- 種族
- 古龍種
- 別名
- 天晶龍(てんしょうりゅう)
- 登場作品
- MHXR
- 狩猟地
- (タブラディン群島)
目次
生態・特徴
- 人類未踏の地とされてきた「断裂群島」にて存在が確認された謎多きモンスター。
その姿は同じく断裂群島にて発見された「冥晶龍ネフ・ガルムド」との共通点が多いが、
冥晶龍のような青い結晶ではなく燃え上がるような赤色の結晶をその身に纏っている。
古い部族の言い伝えに名を遺す存在「天晶龍エオ・ガルディア」とは数々の特徴が共通しており、
ギルドではこの古龍をエオ・ガルディアとして扱うこととなった。
- 発見の経緯
- 探険隊が足を踏み入れたタブラディン群島など、様々な島々を荒廃させていた古龍ネフ・ガルムド。
その脅威は狩人らの尽力によって討ち払われ、群島には平和が戻っていたが、
最近になって各地で奇妙な現象が報告されるようになった。
大砂漠にて古代文明の調査に向かう途中だった調査隊が「大きな鳥のようなモンスター」を目撃し、
ある砂丘ではキャラバン隊がそのモンスターに襲撃され、積み荷を丸焦げにされる事件も発生。
報告では「上空を通り過ぎた後、見たこともない気流が生まれているようだった」、
「巨大な風のうねりによって積み荷ごと吹き飛ばされてしまった」との証言もなされていた。
さらに、調査隊が新たに解読した古代の碑文には、現地部族の言い伝えが刻まれており、
言い伝えの内容とエオ・ガルディアの関連性についての解明も現在取り組んでいる。
- 特徴
- 発達した四肢と大翼は眩い金色の甲殻で覆われ、幅の広い尻尾を有するなど、
大まかな特徴は先に発見されていたネフ・ガルムドと酷似している。
一方で相違点も多く、赤い結晶を纏うという最大の特徴の他にも、
顔立ちが猛禽類にスマートで嘴のような構造になっており牙があまり目立たない点、
ネフ・ガルムドの特徴である首の裏に反り返るように存在した甲殻がない一方で、
背部に背負うように扇状の甲殻が反り返って存在している点、
エオ・ガルディアの方が体毛の生える箇所が多く、白い羽毛によって甲殻がある程度覆われている点、
5本の指が全て前方を向くネフ・ガルムドに対し、エオ・ガルディアは3本が前を向き1本が後方に伸びる点など、
鳥類を連想させるような特徴が多く挙げられる。
また、首元・翼の根元・翼爪の根元・尻尾に赤色の発光器官が存在する*1。
この発光器官は輝いた際にまるで赤い目玉が多数存在しているようにも見え、
古代の壁画にも描かれているなど、本種の大きな特色の一つと言える。
ネフ・ガルムドは感応結晶から力を得なければ甲殻の隙間が青く発光することはないが、
エオ・ガルディアは常時力が溢れているようで、力尽きるその時まで隙間から赤い光が漏れ続ける。
この差異はそれぞれの感応結晶に対する働きを窺わせる要素である。
- エオ・ガルディアは飛行中の姿が目撃されることが多く、戦闘態勢でも滞空状態を維持する傾向がある。
その飛行能力は地面に接するほどの低空でも器用かつ優雅に滞空できるほどのもの。
背中の大翼は空中機動の要であると同時に外敵に対する武器にもなっており、
飛行しながら大きく振りかぶることで相手を斬りつけるような行動も頻繁に行う。
また、翼部の発光器官を赤熱させてから滑空して襲い掛かることもある。
さらに、体を回転させつつ素早く飛行することで猛烈な気流を一時的に発生させる。
この気流を発生させた後には風を受け止める位置で力を溜める仕草を見せることもあり、
エオ・ガルディアが何らかの意図で行っている可能性が考えられる。
更に、報告によると口から空気の塊のようなものを吐くことで巨大な風のうねりを発生させ、
外敵を遥か遠くまで吹き飛ばすような行動も行う。
これらの行動の際には赤々と燃える結晶も付随して設置され、触れたものを容易く炎上させる。
- ある程度力が蓄積すると翼などにある発光器官が煌煌と輝く。
