MHP2Gから登場する、ディアブロス亜種の素材で作られた弓。
目次
概要 
- 全てを突き崩すディアブロスの突進のイメージからか、貫通弓として有名。
あまりにも弓力が強すぎるため、引くことができればそれだけで讃えられるといわれている。
だから、と言うことでもないと思われるが作成難易度がえらく高い。
- 本記事では、「片角のマオウ」と呼ばれる個体が現れるクエストでの報酬で作成可能な
色違い武器「ディアソルテアロー」、
二つ名持ちモンスターである鏖魔ディアブロスの「マサクルボウ」、
G級武器である「ブロスフィアボウ」も扱う。
性能 
MHP2G 
- MHP2Gでは上位の通常種素材を使用して作られるブロスホーンボウIIから強化して入手できる。
地味に出にくい上質/堅牢なねじれた角系素材を大量に必要とするが、その性能は折り紙つき。
攻撃力372、防御力+30、会心率20%、溜めLV3で貫通LV5と貫通アーチャー垂涎の品となる。
欠点があるとすれば強撃ビンとペイントビンしか使用できない事とその製作難度か。*1
同じ無属性貫通弓のライバルとして、ショウグンギザミ通常種素材で作られるイヌキがある。
こちらも攻撃力372、装填数UP無しで溜め4が可能、麻痺以外の全てのビンを使用可能と非常に高性能。
期待値ではゲイルホーンが上回っている以上、
溜め3になり次第撃ち込めるモンスターに対してはこちらに軍配が上がるか。
好みや相手によって使い分けよう。- ウカム後のG武器にブロスホーンボウGが登場する。
攻撃力は372で同格。溜めタイプも同じ。溜め4を追加した場合、角王弓は連射だがこちらは拡散。
防御力+20、会心率10%とやや劣るが、代わりに空きスロットがひとつある。
…と、本家と比較してもほとんど引けを取らない高性能ぶりを発揮している。
そして何より要求されるレア素材は堅牢なねじれた角2本のみなので、角王弓に比べて作成しやすい。
- ウカム後のG武器にブロスホーンボウGが登場する。
MHP3 
- MHP3では無属性貫通弓の中で最強格の一張となっている。
優れている点を挙げると、- デフォルトで溜め4がある。
- その溜め4が貫通5。
- ディアブロス(亜種)の武器ながら会心率は-10%。
- 攻撃力は270。ブーストで285。爪護符込みで300。
付けやすいといえば付けやすい。さらにおまけで防御力+16まで付く。
- また、陸奥・覇 / 天城・覇シリーズと非常に相性がよい。なぜならこの防具はデフォルトで
- 見切り+2(マイナス会心を消せる)
- 集中(溜め3、溜め4を素早く出せる)
- 貫通弾・貫通矢強化(全溜め段階の矢を強化できる*2)
まるでこの弓のために作られたようにも感じる。
- ライバルは突風弓【裏影縫】と崩弓アイカムルバス。特に【裏影縫】は素で溜め4が解放されている。
いずれも弱点特効を発動させる場合、神おまを前提とすると前二者に期待値で上回られてしまう。
まあ好みで選んでよいレベルの差でしかないが。- 一応こちらは強撃ビン追加10という比較的入手の楽なお守りで最高火力を実現できる。
このため、溜め4貫通5のみならず、お守りの掘りやすさでも差別化できていると言えるだろう。
- 一応こちらは強撃ビン追加10という比較的入手の楽なお守りで最高火力を実現できる。
MH3G 
- MH3Gにも登場。スロットが1つ付いたものの、会心率が-25%になったり、
溜め4が増弾必須になった上貫通4になったり、防御力+10になったりと、あからさまに弱体化を受けている。- 強化先、剛角王弓ディアホーンが登場し、それが攻撃力も372、貫通5を得るのだが、
溜め3で貫通5だったり、会心率5%だったりするラギアクルス希少種の弓:冥弓エルクエスタに
性能面でほぼ完全に喰われてしまっている。
ならば対ゴーヤ弓として使いたいところだが…彼は雷属性弱点である。あとはお察し下さい。
- 強化先、剛角王弓ディアホーンが登場し、それが攻撃力も372、貫通5を得るのだが、
