MHP2Gから登場する、ディアブロス亜種の素材で作られた弓。
通称『黒弓』。
本項では通常種含むディアブロス素材の弓全般を取り扱う。
目次
概要
- 全てを突き崩すディアブロスの突進のイメージからか、貫通弓として有名。
あまりにも弓力が強すぎるため、引くことができればそれだけで讃えられるといわれている。
だから、と言うことでもないと思われるが作成難易度がえらく高い。
- 本記事では、「片角のマオウ」と呼ばれる個体が現れるクエストでの報酬で作成可能な
色違い武器「ディアソルテアロー」、
二つ名持ちモンスターである鏖魔ディアブロスの「マサクルボウ」、
G級武器である「ブロスフィアボウ」も扱う。
性能
MHP2G
- MHP2Gでは上位の通常種素材を使用して作られるブロスホーンボウIIから強化して入手できる。
地味に出にくい上質/堅牢なねじれた角系素材を大量に必要とするが、その性能は折り紙つき。
攻撃力372、防御力+30、会心率20%、溜めLV3で貫通LV5と貫通アーチャー垂涎の品となる。
欠点があるとすれば強撃ビンとペイントビンしか使用できない事とその製作難度か*1。
- 同じ無属性貫通弓のライバルとして、ショウグンギザミ通常種素材で作られるイヌキがある。
こちらも攻撃力372、装填数UP無しで溜め4が可能、麻痺以外の全てのビンを使用可能と非常に高性能。
期待値ではゲイルホーンが上回っている以上、
溜め3になり次第撃ち込めるモンスターに対してはこちらに軍配が上がるか。
好みや相手によって使い分けよう。- ウカム後のG武器にブロスホーンボウGが登場する。
攻撃力は372で同格。溜めタイプも同じ。溜め4を追加した場合、角王弓は連射だがこちらは拡散。
防御力+20、会心率10%とやや劣るが、代わりに空きスロットがひとつある。
…と、本家と比較してもほとんど引けを取らない高性能ぶりを発揮している。
そして何より要求されるレア素材は堅牢なねじれた角2本のみなので、角王弓に比べて作成しやすい。
- ウカム後のG武器にブロスホーンボウGが登場する。
MHP3
- MHP3では無属性貫通弓の中で最強格の一張となっている。
優れている点を挙げると、- デフォルトで溜め4がある。
- その溜め4が貫通5。
- ディアブロス(亜種)の武器ながら会心率は-10%。
- 攻撃力は270。ブーストで285。爪護符込みで300。
付けやすいといえば付けやすい。さらにおまけで防御力+16まで付く。
- また、陸奥・覇 / 天城・覇シリーズと非常に相性がよい。なぜならこの防具はデフォルトで
- 見切り+2(マイナス会心を消せる)
- 集中(溜め3、溜め4を素早く出せる)
- 貫通弾・貫通矢強化(全溜め段階の矢を強化できる*2)
まるでこの弓のために作られたようにも感じる。
- ライバルは突風弓【裏影縫】と崩弓アイカムルバス。特に、【裏影縫】は素で溜め4が解放されている。
いずれも弱点特効を発動させる場合、神おまを前提とすると前二者に期待値で上回られてしまう。
まあ好みで選んでよいレベルの差でしかないが。- 一応こちらは強撃ビン追加10という比較的入手の楽なお守りで最高火力を実現できる。
このため、溜め4貫通5のみならず、お守りの掘りやすさでも差別化できていると言えるだろう。
- 一応こちらは強撃ビン追加10という比較的入手の楽なお守りで最高火力を実現できる。
MH3G
- MH3Gにも登場。スロットが1つ付いたものの、会心率が-25%になったり、
溜め4が増弾必須になった上貫通4になったり、防御力+10になったりと、あからさまに弱体化を受けている。
- 強化先の剛角王弓ディアホーンが登場し、それが攻撃力も372、貫通5を得るのだが、
溜め3で貫通5だったり、会心率5%だったりするラギアクルス希少種の弓:冥弓エルクエスタに
性能面でほぼ完全に喰われてしまっている。
ならば対ゴーヤ弓として使いたいところだが…彼は雷属性弱点である。あとはお察し下さい。
とは言っても貫通弓として十分なスペックは持っている為、デザインに惚れ込んだのならば使っても問題は無い。
- 余談だが、攻撃力372=武器倍率310は
大剣のアーティラート、双剣のブロス=ケイオスと並びMH3Gの全武器中トップであり、
ディアブロス武器の独壇場となっている。
どれもより強い武器に圧され影が薄くなっていることに触れてはならない。
- 更に余談だが、全ての溜めが貫通矢で曲射も集中型と、ある意味最も攻撃範囲の狭い弓といえる。
ペッコ弓とはちょうど真逆の特徴である。
MH4G
- MH4では欠席していたが、MH4Gにてディアブロスと共に復活。
今回はブロスホーンボウの一発生産から直接、剛角王弓ディアホーンへと強化される。
MH3Gの時よりいくらか強化されたが、その中で最も目を引くのが420というぶっ飛んだ攻撃力。
武器倍率にして350という凄まじい攻撃力を引っさげて帰ってきたのである。
会心率-20%という痛いハンデもあるので数値はやや下がるが、それでも期待値はかなり高い。
瓶は減気とペイントしか装填できないので、高攻撃力を活かすためにも強撃瓶追加で補ってやろう。
些か低めではあるが、ガンナーとしてはありがたい防御力+25も付いている。
- しかし、結論から言えば残念ながらこの弓は今作では、貫通弓の不遇の煽りを諸に受けてしまっている。
その理由はただ一つ。MH4および4Gでの貫通矢のモーション値だけが過去作の3分の2だからである。