力が限界まで高まった際には背部に日輪を連想させるような光球が現出、その熱を纏ったような見た目になる。
この状態では感応結晶に対する働きかけも強力になるようで、
地底から古代文明の遺跡を能力で引き上げ、大量の熱風と共に周囲へと飛ばす大技を用いるようになる。
その予兆として大規模な流砂も発生するなど、周囲への影響力はネフ・ガルムドに比肩する。
概要
- MHXRにて新たに追加された同作オリジナルモンスター。古龍種に分類される。
サービス開始3周目の2018年10月頭に実装され、完全オリジナルモンスターでは3体目の古龍種となる。- 狩猟解禁日の2018年10月1日には討伐が達成条件である強襲クエストが配信。
すぐ後に撃退が目標となる「エオ・ガルディア迎撃戦」が配信されている。
迎撃戦の個体は最も脅威となる大技を行わないため、強襲クエストの個体よりも弱体化している。
また、10月8日には「【緊急事態】エオ・ガルディア!」が初配信された。
- 狩猟解禁日の2018年10月1日には討伐が達成条件である強襲クエストが配信。
- 別名を「天晶龍」といい、「冥晶龍ネフ・ガルムド」とは対になる存在となる。
どちらも金色の煌びやかな甲殻を全身に纏い、やや平坦に見える尻尾、反りのある角、
さらに鳥を連想させる大翼・体に入ったラインなどが発光する様子など類似点は非常に多い。
同一種かと思うほどに似通った二種だが、両者は雌雄の関係にあるわけではなく、
むしろ性質は真逆とさえ言えるもので、生物学上どのような関係性にあるのかは不明である。- この両者は古代から対として認識されていたらしく、言い伝えが碑文に刻まれている。
現地人のカイラーサも一部を覚えており、エオ・ガルディアの名も昔付けられていたようだ。地を統べる冥晶の龍と天を征す天晶の龍は、
輪廻の如く大地に生と死をもたらすものなり―
冥晶の龍が喰らいし大地に、
天より天晶の龍舞い降りん
その姿は太陽の如く煌めき、
その姿現れし時、風はうねり、
大地に大いなる力を与えん - 言い伝えでも触れられているが、二者は「感応結晶」に与える影響が大きく異なる。
ネフ・ガルムドは青い結晶を身に纏い、感応結晶からエネルギーを吸い上げていたのに対し、
エオ・ガルディアは赤い結晶を身に纏い、感応結晶に自らのエネルギーを与えるという生態を持つ。- この違いからか、ネフ・ガルムドは感応結晶を纏わない限り体の一部が発光しないのに対し、
エオ・ガルディアは体が常時発光し、翼などに結晶を常に纏い続けるという違いがある。
両者には尻尾から背中に掛けて発光するライン状の特徴的な器官が存在しているが、
ネフ・ガルムドは結晶を纏ったときのみ尻尾側から光が流れる*2のに対し、
エオ・ガルディアの方は背中から尻尾側に向けて、つまりネフとは逆方向に光が流れる。
結晶についても常時纏っているため、どのタイミングでも結晶を用いて攻撃してくる。 - MHXR作中ではネフ・ガルムドの活動がタブラディン群島を窮地に追い込んでおり、
「結晶のエネルギーを吸い上げて島を荒廃させる」相当危険な存在として描かれていた。
エオ・ガルディアの性質はこの逆であり、島の環境を回復させる良い存在にも思われるが、
「群島が壊れそうなくらい強い力」を有しているため、その点で危険視されている。
運営いわくその場にいるだけで影響を及ぼし、結晶に力を与えすぎて暴走させてしまうのだという。
- この違いからか、ネフ・ガルムドは感応結晶を纏わない限り体の一部が発光しないのに対し、
- また「天を征す」との記述があり、後述する通りほぼ常時滞空している。
ネフ・ガルムドも滞空を絡めた行動はあるものの、基本的には地上での行動が主体となる。
この辺りも明確な差別点と言えよう。
- この両者は古代から対として認識されていたらしく、言い伝えが碑文に刻まれている。