- とは言っても貫通弓として十分なスペックは持っている為、デザインに惚れ込んだのならば使っても問題は無い。
- 余談だが、攻撃力372=武器倍率310は
大剣のアーティラート、双剣のブロス=ケイオスと並びMH3Gの全武器中トップであり、
ディアブロス武器の独壇場となっている。
どれもより強い武器に圧され影が薄くなっていることに触れてはならない。
- 更に余談だが、全ての溜めが貫通矢で曲射も集中型と、ある意味最も攻撃範囲の狭い弓といえる。
ペッコ弓とはちょうど真逆の特徴である。
MH4G 
- MH4では欠席していたが、MH4Gにてディアブロスと共に復活。
今回はブロスホーンボウの一発生産から直接、剛角王弓ディアホーンへと強化される。
MH3Gの時よりいくらか強化されたが、その中で最も目を引くのが420というぶっ飛んだ攻撃力。
武器倍率にして350という凄まじい攻撃力を引っさげて帰ってきたのである。
会心率-20%という痛いハンデもあるので数値はやや下がるが、それでも期待値はかなり高い。
瓶は減気とペイントしか装填できないので、高攻撃力を活かすためにも強撃瓶追加で補ってやろう。
些か低めではあるが、ガンナーとしてはありがたい防御力+25も付いている。
- しかし結論から言えば残念ながらこの弓は今作では、貫通弓の不遇の煽りを諸に受けてしまっている。
その理由はただ一つ。MH4および4Gでの貫通矢のモーション値だけが過去作の3分の2だからである。
つまり攻撃力420という数値も、過去作に照らし合わせれば僅か280に過ぎない。
MH3Gの「上位武器」ゲイルホーンボウとほぼ同じである。
しかも無属性であるため、属性特化という逃げ道すら無い。
ここまできたらもう開発の悪意を疑いざるを得ない。一体何を思ってこんな事に…。
せっかく強くなって復活したというのにシステムの改変に泣かされ、可哀そうな弓になってしまった。
- 貫通矢が使い物にならない関係上、高い攻撃力を活かすにはヘラギガスのような曲射に特化した運用が有効
…と言いたいところだが、そうするともっと悲惨な事になる。
なんと4・4Gの曲射はモーション値が半分以下に落とされるという、貫通矢より酷い弱体化を受けており、
よほど属性に特化した弓でもない限り、ロクなダメージが与えられない。
おまけに4・4Gでは高低差や二重床などの地形や、縦横無尽に動き回るモンスターが多いせいで、
曲射が役に立つ局面は皆無と言っていい。
どうしてこうなった
- 極限強化【攻撃】込みなら武器倍率370となり、発掘武器の最高倍率340を遥かに上回る。
発掘の方にも会心率-10%が付くので、発掘貫通弓は最高倍率かつ属性付きで、
属性の通りを吟味して漸くこれを超えられるかどうかといったところ。
単体の性能で見るのであればディアブロス武器の中でも特に強力な武器である。
貫通弓や曲射が実用的であれば、生産超えの発掘入手を困難にするほどの生産武器として、
ミラガルズイーラなどと共にその名を馳せていたことだろう。
逆に言えば、スペックは非常に優秀であっても、それを活かす手段がこの弓には何一つないという事である。
踏んだり蹴ったりの状況に追い込まれているこの弓には同情を禁じ得ない。
MHXX 
- クロスではディアがまたもやリストラされていたがダブルクロスにて再び復活。
今作では亜種がいないため通常種カラーのまま最終(究極)強化となる。
ブロスホーンボウから強化し、G級武器の究極強化になると名前はグロズヌィとなる。
- その性能は
- かなり高い攻撃力390
- 会心率-20%
- 溜め4デフォ解放、溜め3、溜め4共に貫通LV4
- 装填可能ビンは相変わらずペイントと減気のみ
- 武器スロット数は1
武器倍率は問答無用のダントツ、そしてP3以来のデフォ溜め4。
貫通矢のレベルもほぼ問題なく、非常に高いスペックで纏まっていると言える。
でも所詮は無属性の貫通弓だし…と思うかもしれないが、
