モンスター/ティガレックス希少種

Last-modified: 2024-05-05 (日) 12:36:35
種族
飛竜種(竜盤目 竜脚亜目 レックス科)
別名
大轟竜(だいごうりゅう)
英語表記
Molten Tigrex
危険度
MH4・MH4G:★6
登場作品
MH4, MH4G, MHST, MHST2, MH-R
狩猟地

目次

特徴・生態

フォンロンに聳える古塔の頂に出現するという、轟竜ティガレックスの特殊な亜種。
ある地方にて通常種のそれを遥かに凌駕する巨大な爪痕と足跡が発見されたことから存在は噂されていたが、
目撃例が皆無であったため、長年に渡って実在は疑問視されていた。
兼ねてからの噂通り通常種や亜種を大きく上回る体格を持ち、その巨躯から《大轟竜》と通称される。
王立古生物書士隊の調査記録に基づいた公式全長は約2313.9cmに達し、
平均的な通常種の実に1.2倍、荒鉤爪ティガレックスの最大級個体に匹敵する。
その巨体故に動きは鈍重だが、獰猛性とパワーは通常種や亜種を遥かに凌駕しており、
生半可な武具や実力のハンターでは瞬く間に粉砕されてしまう。
全身が血塗られたが如き赤褐色の鱗に覆われており、
身体を大きく動かす度にこの鱗から赤黒い粉塵を撒き散らす。
この粉塵の正体は、異常に高い新陳代謝によって剥がれ落ちた大轟竜の表皮の角質である。
恐ろしく鋭利で野太く発達した前脚の爪は金属質を含んでおり、
獲物をあっさりと引き裂くだけでなく、硬い物に叩き付けることで火花を発生させる。
ティガレックス希少種が大地を疾走すると、爪が地面を捉える度に火花が散り、
その巨体が駆け抜けた後には何かが焦げ付いたような異臭が立ち込める。
また、この火花を利用して前述した粉塵に着火し、小規模の粉塵爆発を巻き起こすことも可能で、
この恐るべき性質から「爆爪」と呼ばれている。
強靭な顎に立ち並ぶ牙は鋭いだけでなく圧倒的な強度を誇るが、
これはこれ以上の鋭さを追求する必要が無くなった事から強度を高める方向へ進化した結果とされる。
桁違いの巨体に違わず心肺機能も極めて巨大かつ強靭に発達しており、
ティガレックス種特有の凄まじい規模の咆哮を次々に連発するなど、その危険性は黒轟竜をも遥かに上回る。
戦闘によって傷付き、興奮状態となったティガレックス希少種は、
他のモンスターと同様に一時的に身体能力が強化され、より危険な存在となる。
しかし、興奮状態となった後になおも反撃を受けると、やがてその怒りは頂点に達し、
黒轟竜を彷彿とさせる大咆哮を合図に「爆轟状態」と呼ばれる特殊な形態に移行する
この形態となった本種は内側から表皮や甲殻にひびを入れるほど筋肉を膨張させ、
全身の血管も拡張、頭部や前脚などに赤く光る模様が浮き出たような姿となる。
この影響によって一部の鱗や甲殻の強度、および属性攻撃に対する耐性が減少してしまい、
外敵からの攻撃のダメージが上昇しやすくなるというリスクを背負うが、
同時に爆発的に血流を増加させる事で、一時的に限界を超えた運動能力を獲得する。
ティガレックス希少種は「爆心」と呼ばれる特殊な心臓によって
通常の生物ではあり得ない速度で鼓動を繰り返すことを可能としており、
これによって膨大な血流を確保、全身の身体機能を興奮状態の時から更に跳ね上げる
爆発的に強化された駆動力と圧倒的な巨体から繰り出される怒涛の猛攻はあらゆるものを粉砕し、
自ら振り撒く粉塵を絡めた爆破攻撃は如何な甲殻、防具を身に纏った生物であろうと跡形も残さない。
大気を破砕する咆哮は頻度・威力共に飛躍的に上昇しており、全力の大咆哮を立て続けに乱発する事すら可能。
正しく「攻撃は最大の防御」を体現した超攻撃特化状態であり、
暴走する力に任せて周囲の全てを破壊し尽くさんと暴れ狂うその姿は、
凶暴さで有名なティガレックス種の性格を極限まで突き詰めたものと言えるだろう。
この状態では圧倒的な蛮力を発揮できる一方でエネルギーの消費も激しく、
ある程度の時間が経過すると急激に疲労し、前脚や尻尾が茶褐色に変色、
エネルギーが切れたかのように動きも普段以上に鈍重になってしまう。
しかしスタミナも驚異的に多く、隙を見せるのは力を蓄えるための束の間の休息に過ぎないようで、
数分もすれば再度興奮状態に突入、仕留め損ねた外敵に再びその牙を剥く。
圧倒的な強度と爆発性を秘めた大轟竜の素材は、加工に細心の注意と熟練の技術を必要とする。
そのような危険な素材から作り出された武器は、
あらゆるものを破滅に誘うと言われるほどの恐るべき威力を誇り、
単なる武具と言うにはあまりにも禍々しい覇気を纏っている。
まだ仮説の領域ではあるが、
大轟竜が他のティガレックス種を超えるほどの巨躯にまで成長した理由については、
遺伝子の突然変異と出現(生息)地域やその周辺の環境による影響が大きいと考えられている。
レックス科のモンスターの祖先は通常種を上回る巨躯を誇っていたが、
進化の過程で身体をある程度小型化させて現在の通常種、亜種の姿となった。
しかし、ティガレックス希少種の存在が確認された古塔の周辺には、
原始の面影を色濃く残した広大な樹海が存在していた。
ティガレックス希少種はこの樹海などで先祖のそれに近い生活を送り、
その影響で遺伝子に眠っていた巨大化の因子が先祖返りを起こして覚醒、
結果として異常なほどの巨大化に至ったのではないかとされている。