つまり攻撃力420という数値も、過去作に照らし合わせれば僅か280に過ぎない。
MH3Gの「上位武器」ゲイルホーンボウとほぼ同じである。
しかも無属性であるため、属性特化という逃げ道すら無い。
ここまできたらもう悪意を疑いざるを得ない。一体何を思ってこんな事に…。
せっかく強くなって復活したというのに、システムの改変に泣かされる結果になってしまった。
- 貫通矢が使い物にならない関係上、高い攻撃力を活かすにはヘラギガスのような曲射に特化した運用が有効
…と言いたいところだが、そうするともっと悲惨な事になる。
なんと4・4Gの曲射はモーション値が半分以下に落とされるという、貫通矢より酷い弱体化を受けている。
そのため、よほど属性に特化した弓でもない限りロクなダメージが与えられない。
おまけに4・4Gでは高低差や二重床などの地形や、縦横無尽に動き回るモンスターが多いせいで、
曲射が役に立つ局面は皆無と言っていい。
どうしてこうなった
- 極限強化【攻撃】込みなら武器倍率370となり、発掘武器の最高倍率340を遥かに上回る。
発掘の方にも会心率-10%が付くので、発掘貫通弓は最高倍率かつ属性付きで、
属性の通りを吟味して漸くこれを超えられるかどうかといったところ。
単体の性能で見るのであればディアブロス武器の中でも特に強力な武器である。
貫通弓や曲射が実用的であれば、生産超えの発掘入手を困難にするほどの生産武器として、
ミラガルズイーラなどと共にその名を馳せていたことだろう。
逆に言えば、スペックは非常に優秀であっても、それを活かす手段がこの弓には何一つないという事である。
踏んだり蹴ったりの状況に追い込まれているこの弓には同情を禁じ得ない。
MHXX
- クロスではディアがまたもやリストラされていたがダブルクロスにて再び復活。
今作では亜種がいないため、通常種カラーのまま最終(究極)強化となる。
ブロスホーンボウから強化し、G級武器の究極強化になると名前はグロズヌィとなる。
- その性能は
- かなり高い攻撃力390
- 会心率-20%
- 溜め4デフォ解放、溜め3、溜め4共に貫通LV4
- 装填可能ビンは相変わらずペイントと減気のみ
- 武器スロット数は1
武器倍率は問答無用のダントツ、そしてP3以来のデフォ溜め4。
貫通矢のレベルもほぼ問題なく、非常に高いスペックで纏まっていると言える。
でも所詮は無属性の貫通弓だし…と思うかもしれないが、
今作は貫通矢のモーション値が4から5へ引き上げられているため、物理火力も持ち直している。
攻撃力をモーション値6換算しても325となるため、歴代最強の物理性能を誇る。
- が、強撃ビンを装填できないため実際の火力はそこまで高くはない。
それぞれ通常種武器、二つ名武器共に優秀なナルガ弓やギザミ弓などは
どちらもLV1、2強撃ビン両方に対応しているため、長期戦にもかなり強い。
更に状態異常ビンも豊富。どれも麻痺と毒は当たり前のように使用できる。
だが、強撃ビン全LV追加さえ発動させられればデフォルト溜め4もあって非常に高い火力を得られる。
MHW(:I)
- 新大陸にディアブロス亜種が生息していたため、MHWorldでも続投。
下位は通常種の汎用デザインのブロスボウ、上位でブロスホーンボウとなり専用デザインに変化、
そこから亜種武器に転じゲイルホーンボウを経て完成する。
素材の都合上、角王弓ゲイルホーンの銘を得るのはクリア後である。
発売時点では、全ての弓の中で最高の物理攻撃力に-30%の会心率を持ち、
性能的には従来のものを踏襲している。- 相変わらず低すぎる会心率が痛いが、今作ではカスタム強化や達人の煙筒など、
会心率を底上げする手段が複数用意されている。
そのため、これらを組み合わせれば高会心率を狙うことも十分可能。 - 属性は無属性。
したがって、MHWorldにおけるぶっ壊れ強スキルの一角である無属性強化の対象となっている。
もともと弓トップに君臨するほどの高い攻撃力を備えているため、相性は良い。
なお、属性解放により氷属性が付与されるが、こちらの方法で運用するパターンは少ないと思われる。 - スロットはサイズ1が2つ付いている。
今作の角竜武器では最多のスロット数であり、装飾品選択の柔軟性は高い。
一方で、レア度8であるため、カスタム強化の回数は1回のみ。 - 今作で装備できるビンは強撃ビンと麻痺ビンである。
もう一度言うが、強撃ビンが使えるのである。
初登場の2ndG以来、10年ぶりに強撃ビンが使えるようになった。
麻痺ビンも使用可能であるため、ある程度の拘束性能も担保されている。
- 相変わらず低すぎる会心率が痛いが、今作ではカスタム強化や達人の煙筒など、
- と、ここまで書くと非常に強そうに見えるが、実際のところ全然強くない。
さすがにネタ武器ではないが、環境的な逆風が強く、とにかく使いにくいの一言。- 今作の弓はモーション値が低くなり、物理火力が下がった。
代わりに手数が大幅に増えたことと、シリーズスキルとなった属性会心の発動の容易さから、
無属性強化の存在を考慮しても属性を持つ弓のほうが数段上の火力が出る。
この弓の攻撃力を以てしても属性がないという分の不利は覆せないのだ。
- 今作の弓はモーション値が低くなり、物理火力が下がった。
- それでもこれを使いたい、というのであれば「抜刀術」と「超会心」をお勧めする。
- 今作では、あろうことか抜刀術が弓にも適用されてしまう。
そのため、抜刀術などの会心系スキルを複数積み、武器出し溜めから