今作は貫通矢のモーション値が4から5へ引き上げられているため、物理火力も持ち直している。
攻撃力をモーション値6換算しても325となるため、歴代最強の物理性能を誇る。
- が、強撃ビンを装填できないため実際の火力はそこまで高くはない。
それぞれ通常種武器、二つ名武器共に優秀なナルガ弓やギザミ弓などは
どちらもLV1、2強撃ビン両方に対応しているため、長期戦にもかなり強い。
更に状態異常ビンも豊富。どれも麻痺と毒は当たり前のように使用できる。
だが、強撃ビン全LV追加さえ発動させられればデフォルト溜め4もあって非常に高い火力を得られる。
MHW(:I) 
- 新大陸にディアブロス亜種が生息していたため、MHWorldでも続投。
素材の都合上、クリア後にしか生産できない。
全ての弓の中で最高の物理攻撃力と、-30%の会心率を持つ。性能的には従来のものを踏襲している。- 相変わらず低すぎる会心率が痛いが、今作ではカスタム強化や達人の煙筒など、
会心率を底上げする手段が複数用意されている。
そのため、これらを組み合わせれば高会心率を狙うことも十分可能。 - 属性は無属性。
そのため、MHWorldにおけるぶっ壊れ強スキルの一角である無属性強化の対象となっている。
もともと弓トップに君臨するほどの高い攻撃力を備えているため、相性は良い。
なお、属性解放により氷属性が付与されるが、こちらの方法で運用するパターンは少ないと思われる。 - スロットはサイズ1が2つ付いている。
今作の角竜武器では最多のスロット数であり、装飾品選択の柔軟性は高い。
一方で、レア度8であるため、カスタム強化の回数は1回のみ - 今作で装備できるビンは強撃ビンと麻痺ビンである。
もう一度言うが、強撃ビンが使えるのである。
初登場の2ndG以来、10年ぶりに強撃ビンが使えるようになった。
麻痺ビンも使用可能であるため、ある程度の拘束性能も担保されている。
- 相変わらず低すぎる会心率が痛いが、今作ではカスタム強化や達人の煙筒など、
- と、ここまで書くと非常に強そうに見えるが、実際のところ全然強くない。
さすがにネタ武器ではないが、環境的な逆風が強く、とにかく使いにくいの一言。- 今作の弓はモーション値が低くなり、物理火力が下がった。
代わりに手数が大幅に増えたことと、シリーズスキルとなった属性会心の発動の容易さから、
無属性強化の存在を考慮しても属性を持つ弓のほうが数段上の火力が出る。
この弓の攻撃力を以てしても属性がないという分の不利は覆せないのだ。
- 今作の弓はモーション値が低くなり、物理火力が下がった。
- それでもこれを使いたい、というのであれば「抜刀術」と「超会心」をお勧めする。
- 今作では、あろうことか抜刀術が弓にも適応されてしまう。
そのため、抜刀術などの会心系スキルを複数積み、武器出し溜めから
竜の一矢を放つと、一矢の多段ヒット全てに会心率上昇が適用される。
所謂「抜刀ゲイル」という戦法である。どこかで聞いたような…
この方法を用いれば、会心率が-30%の本武器でも、強引に会心率を100%付近まで高める事ができる。
更に、超会心や貫通弾強化、特殊射撃強化などのスキルも採用し、
竜の一矢に特化させて肉質の柔らかい相手に撃ち込めば、3桁近いダメージが複数出てくるという
凄まじい光景を拝むことも可能となる。弾種が統合されてなお貫通矢の申し子であった。 - ただし、竜の一矢が貫通系である以上、当然ながら相手は選ぶ必要がある。
ヴァルハザクやバゼルギウスなど、体躯の大きく、かつ胴体の肉質が柔らかい相手に対しては効果的だが、
逆にキリンのような、体躯の小さく、一矢を撃つ隙がなかなか出来ない相手に対しては全く適していない。
- 実は、ここまでしてもなお属性武器以下である。
竜の一矢が有効な相手は、そもそも肉質が柔らかいので、CSループのほうがDPSがいいのである。
また、竜の一矢は隙が大きいため、考えなしに使用しているとモンスターの攻撃を受けてしまう。
