◆殺◆ ニンジャ名鑑N31 【ブルーブラッド】 ◆伐◆
「フジミ・ニンジャ」のソウルを憑依させ、永遠の命と日光アレルギーを手に入れた吸血ニンジャ。本名はトリダ・チュンイチ。リー先生の護衛兼助手の役割を果たす。リー先生の愛人兼助手であるフブキ・ナハタとは犬猿の仲。
◆忍◆ ニンジャ名鑑#31 【ブルーブラッド】 ◆殺◆
「フジミ・ニンジャ」のソウルを憑依させ、永遠の命と日光アレルギーを手に入れた吸血ニンジャ。リー先生の直属の護衛として影のように付き従う。リー先生の愛人兼助手であるフブキ・ナハタとは犬猿の仲。
登場エピソード
「そりゃあナメますよ!」
「あんたら、劣等ですもの!」
人物
- 本名「トリダ・チュンイチ」(トリダ・チェンイチとも表記される)。日本有数の頭脳を持つ若き医学者であり、リー・アラキの腹心の助手としてチーフ研究員の地位にあった。
- 特に瞬間的な演算能力に関してはリー先生からも「ワン・アンド・オンリー」と高い評価を得ていた。
- とある事故で死亡するが、リー先生の手によりアーチニンジャ「フジミ・ニンジャ」を宿しヴァンパイア・ニンジャとして復活、以後は「ブルーブラッド」を名乗る。
- 彼はアンデッドでありながら生前のトリダの記憶を完全に有しており、この想定外の出来事はリー先生を狂喜させた。
- 情緒不安定気味で、アンデッド化して以降は特に奇天烈な言動が目立つ。また、生前抱えていた吃音癖は何故かアンデッド化したことで直ったらしい。
「有難くブルーブラッドになって、ぼくは吃音を治したんです!」
- リー先生に異常なほど心酔している一方、同じくリー先生の側近であるフブキ・ナハタのことは「ビッチ」「シリコン女」などと呼び、過剰なまでの嫌悪と対抗心を抱く。
- ゾンビーニンジャを自身とリー先生が作り出す「作品」と呼び、幾度となく作品を破壊してきたニンジャスレイヤーには並々ならぬ憎悪を燃やす。「フブキの次に憎い!」とのこと。
外見
- 病的な細面、かつ長身痩躯。ナラク・ニンジャには「青ビョウタン」呼ばわりされている。
- 生前のトリダ・チュンイチはPVC白衣に分厚いセル眼鏡という出で立ちだった。
- ブルーブラッドとなってからは暗青のニンジャ装束の上から白衣を羽織っている。
- ニンジャ頭巾の奥にはルビー色の目に尖った歯、アルビノめいて白い長髪が隠れている。
元ネタ・考察
- ブルーブラッド(Blue blood)は貴族・名門、またはその血統を意味する。
- 純血のスペイン貴族はその肌が透き通るように白く静脈が見えるほどであったことから「青い血」と呼ばれた。
ワザ・ジツ
- 瞬時にして10フィートまで伸びる爪を主な武器とする。
- 爪は硬質の防具を容易に貫通しうる強度を誇り、カタナめいた斬撃や、爪を伸長して繰り出すアンブッシュめいた刺突攻撃などを行う。
- また、蝙蝠めいて天井に直立するという超自然的な挙動も見せている。
- しかし、ヴァンパイア・ニンジャとなった代償に日光アレルギーというペナルティを負っており、雨雲を通した太陽の明かりですら身体への重篤なダメージとなってしまう。
- スリケン使用者である。
超再生能力
「オオオオ……痛みも無いんですよ、これ!効かないんですよッ!」
- フジミ・ニンジャに由来する、実際不死身に近い驚異的な再生能力。
- 頭部を破壊されても短時間のうちに戦闘可能なレベルにまで回復し、あまつさえ首だけの姿になっても活動可能。ただし衣服は再生されない。
- フジミ・ニンジャは江戸時代にオキナワの城でイッキを起こし、磔となって白木の杭を心臓に打たれたことでようやく滅びたとされており、恐らく彼を殺すには同様の処置が必要と思われる。
ゲン・ジツ(?)