竜の一矢を放つと、一矢の多段ヒット全てに会心率上昇が適用される。
所謂「抜刀ゲイル」という戦法である。どこかで聞いたような…
この方法を用いれば、会心率が-30%の本武器でも、強引に会心率を100%付近まで高める事ができる。
更に、超会心や貫通弾強化、特殊射撃強化などのスキルも採用し、
竜の一矢に特化させて肉質の柔らかい相手に撃ち込めば、3桁近いダメージが複数出てくるという
凄まじい光景を拝むことも可能となる。弾種が統合されてなお貫通矢の申し子であった。 - ただし、竜の一矢が貫通系である以上、当然ながら相手は選ぶ必要がある。
ヴァルハザクやバゼルギウスなど、体躯の大きく、かつ胴体の肉質が柔らかい相手に対しては効果的だが、
逆にキリンのような、体躯の小さく、一矢を撃つ隙がなかなか出来ない相手に対しては全く適していない。
竜の一矢が有効な相手はそもそも肉質が柔らかいので、CSループのほうがDPSがいいのである。
また、竜の一矢は隙が大きいため、考えなしに使用しているとモンスターの攻撃を受けてしまう。
したがって、モンスターの動作をしっかりと観察し、安全かつ無駄なく一矢を当てていく腕も必要となり、
リスクの割にリターンが全く見合っていない*3。 - 今作では、あろうことか抜刀術が弓にも適用されてしまう。
- 一矢特化運用の他にも、駆け上がり射撃特化運用がある。
むしろこっちが本命
元々今作の弓の物理モーション値は全体的に低いのだが、
駆け上がり射撃には尋常ではないモーション値がかかっている。
この高モーション値と物理特化のこの弓は非常に相性がよく、
ネルギガンテを一分近くで沈ませる*4ことができるほど。
駆け上がり射撃ができる場所が必要となるが、
逆に言えばそれさえあれば属性弓にも勝ってしまうほどのポテンシャルを秘めている。
元々駆け上がり射撃には散弾強化が二重にかかっていたバグがあったが、
流石にそちらは修正されており、以前ほど強力とは言えなくなっているものの、
それでも今作の弓の中でも最強クラスの破壊力を持っている戦法には変わらない。- また、使用中は武器の属性が発揮されないというデメリットがある状態異常ビンでも、
無属性のこの弓なら問題なく使用できるという点もある。
特に、性能の高い爆破ビンならば元々高い物理火力に更に上乗せが可能で、
疑似的に強力な爆破弓としての運用ができる。
- また、使用中は武器の属性が発揮されないというデメリットがある状態異常ビンでも、
- MHW:Iではマスターランク進出に伴い剛角王弓ディアホーンが復活。
しかし、ワールド時点で他武器種で無属性武器が猛威を振るったツケに巻き込まれたのか、
攻撃力は伸び悩み、頼みの無属性強化も弱体化された結果、
中の上程度の物理性能に収まってしまった。
マスターランクではスキル事情がさらに改善され、会心率や矢強化などを盛り込みやすくなったが、
相変わらず弓は属性が強い環境なので、非常に苦しい立場に追いやられている。- そして、最終大型アップデートとともに殲滅と破壊の剛弓が襲来。
ぶっちぎりの物理性能に強撃ビン完備、状態異常の搦め手にも事欠かず、
物理特化の構成でも相手によっては属性弓を上回る活躍を見せるという、
ディアホーンの夢見た姿がそこにはあった…。
逆に言えばここまで来ても「相手によっては」が付く辺り、本作の無属性物理弓は本当に不遇である。
- そして、最終大型アップデートとともに殲滅と破壊の剛弓が襲来。
MHRise
- ディアブロス続投に従ってこちらも続投。
本作では再び亜種がお休みとなり、
ラスボス素材までつぎ込んでようやくタイラントボウになる。
攻撃力250に会心率-20%、防御+15に溜め4解放、Lv1スロット1つとXXに近い性能。
しかし溜め4が貫通4止まりの上強撃ビン追加スキルが存在しないため、伸びしろがないのが残念。
- 頭は自由だがその分火力を積んでもそこまでの火力は出ず、
影縫に期待値で大幅に劣っているため使い道はない。
デフォルトで溜め4が解放されているからと言ってカズヤマンになるのもNG
と言うか、ソロでカズヤマンになるにしても、
溜攻を付けた百竜弓に火力を積めばいいのでどの道この弓の使い道はない。
MHR:S
- ディアブロスのMR素材でタイラントボウ改へと強化が可能。
この時点で攻撃力が250→360と爆増する。
その次のグロズヌィへの強化には太古龍骨を要するので、
何かしらの古龍を討伐する必要がある。
攻撃力の強化値は、前段階で跳ね上げすぎたためか+10(370)と控えめ。
とはいえ、それでも並の最終強化武器を余裕で上回る値である。
- 傀異化モンスターの解禁後は、傀異化した牙と甲殻を5個ずつ、
そしてディアブロス素材を一定数投じることで、最終強化段階のグロズヌィ改となる。
性能は以下の通り。- 弓の中でもトップクラスの攻撃力380
- 上位までより5%だけマシになった会心率-15%
- 上位までと同じ、無いよりはいい防御力+15
- 矢レベルは連射2-連射4-貫通4-貫通5
- 対応ビンは接撃と減気のみで、やはり強撃ビンには非対応
- スロットはLv1がひとつ、百竜装飾品スロットはLv2
相も変わらず強撃ビン非対応という点が痛く、
他の弓と比較しても最終的な攻撃力は見かけほど差がある訳ではない。
- 上位でのライバルだった
というか一方的に負けていた弓と比較すると、
百竜弓はそもそもMR非対応、影縫を強化した無明弓【正定】は
会心率を盛りやすい環境になったことで相対的に弱体化しており、