したがって、モンスターの動作をしっかりと観察し、安全かつ無駄なく一矢を当てていく腕も必要となる。
リスクの割にリターンが全く見合っていない。
(実は竜の一矢自体DPSが悪く、火力源としては使えないのだが)
- 今作では、あろうことか抜刀術が弓にも適応されてしまう。
- 一矢特化運用の他にも、駆け上がり射撃特化運用がある。
むしろこっちが本命
元々今作の弓の物理モーション値は全体的に低いのだが、
駆け上がり射撃には尋常ではないモーション値がかかっている。
この高モーション値と物理特化のこの弓は非常に相性がよく、
ネルギガンテを一分近くで沈ませる*3ことができるほど。
駆け上がり射撃ができる場所が必要となるが、
逆に言えばそれさえあれば属性弓にも勝ってしまうほどのポテンシャルを秘めている。
元々駆け上がり射撃には散弾強化が二重にかかっていたバグがあったが、
流石にそちらは修正されており、以前ほど強力とは言えなくなっているものの、
それでも今作の弓の中でも最強クラスの破壊力を持っている戦法には変わらない。- また、使用中は武器の属性が発揮されないというデメリットがある状態異常ビンでも、
無属性のこの弓なら問題なく使用できるという点もある。
特に、性能の高い爆破ビンならば元々高い物理火力に更に上乗せが可能で、
疑似的に強力な爆破弓としての運用ができる。
- また、使用中は武器の属性が発揮されないというデメリットがある状態異常ビンでも、
- MHW:Iではマスターランク進出に伴い剛角王弓ディアホーンが復活。
しかし、ワールド時点で他武器種で無属性武器が猛威を振るったツケに巻き込まれたのか、
攻撃力は伸び悩み、頼みの無属性強化も弱体化された結果、
中の上程度の物理性能に収まってしまった。
マスターランクではスキル事情がさらに改善され、会心率や矢強化などを盛り込みやすくなったが、
相変わらず弓は属性が強い環境なので、非常に苦しい立場に追いやられている。- そして最終大型アップデートとともに殲滅と破壊の剛弓が襲来。
ぶっちぎりの物理性能に強撃ビン完備、状態異常の搦め手にも事欠かず、
物理特化の構成でも相手によっては属性弓を上回る活躍を見せるという、
ディアホーンの夢見た姿がそこにはあった…。
逆に言えばここまで来ても「相手によっては」が付く辺り、本作の無属性物理弓は本当に不遇である。
- そして最終大型アップデートとともに殲滅と破壊の剛弓が襲来。
MHRise 
- ディアブロス続投に従ってこちらも続投。
ラスボス素材までつぎ込んでようやくタイラントボウになる。
攻撃力250に会心率-20%、防御+15に溜め4解放、Lv1スロット1つとXXに近い性能。
しかし溜め4が貫通4止まりの上強撃ビン追加スキルが存在しないため、伸びしろがないのが残念。
頭は自由だがその分火力を積んでも、そこまでの火力は出ず、
影縫に期待値で大幅に劣っているため使い道はない。
デフォルトで溜め4が解放されているからと言ってカズヤマンになるのもNG
と言うか、ソロでカズヤマンになるにしても、
溜攻を付けた百竜弓に火力を積めばいいのでどの道この弓の使い道はない。
MHR:S 
- ディアブロスのMR素材でタイラントボウ改へと強化が可能。
この時点で攻撃力が250→360と爆増する。
その次のグロズヌィへの強化には太古龍骨を要するので、
何かしらの古龍を討伐する必要がある。
攻撃力の強化値は、前段階で跳ね上げすぎたためか+10(370)と控えめ。
とはいえそれでも並の最終強化武器を余裕で上回る値である。
- 傀異化モンスターの解禁後は、傀異化した牙と甲殻を5個ずつ、
そしてディアブロス素材を一定数投じることで、最終強化段階のグロズヌィ改となる。
性能は以下の通り。- 弓の中でもトップクラスの攻撃力380
- 上位までより5%だけマシになった会心率-15%
- 上位までと同じ、無いよりはいい防御力+15
- 矢レベルは連射2-連射4-貫通4-貫通5
