概要
販売ページ(Steam)
DIEHARD TALES GAMESより2018年12月21日にSteam上で発売された公式ゲーム。開発はデスモフモフ/ネコ忍者コア=サン。ジャンルはシューティング。
値段は1200円。SteamのセールでOFFはしない方針であり、セール時期などを気にせず遊びたい時に購入出来ることが重点されている。
なお、2022年8月よりタイトルが「NINJASLAYER : AREA 4643」に改題されている(詳しい経緯は下記参照)。
自機となる操作キャラクターを1人選択し、マップ上に配置されたエネミーを排除しながら進む見下ろし型アクションシューター。
キャラ毎に差異はあるが、基本的には左クリックで射撃攻撃、右クリックで近接攻撃を行い、右クリック長押しで一定時間無敵になりながら行動する、所謂ボムを使用する。
ステージは複数のエリアで区切られており、体力が0になって死亡してもエリアの最初から再スタートする。またこの時ボム使用に必要なゲージが最大まで回復する。
ステージの最奥で待ち構えるボスキャラを倒すとステージクリアとなる。
ストーリー
世界を支配していた人工知能「アルゴス」の爆発とともに、ネオサイタマの破滅は回避されるはずだった。
だがユニヴァースの境界線は乱れたまま収まらず、新たなSteam次元すらも生み出してしまう。
過去に滅びたはずの何者かが、Steam次元からこの宇宙全体をコントロールしようとしていたのだ。
偉大なる次元旅行者にしてエターナルニンジャチャンピオンのザ・ヴァーティゴ=サンは、世界の運命をあやぶむ。
彼の手でSteam次元のネオサイタマへと召喚されたあなたは、この事件の真相を突き止めねばならない……!
上記ストーリーはSteamの販売ページより引用。
「あなた」にあたるのが、プレイヤーが選択した操作キャラクターである。
登場キャラクターについては下記の項目及びリンク先を参照。
Steam次元やイビルバースについてはニンジャスレイヤープラスの記事を参照。
与太話めいた関連エピソードはこちら。
操作キャラクター
ヤクザ天狗
神々の使者。何者かに召喚されるという異常な状況下においても、普段通りの狂気確固たる信念を以て敵対するニンジャらを狩っていく。
左クリックで二丁拳銃による射撃攻撃を行う。射程が非常に長く、威力も低くない。
右クリックのドス・ダガーによる近接攻撃も隙が少なく強力であり、耐久力の高いエネミーも短時間で倒すことが出来る。
右クリック長押しの発火性の聖水瓶も攻撃範囲が広く強力。ただし投擲時に方向指定を誤ると明後日の方向に飛んでいってしまうため注意が必要。
総じて扱いやすく癖の少ない性能であり、初心者向け。
射程の長さを活かした慎重なプレイとドス・ダガーの性能を活かした接近戦のどちらも強力であり、大きく不利となるボスも居ない。
そのため最初から開放されている3キャラの中では難易度は最も低い。
イビルヤモト
女子高生型の生き物。マカロンにつられて召喚されたらしい。
左クリックではドリルメリケンサックから衝撃波めいたエフェクトを発して攻撃する。威力は高いが射程は非常に短く、他の操作キャラクターが右クリックで行う近接攻撃と大差ない。
右クリックでは釘バットやゴルフクラブによる近接攻撃を繰り出す。連打しても攻撃と攻撃の合間に少し間隔が開くが、この攻撃で倒した敵は大きく吹き飛んで軌道上の他エネミーに連鎖的にダメージを与えることが出来る。
右クリック長押しで一定時間攻撃力が上昇し、ドリルメリケンサックの射程が伸びる。
兎にも角にも射程の短さがネックであり、道中のみならず終盤のボス相手にも苦しい戦いを強いられることとなる。そのため難易度は高い。
しかし攻撃力の高さは大きな魅力。また右クリック攻撃による連鎖ダメージでスコアを大きく稼ぐことが出来るため、ハイ・スコア狙いの際にも有力な選択肢となるだろう。
ドールハウス
ブーブス・バンドのベース担当。ハッパでラリっていたらいつの間にかネオサイタマに来ていたが、ロックンロールのチャンスということで行動を開始する。
左クリックでベースをかき鳴らし、周囲の敵にダメージを与える超音波攻撃を行う。超音波ナンデ!?攻撃範囲は円形だが、外側に行くほどダメージが落ちるため注意。
右クリックでベースを振り回し撲殺攻撃を繰り出す。攻撃判定の発生はやや遅いものの、威力はヤクザ天狗のドス・ダガーよりも高い。彼女の左クリック攻撃は瞬間火力に乏しいため、要所要所で世話になるだろう。
右クリック長押しでは自動追尾型悪魔を召喚して画面内のエネミーに一定時間ダメージを与え続ける。悪魔召喚ナンデ……?