それらとの比較においては上位の頃よりも立ち位置は向上している……のだが、
本作で復活を果たしたショウグンギザミの弓、イヌキがそれを脅かす。
過去作から何かとディアブロス弓と張り合うことの多かった弓だが、本作でもその傾向は健在。
イヌキの性能を簡潔に言い表せば、
攻撃力を20落とした(360)代わりにマイナス会心を無くして強撃ビンに対応したグロズヌィ改。
つまり、最終的な攻撃力はほぼ完璧にイヌキに負ける。
- Ver.13では、その高い攻撃力だけを活かせる粉塵纏が登場。
適正距離の遠い貫通矢ということもあり、連射/拡散弓と比較して
被弾による粉塵のリセットが発生しづらいのは利点。
……しかし、ここでもイヌキが立ちはだかる。
この粉塵纏によるダメージ量は、大半が攻撃力300台前半である属性武器との比較ならまだしも、
イヌキの360とグロズヌィ改の380とではそれほど大きな差にはならず、
その程度の差は平常時射撃の強撃ビンと会心率で簡単にひっくり返されてしまうのである。
- 総じて、イヌキの壁があまりにも厚すぎるというのが正直なところであり、
イヌキを差し置いてまでグロズヌィ改を採用する意義は、残念ながらほぼ無いと言っていい。
それでもなお使いたいというのなら、もはや差別化点と言えるのかさえも微妙な要素の数々ではあるが、
痛恨の一撃の百竜装飾品を装着して特効系百竜スキルの期待値を上回るほど発動しまくることを祈るか、
減気ビンや防御力+15ボーナスに価値を見出すほかない。
もう重ね着でイヌキにグロズヌィを被せるのが一番手っ取り早いかも。
- Ver.14では粉塵纏及び奮闘が傀異錬成に対応し、
難易度は高いものの粉塵纏を搭載した狂化奮闘型を実現できる。
狂化奮闘型は会心率100%超も狙えるため、高攻撃力低会心率の本武器は伸びしろが大きい。
強撃ビンはどうしようもないが、ここまですれば
長期戦などビン消費後における火力ではイヌキを上回ることも不可能ではないだろう。
少なくとも、「採用する意義は無い」という段階は脱却できたはずである。
- しかし、Ver.16での弓は完全に属性に振り切れている弓が優秀とされる環境となったため
物理をかなぐり捨てた属性特化運用が主流となっている。
この弓は貫通弓であるため、弾肉質が渋いモンスターが多い環境での無属性との相性は最悪の一言に尽きる。
こうして、またしてもイヌキ諸共ボックスの肥やしになってしまうのだった…。- 物理型もあるにはあるが、それは爆破弓に蓄積時攻撃強化を乗せた地力底上げ型が該当するため、
完全なる無属性の弓たちにこの路線が当てはめられることは終ぞ無かった。
物理貫通となるとバルファルクに出番はあるが、それも爆破弓との堂々巡りになってしまうのが哀しい・・・。
- 物理型もあるにはあるが、それは爆破弓に蓄積時攻撃強化を乗せた地力底上げ型が該当するため、
MHNow
- MHNow初イベントである「ディアブロス襲来!」にて、
ディアブロス亜種がサプライズ参戦をしたことでこの武器も実装。
生産時点ではグレード5のゲイルホーンボウだが、グレード6に強化することで角王弓ゲイルホーンとなる。
- メインシリーズのゲイルホーンは装填数UP無しで溜め4が解放、貫通矢の扱いに長ける
極めて高い攻撃力、絶望的なマイナス会心という特徴を持っていた。
MHNowのゲイルホーンは- 攻撃力は現状最大強化のグレード10のLv5で2658。これは全弓トップの物理攻撃力
- 会心率-30%
- 無属性
- 溜め射撃:貫通矢Lv1-貫通矢Lv1-貫通矢Lv4-貫通矢Lv4-
- グレード8以上で破壊王Lv1が発動
- 特筆すべき点は溜め射撃Lv3で貫通矢Lv4が放てるということ。
溜め3で矢の最大レベルの攻撃ができるため、他の弓と比べて攻撃頻度が1.5倍ほど多く確保でき、数値以上の火力を叩き出す。
その結果、属性武器とほぼ同格、スキル構成次第ではそれ以上の火力を引き出すことができる。
攻撃性能が優秀であることに加えて貫通矢であるため、遠距離から比較的安全に攻撃ができる事、
これ1本作っておけば属性関係なく大体のモンスターに対応できる。- 本作の弓は端末ジャイロ操作によって的確に部位を狙いやすい。
防具を破壊王で固め、溜め3で続々と部位破壊を連発させると潤沢な報酬量が期待できる。
強化を重ねると竜玉のかけら周回も楽になるだろう。 - 破壊王装備の火力で討伐が厳しくなった際は、溜めを短縮させる集中5装備を組むと良いだろう。
更にレウス胴で弱点特効Lv.2を発動させれば、弱点部位のヒットに限り会心が-30%から-5%に緩和される。
ちなみに『黒弓』の愛称は今作から急速に浸透し、ゲイを差し置いて使われるようになった。
本家シリーズでもこれくらい返り咲いてほしいものである…。 - 本作の弓は端末ジャイロ操作によって的確に部位を狙いやすい。
- 難点としては、ディアブロス亜種と手合せするまでの道のりが険しい*5こと、
出現エリアが砂漠エリアのみという限られた範囲であること、
そして何よりも、ディアブロス亜種自体が全モンスター中最強クラスの相手なので作成難易度はかなり高い。
だがその分、作成した際の見返りは大きい。- また、矢が全て貫通矢な事と溜め2までではどちらも貫通矢Lv1なので、
小型モンスターを処理するのにはかなり手こずる事になる。
一応、後方CSで溜め3貫通矢を放つと一発で処理できるが、面倒な場合は素直に他の武器に持ち替えるべきか。 - 他には、無属性である事が災いして「弱点属性で討伐」のミッションを達成できない点であろう。