- 対応ビンは接撃と減気のみで、やはり強撃ビンには非対応
- スロットはLv1がひとつ、百竜スロットはLv2
相も変わらず強撃ビン非対応という点が痛く、
他の弓と比較しても最終的な攻撃力は見かけほど差がある訳ではない。
- 上位でのライバルだった
というか一方的に負けていた弓と比較すると、
百竜弓はそもそもMR非対応、影縫を強化した無明弓【正定】は
会心率を盛りやすい環境になったことで相対的に弱体化しており、
それらとの比較においては上位の頃よりも立ち位置は向上している……のだが、
本作で復活を果たしたショウグンギザミの弓、イヌキがそれを脅かす。
過去作から何かとディアブロス弓と張り合うことの多かった弓だが、本作でもその傾向は健在。
イヌキの性能を簡潔に言い表せば、
攻撃力を20落とした(360)代わりにマイナス会心を無くして強撃ビンに対応したグロズヌィ改。
つまり最終的な攻撃力はほぼ完璧にイヌキに負ける。
- Ver.13では、その高い攻撃力だけを活かせる粉塵纏が登場。
適正距離の遠い貫通矢ということもあり、連射/拡散弓と比較して
被弾による粉塵のリセットが発生しづらいのは利点。
……しかし、ここでもイヌキが立ちはだかる。
この粉塵纏によるダメージ量は、大半が攻撃力300台前半である属性武器との比較ならまだしも、
イヌキの360とグロズヌィ改の380とではそれほど大きな差にはならず、
その程度の差は平常時射撃の強撃ビンと会心率で簡単にひっくり返されてしまうのである。
- 総じて、イヌキの壁があまりにも厚すぎるというのが正直なところであり、
イヌキを差し置いてまでグロズヌィ改を採用する意義は、残念ながらほぼ無いと言っていい。
それでもなお使いたいというのなら、もはや差別化点と言えるのかさえも微妙な要素の数々ではあるが、
痛恨の一撃の百竜装飾品を装着して特効系百竜スキルの期待値を上回るほど発動しまくることを祈るか、
減気ビンや防御力+15ボーナスに価値を見出すほかない。
もう重ね着でイヌキにグロズヌィを被せるのが一番手っ取り早いかも。
- Ver.14では粉塵纏及び奮闘が傀異錬成に対応し、
難易度は高いものの粉塵纏を搭載した狂化奮闘型を実現できる。
狂化奮闘型は会心率100%超も狙えるため、高攻撃力低会心率の本武器は伸びしろが大きい。
強撃ビンはどうしようもないが、ここまですれば
長期戦などビン消費後における火力ではイヌキを上回ることも不可能ではないだろう。
少なくとも、「採用する意義は無い」という段階は脱却できたはずである。
MHF 
- MH2から引き継いでブロスホーンボウが存在する。
性能は同じで、独自の強化段階なども特になし。
- SP武器版の「ロングホーンボウSP」も登場。属性は龍属性。
ねじれた角の部分は白く、一方で甲殻を使用した部分は紫色、というカラーリングに変化している。
角竜の魂とも呼ぶべき角を贅沢に使用した重弓。
ディアソルテアロー 
MHP2G 
- MHP2Gに登場する弓。
名前の通り「マ)王ことディアソルテの素材で作られた弓であり、見た目はゲイルホーンの色違い。
真っ赤な弓と金の飾りが雄々しい、渋い見た目のゲイルホーンとは全く印象の異なる弓である。
- なぜか火属性を持つ貫通弓。
本家火属性貫通弓であるプロミネンスボウをさらに尖らせたパラメーターであり、
火属性値自体は150とかなり低めなものの、攻撃力が324と優秀で、これを加速させる会心率10%も持つ。
巨体の上火属性が極めて有効なウカムルバスの討伐には非常に向いている。
溜めレベルは貫通3→貫通4→貫通5という実にわかりやすいもの。
これも溜め3が貫通4のプロミネンスボウVに勝っている。
その代わり装填数+1で現れるのは拡散5で、装填できるビンも強撃とペイントだけである。
- 難点はなんと言ってもその生産難易度。
誰もが強敵として認めるディアソルテのG級個体が出現する『「マ)王 再び』をクリアする必要がある。- チケットそのものは、『電撃祭G イカヅチの山』でも手に入る。