射程がさほど長くないものの、円形の攻撃範囲を持つ左クリック攻撃で複数のエネミーにまとめてダメージを与えることが出来、また壁を隔てたエネミーにも攻撃出来るのが魅力。
自動追尾で攻撃してくれる右クリック長押しを併せ持っているため、敵を狙うのが苦手なプレイヤーにはヤクザ天狗より扱いやすいかもしれない。
反面攻撃力は最初から開放されている3キャラの中で最も低いため、長期戦に備えてボスの攻撃パターンをしっかりと覚える必要があるだろう。
難易度はヤクザ天狗とイビルヤモトの中間。
ニンジャスレイヤー(バージョン1.1で追加)
我らが殺戮者。キャラクター選択画面では「FUJIKIDO」表記。いずれかのステージで5回死亡すると使用可能となる。
本編と比較すると言動に違和感を覚えるシーンがしばしばあるが、その理由はゲーム終盤に明らかとなる。
左クリックで正面に大きめのスリケンを連続投擲する。その左右から小型のオプションめいたスリケンが発生し、長い射程と相まって広い攻撃範囲を持つ。威力もイビルヤモトの左クリック攻撃に匹敵するほど高い。
右クリックでは正面に真空波めいたエフェクトを伴うチョップを繰り出す。移動しながら繰り出すことは出来ず、チョップする度に攻撃した地点で一旦動きが止まってしまう。反面、威力は非常に高い。
右クリック長押しでヘルタツマキを繰り出す。回転する攻撃エフェクトを4方向に繰り出し、全方位のエネミーにダメージを与える。至近距離のエネミーに対しては大ダメージを与えることが出来、序盤のボスであれば1撃で倒すことすら可能。
総じて非常に高性能であり、バージョン1.1時点の全操作キャラの中で難易度は最も低い。ニンジャと非ニンジャの差が明確に表れているといえる。体力が0になるとブザマな死体を晒すのは他キャラと変わらない。
ステージ
ステージ1:ネオサイタマ 暗黒メガコーポ社屋
「クローンヤクザ・イン・ザ・テストチャンバー」
ほんやくチーム語による威圧的なチュートリアルの後、本編スタート。
エネミーの種類もさほど多くなく、エリアも短いため難易度は低い。
このステージでゲームの基礎を学ぶといいだろう。
ステージ2:キョート・ワイルダネス
「サンセット・オーバードライブ」
サイバー馬に乗ってマッドマックスめいたヨタモノの群れを蹴散らす前半と、シンカンセンに乗り込んで戦う後半の2つに別れた構成のステージ。
特に後半はエネミーの数が増えるため、慎重な立ち回りが求められる。
ステージ3:ツキジダンジョン
「イン・ザ・デッド・オブ・ナイト、バイ・ザ・ライト・オブ・デイ」
中盤にステージが分岐するのが特徴。さほど強力なエネミーは登場しないが、ダメージを受けるギミックが複数箇所に存在するため要注意。
ステージ途中と最奥で計2回、それぞれ別のボスと戦闘になる。ルートによって途中に登場するボスが変化するため、クリアしたら再挑戦してもう1度別ルートを通ってみるのもいいだろう。
ステージ4:キョート城
「バイザウェイ・アイ・ワナ・ゴー・トゥー・キョート」
名称不明のモブニンジャがあちこちに登場する。動きが素早く、攻撃力も高いため苦戦は必至。
その他のエネミーも数が非常に多いため、このステージから難易度が大きく上がる。ガンバロ!