なので黒弓ばかり育てるのでは無く、主に弱点属性討伐のミッションの為に他の属性弓の強化も怠らない事が大切である。
- また、矢が全て貫通矢な事と溜め2までではどちらも貫通矢Lv1なので、
- ゲイルホーンの存在に気を取られがちだが、通常種のブロスボウはリリース時点から登場している。
グレード6以上でブロスホーンボウと銘を変える。- 性能は無属性でマイナスが無く、黒弓以外の弓を上回る攻撃力を持つ安定性が特徴。
グレード8以上で装備スキルの火事場力が発動する。
- 性能は無属性でマイナスが無く、黒弓以外の弓を上回る攻撃力を持つ安定性が特徴。
評価
- 現状でも変わらず、多くのプレイヤーが本作の角王弓ゲイルホーンをバランスブレイカーとして扱う風潮にある。
作中の弓どころか全武器種の中で最高火力、溜め4ではなく溜め3による運用が可能、
無属性で全モンスターに適応、装備スキルに破壊王が付き容易な部位破壊が可能…など、非の打ち所がほぼない。
加えて今作の弓は、ジャスト回避の存在によって被弾を最小限に抑えられるうえに
ジャイロ操作で弱点部位を的確に狙うことができる。
破壊王を積めば続々と部位破壊が発生し、SPスキル「竜の一矢」で尻尾切断すら出来てしまう。
今作は部位破壊1箇所につき報酬が1枠増えるシステムのため、レア素材収集周回もお手のもの。
デメリット(後述)もあるが、あらゆる要求において黒弓が最適解になっている。- また翼弱点の多い飛竜種との相性は抜群で、滞空中は常に墜落のチャンスを狙える。
剣士苦戦必至のリオレウス亜種の攻略にも貢献できるだろう。 - 近接武器はロックオンに頼っても部位破壊が困難なうえ被弾しやすく、
もう一つの遠距離武器であるライトボウガンはアップデートの度に弱体化される始末。
さらに作品記事にも記しているが、本作は1つ1つの武器強化に
途方もないコストとリアルマネーを要するゲームシステムであるため、
安易に他の武器へ鞍替えすることが出来ない。
攻撃力・被弾リスク・報酬量を加味すると、結果的にどの装備の組み合わせでも
効率面では角王弓ゲイルホーンに勝つことができないのが現状である。
つまりこういうことである。MHNowに求められるもの 高火力:ゲ 汎用性:イ 部位破壊:ル 時間短縮:ホ 経費節約:| 被弾軽減:ン、及び全遠距離武器
もはや、恒例である。 - また翼弱点の多い飛竜種との相性は抜群で、滞空中は常に墜落のチャンスを狙える。
- リリース2ヶ月後のアップデートで遠距離武器の仕様が見直され、
クリティカル距離範囲の縮小や弱点部位以外に通るダメージ軽減など実質的な弱体化が施されたが、
黒弓に関しては“使い手の技量次第で”相変わらずの高火力を叩き出してくれる。
今後のアップデートで大幅な環境変化が起こらない限り、黒弓の猛威は続くことだろう。
しかし弱体化の前例を作ってしまった以上、苦労して強化した黒弓に更なる下方調整を施してしまえば、
ゲームのプレイ意欲を失いユーザー離れが深刻化してしまうことが懸念されている。
黒弓のために途方もない時間・体力・リアルマネーを費やしたユーザーは計り知れない。
もはやゲイルホーンはMHNowというゲームの命運を握っていると言っても過言ではないだろう。MH3GではMHP3が余りにも強すぎてナーフされ、
MH4Gでは貫通弓弱体化の煽りをモロに受け、
ワールド及びアイスボーンでは物理弓不遇の煽りをモロに受け、
Riseでは物理環境で輝ける…と思いきやナルガ弓の踏み台にされ、
サンブレイクではまたもや属性環境の到来で再び物理弓不遇となったことによる
鬱憤が爆発した結果がこれなのだろうか…?
- 2024年夏頃は、漂移錬成で連撃を付加させることが可能になり、黒弓の強化は更に加速した。
だが、ガンランスの実装とともに状況は少々変わりつつある。
黒弓のバランスブレイカーじみた性能は相変わらずだが、それはあくまで強化の手間に対して
早期に戦える相手が多すぎるという意味であった。
しかし、高性能装備や強豪モンスターが充実したことで火力重視なら属性を盛ることが求められたり、
他の汎用武器にしても支障がないほど様々な選択肢が増えてきている。
骨銃槍という、黒弓最大の難点である作りにくさを完全に解消した競合品が登場したことも大きい。- 特に、黒弓最大の弱点となる火力の盛りにくさが浮き彫りになっている。
確かに物理攻撃力は高いのだが、今作は火力を出そうと思えば弱点属性は避けて通れない。
そしてSPスキルの火力は低い部類で、貫通矢が通りにくい状況では極端に弱くなるのである。
飛行を多用するモンスターや体格が小さい鳥竜などはヒット数を稼ぎにくく、
結果として体力が倍増する多人数プレイではダメージ稼ぎに貢献できない。
★9以降はG10-5でも苦戦する場面が増え、★10ともなると漂移錬成で更なる火力スキルを盛らなければ討伐不可能なモンスターも増えてくる。 - それでも黒弓が強いとされるのは、あくまで溜め段階を一段スキップできることによる手数の多さと、
貫通矢ゆえのヒット数の多さによって、低グレードでも他属性に並ぶDPSを持てるからという理由である。
- 特に、黒弓最大の弱点となる火力の盛りにくさが浮き彫りになっている。
- 追加組のモンスターたちも黒弓との相性が悪いモンスターが増えて来たのも痛いところ。
- ツィツィヤックやオドガロン、プケプケ亜種のように射撃弱点が小さく貫通矢のヒット数をかせぎにくい頭のタイプ。