概要

  • ナルガクルガ希少種が塔の秘境に潜んでいたのに対し、塔の頂に姿を見せる。
    赤銅色の体色に、アクセントの様に青白く染まった翼端が特徴。
    そしてなんと言ってもものすごくデカく、最大金冠ティガレックスを遥かに超える巨大さを誇っている。
    別名の「大轟竜」にも頷けるのではないだろうか。
    なお、ナルガクルガ希少種やラギアクルス希少種と同様、狩猟してもサイズは記録されない*1
    • ゲーム中では正確な大きさが表示されないが、ハンター大全4にてサイズ設定が公開されている。
      ティガレックス通常種の基本サイズが1735.5cm、キングサイズが2134.54cm以上なのに対して、
      ティガレックス希少種は2313.9cmと、まさしく大轟竜という呼び方が相応しいほどの巨体を誇っている*2
      しかしながら、超大型モンスターたちと比べるとまだまだ常識的(?)な大きさではある。
      また、ナルガクルガ希少種には全長、全高共に劣っている。
    • この巨体から繰り出される突進や回転攻撃のリーチは圧巻の一言。
      その分、ラギアクルス希少種の様に動きはゆったりとしている。
      特に通常時は凄く遅いものの怒り状態になると一転して非常に素早くなり、
      一気に危険なモンスターへと変貌する。
    • 剥ぎ取り回数はナルガクルガ希少種と同様、本体が4回、尻尾が1回。
      素材の大半がティガレックス希少種固有のもので、轟竜のアギトと轟竜の天鱗以外は
      通常種・亜種とは別の素材である。
  • 希少種独自の特徴として、何と爆破性の粉塵を撒き散らす。
    突進や回転攻撃の際に粉塵が振り撒かれ、攻撃に巻きこまれると爆破やられに陥ってしまう。
    また、岩飛ばしの際には冷えかかった溶岩のような外見の岩を1つ飛ばしてくる。
    3wayだった通常種亜種よりも回避は楽だろうなんて思うなかれ、
    岩のサイズが怒り喰らうイビルジョーの飛ばしてくるものに匹敵するほどデカくなっている。
    当たり判定も相応に大きく、顔付近にいるとまず被弾する。
    こちらもやはり被弾すると爆破やられになる。
    掘り出した塔の石畳に粉塵を纏わせて投げ飛ばしているのだろうか。
    • 的が自分に絞られやすいソロプレイでは、細菌研究家もしくはバイオドクターの発動はほぼ必須。
      さもなくば頻繁に爆破やられにされてしまい、攻撃を加えるどころではなくなってしまう。
      スキルに余裕がないなら、ネコの毛づくろい上手なども有効。
    • この特性は武器にも反映されており、
      ティガレックス希少種の素材から作られる武器は覚醒爆破属性を得る。
  • 概ね通常種や亜種のモーションを習得しているため、
    亜種の十八番であった大咆哮も積極的に使用してくる。
    • 希少種独自の振り向き攻撃として振り向き噛み付きがある。
      ダメージこそ小さいものの独特な軌道を描く動きをするため、慣れないうちは避けづらい。
  • 疲労時間は比較的長めだが、罠や閃光玉の効果時間が通常時より短くなるという珍しい特徴がある。
    また、後述する前脚破壊でのダウンが用意されているせいか、
    ティガレックス希少種は疲労状態になっても突進の最後で転倒しない。
  • 希少種の常として、頭の硬化が著しいが、部位破壊に成功すると肉質が軟化。
    攻撃が弾かれにくくなるので、こちらも積極的に狙っていきたい。
  • 弱点属性は亜種と同じく水。次点で氷。
    通常種・亜種ともに効いていた雷属性は一転して殆ど効かず、龍属性の効きも悪い。
    後述する爆轟状態時は頭と爪への水・氷・龍の通りが良くなる。