こちらはフルフルとキリンの大連続で難易度は高いがまだマシだろう。
しかし、ディアソルテを打ち破ってこそこの武器を担ぐ権利があるのだ、
と考える貴方は断じて間違っていない。
- ついでに赤色を出すためか、上質な真紅の角が6本もいる。
まぁG級武器を持っているなら、上位モノブロス狩りぐらいなんてことはないだろう。
ただしこの上質な真紅の角、奴の職場のひとつだったりする
- チケットそのものは、『電撃祭G イカヅチの山』でも手に入る。
マサクルボウ 
MHXX 
- 二つ名モンスター鏖魔ディアブロスの弓。
マサクルボウダムを経由しLV5で究極強化の鏖弓シャンギーとなる。
形状は通常種武器と同じだが深い藍色を基調とし、
鏖魔の浮き上がる血管のような赤色のカラーリングになっている。
- 鏖弓シャンギーの性能は、
- グロズヌィよりも更に高い、というか全武器中最高の攻撃力410
- 更に低くなった会心率-25%
- 溜め4デフォ解放、溜め3は貫通LV5に
- しかし装填可能ビンはやっぱりペイントと減気のみ
- 武器スロットは無し
- 狩技ゲージのブースト効果あり
マイナス会心を含めても全ての弓の中でトップの期待値。- それどころか究極強化形で全武器中最下位の龍頭琴も同じ弓であり、
武器倍率差は驚異の340。
参考までにMHFのG級武器でマイナス会心を持つデスポートアーチャーLv50は攻撃力588だが、
この倍率差の属性武器を探すと、なんと下位グラビモス亜種素材で強化できる鳥幣弓IIIになってしまう。
MHFには同じG級武器でありながら下位とG級並の倍率差をつけられてしまったものが存在するが、
それはあくまで本家で比較した場合の話。
裏を返せば本家作品でありながら下位とG級の武器倍率差が激しいMHFの下位とG級並の倍率差をつけてしまったという、
もはや何が何だか分からない領域に到達している。
貫通弓としてのライバルはグロズヌィから変わらず鎧裂弓と白疾風弓となる。
特に鎧裂弓ドイヌキは使用できるビンの多彩さから総合性能で上を行かれている。
- シャンギーは強撃ビン全LV追加さえ発動させれば、
溜め4デフォルト解放により事実上の装填数UP自動発動となるため非常に高い火力が得られる。
護石で最大12ptも得られる為案外発動は楽。
火力のシャンギー、搦め手の鎧裂&白疾風と使い分けよう。
また、ビンが切れて火力が下がる他の弓には不向きな大連続狩猟なども適している。- ただし、強撃ビン全LV追加そのものは重いスキルであり、そこから更に集中や貫通強化、
低い会心を補う裏会心or連撃の心得、剛射を使うなら変則射撃まで発動させるのは至難の業である。*4
ブレイヴ状態や剛連射、ジャスト回避を駆使する前提であれば集中を切る、
ストライカーやレンキンのような剛射が使えないスタイルなら変則射撃を切る等、
プレイスタイルに合わせてスキルの取捨選択をしていこう。 - なお、エリアルスタイルだけははっきり言って完全な悪手。
空中射撃は溜め2を使うのだが、何故か溜め2だけ重射3なのである。*5
重射エリアル運用にしても溜め2で重射5を持つグラディエンテを使った方がいいので注意しよう。
- ただし、強撃ビン全LV追加そのものは重いスキルであり、そこから更に集中や貫通強化、
- 強撃ビン追加を発動させない場合、この武器のポテンシャルを
無理矢理最大限に活かす方法がある。
ブレイドワイヤーである。
Xではその威力の低さに使えない狩技筆頭の烙印を押されていたが、XXで威力が倍以上に改善され、
強撃ビン補正以上のモーション値を得ることができるようになった。
また、先述したようにこの弓は全弓中期待値が最大であり、ブレイドワイヤー中はビン効果が無視されるため、
ブレイドワイヤー発動中に限っては間違いなく最強の弓となれるのである。
ブレイドワイヤー自体も必要ゲージが中であり
比較的簡単に発動できるのも二つ名武器であるこの弓には嬉しいポイント。- ブレイドワイヤー軸の運用の副次的なメリットとして一切のビンが不要になるため、