特にオドガロンについては距離を詰めてくる頻度が高く、攻撃の精度、威力共に高い類に分けられる。
且つ中~遠距離にいるハンターには飛びかかりや蛇行噛みつきなどの
回避困難なモーションを多く繰り出す所謂アンチ遠距離の特性を持つ関係でジリ貧に陥りやすい。
- そしてイビルジョー、クシャルダオラは属性攻撃により与えるダメージが1.5倍になる仕様がある。
これにより無属性の黒弓よりも属性値を積んだ武器の方が格段に倒しやすくなる。
- ツィツィヤックやオドガロン、プケプケ亜種のように射撃弱点が小さく貫通矢のヒット数をかせぎにくい頭のタイプ。
- 一方でジンオウガに関しては意外にも相性は良かったりする。
一件上記モンスターたちのように弱点が判定の小さい頭にしか無いので相性は良く無さそうに思えるが、
リーチの短い武器だと高い位置にある頭に届かなかったりガンナーであっても頭の部位がやたら動かれるので狙いづらく、
距離を離される行動が多いのと前方への攻撃が激しい事もあって非常に戦い難い。- それに対して本武器の貫通矢についてはジンオウガの激しい攻撃も安全圏から狙い射つ事ができ、
距離を離される行動も貫通矢なら間合いに入れる事ができて雷光虫飛ばしにさえ気をつければそれ程脅威ではない。
何よりもこの頃はまだ特殊なモンスターに対しての弱点属性1.5倍の補正が存在し無かった事が大きいだろう。
これによって頭を上手く狙えるPSが無くとも多少のゴリ押しは可能であった。
一説では大連続狩猟の★8ジンオウガをソロで討伐できるのは黒弓だけと言わしめる程であったのでその脅威は計り知れよう。
- それに対して本武器の貫通矢についてはジンオウガの激しい攻撃も安全圏から狙い射つ事ができ、
- 今後もモンスターの追加により黒弓との相性が悪いタイプのものが増えて行く可能性は考えられ無くもないので、
その場合は一度別の武器を使ってみるというのも手であろう。
- ここまで火力不足の問題について述べてきたが、それはあくまで最高ランク帯の話。
RARE6素材が出る★8モンスターを討伐できる火力は充分にあるので、
新たな装備を作るまでのつなぎとしてはお勧めできる。
依然として強武器の筆頭ではあるが、そこまで到達できるハンターならば
より火力の出る高グレード属性武器を育てることも可能である。
今後、無属性の黒弓の火力では到底太刀打ちできないモンスターが増えるのは明らかだが、
対抗装備を揃えるには大量のモンスターを乱獲するしかないことに変わりはない。
よって、的確な部位破壊ムーブと破壊王を併せ持つ黒弓は
楽な素材集め用汎用武器として今後も長き活躍が期待できる。
ぶっちゃけより属性を重視する環境への変化で一番(?)割食ってるのはゲイルホーン以外の無属性武器なのは内緒
- 上記のように使用率の抜きん出て高い武器であったためか、
MHNow1周年記念イラストにも抜擢されており、
レウス(亜種)やジンオウガ、イビルジョーの武器を抑えてど真ん中に描かれるという高待遇を受けている。
MHF
- MH2から引き継いでブロスホーンボウが存在する。
性能は同じで、独自の強化段階なども特になし。
- SP武器版の「ロングホーンボウSP」も登場。属性は龍属性。
ねじれた角の部分は白く、一方で甲殻を使用した部分は紫色、というカラーリングに変化している。
角竜の魂とも呼ぶべき角を贅沢に使用した重弓。
ディアソルテアロー
MHP2G
- MHP2Gに登場する弓。
名前の通り「マ)王ことディアソルテの素材で作られた弓であり、見た目はゲイルホーンの色違い。
真っ赤な弓と金の飾りが雄々しい、渋い見た目のゲイルホーンとは全く印象の異なる弓である。
- なぜか火属性を持つ貫通弓。
本家火属性貫通弓であるプロミネンスボウをさらに尖らせたパラメーターであり、
火属性値自体は150とかなり低めなものの、攻撃力が324と優秀で、これを加速させる会心率10%も持つ。
そのため、巨体の上火属性が極めて有効なウカムルバスの討伐には非常に向いている。
溜めレベルは貫通3→貫通4→貫通5という実にわかりやすいもの。
これも溜め3が貫通4のプロミネンスボウVに勝っている。
その代わり装填数+1で現れるのは拡散5で、装填できるビンも強撃とペイントだけである。
- 難点はなんと言ってもその生産難易度。
誰もが強敵として認めるディアソルテのG級個体が出現する『「マ)王 再び』をクリアする必要がある。- チケットそのものは、『電撃祭G イカヅチの山』でも手に入る。
こちらはフルフルとキリンの大連続で難易度は高いがまだマシだろう。
しかし、ディアソルテを打ち破ってこそこの武器を担ぐ権利があるのだ、
と考える貴方は断じて間違っていない。
- ついでに赤色を出すためか、上質な真紅の角が6本もいる。
G級武器を持っているなら、上位モノブロス狩りぐらいなんてことはないだろうが。
ただしこの上質な真紅の角、奴の職場のひとつだったりする
- チケットそのものは、『電撃祭G イカヅチの山』でも手に入る。
マサクルボウ
MHXX
- 二つ名モンスター鏖魔ディアブロスの弓。
マサクルボウダムを経由しLV5で究極強化の鏖弓シャンギーとなる。
形状は通常種武器と同じだが深い藍色を基調とし、
鏖魔の浮き上がる血管のような赤色のカラーリングになっている。
- 鏖弓シャンギーの性能は、
- グロズヌィよりも更に高い、というか全武器中最高の攻撃力410
- 更に低くなった会心率-25%