- ネフ・ガルムドには「感応結晶の奪い合い」とでも言うべき特徴的な戦闘ギミックがあったが、
エオ・ガルディアが身に纏う感応結晶は剥がせず、弱体化させることもできない。
一方で新たに「風のうねり」という現象が生態・戦闘に取り入れられている。- 「舞い降りる日輪」と称されるモンスターであり、使用属性は火となっている。
「土」属性の使い手だったネフ・ガルムド同様、見た印象で属性は解りやすい。
- 「舞い降りる日輪」と称されるモンスターであり、使用属性は火となっている。
- MHXRでは2018年6月にオリジナルモンスター「黒冠龍モルドムント」が実装されている。
MHXRにおいてオリジナルモンスターの追加は盛んではなく、モルドムントが久しぶりの追加であり、
さほど間を置かずに更なる新モンスターが発表されたことで驚くユーザーは多かった。- なお、ネフ・ガルムドやエオ・ガルディアは特殊な戦闘ギミックを有するモンスターだが、
モルドムントは「立ち回りの面白さ」に重点が置かれている。 - 2019年以降特殊種を除くと目立ったオリジナルモンスターは追加されておらず、
そのまま2020年11月にサービス終了を迎えることとなった。
そういった意味ではMHXRで最も新しい、最後の完全新規モンスターであるといえる。
- なお、ネフ・ガルムドやエオ・ガルディアは特殊な戦闘ギミックを有するモンスターだが、
戦闘概要
- エオ・ガルディアの用いる属性は火。水属性の武器が有効となる。
一つ前に実装された怒り喰らうイビルジョー産の武器などが対策になるだろう。
- エオ・ガルディア戦では「風の通り道」「風の気流」などと称される特殊ギミックがある。
これはエオ・ガルディアの行動に連動してエリア内に発生するものであり、
ハンターの目にも見える形で特殊な気流が発生し道のようになり、それが一定時間配置される。
これはいわゆる「ダイソン」系のギミックであり、内部に立ち入るとハンターが風下にスライドする。
この風そのものにはダメージや怯みなどはなく、ハンター側が活用できるものとなる。- エオ・ガルディアは大砂漠の決戦ステージを基にした広いエリアを存分に動き回るモンスターであり、
特に一部行動ではかなり距離を取られてしまい、単純に追いかけるだけでは時間が掛かる。
そのような場面で風が設置されていれば、入りこむことで風下へと一気に移動できる。
また、最大の大技「遺跡共鳴」を行う際にも3方向に向けて風の通り道が設置されるが、
これを上手く活用することで大技の範囲外へと逃げ去ることが可能となっている。 - 一方、風の通り道に進入することにはリスクも存在する。
上述した大技からの脱出路以外では赤く燃える結晶片もセットで配置される。
結晶に触れると火傷・爆破と二つも状態異常を併発してしまい、リアクションも発生する。
エオ・ガルディアは予め設置した結晶が風下の終点になるよう風を生み出す狡猾な行動もとる。
利用する際には結晶の位置を確認し、風に流されつつも接触しないよう注意したい。
- エオ・ガルディアは大砂漠の決戦ステージを基にした広いエリアを存分に動き回るモンスターであり、
- 地上戦を主体としていたネフ・ガルムドとは違い、狩猟中はほぼ滞空状態を維持する。
その滞空への傾倒具合たるや、同作のクシャルダオラすら超えるほど飛んでいる。
特定の行動中やダウン中などの間は地面に降りる(落ちる)ものの、
その行動が終われば即座に滞空状態へと移行するため、地上技を連続して行うことはない。
基本的に低空飛行であることが多く、剣士でも全く攻撃できないといったことはないが、
地上に降りているタイミングを狙えないとややストレスを感じてしまうだろう。- なお、空中で部位破壊を行うと落下してきて短時間攻撃チャンスとなる。
ただしダウンから復帰するとまた滞空へと移行するため、限られたチャンスを有効活用したい。
頭部・右翼・左翼の三ヵ所分チャンスはあるが、モンスターの行動中は落ちないタイミングもある。