爆轟状態

  • このティガレックス希少種、あろうことか怒り状態の上の激昂状態に相当するものが存在する。
    これは爆轟状態と呼ばれ、怒り状態の時にダメージを与え続けると発動する。
    バックジャンプを行い大咆哮を繰り出すのが変化の合図。
    怒りが頂点に達し筋肉が膨張、それにより生じた甲殻の隙間から真っ赤な皮下組織が顔をのぞかせる
  • 通常種・亜種と同じくドリフト突進を連続で繰り出してくるのだが、これも超強化が施されている。
    • まず、とんでもなく追尾性能が高い。
      通常時の突進の持ち味だった超精度ドリフトを怒り時のスピードでやってきた
      と言えばその脅威が分かっていただけるだろうか。
    • そのうえ、あろうことか4回連続でドリフトしてくるという初見殺し性能が搭載されている。
      3回目を緊急回避してしまうとそのまま凄まじいスピードで轢殺される
      そのまま一度喰らったが最後、起き攻めはまず避けられない。
    • 「でも所詮ターゲットは単体だし、マルチで行って狙われなかったらドリフト回数増えたおかげで隙だらけじゃんw」
      …などと思ったそこのアナタ。甘い
      この鬼畜突進、ターゲットが複数いると折り返すたびにターゲット変更を行うのである。
      他人が狙われていたとしても、迂闊に回復や研ぎをしているとドリフト後に轢かれてしまう。
      また、MH4の仕様により直前に狙われていたハンターもターゲット変更の対象なので、
      味方がいるから起き攻めにはならない、というのも甘い考えである
    • そして、最も厄介にして危険な点がハンターを通り過ぎた瞬間にドリフトするという点。
      これにより至近距離で脇の下を潜り抜けた瞬間にドリフトされて轢かれたり、
      納刀で全力ダッシュしていても避けきれずに被弾したりすることが多々ある。
      もちろん、抜刀状態なら最早語るに及ばず。
      そもそも出だしの突進からして、ティガレックス希少種のサイズのデカさ故に非常に避けにくい。
      特に壁際に追い詰められようものなら、ただでさえ無残な結果が最上級に酷くなる。
    とにかく爆轟状態の突進には予想外の要素がこれでもかと詰め込まれ、初見ハンターを唖然とさせる技となっており、
    爆轟時の超攻撃力も相まって一撃死したハンターは数知れず。
    また、「ドリフトしてきたら軌道から逃れて薬を飲むなり武器を研ぐなりすれば良い」という
    ティガレックスの突進の伝統的な避け方も極めて困難になっている。
    突進モーションを見たらすぐに武器をしまい、その動きに目を配るようにしたい。
    • ただ、前脚の爪を両方破壊すると、突進の4回目のドリフトに失敗して転倒するようになる。
      軟化した頭や前脚などを狙う絶好の攻撃チャンスになるので、是非狙っていきたいところ。
    • 時折、ステージ端に向かって突進をしたままになることがある。
      爆轟状態でもゆっくりな為攻撃をしたくなるが、攻撃判定はしっかり残っている上、
      確定でドリフト反転及び反転してすぐに急停止するので、
      ガンナーでもない限りはアイテムを使用するなどに留めておいた方が良いだろう。
  • 自慢の咆哮も更に苛烈になってくる。
    具体的には大咆哮の頻度が跳ね上がり、直後の罠麻痺解除モーションがオミット。
    目に見えて隙が少なくなった。
    それだけでなく、1発目の大咆哮が終了すると同時に素早く後退して2発目を繰り出すことがある。
    この後退がなかなかにいやらしく、1発で終了と見て近付こうものなら2発目の大咆哮の攻撃範囲に入ってしまう。
    ティガレックス希少種の攻撃力自体かなり高い上に、
    爆轟状態で更に攻撃倍率がかかった大咆哮は想像を絶する威力であり、
    防御力500ほどの剣士でも体力150の状態から一気に瀕死に追い詰められることもままある。
    通常時よりも長い溜めを行ってから繰り出すので、判別は容易…ではあるのだが、
    単発の時と溜めの時間が異なるが故に回避のタイミングをずらされやすく、
    やはりフレーム回避はかなり危険を伴う。
    ただし二連続で繰り出した場合のみ、首を振り上げて身震いする罠解除モーションを行う。
  • しかも爆轟状態になると、両前脚から地面を踏み締める度に爆破性の粉塵雲:「爆破煙」が発生
    それがティガの後ろに向かって浮遊しながら漂っていくという、
    テオ・テスカトルを彷彿とさせる能力まで発現する。
    爆破煙は咆哮歩きや前方ステップ回転など、ハンターを通り過ぎていくモーションの際に生まれるので、
    ハンター側はティガレックスの背後にいることが多く、予想以上に被弾率が高い。
  • 咆哮歩きも亜種との差別化がなされ、歩き中の前脚や胴体でハンターを吹き飛ばしてくるのがメインの亜種に対し、
    希少種は歩きのホーミング性能と移動距離が強化されたことにより、
    咆哮をハンターにクリーンヒットさせようとしてくる傾向が強くなっている。
    最も脅威なのが移動距離の強化で、その巨体ゆえに一歩一歩の歩幅が非常に広くなっており、
    「これくらい離れていればor斜め後ろや背後にいれば大丈夫だろう」
    という位置でも簡単に距離を詰められ、咆哮の射程圏内に収められてしまう。
    もちろん、巨体のせいで前足や胴体の吹き飛ばし判定も大幅に広がっている。
    亜種の咆哮歩きは、見た目の迫力とは裏腹に喰らった時のダメージは低かったが、
    希少種の場合はその攻撃力もあって、歩き行動自体のダメージもかなり増大している。
    おまけに爆轟状態では上記のように爆破煙を発生させてハンターの行動を妨害するようになり、
    その脅威度はドリフト突進や連続大咆哮に勝るとも劣らない。
    PVや雑誌で大々的に紹介されていた割に攻撃力と精度の低さから「見掛け倒し」と評されることも多かった咆哮歩きだが、
    ここに来てようやく危険な攻撃と認知されるだけの強化が加わったと言える。
  • 更に加えて、咆哮歩きで〆の咆哮を行った後、間髪入れずに歩き行動を再開し、再び咆哮をぶっ放すという、
    ハンター達の意表を突く攻撃を行ってくることがある。
    予備動作の溜めをすることなくいきなり歩き行動を行うため、下手に近付くと蹴散らされる羽目になる。
    似たような現象はアカムトルムでも確認されており*3
    ラグか不具合を疑ってしまうほど不自然なモーションだが、れっきとした仕様らしく、4GのG級でも普通に行ってくる。
  • しかしその驚異的な攻撃能力と爆破煙による防御能力の代償か、
    通常時では硬かった頭と前脚及び爪が柔らかくなり、特に頭と爪は弱点属性もより通るようになる。
    苛烈極まりない猛攻を潜り抜け、この部位をどれだけ攻撃できるかが討伐の鍵となるだろう。
    また、頭は未破壊の爆轟状態時の方が非爆轟状態の破壊時より柔らかいという特徴がある。
    一方で、腹から尻尾に掛けて下半身側は少し硬くなる。
    • ただしこの状態は怒り状態とは別扱いであり、挑戦者は発動しない。
      通常パーティプレイだとモンスターは怒り状態でいることが多く、挑戦者は非常に有効なスキルだが、
      ティガレックス希少種に関しては怒り状態をあっという間に通り過ぎてしまうため、
      半ば死にスキルと化してしまう。別の火力スキルを選ぼう。
  • 当然一定時間が経過すれば通常状態に戻るのだが、
    戻った時に疲労していない場合はその後一撃でも攻撃を加えた瞬間に怒り状態になる
    要するに、通常時と戦闘できるのは実質邂逅直後か疲労時のみということになる。
    爆轟状態の時の方がダメージ自体はよく通るようになるが、尻尾の肉質が硬くなってしまうので
    尻尾の切断が目的の場合は開始直後に集中攻撃するなど工夫が必要になる。

MH4G

  • 続編となる4GではG級が追加された為、ティガレックス希少種含む大半のモンスターがG級にて実装された。
    又、旅団クエストにも上位個体クエストが実装された。
  • G級個体は、最初の古文書解読で解禁されるクエスト「壊天瓦解」
    又はイベントクエストの「マギ・炎の魔人からの試練」で登場する。
  • 素材ももちろんG級対応になっている他、G級レア素材「驚異の大爆心」も登場。
    本作のティガレックス希少種の武器は
    上位で残念性能と呼ばれることが多かったためか劇的な強化を受けており、
    多くの武器種において、なんと無属性武器で最高クラスの性能を持つに至っている。
    そのため、このレア素材の入手に悩まされるハンターも多いようだ。
  • 旅団ラスボス撃退後、某知的ハンターの依頼を
    こなしていくと、最終依頼で「大轟竜は試練の香り」が解禁される。
    こちらのクエストはG級個体ではなく上位個体な上にソロ限定なのもあってステータスが
    控えめである為、此処まで行けたハンターならそこまで苦労せずに倒せるだろう。