ステージ5:A.D.4643 ネオサイタマ
「AREA 4643」
最終ステージ。よりにもよって最後の最後にエビ真実めいた世界観のステージが登場しヘッズのニューロンを焼きに来る。ウワーッ暗黒管理社会!
左に寄ったストーリーとは裏腹に、登場するエネミーは強敵が多い。ステージ終盤には恐るべき数の暴力と極めて強大なボスが待ち構えているため、心して挑んで頂きたい。
エネミーおよびその他の登場人物
クローンヤクザ(バリエーション多数)
バイオズワイガニ
モーターヤブ(バリエーション多数)
バイオハゲタカ
バイオスモトリ
バイオリュウグウノツカイ
その他(余談など)
- 制作にあたってはnoteにて開発支援マガジン(現在は更新終了)が発売され、支援者にはフィードバック用のβ版や進捗についての記事、製品版と同等の最終版が配信された。また、ゲームのスペシャルサンクスには支援者の名前が記載されている。
- 本作はニンジャスレイヤーに詳しくない人でも楽しめるような作りとなっているが、重篤ヘッズであれば思わずニヤリとするような要素もいくつか盛り込まれている。以下にその一例を挙げる。
- ヤクザ天狗
- ステージ4開始前デモにて、全盛期のザイバツが待ち構えるキョート城を前に「この城に、私の宿命が待っている……!」と発言している。
- ヤクザ天狗と因縁があるザイバツ所属のニンジャというと……?
- ステージ4開始前デモにて、全盛期のザイバツが待ち構えるキョート城を前に「この城に、私の宿命が待っている……!」と発言している。
- ニンジャスレイヤー
- ステージ4ボス撃破後デモのナンシーとの会話は、「ワン・ミニット・ビフォア・ザ・タヌキ」冒頭の会話が元ネタ。
- ニンジャスレイヤーの一人称が「俺」なのは、Twitter連載版を下敷きにしているからと思われる(最初期のエピソードではキャラの一人称が安定していない箇所が散見される)。
- ステージ4ボス撃破後デモのナンシーとの会話は、「ワン・ミニット・ビフォア・ザ・タヌキ」冒頭の会話が元ネタ。
- ゲームのリリース直前、「日本語がフルサポートされていないように思える」という謎めいた理由によりValveの審査に引っかかる珍事件が発生し、大きな反響を生んだ(当時の反応)。
- 忍殺語のせいではないかと疑う声も多く見られたが、実際の理由は不明である。ネコ忍者コア=サン曰く「僕もダイハードテイルズさんも想定していなかった、完璧なアンブッシュでした」。
- 後日、この件を
ネタにした周知させるための販促メタコミックとして、日常系ゆるふわコミック「NINJA SLAYER - SAN」の第4643話(note版)がTwitter及びnoteに掲載された。 - もちろん本作は日本語で問題なく遊べるのでごあんしんだ。現在はSteamのストア上でも日本語に対応している旨が明記されているが、上記ネコ忍者コア=サンのインタビューに曰く「管理ページで日本語をフルサポートしていることを表示するボタンを見つけ、「よくわからんけど押せるんだから押してみようぜ!」とノリでやってみたらそうなりました。怒られたら戻そうと思ってる」とのこと。
- 本作は普通にプレイするだけでなく、スコアアタックやRTA(リアルタイムアタック)に挑戦するという遊び方もある。君もトップランカーを目指そう!
- 公式で開催されたスコアアタックイベントの結果はこちら(第1回:v1.0のステージ1/第2回:v1.1のステージ3)。
- Speedrun.comにてANY% 各キャラの走破タイムが記録されている。しよう。
- 2022年6月には、国内最大級のRTAイベント『RTA in Japan Summer 2022』への採用が決定され、公式アカウントでもニュースとして取り上げられた。
- そして来たる2022年8月14日、本作品が満を持して登場。走者フラパン=サンによるニンジャめいたワザマエによってクリアタイムは「13分15秒」を記録した。タツジン!