- 溜め4デフォ解放、溜め3は貫通LV5に
- しかし装填可能ビンはやっぱりペイントと減気のみ
- 武器スロットは無し
- 狩技ゲージのブースト効果あり
マイナス会心を含めても全ての弓の中でトップの期待値。- それどころか究極強化形で全武器中最下位の龍頭琴も同じ弓であり、
武器倍率差は驚異の340。
参考までにMHFのG級武器でマイナス会心を持つデスポートアーチャーLv50は攻撃力588だが、
この倍率差の属性武器を探すと、なんと下位グラビモス亜種素材で強化できる鳥幣弓IIIになってしまう。
MHFには同じG級武器でありながら下位とG級並の倍率差をつけられてしまったものが存在するが、
それはあくまで本家で比較した場合の話。
裏を返せば本家作品でありながら下位とG級の武器倍率差が激しいMHFの下位とG級並の倍率差をつけてしまったという、
もはや何が何だか分からない領域に到達している。
貫通弓としてのライバルはグロズヌィから変わらず鎧裂弓と白疾風弓となる。
特に、鎧裂弓ドイヌキは使用できるビンの多彩さから総合性能で上を行かれている。
- シャンギーは強撃ビン全LV追加さえ発動させれば、
溜め4デフォルト解放により事実上の装填数UP自動発動となるため非常に高い火力が得られる。
護石で最大12ptも得られる為案外発動は楽。
火力のシャンギー、搦め手の鎧裂&白疾風と使い分けよう。
また、ビンが切れて火力が下がる他の弓には不向きな大連続狩猟なども適している。- ただし、強撃ビン全LV追加そのものは重いスキルであり、そこから更に集中や貫通強化、
低い会心を補う裏会心or連撃の心得、剛射を使うなら変則射撃まで発動させるのは至難の業である*6。
ブレイヴ状態や剛連射、ジャスト回避を駆使する前提であれば集中を切る、
ストライカーやレンキンのような剛射が使えないスタイルなら変則射撃を切る等、
プレイスタイルに合わせてスキルの取捨選択をしていこう。 - なお、エリアルスタイルだけははっきり言って完全な悪手。
空中射撃は溜め2を使うのだが、何故か溜め2だけ重射3なのである*7。
重射エリアル運用にしても溜め2で重射5を持つグラディエンテを使った方がいいので注意しよう。
- ただし、強撃ビン全LV追加そのものは重いスキルであり、そこから更に集中や貫通強化、
- 強撃ビン追加を発動させない場合、この武器のポテンシャルを
無理矢理最大限に活かす方法がある。
ブレイドワイヤーである。
Xではその威力の低さに使えない狩技筆頭の烙印を押されていたが、XXで威力が倍以上に改善され、
強撃ビン補正以上のモーション値を得ることができるようになった。
また、先述したようにこの弓は全弓中期待値が最大であり、ブレイドワイヤー中はビン効果が無視されるため、
ブレイドワイヤー発動中に限っては間違いなく最強の弓となれるのである。
ブレイドワイヤー自体も必要ゲージが中であり
比較的簡単に発動できるのも二つ名武器であるこの弓には嬉しいポイント。- ブレイドワイヤー軸の運用の副次的なメリットとして一切のビンが不要になるため、
調合素材に取られていた分だけポーチが空き、
長期戦での火力低下を気にせず良くなるという点がある。
唯一搭載可能なペイントビンの消費を抑えてクエストクリアを狙うのも面白い
真・鏖魔の魂には明鏡止水が含まれているため狩技の回転率がアップし、
二つ名ボーナスと合わせてかなりのブーストが期待できる。
低い会心率は痛恨会心で改善でき、攻撃力UP【大】と逆恨みにより高い攻撃力を更に加速、
回避性能+2で防御面も万全とまさに至れり尽せり。
弾強化スキルは発動しないが、ブレイドワイヤー軸運用であれば不要である。
なんといっても武器防具が全て鏖魔で統一されているため見た目的にも完璧で、
まさにこの組み合わせのために生まれたかのようなマッチっぷりである。
ただし、集中が発動しない点には注意が必要。
発動させるには溜め短縮+6にスロット3というややレアな護石が必要である。
また構成の都合上、ワイヤーに準必須である弾導強化を付けられないためやや火力に難がある。
そのため装備やお守りがそろったところで、混合装備に移行するといいだろう。
もっとも集中・弾導強化・痛恨会心あたりが容易に組めるネセトのほうが有用ではあるが…- 溜め短縮+6スロット3が無いけどブレイドワイヤー運用で使ってみたいという場合は、
心滅・真を一式で着込むことでこの運用に必須の集中と明鏡止水を発動できる他、
HP全快を維持できれば攻撃力UP【大】相当になる上に位置取りに役立つ舞踏家が付いてくる。
隠密に関しては忘れてしまって構わない。
護石と装飾品で追加するスキルはワイヤーに準必須の弾導強化が良いだろう。
スロットが2つ空いた護石があれば空きスロットで発動が可能であるため
良い護石がなくとも十分発動可能である。
ぶっちゃけ鏖魔一式より強い…
- ブレイドワイヤー軸の運用の副次的なメリットとして一切のビンが不要になるため、
- この装備でオンに行く場合、野良ではやや肩身が狭い。
弾強化スキル・剛射・強撃ビンと弓使いでは当たり前の要素をかなぐり捨てているためである。
また、ブレイドワイヤーは横に範囲が広いため仲間を巻き込みやすく、
迂闊に妨害してしまえば地雷と見られても仕方がない。
ブレイドワイヤー自体も狩技の中では影が薄い(というかアクセルレインが濃すぎる)のも向かい風である。
やるならソロか仲間内の方がいいかもしれない。
ブロスフィアボウ
MHF