戦闘能力

  • MH4の爆轟状態、大咆哮などのモーションはそのまま引き継がれ、幾つかが強化された。
  • まず、G級のティガレックス希少種はとにかく大咆哮が多い
    なおかつ連続で行う頻度も増え、亜種と同様の前進しながらの軸合わせを挟みながらしつこく大咆哮を狙ってくる。
    その上威嚇など挟まず、一度ガードや緊急回避をしたら2撃目にぶち当たる凶悪ぶり。
    これが3連続などザラで、時には9連続以上続くこともあるので、上位の感覚で先走ると痛い目にあう。
    中には「うっかり至近距離でガードしたらそのまま削り殺された…」という報告すらあり、
    ガード主体プレイヤー間でも恐れられているとか。
    ガード性能の高い武器種ですら削り殺されるのは少々調整不足ではないかという声もある。
  • また当然ながら大咆哮の超威力は健在で、たとえ鍛えたG級防具でもガンナーは一撃で消し飛び、
    剣士でも体力全快でないと耐えるのは厳しい。
    それをアホみたいにぶっ放してくるのだから、もはや阿鼻叫喚の地獄絵図である。
    さらにこれほど大咆哮を連発するにもかかわらず、威嚇を行うのは2連大咆哮のみ。
    3回以上放った時はたとえ9回連続で大咆哮を放とうと、隙ひとつ見せず次の攻撃に移る。
    こんな大技にもかかわらずである。
    • 凶悪なのが、2連続大咆哮の予備動作である通常よりも長い溜め行動が、3連続以上の時は一切見られないこと。
      息を吸う時間が短いから単発だろうと早とちりして近付くと、手痛いしっぺ返しをもらうことになる。
      というよりも3連続以上で大咆哮を放っている時のモーションは、
      「連続大咆哮という一連の行動」ではなく、「単発の大咆哮を続け様に連発している」と表現した方が近い。
      G級の大轟竜の思考ルーチンが、高確率で単発の大咆哮を選択するように組み込まれており、尚且つその回数に制限がない。
      何回で終わらせるかは完全に大轟竜の気分であり、
      狂ったように9連続以上も大咆哮を連発してきたり、隙モーションが無いのもこれが原因と思われる。
  • 突進もしっかり強化されており、通常種同様の超ホーミングドリフトをしっかり搭載している
    ティガレックス希少種の超でかい図体では、お察しの通り非常に避けにくい
    更に、最大ドリフト回数が+1回され最大5回になっている。
    しかしあくまで最大回数であり、行動頻度的には3回以上ドリフトすることは極端に少なくなっており、
    大抵の場合は1~2回のドリフトで止まってくれる。
    これ自体はいいのだが、このせいで両爪を破壊してもほとんど転倒しなくなったため、不利になった面もある。
  • 一方で、仕様の変更で戦いやすくなったところも。
    • 起き上がりに猶予が出来たので、
      前作ではほぼ確定していた連続ドリフトの追撃を避けることができるように。
      但し、良く見極めないとさらに次の追撃を受ける可能性もある。
    • 戦闘フィールドである塔の頂上が少し変わり、柱が二本できたので戦いやすくなった。
      柱を盾にして回復、突進を誘発し牙を刺す、上から飛び降りて乗りを狙う、
      ガンナーで陣取るなど、なかなか使いやすい。
      が、要は障害物なので邪魔になることもある。
  • 以上のようにG級相当の力強さを手に入れているのだが、何故かG級個体は体力がやたら低い
    流石に上位と同程度ということは無いが、G級武器の性能に体力がついて来れておらず、
    しっかりとしたG級装備を揃えると、上位装備で上位個体に挑んだ場合と比べて明らかに討伐時間が早くなる。
    攻撃が苛烈になったため、バランス調整として体力が低めなのかもしれない。
    この体力の低さは逆に部位破壊を難しくしており、
    大咆哮を連発する希少種は尻尾切断は容易でも頭部破壊がかなり難しい。
    どちらにせよ戦えない相手ではない為、じっくりと挑もう。

MHST

  • 発売当初は影も形もなかったが、2016年12月18日にジャンプフェスタ内で行われた公式大会にて、
    追加DLコンテンツとしてMHSTに参戦することが発表され、
    12月30日にイベントサブクエスト「【上位】驚天動地の咆哮」が配信された。
    • モノブロス亜種キリン亜種と同様、サブクエスト限定モンスターのため、
      通常フィールドでのエンカウントはできない。
      サブクエストの巣はドヴァン火山に出現し、タマゴのありかに居座っている。
      なぜかライダーが目の前にいても全く動かずに威嚇を繰り返すだけだが、
      その赤みがかったドス黒い見た目はアニメ調のグラフィックになっても威圧感はすさまじい。
      そして火山に居ても映える体色…かもしれない
  • 先に配信されていたモノブロス亜種もかなりの強敵だったが、
    ティガレックス希少種はそれをはるかに上回る強さを誇る
    • 緒戦のうちはこちら全体を爆破やられにする粉塵ばら撒きを行ないつつ、
      爆破チェイサーによる大ダメージを与える戦法がメイン。
      爆破チェイサーはパワー系のためスピードで対抗したいところだが、
      真っ向勝負に勝ててもチェイサー系の大ダメージは抑えることができないため、
      オトモンとのダブルアクションに期待できないのであれば大人しく爆破やられはすぐに治した方が無難。
    • ある程度ダメージを与えると、爆轟という技を使用し始める。
      これはブラキディオスの粘菌チャージと同じで、
      「3ターンの間三すくみに影響する攻撃全てに爆破やられの追加効果を与える」というもの。
      当然ながら爆破やられにされたままでは前述の爆破チェイサーの餌食になることは避けられない。
      しかし、爆轟状態で真に怖いのはそこではない。
      この状態が続いている間は、ティガレックスは2回行動を行うようになるのだ。
      爆破やられを治す前に爆破チェイサーが飛んできてしまうこともあり、対処が難しくなる。
      • また、亜種も使っていた大咆哮も使用し始める。
        ナルガクルガなど音に弱いオトモンは出さない方が安全である。
    • HPが半分を切るようになると、いよいよ怒り状態に突入する。
      怒ることで通常種や亜種もそうだったように2回行動が解禁される…のだが
      恐ろしいことに、爆轟状態と怒り状態が重複することで、驚異の3回行動が行われてしまう
      それだけでなく、行動内容も先ほどまでの「爆破やられ→爆破チェイサー」の連携技に加えて、
      突進コンボを連続で使用するようにもなる。
      突進コンボは連続で使うとダメージがどんどん増えていくスピード技であるが、
      そんな技が1ターンのうちに最大3連続で飛んでくる、と言えばどれだけ恐ろしいかが分かるだろう。
      こちらの防御力にもよるが、3連続も続けば1発当たり500ダメージほど受けてしまうことも多い。
  • 戦う際の準備としては、まずは何といっても爆破やられ対策がほしい、というか必須と言ったところ。
    特に、ライダーは防具や護石を変えるだけで「爆破やられ無効」スキルが発動できるため、
    是非対策しておきたい。
    オトモンの方は難しいかもしれないが、
    できない場合はバトルポーチに爆破落とし洗剤や万能ウチケシ薬を入れておくのを忘れずに。
    また矢継ぎ早に強力な攻撃が押し寄せてくるため、例によって罠の準備もしておくこと。
    行動傾向の関係から前半はシビレ罠、後半は落とし穴が特に効果的と言える。
    厄介な行動のほとんどが特技であることから、特技封じを狙った戦い方をするのも効果的だろう。
    • このような強敵ゆえに閃光玉を使って被弾数を抑えたくなるかもしれないが、
      今回の野生のティガレックス希少種には何故か閃光玉の成功確率がとてつもなく低く殆ど効き目がない
    • ティガレックス希少種は防御力こそ低めだが最大HPはかなり高く、戦闘はどうしても長期戦になりやすい。
      回復アイテムも潤沢に用意しておきたい。
    • ちなみに特技封じ状態にすると、通常時はパワー攻撃ばかりを行なうが、
      怒り状態の時はテクニック攻撃の割合が多くなる。三すくみ負けには要注意。
  • なお、ナビルーによる戦闘前のアドバイスは「このモンスターの情報はない! ライダーさん、負けるな!!」である。
    世界を旅してきたナビルーであっても、ティガレックス希少種のことは全く知らなかったようだ。
    その割に大轟竜よりもっと希少と思われる、とある隠しモンスターのことは知っていたらしいが。
  • 遭遇すると、モンスター図鑑のNo.111が解禁され、ティガレックス希少種の情報が追記される。
    また、ご褒美として、討伐に成功すると「猛特訓のオフダ」を、
    タマゴを孵化させてオトモンを入手すると、「飛竜種の目覚め」をそれぞれ1個ずつもらえる。
    いずれもとても貴重なアイテムなので、ありがたく受け取っておこう。