なお、頭部は地上でもダウンを誘発できるようだ。
- なお、空中で部位破壊を行うと落下してきて短時間攻撃チャンスとなる。
- エオ・ガルディアには他モンスターと同様に怒り状態があるが、
それとは別に「段階的に体に熱気のような物を纏う」という性質が見られる。
「遠くへときりもみ回転滑空を行う」技を行うと二段階に分けて体に熱気を纏い、
二段階溜まると体の一部が強く発光、両翼に瞳があるかのようにも見えるようになる。- この発光している状態は大技「遺跡共鳴」の用意が整ったことを示しており、
一度大技を使用すると熱気エフェクトが消えた元の姿へと戻り、再度蓄積を行っていく。
- この発光している状態は大技「遺跡共鳴」の用意が整ったことを示しており、
主な行動
- 各技の名称は暫定的なもの。
- きりもみ滑空→蓄熱
- エオ・ガルディアの様々なギミックが絡む重要行動。
エリア端に背を向けた後、きりもみ回転しながら遥か遠くまで滑空していく。
滑空の終点で着地しつつ反転し、しばらくそのまま地面にて力を溜める仕草をする。
一瞬で遠くまで移動した後にその場に留まるため、単純に追いかけると時間が掛かりやすい。
しかし滑空したルートに風の道が設置され、それに乗って移動すると即座に移動できる。- 風の道にはエオ・ガルディアが移動した際に剥離した結晶片が散らばっている。
これにぶつかると転ぶだけでなく、爆破やられと火傷が付くため攻撃チャンスが無くなる。
ただ、結晶片は風の道内左側→右側→左側といったように左右交互に配置されるため、
「風に押されながら結晶片のない側へ横移動する」と簡単に回避することが可能である。
この「障害物を躱す」ゲーム性は、まるでレースゲームの一場面のようにも感じられる。
また、いわゆる「武技避け」を利用すると無敵時間の間に吸い寄せられるため便利。
上手く辿りつければエオ・ガルディアの無防備な頭を狙う大チャンスとなる。 - エオ・ガルディアはまるで風を浴びるように終点で待機している。
この行動を終えると一段階分熱のエフェクトを纏い、2回行うことでその姿が大きく変わる。
膨大なエネルギーを体に充填させるための準備行動といった所だろうか?- 2回目の蓄熱時、近接していると判り辛いが空中で格好良い姿を見せている。
羽ばたかずに空中で静止し、両翼の間に火球のようなものが発生してギラギラと輝く。
その様子は「舞い降りる日輪」の呼び名に相応しい風格がある。
- 2回目の蓄熱時、近接していると判り辛いが空中で格好良い姿を見せている。
- 風の道にはエオ・ガルディアが移動した際に剥離した結晶片が散らばっている。
- 結晶設置→二連ブレス
- エオ・ガルディア側が風の道を罠として用いてくる行動。
後ろに跳び下がりつつ翼を光らせるのが予備動作で、この時に前方二箇所へ結晶片を飛ばす。
その後に設置した結晶片へ向けて空気塊のブレスを左右二回連続で吐き出す。
空気塊が通った場所を追うように風の道が生成され、エリア内にV字状に配置される。
考えなしに風の中へと入り込むと、風下に待ち受ける結晶片にぶつかってしまう。
遠距離武器で頭を狙う場合はブレスに煽られてそのまま結晶送りになることもあり、
予め意識しておかないとクエスト失敗に繋がりかねない危険性がある。- 風の道が出来るとほぼ同時にエオ・ガルディアは次なる行動へと移行する。
特に、V字状に設置された風の間に滑り込むように滑空、着地する行動が多い。
この場合はあえて風に乗って追いかけ、丁度良いタイミングで抜けると追撃しやすい。
ただし、この行動は確定ではなく、地面に翼を擦り付ける滑空で横から入っていったり、
一度の滑空で着地せずに反転、再度突進を繰り出す二連滑空へと繋げることもある。
風の利用如何に関わらず、エオ・ガルディアの動向を慎重に観察した方が良いだろう。 - 空気の塊を吐く能力はあるエオ・ガルディアだが、これを直接ハンターに吐くことはない。
