも特定のタイトルを原作として派生しているわけではない
(強いて言えばMHFは、前述の通りMH2がベースなので一応「原作」はMH2にあたる)ので、
ユーザー間のやり取りとしては一般的ではない。
- 株主向け説明では、派生作品に対するメインシリーズを「原作ゲーム」と称した例がある。
- ナンバリングタイトルはシリーズが長年に渡って続いていることを明確に示せるが、弊害として
「心理的な要因で新規参入のハードルが上がってしまう」という事がMHFのプロデューサーから言及されている。
これを裏付けるエピソードとして、敢えてナンバリングを外したタイトルを付けたモンスターハンタークロスでは
ナンバーを外した事で既存ユーザーから敬遠されるだろうと控え目な予想をしていたところ、むしろ逆に会社側で
想定していた以上に若年層の新規ユーザーが増加した事が辻本社長へのインタビューにて語られている。(参照記事)
冒頭で述べたとおり、ナンバリングを止めたゲームはMHに限った事ではないが、
このような理由も多分にあるのではないかと思われる。- カプコンUKコミュニティマネージャーへの質問にて今後ナンバリングのモンハンは登場する予定はなく、
ワールドやライズといった固有の名前を付けていくことが明かされた。
理由として、ワールドもライズも派生やスピンオフではなく、
ナンバリングタイトルと同等の熱量を注いで作っている事が挙げられている。
- カプコンUKコミュニティマネージャーへの質問にて今後ナンバリングのモンハンは登場する予定はなく、
- 前述の通りナンバリングタイトルは「一応」前作の続編、というニュアンスを含んでいるが、
モンハンにおいては各作品ごとの時間軸があいまいにされており
(これは前作をプレイしていないと楽しめない、という問題への解の1つと考えられる)、
一応作品を数作品経ていれば未来の時間軸になっているという仄めかしがある、
という程度にとどまっている。
本Wikiにおいては後発作品の方がより未来の時間軸である、という想定で記述されているが、
公式から明言されている例はかなり少ないので注意されたし。- ナンバリングタイトルが前作の続編(未来の時間軸)と見せかけて実は……
というケースは古くから存在している。
ナンバーが進む=より未来の物語、という先入観を逆手に取ったケースであろう。
- ナンバリングタイトルが前作の続編(未来の時間軸)と見せかけて実は……
- カプコンの定義するナンバリングと多くのユーザーが定義するナンバリングは、比較的最近まで大きなズレがあったが、
PSP最終作発売から10年以上が過ぎると、シリーズを包括して考える向きが強まり、そのような論争は沈静化している。
MH2やMH3の時代には、爆発的に普及したMHP2/MHP2G/MHP3との難易度差が指摘されることが多く、
その点もあって「ナンバリングタイトルか否か」は界隈では極めて重大な意味を持ち、
またそれによる論争や、プレイヤー間の確執も度々起こっていた。
一方で前述の通り、MHWilds発売後は再びナンバリングタイトルの定義に関する論議が再燃してしまっているが、
どちらかというと公式として各タイトルをどう位置付けるつもりなのかという方向性の論議であり、
遊びやすさや据え置き機か否かという概念でのものではない。
関連項目
シリーズ
シリーズ/モンスターハンター4G - ナンバリングを冠した最後の作品。
シリーズ/モンスターハンタークロス - 「ナンバリングではない」と公式から明言された事がある作品。
シリーズ/モンスターハンター:ワールド - 以降のタイトルからはナンバリングは正式に廃されることになった。
シリーズ/モンスターハンターストーリーズ - ナンバリングを冠する派生シリーズの第一作。
モンハン用語/Pシリーズ - 辻本Pによればこれらも全て「ナンバリングタイトル」である。
モンハン用語/本家 - 元はMHFユーザーから(ユーザー定義の)ナンバリングを指して呼ばれた表現。
モンハン用語/派生作品 - ナンバリングタイトル(メインシリーズ)から派生した作品群。