オトモン

  • 希少種だけあってやはり全体的なステータスはかなり高く、
    空きスロットの数も豊富なのでカスタマイズがしやすく非常に扱いやすい。
    HPや防御力も底上げされているため、通常種や亜種と比べて打たれ強いのもポイント。
    一応、体力に関しては並程度なのだが、防御力がかなり高いため、しっかりカバーされている。
    一言で言ってしまえば、通常種や亜種のステータスをよりバランスよく配分してさらに強化したといったところ。
    火属性の扱いに長けているが、意外にも龍属性の扱いにもある程度長けているという特徴を持つ。
    成長タイプは晩成型なので、能力をフル活用できるようになるまで成長させるのは少々大変なのがネック。
  • 固有遺伝子(大轟竜遺伝子)は「粉塵ばら撒き」。
    さらに、ランダムで「捕食【大】」「筋力【大】」「爆破率増【大】」等のレア遺伝子を習得している。
    いずれも非常に強力な遺伝子なので、ぜひ活用していきたいところである。
  • 貴重な爆破属性持ちなので、やはり爆破属性を活かした育成をしていきたいところ。
    この場合、同じ爆破属性持ちのブラキディオスやウラガンキン、テオ・テスカトルがライバルとなるが、
    ステータスの高さやスピード系攻撃の「突進コンボ」、
    爆破属性やられの相手に大ダメージを与える「爆破チェイサー」の習得などである程度差別化はできるだろう。
    また、上述のように龍属性の扱いにもある程度長けているので、
    龍属性に特化した育成をして相手の意表を突く…といった戦法を取るのも面白いかもしれない。
    • ある程度レベルを上げることで大咆哮も使用できるようになるので、
      ナルガクルガなど音に敏感なモンスターに対しても有利に立ち回れる。
    • ただし、水属性が苦手な点は通常種と同様なので、
      ダイミョウザザミの泡ブレスなどの直撃を受けると思いがけない大ダメージを受けてしまうことも。
      とはいえ、通信対戦では水属性のオトモンは少ないため、そういう意味でも使いやすいと言える。
  • 野生の個体同様、粉塵ばら撒きで相手を爆破やられにしつつ、爆破チェイサーで大ダメージを与える戦法が有効。
    爆轟も習得できるが、ティガレックス希少種は特技の使用頻度が高いうえ、
    当然ながら攻撃回数が増えるといったこともないため、正直なところ使い勝手はイマイチ。
    爆破やられを狙う場合、メインは粉塵ばら撒き、爆轟はあくまでおまけ程度と割り切って運用しよう。
    • ただ、対戦では、対策されて爆破チェイサーが決まらないという事態も考えられるため、
      爆破ダメージそのものの威力を上げるボマーや、
      3すくみに影響されず能動的に起爆できる範囲誘爆ブレスの習得も有効である。
  • ライドアクションは通常種・亜種と同様「ツタ登り」と「突進」。
    絆技も通常種・亜種と同様「ティガインパクト」である。
    • ただし、ティガインパクトは希少種と言うこともあってか独自のアニメーションを伴った内容になっている。
      前半部分はほぼ通常のものと同じなのだが、後半の方は微妙に異なり…?
      なお、効果自体も通常のものとは異なり、大ダメージに加えて爆破やられ状態を確実に与えられる。