- 風の道が出来るとほぼ同時にエオ・ガルディアは次なる行動へと移行する。
- 二連噛み付き
- エオ・ガルディアの技では数少ない、地上に降り立ってから始動する技。
地上で他古龍のような軸合わせを行った場合、この技が来る可能性が高い。
着地後すぐに前方右側に向けて噛み付き、その勢いのまま右方向へ飛び立つ。
その後、今度は元の向きから見て左側の位置へと滞空状態で噛み付く。
地上に降りている時間は短いが、攻撃判定は狭いようでチャンスにし易い。
- 翼撃
- エオ・ガルディアが多用する攻撃手段。滞空したまま翼を打ち据える器用な行動である。
モーションは多様であり、少し反動を付けてから片翼で一回転して周囲を薙ぎ払うもの、
上空へくるりと舞い上がるように飛翔、直後に回りながら降下して周りを一掃するものなど。
特に後者は近くに居ると非常に避け辛く、そこそこ威力もあるため危険。
- 滑空
- 滞空状態から繰り出すオーソドックスな滑空攻撃。
終わり際で着地するモーションを取ることも多いものの、大抵は一瞬で飛び上がってしまう。
また、着地せずに空中で体を翻して二連続で滑空攻撃を繰り出したりすることもある。
怒り時には二連続滑空の頻度が高まるため、着地するか否かで判別したい。
なお、攻撃として行う滑空は空中での予備動作が存在しているが、
「遺跡共鳴」を行う前には位置調整として予備動作なしの滑空を行うことがある。- これとは別に、「翼を地面に擦りつけ、地を切り裂くかのように飛行する」技もある。
見た目は非常に格好良いが、これによって後ろに回り込まれてしまうことも多い。
また、単なる移動モーションではなく翼に攻撃判定があるため巻き添えを喰らいやすい。
さらに、このタイプの滑空は通常の滑空や翼撃へすぐさま繋げてくることもあるため厄介。
- これとは別に、「翼を地面に擦りつけ、地を切り裂くかのように飛行する」技もある。
- ボディプレス
- ネフ・ガルムドも行ってきたような上空からのボディプレス。
エオ・ガルディアのものは滞空状態で始動し、素早く上空へ飛び去った後一瞬で降ってくる。
技の発動から降ってくるまでの猶予は少なく、知らずに反応するのは難しい。
またボディプレスの瞬間しか接地しないため、攻撃チャンスにもし辛い技となる。
そこまでダメージ量は高くないものの、剣士であれば警戒しておきたい行動と言える。- ハンターが至近距離に居る場合はついばみ・翼撃・ボディプレスのどれかで対応しやすい。
ついばみは当たり辛い技だが、それに油断しているとボディプレスで蹴散らされてしまう。
- ハンターが至近距離に居る場合はついばみ・翼撃・ボディプレスのどれかで対応しやすい。
- 遺跡共鳴
- エオ・ガルディア最大の大技。蓄熱を二回行い体が発光している時に行う。
一度瞬時に地面へと降り立ち、上体を起こして高らかに吼えるのが予備動作。
エオ・ガルディアが素早く飛び上がり、上空で羽ばたかずに翼を大きく広げたまま滞空*3。
この時エオ・ガルディアに向けて流砂が流れ始め、その影響で真下へと吸い寄せられる。
要するにダイソンであり、見た目はネフ・ガルムドが結晶を装着する際の流砂に似ている。
その後、エオ・ガルディアから広がるように熱波が周囲へと広がっていき、
同時に地中に埋まっていた紋様が光る柱状の瓦礫群が空中浮遊、
熱波と共に周囲を回り、触れたものを一掃する。
その見た目は非常に派手であり、またネフ・ガルムドの特徴的な行動二つを連想させる。
特に「遺跡共鳴」という技名*4はネフ・ガルムドが用いるものと共通している。- 流砂による吸引力は非常に強く、中に取り残されると長時間無敵に回避手段が必要になる。
一方、ギミックとしてエオ・ガルディア側から周囲三方向へ向けて風の道が配置され、
流砂の勢いに逆らって風に入ると風下側へと脱出できるという性質がある。