調合素材に取られていた分だけポーチが空き、
長期戦での火力低下を気にせず良くなるという点がある。
唯一搭載可能なペイントビンの消費を抑えてクエストクリアを狙うのも面白い
- ブレイドワイヤー軸の運用の副次的なメリットとして一切のビンが不要になるため、
- また、この戦法にピッタリの装備もある。他ならぬ鏖魔一式である。
真・鏖魔の魂には明鏡止水が含まれているため狩技の回転率がアップし、
二つ名ボーナスと合わせてかなりのブーストが期待できる。
低い会心率は痛恨会心で改善でき、攻撃力UP【大】と逆恨みにより高い攻撃力を更に加速、
回避性能+2で防御面も万全とまさに至れり尽せり。
弾強化スキルは発動しないが、ブレイドワイヤー軸運用であれば不要である。
なんといっても武器防具が全て鏖魔で統一されているため見た目的にも完璧で、
まさにこの組み合わせのために生まれたかのようなマッチっぷりである。
ただし集中が発動しない点には注意が必要。
発動させるには溜め短縮+6にスロット3というややレアな護石が必要である。
また構成の都合上、ワイヤーに準必須である弾導強化を付けられないためやや火力に難がある。
そのため装備やお守りがそろったところで、混合装備に移行するといいだろう。
もっとも集中・弾導強化・痛恨会心あたりが容易に組めるネセトのほうが有用ではあるが…- 溜め短縮+6スロット3が無いけどブレイドワイヤー運用で使ってみたいという場合は、
心滅・真を一式で着込むことでこの運用に必須の集中と明鏡止水を発動できる他、
HP全快を維持できれば攻撃力UP【大】相当になる上に位置取りに役立つ舞踏家が付いてくる。
隠密に関しては忘れてしまって構わない。
護石と装飾品で追加するスキルはワイヤーに準必須の弾導強化が良いだろう。
スロットが2つ空いた護石があれば空きスロットで発動が可能であるため
良い護石がなくとも十分発動可能である。
ぶっちゃけ鏖魔一式より強い…
- 溜め短縮+6スロット3が無いけどブレイドワイヤー運用で使ってみたいという場合は、
- この装備でオンに行く場合、野良ではやや肩身が狭い。
弾強化スキル・剛射・強撃ビンと弓使いでは当たり前の要素をかなぐり捨てているためである。
また、ブレイドワイヤーは横に範囲が広いため仲間を巻き込みやすく、
迂闊に妨害してしまえば地雷と見られても仕方がない。
ブレイドワイヤー自体も狩技の中では影が薄い(というかアクセルレインが濃すぎる)のも向かい風である。
やるならソロか仲間内の方がいいかもしれない。
ブロスフィアボウ 
MHF 
- ブロスホーンボウと同デザインのG級武器。
重さに加えクセがあるため、使用者は技術を要求されるという。
- 強化により変動するのは攻撃力(とLv30以降のシジルスロット拡張)のみで、
Lv20時には攻撃力434、Lv50だと攻撃力576となる。
ほか、矢レベルは貫通2-貫通2-拡散4(-連射3)、防御力+100、曲射は集中型、
対応ビンは強撃ビンのみという、無属性拡散弓として手堅くまとまった性能となっている。
無属性なので無属弓強化シジルも有効。
- しかし無属性拡散弓というポジションは、ダードアルクと丸被りである。
あちらはLv20で攻撃力501・会心率10%、Lv50で攻撃力584・会心率20%と、
攻撃性能では完敗してしまっている。
またG8での弓の上方修正以降、各種状態異常ビンも強撃ビンほどではないが
威力強化効果を備えるようになっており、
毒・麻痺・睡眠ビンが装着可能なダードアルクとは継戦能力の面でも突き放されてしまうこととなった。
一応、曲射が切断型だったり、素材元との遭遇頻度の低さから来る
製作難度の高さといった差別化点はあるにはあるが……。
ただ、防御力が重要となってくるG級の環境では、
ブロスフィアボウが持つような防御力ボーナス効果は
それまでのランク以上に大きく機能するものとなっているため、