- ブロスホーンボウと同デザインのG級武器。
重さに加えクセがあるため、使用者は技術を要求されるという。
- 強化により変動するのは攻撃力(とLv30以降のシジルスロット拡張)のみで、
Lv20時には攻撃力434、Lv50だと攻撃力576となる。
ほか、矢レベルは貫通2-貫通2-拡散4(-連射3)、防御力+100、曲射は集中型、
対応ビンは強撃ビンのみという、無属性拡散弓として手堅くまとまった性能となっている。
無属性なので無属弓強化シジルも有効。
- しかし無属性拡散弓というポジションは、ダードアルクと丸被りである。
あちらはLv20で攻撃力501・会心率10%、Lv50で攻撃力584・会心率20%と、
攻撃性能では完敗してしまっている。
またG8での弓の上方修正以降、各種状態異常ビンも強撃ビンほどではないが
威力強化効果を備えるようになっており、
毒・麻痺・睡眠ビンが装着可能なダードアルクとは継戦能力の面でも突き放されてしまうこととなった。
一応、曲射が切断型だったり、素材元との遭遇頻度の低さから来る
製作難度の高さといった差別化点はあるにはあるが……。
ただ、防御力が重要となってくるG級の環境では、
ブロスフィアボウが持つような防御力ボーナス効果は
それまでのランク以上に大きく機能するものとなっているため、
守備方面に不安が残るのならこちらを採用してもいいかもしれない。
- なお、「技術を要求される」という説明文が
いかにも会心率や矢レベルに反映されていそうではあるが、
実際のところは特に使いづらい部分もない典型的な無属性拡散弓である。
ダードアルクという強大な競合相手はいるが、この弓自体の問題ではない。
余談
- ゲイル(Gale)とは疾風・嵐を意味する。直訳して疾風の角となる。
MHSTにもゲイルという名の人物が登場している。- 貫通弓であることと、名前のカタカナ部分の最初二文字がアレなせいか
亜○ル砲こと烈風砲【裏黒風】と並んでネタにされることがある。
しかし、これは人のアイデンティティを「ネタ」にしている以上、ともすれば他者に不快感を与え、
また、そうした人々への嘲笑として捉えられても仕方ない表現であることは留意すべきだろう。
- 貫通弓であることと、名前のカタカナ部分の最初二文字がアレなせいか
- MHXXでの通常種武器の究極強化名であるグロズヌィは、
ロシア連邦の構成国の1つであるチェチェン共和国の首都の名前が有名だが、
これは、ロシア語で「恐怖を与える」といった意味の形容詞が由来である。
また、そこから転じてロシア・ツァーリ国の初代君主である、
イヴァン4世のことを指す言葉としても用いられることがある*8。
イヴァン4世はロシア史上最大の暴君としても知られており、
同じく暴君と呼ばれることの多いディアブロスの武器の銘にふさわしいと言え、
実際鏖魔武器がイヴァンの名を持っている。
- では鏖魔武器の「シャンギー」の名前の由来はと言うと、劉邦との戦いが非常に有名な項籍…こと項羽。
城を攻め落とした際に降伏した兵士や捕らえた20万人もの捕虜を生き埋めにして凱旋したり、
秦を攻める際に他国と内通した上官を殺害したり、
叔父が「陳勝の二の舞を演じたくないから傀儡として擁立しとこ」という事で擁立した皇帝を暗殺したりと
やりたい放題やっていたせいで国民の激しい反感を買い、最終的には垓下で劉邦に敗れた。
最期は垓下からの撤退を諦めて孤軍奮闘するが追い詰められてしまい、
その状況でたまたま見つけた旧友に「俺の首で偉くなれよ」と言い残し、自分の首を刎ねて差し出したという。
ちなみに、劉邦との最後の戦いにおいてのエピソードから生まれた故事成語が「四面楚歌」*9である。
また、彼は自身の詩の中で「抜山蓋世」という言葉も残しており、
こちらは過去作で別の武器の名として使われている。- 彼の生涯が記録された歴史書『史記』では、並外れた実力を持つ武人、そして将軍として描かれており、
戦場においてはほとんど常勝不敗、
不在の隙を突かれて自身の本拠地が敵に占領されたと知るや、すぐさま奇襲を仕掛けて、
(相手が油断しきっていたとはいえ)自軍の十倍を超える大軍勢を打ち倒し、
また劉邦によって追い詰められた際には、わずかな手勢を率いて彼らに挑みかかり、
数千の敵兵による追撃を受け満身創痍になりながらも血路を開いて包囲を突破するなど、
その戦いぶりは凄まじいの一言に尽きる。
一方で武勇や戦術以外の面での手腕は惨憺たるものであり、
上に挙げた他にも、秦を滅ぼした後の諸侯への領土分配で盛大なミスをしたり*10、
かの有名な"鴻門之会"では、ひたすら下手に出る劉邦の態度に気勢を削がれてしまい、
せっかくの処断の機会を逃す*11など、その失態については枚挙に暇がない。
そういった点も含めて、攻撃力だけは飛びぬけているが、
ビンをはじめとするそれ以外がどうしようもないという
両極端な性能を有する本武器にふさわしい名前といえるだろう。 - さらに余談だが、別のところでは上述のイヴァン4世同様、
様々な理由で人間とは思えない巨大な異形の姿で登場している。
同時に、彼の愛人や関わりの深い人物も登場している。
- 彼の生涯が記録された歴史書『史記』では、並外れた実力を持つ武人、そして将軍として描かれており、
関連項目
モンスター/ディアブロス亜種
モンスター/ディアブロス
モンスター/鏖魔ディアブロス
武器/ディアブロス武器
クエスト/「マ)王 片角のマオウ
ゲーム用語/コラボレーション
武器/ロングホーンボウSP