技始動時には地上にいるエオ・ガルディアを狙い、風の道ができたらそこに逃げ込むと良いだろう。
攻略のコツとして飛び上がる瞬間に空気塊が三方向に射出される予兆がある。
この空気塊が通ったところに風の道が形成されるため、一つの目安になる。
空気塊の時点では流砂が発生していないため、先んじて移動しておくと良い。- 注意点として、この技は基本的にフィールドの位置に関わらず発動するため、
風下にエリア端がある場合は引っかかって安全圏まで離脱できないという場面が頻発する。
出来る限りエリア中央側(=エリア端が最も遠い)方に近い風を選んで入り込むと良い。
- 注意点として、この技は基本的にフィールドの位置に関わらず発動するため、
- エオ・ガルディアが身に纏う熱が最大まで蓄積した後はこの技が来る可能性がある。
熱蓄積直後に発動することもあれば、色々別の行動をとって中々行わないこともある。
エオ・ガルディアの気分次第ではあるが、それでも一応の兆候と考えて良いだろう。 - なお、ネフ・ガルムドが扱う遺跡の瓦礫は青色に紋様が輝いていたが、
エオ・ガルディアが扱うそれは、見た目こそ酷似しているものの真っ赤に輝いている。
- 流砂による吸引力は非常に強く、中に取り残されると長時間無敵に回避手段が必要になる。
武具
- 防具「エオルシリーズ」はネフ・ガルムド同様古代エジプト風の装衣となっている。
ただし、あちらが金に加えて青色・黒色を基調とした「犬」を連想させる外観であるのに対し、
エオ・ガルディアのものは赤色・体毛の白色を基調とした「鳥」を思わせる外観になる。
また、所々にある壁画に描かれるような赤い瞳を連想させる意匠がかなり特徴的である。
これはエオ・ガルディアの翼などにある発光部分を基にしたものであろう。
男性装備はエオ・ガルディアの翼近くに見られる襟のような部分が取り入れられ、
女性装備は鳥の翼を連想させる意匠・部分が所々に配されている。
- 武器は火属性を帯び、やはり感応結晶と思しき赤い結晶が組み込まれている。
- 10月下旬には氷属性モンスター「ウラガンキン輝岩種」の追加が予定されており、
火属性武器であるエオ・ガルディアから得られるものはそちらに有効とのこと。
武器種 名称 元になったと思われるもの 大剣 亡炎宿すウジャト 古代エジプト神話に登場する女神「ウジャト」 双剣 王墓を崇めるジェネフ トトメス三世に仕えた司令官? 狩猟笛 霊魂を奉るネフェト ランス 茫漠彷徨うメデス ガンランス 神殿に捧げるセジェト 炎を意味する「セジェト」? 操虫棍 生者を護るウアス 権力を象徴する杖「ウアス」、ウアセトの町の守護女神 弓 結界に坐すデシェレト 赤、ナイル川の恩恵を受けない荒地"赤い土地"「デシェレト」 - 10月下旬には氷属性モンスター「ウラガンキン輝岩種」の追加が予定されており、
余談
- エオ・ガルディアのモチーフはエジプト神話に登場する太陽神「ラー」である。
古代エジプトにおいて広く信仰を集めた偉大なる神の一柱であり、主神としての知名度が高い*5。
農耕を支える太陽の神格化ということもあり、その存在感は頭一つ抜けているとも言える。
多くの神々と習合されたラーだが、基本的にはハヤブサの頭を持つ人の形態で描かれる。
エオ・ガルディアには鳥を思わせる部分が多く、これが基になっているようだ。
頭がフンコロガシもといスカラベである「ケプリ」の姿でなくてよかった- 夕に沈み、翌朝に再び昇る太陽の様子は古代エジプトにおける人々の死生観に影響を与えた。
「魂が蘇る」という信仰が広がったことで魂が還るべきミイラの技術が発展したり、
巨大なピラミッドやオベリスクなども太陽信仰に密接に関わっていると考えられている。
神話体系の中心とも言うべき太陽神の立場にあるため、現代における知名度も指折りである。- 日本でも一般的知名度があるほか、MHもコラボしたカードゲーム『遊☆戯☆王』にて、