MHST2

  • 続編であるMHST2にもアップデートで堂々と参戦。
    9月30日の無料アップデート第4弾にて追加オトモンとして配信された。
    同じく9月30日には高難度版のマム・タロトが追加されている他、
    少し遅れて10月7日には黒炎王リオレウスも配信された。
  • タマゴが拾えるのは、なんと共闘探索クエストの「龍属性のタマゴ」。火属性に見せかけた無属性のくせに
    まぁよく似た近似種も、溶岩地帯に住む無属性に見せかけた龍属性だったりするからいっか。
    ティガレックス希少種がボスとして登場する他、もちろんタマゴも手に入れる事ができる。
    • 特筆すべきはサブの巣からもティガレックス希少種のタマゴが手に入るという事。
      今までの二つ名四天王などはメインの巣からのみしかタマゴが手に入らなかったが、
      今回はメインからもサブからも出現するので、比較的簡単にティガ希少種をオトモンに出来るのだ。
      「タマゴは欲しいが大轟竜とは戦いたくない…」という人にとっては嬉しい仕様であると言える。
      なお、サブの巣ではティガ希少種以外は「龍属性のタマゴ」の名に恥じず大体イビルジョーやジンオウガ亜種が手に入り、
      メインの巣では鏖魔ディアブロスとクシャルダオラのタマゴも出るという豪華な仕様になっている。
    また、これまでにDLCで追加されたオトモンと同様、西ラムル砂漠のレアな巣からも低確率でタマゴを拾うことが可能。
    該当地域に赴いてレアな巣を見かけたら立ち寄ってみよう。
  • 戦闘ではティガレックス亜種よりも強い荒鉤爪ティガレックスの更に上を行く強さを誇る。
    • 通常時はパワーを使うが、しばらくすると「粉塵」を使用して怒り状態になる。
      この粉塵が恐ろしく、全体ダメージ+確定爆破付与である。
      ここでテイクダウンや絆技で粉塵をスキップできれば、また通常攻撃の立ち回りに戻るが、
      ダメージを与えていくと突然怒り出す事がある。
    • 怒り状態になると、粉塵を解除する暇もなく「大咆哮」を使用してくる。
      この大咆哮は2連続で行ってくる場合があり、ティガレックス亜種等と異なり
      すくみなしの全体技になっているため、ダブルアクションなどで防ぐ事が出来ない。
      • 大咆哮を食らうと確率でダウンさせられてしまう為、そのまま次のターン攻め込まれて2乙になりかねない。
        一応テイクダウンや絆技で阻止が可能で、その場合は怒り状態にならず通常状態に戻る。
    • 怒り時はスピード攻撃を主体に行動する他、2回攻撃になる
      また、スピード単体技の「ファングコンボ」も織り交ぜてくる。
      攻撃が激しく、爆破やられを治す暇はない
      1人だけならまだしもライダーとオトモンの両方は治療前に体力を削られてしまう。
    • 本人の攻撃力もかなり高めな上、耐え切ったとしても爆破やられによる
      「最大体力の半分のダメージ」がトドメになってライフを失ってしまう事態も多い。
      また、根性を発動していたとしても爆破やられでは貫通してしまうため、
      もし余裕があればオトモンには対爆破遺伝子、
      ライダーには対状態異常の護石を持たせておきたい。
  • ここまでならまだ対応できるだろうが、
    体力が減ってくるとティガレックス希少種は「爆轟」を使用し、本編でもお馴染みの爆轟状態となる。
    この状態ではテクニック主体となり、通常攻撃にも爆破やられ付与の能力が追加される上、
    今作ではほぼ僅かなモンスターしか使ってこない脅威の3回攻撃が解禁される
    こうなってしまうともはや手がつけられなくなってしまう暴れようとなり、
    すくみなしの「ワイルドスピアー」や「大咆哮」も連発するようになってしまう。
    この爆轟状態をどう凌ぐかがティガレックス希少種戦の鍵となるだろう。
    • 遠隔攻撃の大咆哮は3連発されてもまだ何とかなる可能性はあるが、
      下手したらクリティカル確定のワイルドスピアーを3連発してくる場合もある
      ワイルドスピアー3連続使用後は勝手に大ダウンするので、そこから反撃が可能なのだが、
      以下の要素も相まって、そうそう楽観視もしていられない。
      • 今作は敵モンスターが2回行動する際、基本的に単体攻撃を同じキャラに連発しない
        というなんとも易しい仕様があるのだが、ティガレックス希少種はあろうことか
        その仕様を完全に無視して単体攻撃の連撃で殺しにくることがある。
        よって、単体攻撃やクリティカル確定のワイルドスピアーを同じキャラに連発された時点で死は確定する
        ドSのCAPCOMはもはや留まるところを知らない
  • ステータスは危惧されていたほど怪物にはなってはいないが、
    攻撃が苛烈過ぎる為にガンガン攻め込む事が出来ず、結果的に長期戦になりがち。
    体力や攻撃力はほぼ天眼と同じ数値となっている他、物理防御力も500と高い。
    一方で、弱点の水属性で249も通るため、弱点属性で挑めるだけでかなり有効になる。
    • ついこの間のアップデートで追加された天眼タマミツネの活躍が見込める他、
      場合によっては二体目の天眼や通常のタマミツネを控えに置いておくのもアリだろう。
      問題は天眼達が使える水属性技、特にスピード技にマトモな技が少ないことだが...
  • ソロで挑む場合、共闘パートナーは単純に攻撃性能が高いリヴェルトか、
    弱点を突いてくれるカイルを連れていきたい。
    どちらもHPが高い上に、全体攻撃で2枚抜きされる心配が無いのが大きい。
    • 逆に言うまでもないが、火弱点を持つアユリアを連れて行くと地獄を見る可能性があるので、
      腕に自身がない場合は絶対に連れて行かないように。

オトモン

  • アップデートで後から追加されたモンスターゆえ、登場するまでの期待値が高く
    「爆破やられ関連の遺伝子は火属性だから、それに合わせて火属性になるのではないか」
    「龍属性のタマゴのボスとして登場する可能性があるから龍属性になるのではないか」
    ……などといった予想が各地で飛び交っていたが、
    蓋を開けてみたら前作と同様、無属性のパワータイプとなった。
    • ティガレックス亜種の純粋な上位互換であり、荒鉤爪の更に上位個体となる。
      スピードタイプになっているティガレックス通常種のみ差別化できている。
      ライドアクションは通常種・亜種・荒鉤爪と同様「ツタ登り」と「突進」。
    • なお龍強化遺伝子や龍耐性遺伝子を所持していることにより、
      孵化させたレベル1の段階で「攻/守が龍属性に見える」個体もいるが、本作の属性決定の仕様上
      その段階で一番高い攻/守の属性値が表示されているだけに過ぎない。
      基本は無属性である為、レベルが上がると本来の属性である無属性表示になる。
  • アクティブスキルは粉塵遺伝子【大】の「粉塵」、大咆哮遺伝子【特大】の「大咆哮」、
    そして起爆遺伝子【大】の「イグニッションキック」を持つ。
    • 粉塵はパワータイプで全体に火属性大ダメージを与え、高確率で爆破やられを付与する。
      全体大ダメージ、爆破やられと至れり尽くせりだが、絆ゲージの消費が44と重い。
      全体攻撃+爆破やられを狙うだけならば消費が少ないスピンテイルボムなどで事足りるので、
      こちらは技自体のダメージも大きい点を活かしていきたいところ。
    • ティガレックス希少種十八番の大咆哮はパワータイプで全体に無属性中ダメージを与え、
      音に弱いモンスターを高確率でダウンさせる。
      ティガレックス亜種と鏖魔ディアブロスが持っている大咆哮と同じもの。
    • そしてイグニッションキックはスピードタイプで単体に火属性大ダメージを与え、爆破やられを即起爆する。
      今作では存在していなかったスピードタイプ起爆技が遂に登場。コイツがまた優秀。
      この技はスピードタイプである為、テクニックのイグニッションブレス
      パワーのイグニッションフレアスイッチ・オンと合わせて起爆技に3すくみが揃うこととなった。
    ちなみに、前作で習得できた「爆轟」はなぜか本作では習得できなくなっている。
    野生の個体は普通に使ってくるのに…
    一応、ブラキディオスから「ボンバーオーラ」を遺伝させることで疑似的に再現することはできるが、
    その場合、全身から粘菌をまき散らしながら爆轟状態になるという違和感ありまくりの光景になってしまう。
  • ステータスの傾向は同じ無属性のパワータイプであるネルギガンテと似ているが、
    あちらより会心率は一回り、回復力は大幅に劣る形となる。
    無属性攻撃力と素早さは同じで最大HPはあちらより一回り勝る。
    • 得意属性と弱点属性を同じくするスピード傾向の鏖魔ディアブロスには、
      あろうことか属性攻撃力以外の全てのステータスで何一つ上を取っていない。
      傾向のほかに絆技に爆破やられがつく点で差別化が出来るが、
      爆破を使わずに運用するなら鏖魔ディアブロスの方が上手になってしまう。
    強力なステータスを持つモンスターではあるものの、強力なライバルの出現により、
    前作に比べると相対的に立場がかなり落ちてしまっている。
    総じて、今作の属性によって攻撃力が分かれる仕様の犠牲者とも言えるモンスターとなってしまった。
  • ティガレックス希少種といえば「爆破やられ」を得意とするモンスターであるが、
    困った事に本作の爆破やられ関連の遺伝子は現状無属性の爆裂悪臭ガス以外全部火属性に偏っているため、
    無属性特化だと爆破やられを活かしにくくなるのが難点。
    • 一応、ババコンガ亜種から爆裂悪臭ガスを引き継ぐ構成もあるにはあるが
      効果発生率が50%と低い上、悪臭と爆破のどちらかをランダムで付与するというものなので、
      爆破やられのみを安定して付与する手段としては少々心許ないしオナラで戦う
      ティガレックス希少種とかあまり想像したくない
      • 一応、爆裂悪臭ガスはテクニック技であり、三すくみを補う目的には都合が良い。
        あと、実際に爆裂悪臭ガスを使わせると口から炎ガスを吐く。これはどのモンスターも共通。
        ちなみに、爆裂効果のない普通の悪臭ブレスの場合、口から茶色い臭そうな息を吐く。
    • いっそのこと爆破やられを使わないのも手だが、それだと劣化鏖魔になるどころか
      ネルギガンテとあまり変わらなくなるのが辛いところ。
      幸い他の各属性攻撃力も水以外7とそれなりにあるため、爆破やられをそれなりに活かす事ができるのが救い。
    • またイグニッションキックは火属性で爆破やられを得意とする
      ウラガンキンやバゼルギウス、テオ・テスカトルなどに伝承させるのも面白いだろう。
      ただし絆消費は24と単体技にしては重いので運用には一工夫必要か。
  • 絆技は前作同様「ティガインパクト」。
    • 通常種、亜種と同様に上空から片腕で殴りつけるモーションは共通。トドメ演出だけが異なり、
      希少種から出た粉塵を纏ったナビルーが自爆してトドメを刺す演出となっている。
      • MHSTから大きな変更点はないが、粉塵の奥からナビルーが現れるシーンにテコ入れが入っており、
        ナビルーの音が光ってから登場するという謎の強者感を漂わせている。
        勿論その後、粉塵を纏ったまま電気で起爆し、敵がナビルーもろとも爆発四散する。

