目次
閉ざされし氷獄の中で
- 使用作品
- MHF
- 収録
- モンスターハンター フロンティアZ 10thアニバーサリー スペシャルグッズ
- 天廊の番人、ドゥレムディラとの戦闘時に流れるBGM。
ドゥレムディラが君臨する部屋は、その冷気の力によって扉が凍結しており、
天廊ネコが発見した一方通行の裏道を通って内部に侵入する、という設定になっている。
そして、出口側の扉は正常稼働するがドゥレムディラが絶命するまで開くことはない。
正に、曲名通りの閉ざされし氷獄の中となっている。
- ドゥレムディラが登場すると同時に、発覚時の曲を挟まず流れ始める。
コントラバスなど重低音の響く弦楽器を中心とする物々しい序盤から始まり、
中盤でも重めのストリングスと打楽器を交互に繰り返す物々しい曲調である。
しかし、終盤であるサビへ差し掛かると、突如としてストリングス隊が一斉に力強い音色を上げ、
それを合図として途端に非常に激しいリズムの曲調へと変化するのが特徴。
- 全体的に洋画を連想させる劇的な展開の曲であり、
一般の狩猟場面ではなく「決戦」向けの曲であると言えるだろう。
特に、終盤のサビは怒濤の勢いでこちらを圧倒するような激しさであり、
MHF史上最強とも怖れられたドゥレムディラとは良く似合っている。- ドゥレムディラは一定間隔を置いて「部屋の凍結→ドリフト突進」を行うのだが、
ドゥレムディラが形態変化や眩暈を途中で起こさなかった場合、
ちょうどサビのタイミングでこの行動を行うことが多い。
ドゥレムディラ戦での大きな要素と被るため、プレイヤーも大いに盛り上がる。
「部屋の凍結→ドリフト突進」は妨害されなければ一定時間おきに行うので、
BGMである程度使用タイミングを把握することもできる。
- ドゥレムディラは一定間隔を置いて「部屋の凍結→ドリフト突進」を行うのだが、
- また、「天廊の番人」戦では別エリアへ撤退する仕様が存在せず、
天廊の仕様によって、力尽きた場合でもそのまま戦闘BGMが流れ続ける。
つまり、戦闘中はハンター側の状況に関わらず常に流れると考えて良い。
戦闘BGMのまま屍の山を築く、というのは天廊遠征録ならではと言える。
- ドゥレムディラは情報が意図的に隠されていたモンスターであるが、
MHF-G6 プロモーションムービーではこの曲のサビ直前の部分まで
(ストリングス隊が一斉に力強く音を響かせるところまで)が用いられている。
- なお、無双襲撃戦で挑める特殊個体、"極み傲るドゥレムディラ"では、
通常の第二区のドゥレムディラのような形態変化がないため、終始この曲である。
凍りと破壊の化身
- 使用作品
- MHF
- 収録
- モンスターハンター フロンティアZ 10thアニバーサリー スペシャルグッズ
- 第二区のドゥレムディラが復活し、冷気を全解放した後の形態の戦闘BGM。
ドゥレムディラが倒れこみ、冷気が強まり始めたと同時に流れる。
- 冷気が強まり始めたと同時に流れる、ストリングスの引きつるような音色が印象的なイントロは、
何か、不吉な事が起こるような雰囲気を醸し出している。
実際、壊毒が混じった強大な冷気が部屋を覆い尽くし怪しげな雰囲気を醸し出し、
曲調が激しくなると同時に画面自体が凍結するというただごとでない現象が起こる。
- そして前奏が演出した、不吉な事を予感させるそれは現実となり、
激しい曲調が終わり、静まり返ると同時に画面に付着した氷が割れ、異様な空間が目に入る、
と曲の前奏部分と狩猟フィールドでの出来事がリンクしたものとなっている。
そして前奏が完全に終わる頃に壊毒メテオを放ち、
その中から姿を現したドゥレムディラが軽く咆哮すると同時に前奏が終了して本格的に曲に突入する。
- 本曲は圧倒的な威圧感によってこちらを攻めてくるような迫力のある曲調で、
最初(第一区でも流れる)の曲とは正反対にヴァイオリンなど音程の高い楽器が中心となり、
非常に激しい曲調が特徴。
具体的に前半は徐々に盛り上がっていき、中盤はそこからさらに盛り上がり、
後半は狩人を攻めるような形で終わっていき、前半に戻る。
本気かつ、怒涛の勢いで攻めてくるドゥレムディラに似合った曲である。- ちなみに最初の曲とは作曲者が異なる。
作曲者の異なる複数のBGMが一度の戦闘で流れる例は珍しい。
- ちなみに最初の曲とは作曲者が異なる。
余談
- ドゥレムディラは力が入ったモンスターなだけに専用BGMがかなり充実している部類で、
上記の戦闘BGM2曲のほかにも、討伐成功時の独自のファンファーレ*1、
また専用のクエスト失敗BGMとして『暴虐の前に散る』という楽曲も用意されている。