- が、この放送の最中、コメント欄ではNRSを発症する一般視聴者に交じり、「雰囲気が似ているとは思っていたけど本当に忍殺関連作品とは知らなかった」という、ヘッズと思しき視聴者がAREA4643・リアリティショックを発症する事態が続出。これを受けたほんやくチームはすぐさま行動に移り、タイトルが「AREA 4643」改め「NINJASLAYER : AREA 4643」へと改題された。
- このRiJでの凄まじいプレイングと決断的改名による倍点マーケティング効果は凄まじいものがあり、翌週、なんとセールスが先週比で約4643%(!)上昇を記録。ウィッシュリスト登録数に至っては先週比約5200%上昇と、まさしく暗黒メガコーポめいた凄まじい急上昇を見せた。ワースゴーイ!
AREA4643:興奮する真のサウンドトラック
noteまとめ
◆まとめ◆:マガジン(01/02/03/04/05/06/07/08/09/10)
◆実況付◆:公開時
概要
「AREA 4643」のゲーム楽曲を集めたサウンドトラック。noteにて発売されており、全曲mp3でダウンロード可能。
ボス曲「goawayhereissoevil」はサウンドトラックでしか聴けないリミックスバージョンを収録している。
なお、このサントラを購入し出典を明言/明記すれば、楽曲を自由にイベントや配信や作品内で使用したり、あるいはリミックスしたり、またそれらリミックス曲を販売したりすることが許可されている(原曲そのものの再販売や再配布は禁止)。
値段は各250円。まとめ買いだと1980円。
当初は買切版という形でのみ発売されていたが、2022年8月にニンジャスレイヤープラスがメンバーシップ形式に移行した際、メンバーシップの月額1100円以上のプラン(ニンジャスレイヤープラスとニンジャスレイヤーTRPGサポート誌「ソウルワイヤード・マガジン」が読み放題になるプラン)に加入している間は全ての記事にアクセス出来るようになった。
一言コメント
- 1コメゲット! 書き込みないのナンデ! -- 2019-08-27 (火) 10:05:36
- どのページからもリンクがないのである -- 2021-10-23 (土) 16:54:31
- 3米ゲット!あと、あけましておめでとう -- 2022-01-02 (日) 13:52:50
- タイトルが"AREA 4643"だけではニンジャスレイヤーのゲームかどうか分からないという声もあり"NINJASLAYER:AREA4643"に変更されるとのこと。ゲームのタイトルの重点具合はアイサツに匹敵すると古事記もそう書いてある。 -- 2022-08-17 (水) 20:27:06
- ヨロシサン? -- 2022-08-17 (水) 21:38:50
- 今speedrun.com見たらANY% DOLLHOUSEだけ達成者居ないナンデ… やはり彼の国ではハッパ中毒者は微妙なのか…? -- 2022-08-18 (木) 02:19:49
- タイトルにNINJASLAYERが付いたことだなあ -- 2022-08-18 (木) 20:15:55
- ↑5に書いてあった!ウカツ! -- 2022-08-18 (木) 20:16:39
- ↑3達成者がいないならただクリアするだけで世界一位になるチャンスではないか -- 2022-08-18 (木) 23:07:46
- Any% FUJIKIDO10秒更新!タツジン! -- 2022-08-19 (金) 01:15:57
- ↑2 裏返せばクリア時間次第で三日天下となる可能性もある。実際諸刃の剣な -- 2022-08-19 (金) 11:53:02
- RTAは上位層は常にゴジュッポ・ヒャッポな。ヤバイ級のグリッチ・ジツだけではなく基本操作カラテを鍛え上げなければ記録を残せないのも実際イクサめいている。 -- 2022-08-19 (金) 21:34:26
- 売上壮大!売上壮大!4643%の飛躍的売上増大オメデトゴザイマス! -- 2022-08-22 (月) 22:11:48