裏設定・考察

  • ニンテンドードリーム7月号にて設定が公開された。
    まずここまで育った要因の一つは、塔の頂の環境による物が大きい事。
    周辺には原始の面影を残す大樹海が広がっており、
    ここの濃度の高い酸素を吸った事で巨大に育ったと考えられるのだそうだ。
    そしてもう一つの要因は、遺伝子の突然変異。
    原始的な種であるティガレックスだが、更に大昔のティガレックス達は
    より大きい体躯を持ち、原始的な場所に棲息していたと推測される。
    現生のティガレックスの遺伝子にもその情報は残っており、
    何かのきっかけに(おそらくは突然変異によって隔世遺伝が生じて)先祖帰りを起こし
    巨大化した轟竜が、ティガレックス希少種なのだという。*4
    • 実際にも、ティガレックスの祖先である絶滅種「ワイバーンレックス」よりも
      さらに前に「ワイバーンオリジン」という種が存在していたという設定が初期からあり、
      そしてアカムトルムやウカムルバスなど無翼の超巨大飛竜種の祖先こそが
      そのワイバーンオリジンである可能性が高いことから、
      即ちワイバーンオリジンは巨大な竜であったと考えられる。
      「先祖帰りの結果、ワイバーンオリジンに近い巨大な形体になった」と考えると納得ではある。
    • なお、現状ティガレックス種が塔周辺の樹海に出現した例はなく*5
      で生息が確認されたティガレックス種も本種と二つ名個体のみである。
      裏設定から塔や樹海に(通常の)ティガレックスが棲息していたことは間違いないと思われるが、
      未だ発見に至っていないか、あるいは外から樹海周辺に訪れた個体が突然変異したのだろうか。
  • 爆破煙の正体は剥げ落ちた角質。
    大轟竜は兎に角新陳代謝が活発で、表皮の角質化が発生しやすい。
    また大轟竜の爪には金属質が含まれており、攻撃の際に火花を起こし、
    それが爆破煙に反応すると小規模な粉塵爆発が発生。
    爆発の度に足下の岩場が砕け、表皮に不純物が付着。爆発を起こしやすくしているとの事。
  • 爆轟状態の赤い筋は大轟竜の皮下組織。
    筋肉の膨張で甲殻がひび割れ、そこから皮下組織の肉が覗いているという。
    故に、爆轟状態では防御力が落ちるらしい。
  • ところでティガレックスは翼が他の飛竜よりも未発達で飛行が得意ではなく、
    その優れた脚力による跳躍からの滑空によって飛行を成立させているという設定がある。
    これでは希少種ほどの身体の大きさになれば自重も相応に上がっているはずで、
    通常種より更に飛行が苦手な可能性も十分考えられる。
    すると疑問が生じる。どのようにして雲より高い古塔の頂に居座れているのだろうか?
    確かに、樹海が近くにあるということは気候が安定しているし、自分の餌としても
    エリア1や2にアプトノスやケルビが生息する他、近くの樹海にも草食獣は多く塔近辺に棲みつくのは理にかなう。
    仮に棲み暮らすとすれば、まだ比較的標高が低い*6とみられる秘境エリアくらいであればまだ飛行で行き来できるかもしれないし、
    秘境近くのエリアは同じく肉食のギアノスの群れが跋扈しており、彼らは一切飛行能力を有さないことから
    彼らも麓の草食獣を餌としているとすれば、ティガレックス希少種も陸路に頼れる可能性はあるだろう。
    しかし頂上となればそれら草食獣の姿は殆ど見られず、なんなら秘された存在も降臨する。
    このように生存戦略上最悪の立地といって過言でないこの場所に
    わざわざ苦手な飛行で訪れようとするほどの何かが眠っているのだろうか……?
    爆発性の攻撃を使うということでラージャンのように古塔に住むとされるを狙っている…かと思いきや、
    上述の通り爆発は全てティガレックス希少種自身の老廃物に起因する現象であり、これも関連性は低そうである。
    そもそも一般的に標高が高いほど気圧が下がり、酸素が少なくなるはずである。
    ティガレックス希少種の体格の形成には濃度の高い酸素が必要な筈だが、なおさらなんでこんな場所にいるのだろうか…。