「神のカード」と呼ばれる三幻神の一枚「ラーの翼神竜」が色んな意味で広く知られている。
城之内を死なせたり、カードの性能が低く「ヲー」呼ばわりされたり……
なお性能面では10年以上経ってから原作再現のためのカードが追加された
- 日本でも一般的知名度があるほか、MHもコラボしたカードゲーム『遊☆戯☆王』にて、
- MHXRでは対として描かれているネフ・ガルムドとエオ・ガルディアであるが、
ネフ・ガルムドのモチーフになった「アヌビス」神と「ラー」は別に敵対していない。
エジプトの冥界である「ドゥアト」にいるアヌビス神とは管轄している場所が違うためである
夜の間、地平線の下(地下世界)ドゥアトを旅するラーの敵対者とされるのは、悪神「アポピス」で、
MHXRにはそのアポピスが基になったと思しいモンスターも既に登場している。
- 夕に沈み、翌朝に再び昇る太陽の様子は古代エジプトにおける人々の死生観に影響を与えた。
- 名前の由来はエオは「太陽」、ガルディアは「ガルーダ」から取ったとのこと。
ガルダはインド神話に登場する神鳥で、炎のように輝き熱を発するとされる。
- エオ・ガルディアは元々「ネフ・ガルムド亜種」を実装するか検討する中で生まれたという。
ネフ・ガルムド実装時点では構想はなく、様々な検討を重ねる中で対のモンスターが提案され、
最終的にはネフ・ガルムドとは全くの別物にまで変わっていったようだ。- このような経緯から、エオ・ガルディア開発当初からコンセプトは対として強く意識され、
「赤い色」「地上戦主体のネフに対して空中戦主体にする」といった点は変わっていない。
ただ、当初は今よりも滞空している状態が多く、戦いやすいように着地する技が増えたとのこと。
低空飛行の割合が高いのも、開発者による戦いやすさを意識した苦心が見え隠れする。
- このような経緯から、エオ・ガルディア開発当初からコンセプトは対として強く意識され、
- 別名である天晶龍の読みは「てんしょうりゅう」であるが、
これはMHFにて登場した「天翔龍シャンティエン」と被っている。
とはいえその姿はまるで異なっており、作品も違うとあっては関連性などないだろう。
まあ、別名の読みの被りは「しとうりゅう」や「かくりゅう」で前例もあるし
エオ・ガルディア戦闘BGM
- エオ・ガルディアとの戦闘中に流れる曲。いわゆる「エジプト音楽」風のBGMになっている。
ネフ・ガルムドのものとは異なるが、一部のメロディは踏襲されており関連性を窺わせる。
イントロが短いあちらと異なり、激闘を予感させるような徐々に盛り上がるイントロがある。
また、全体的に「雄大」「優雅」といったワードが思い浮かぶような気品があり、
ネフ・ガルムドの曲をやや控えめにしたような序盤、
大空を優雅に飛び交うエオ・ガルディアを想像させる伸びやかな中盤、
力が限界に達し、能力によって相手を圧倒する姿を連想させる終盤……といったように、
一つの曲の中で大きく曲想が変わっていく点もネフ・ガルムドのものと大きく異なる。
素材
- ネフ・ガルムド、モルドムントと同じく通常のモンスター同様の素材体系を取っており、
「天晶龍の甲殻」「天晶龍の翼」「天晶龍の骨」「天晶龍の火炎玉」が存在し、
エオ・ガルディアの部位破壊を達成することで「天晶龍の部位証I」が入手できる。
- また、期間限定で入手可能な素材として覇玉鋼、覇玉粉、覇玉炉という素材が存在する。
関連項目
シリーズ/モンスターハンター エクスプロア
モンスター/ネフ・ガルムド - エオ・ガルディアとは対になる古龍種。
モンスター/アピポス - 作中での関連性は描写が無いが、エジプト神話で太陽神ラーと深い関わりがある。
モンスター/アトラル・カ - MHXXで登場した甲虫種。古代エジプトを連想できる要素が多い。
世界観/感応結晶
世界観/断裂群島
世界観/古代文明