守備方面に不安が残るのならこちらを採用してもいいかもしれない。
- なお、「技術を要求される」という説明文が
いかにも会心率や矢レベルに反映されていそうではあるが、
実際のところは特に使いづらい部分もない典型的な無属性拡散弓である。
ダードアルクという強大な競合相手はいるが、この弓自体の問題ではない。
余談 
- ちなみに、ゲイルとは疾風を意味する。直訳して疾風の角となる。
- 貫通弓であることと、名前のカタカナ部分の最初二文字がアレなせいか
亜ナル砲こと烈風砲【裏黒風】と並んでネタにされることがある。
ただし、ゲイルとは疾風を意味するものであって決してアレではない。
奇しくもどちらも風に関わる銘を冠するが。
- 貫通弓であることと、名前のカタカナ部分の最初二文字がアレなせいか
- MHXXでの通常種武器の究極強化名であるグロズヌィはチェチェン共和国の首都の名前が有名だが、
語源を遡るとロシア語で「恐怖を与える」と言った意味合いになる。
また、そこから転じてモスクワ・ロシアの初代君主である、
イヴァン4世のことを指す言葉としても用いられることがある*6。
イヴァン4世はロシア史上最大の暴君としても知られており、
同じく暴君と呼ばれることの多いディアブロスの武器の銘にふさわしいと言え、
実際鏖魔武器がイヴァンの名を持っている。
- では鏖魔武器の「シャンギー」の名前の由来はと言うと、劉邦との戦いが非常に有名な項籍…こと項羽。
城を攻め落とした際に降伏した兵士や捕らえた20万人もの捕虜を生き埋めにして凱旋したり、
秦を攻める際に他国と内通した上官を殺害したり、
叔父が「陳勝の二の舞を演じたくないから傀儡として擁立しとこ」という事で擁立した皇帝を暗殺したりと
やりたい放題やっていたせいで国民の激しい反感を買い、最終的には垓下で劉邦に敗れた。
最期は垓下からの撤退を諦めて孤軍奮闘するが追い詰められてしまい、
その状況でたまたま見つけた旧友に「俺の首で偉くなれよ」と言い残し、自分の首を刎ねて差し出したという。
ちなみに、劉邦との最後の戦いにおいてのエピソードから生まれた故事成語が「四面楚歌」*7である。
また、彼は自身の詩の中で「抜山蓋世」という言葉も残しており、
こちらは過去作で別の武器の名として使われている。- 彼の生涯が記録された歴史書『史記』では、並外れた実力を持つ武人、そして将軍として描かれており、
戦場においてはほとんど常勝不敗、
不在の隙を突かれて自身の本拠地が敵に占領されたと知るや、すぐさま奇襲を仕掛けて、
(相手が油断しきっていたとはいえ)自軍の十倍を超える大軍勢を打ち倒し、
また劉邦によって追い詰められた際には、わずかな手勢を率いて彼らに挑みかかり、
数千の敵兵による追撃を受け満身創痍になりながらも血路を開いて包囲を突破するなど、
その戦いぶりは凄まじいの一言に尽きる。
一方で武勇や戦術以外の面での手腕は惨憺たるものであり、
上に挙げた他にも、秦を滅ぼした後の諸侯への領土分配で盛大なミスをしたり*8、
かの有名な"鴻門之会"では、ひたすら下手に出る劉邦の態度に気勢を削がれてしまい、
せっかくの処断の機会を逃す*9など、その失態については枚挙に暇がない。
そういった点も含めて、攻撃力だけは飛びぬけているが、
ビンをはじめとするそれ以外がどうしようもないという
両極端な性能を有する本武器にふさわしい名前といえるだろう。 - さらに余談だが、別のところでは、上述のイヴァン4世同様、様々な理由で人間とは思えない巨大な異形の姿で登場している。
同時に、彼の愛人や関わりの深い人物も登場している。
- 彼の生涯が記録された歴史書『史記』では、並外れた実力を持つ武人、そして将軍として描かれており、
関連項目 
モンスター/ディアブロス亜種
モンスター/ディアブロス
モンスター/鏖魔ディアブロス
武器/ディアブロス武器
クエスト/「マ)王 片角のマオウ
ゲーム用語/コラボレーション
武器/ロングホーンボウSP