余談

  • 「爆轟」*7という言葉は一般的には滅多に使われないが、
    強い刺激(衝撃を加える、急激に加熱するなど)が加わったことにより、
    対象の物質が急激に膨張、爆発する現象を指す。
    そして、一般的にはこの現象を引き起こす性質を持った物質を総括して「爆薬」と呼ぶ。
    • モンハンにおいて“爆轟”という名称は長らく本種にしか用いられていない単語であったが、
      MHR:Sで登場した熾妃蜘蛛ヤツカダキ亜種爆轟を伝導する特殊な糸
      幼体であるハゼヒバキとの間に張って爆発の範囲を広げるという習性を持っており、
      ティガレックス希少種のみが持つ単語ではなくなった。
  • 英名に用いられている『Molten』は「溶融した」「鋳造した」という意味である。
    鋳造したような体色のティガレックス、という意味だろうか。
  • 少種ティガレックス」ということから「キティ」という愛称で呼ばれている。
    キ◯ガイじみた強さだからとか、鬼帝をもじったとかいうわけではない……きっと。
    …そして同じ命名法則の亜ナル亜ネブラとは大違いである。かわいい
  • ティガレックス希少種のクエスト「破天大轟」では、本種の頭部の部位破壊がサブターゲットなのだが、
    他のクエストでは「~頭部破壊」となるところが、
    文字数の限界からか、このクエストでは「ティガレックス希少種頭部破壊」と、
    」が省略されていたりする。
    イベントクエスト「驚天轟地」も同様で、「ティガレックス希少種尻尾切断」となっている。
  • MHW:Iでは、ティガレックス亜種とは違いアップデートでも参戦する事は無かった。
    しかし、その亜種を狩猟するイベントクエストに「破天大轟」が存在し、
    MH4での希少種狩猟クエストの名前のみがまさかの復活を果たす形となった。こらそこ、横取りとか言わない
    • なおこのクエスト、依頼主の名前が「耳が裏返るかと思ったよ!」
      というまさかの感想になっている。
      「こんちは!オレす!」など「挨拶+オレ」が依頼主になっていることはあったものの、
      そちらは「オレ」が誰なのか特定できる人間からすれば依頼主としては成立しなくもない。
      しかしこちらの依頼主は完全にそういった名乗りすらない純然たる「感想」である。
      単なるミスなのか、それとも本当にこれで依頼主とわかる何かがあるのか……。本名?
  • MHR:Sの第1弾無料タイトルアップデートでは
    『塔の秘境』とナルガクルガ希少種が久しぶりに復活する事が告知され、
    更にロードマップには他の希少種モンスターも追加されるとの記述があったため
    ティガレックス希少種も同アップデートで追加されるのではないかと予想されていた。
    • 結果として第1弾で復活したのはリオス希少種夫婦であり、
      第2弾でも新規となる焔狐竜タマミツネ希少種が追加されたのみで、
      残念ながらティガレックス希少種の復活はお預けとなってしまった。
      MHSTをはじめ多くの作品でナルガクルガ希少種を差し置いて登場して来た事への趣返しを喰らったのであろうか…

素材

大轟竜の上鱗
ティガレックス希少種の体表を覆う赤黒い鱗(角質)。
新陳代謝が激しいために、表面は絶えず再生を繰り返して同時に古い鱗が常に剥がれ落ち、
さらに黒色に混ざった赤い部分は、危険な爆破成分を多く含んでおり、
戦闘の際にはこれを撒き散らすことで爆破煙を立ち昇らせて敵を翻弄する。
より分厚く発達したものは「厚鱗」と呼ばれる。度重なる爆破の影響か表面は焦げた臭いがするが、
痛んだ様子は一切感じられない。
大轟竜の堅殻
ティガレックス希少種の甲殻。強度だけでなく、しなやかさが備わっている為、その価値は高い。
ただ、爆発性の物質が付着していることがあるため、加工の際には細心の注意が必要とされる。
より重厚に発達したものは「重殻」と呼ばれる。
大轟竜の爆爪
ティガレックス希少種の前腕に備わる漆黒の爪。
赤みを帯びたそれは金属質の成分を含んでおり凄まじい強度を持ち、
その爪を打ち散らして火花を起こすことで爆発性物質の着火に使用される。
より逞しく発達したものは「剛爆爪」と呼ばれる。度重なる爆破の影響の為か、
細かく欠けた歪な形状をしており、それが見たものに恐怖を与えるという。
大轟竜の鋭牙
ティガレックス希少種の太く無骨な鋭い牙。
最早これ以上の鋭さを求める必要がなくなったのか、固さを重視した構造をしているのが特徴。
極めて頑丈なものは「重牙」と呼ばれ、ずっしりと重く、長いその牙は原始的な恐怖を喚起させる。
  • 4ではティガレックス希少種関連装備に必要だったのだが、4Gでセルレギオス武器の強化にも必要に。
    いずれも纏まった数が必要なのに対して入手方法が頭破壊と報酬のみで確率も高いとは言えない。
    あるクエストでセルレギオス武器を作るハンターが増えた際、
    鋭牙欲しさに頭破壊サブターゲットマラソンが流行ったとか。
大轟竜の尻尾
ティガレックス希少種の尻尾。しなやかで強力な構造をしており、武具の素材としての価値は十分。
より強靭で野太く発達したものは「靭尾」と呼ばれる。
靭尾の先端は特に硬く、並の加工技術では太刀打ちできない。
脈動する爆心
剥ぎ取られても膨張と縮小を繰り返す、ティガレックス希少種の希少部位。
新陳代謝の激しさ故に酸素濃度が高くないと生きていけないティガレックス希少種にとっては
全身に酸素を行き渡らせるための重要な器官であるとともに、桁違いな生命力の源でもある。
ただ、爆轟状態に移行した希少種は尻尾も血走って赤く変色する性質を持つため、
もしかすると尻尾にも血液のポンプとなる器官が存在する…のかもしれない。
極めて屈強な個体の持つものは「驚異の大爆心」と呼ばれる。
  • 名前と説明文から心臓のことだと推測される。
    剥ぎ取りで複数でたり、尻尾からも剥ぎ取れたりするがモンハンではよくあることである。

関連項目

モンスター/ティガレックス
モンスター/荒鉤爪ティガレックス
モンスター/ティガレックス亜種
システム/希少種
武器/ティガ武器 - ティガレックス素材を用いた各種武器へのリンクあり。
防具/レックスシリーズ
システム/爆破属性
アクション/大咆哮
クエスト/驚天轟地
BGM/塔戦闘BGM


*1 前者はMHR:Sにおいてはサイズ変動する
*2 ちなみに、MHP2Gの頃のティガレックスの最大金冠は2394.7cmとこれよりも更に大きかった
*3 突進中に前方にスライドしながら急停止した後、いきなりノーモーションで突進を再開する
*4 ただし、藤岡Dは、以上はあくまで憶測であり、巨大化のメカニズムに対する現在の見解であると本設定が記載された記事にて語っている。
*5 MHFにおいても樹海頂部に近縁種が出現した事があるくらい
*6 マップ的には地上と接続するエリア3に隣接するエリア4から飛び降りて移動している為、恐らく地上とそこまで標高差がない
*7 英語でデトネーション(detonation)という