- 不可思議な残像を伴いながら幻惑的にスライド移動し、攻撃を回避するジツを使う。
- ナラク曰く、これは「一種の幻影」によるものであるという。
- ただし、意識外からの攻撃に対してはこのジツによる回避を行うことが出来ない。
ストーリー中での活躍
- ニンジャとなってからの初登場は「ウェルカム・トゥ・ネオサイタマ」。ソウカイヤ亡き後、リー先生の研究の痕跡を消すためトコロザワ・ピラー内の研究施設の破壊活動に当たっていた。
- 「フィジシャン、ヒール・ユアセルフ」にて再登場。リー先生がキョートに滞在中、ラヴェジャーと共にネオサイタマでイモータル・ニンジャ・ワークショップの施設管理を担当。この間、ニンジャスレイヤーと二度に渡り交戦する。最終的に聖なるヌンチャクによって首を撥ねられ敗北するが、カラテ技能で明らかに上であったニンジャスレイヤーですら結局殺しきることはできなかった。
- 撥ねられた首はラヴェジャーが回収。「次はニンジャの身体を用意してくれ」と意味深な台詞を残し、ネオサイタマの闇に消えていった。実際シブトイ。
- 撥ねられた首はラヴェジャーが回収。「次はニンジャの身体を用意してくれ」と意味深な台詞を残し、ネオサイタマの闇に消えていった。実際シブトイ。
- 第3部の時点では身体を取り戻し、リー先生の下でINWの研究員を続けているようである。
- 「デス・トラップ、スーサイド・ラップ」では、恐るべきゾンビーニンジャ・カラミティと共にツキジ・ダンジョン内でサークル・シマナガシ・サヴァイヴァー・ドージョー連合軍を襲撃するが、荒れ狂うカラミティをまともに制御出来ず混戦の中再び首を切断され、生首はツキジ・ダンジョンの何処かへと流されていった。
- やはり死ぬことは無かったようで、「アンダーワールド・レフュージ」にて再登場を果たす。カラテゾンビらゾンビーニンジャを退けたジェノサイドの前に姿を現すが、交戦はせずこの襲撃がINWではなくアマクダリによるものであることを明かした。
- 第3部最終章「ニンジャスレイヤー:ネヴァーダイズ」ではツキジ・ダンジョン防衛隊の一員として参戦。カラミティを連れてアマクダリ部隊の迎撃に向かうが、対ゾンビーニンジャ戦に特化したメンバーを投入され苦戦を強いられる。
- 混戦の中カラミティのコントロールを奪われ、自身もサクリリージによって身体の大半をボトク・ジツの素材にされてしまい敗退。仮死状態となって残った首だけが
またラヴェジャーによって回収され、辛くも戦線を離脱した。 - 最終的にはラヴェジャーと共にツキジを脱出するリー先生及びフォーティーナインと合流し、難を逃れた模様。
第4部以降
◆忍◆ ニンジャ名鑑#0232 【ブルーブラッド】 ◆殺◆
リー先生の助手で、極めて強大なニンジャ「フジミ・ニンジャ」のソウルを憑依させ不死身となった男。吸血によって力を増し、日光に弱い。古代のフジミ・ニンジャ自体はブラド・ニンジャの上流の存在だが、憑依者である彼は話は別だ。
◆ニンジャスレイヤー名鑑カードAoM-0232【ブルーブラッド】◆(プラス記事)
登場エピソード
「ぼくはあらゆる危険から先生をお守りしますよ! 命を懸けて……!」
人物
- 第4部でも引き続きリー先生の助手として活動している。
外見
- 元は白髪だが、フジミ・ニンジャのソウルが表出した際には髪が金色に変じている。
- 生前のフジミ・ニンジャも金髪だったのだろうか。
ワザ・ジツ
- 自身の鮮血をヤモト・コキの傷口に流し込むことで、重傷を負った部位を瞬く間に治癒するワザを見せている。
- これはソウルが表出した際に無意識のうちに行った行為であり、意識的に発動出来るのか、ヤモト以外の相手にも効果があるのかは現状不明。
ストーリー中での活躍
- 第3部終了から2年後の「デッド! デダー・ザン・デッド!」では、生首の状態でエルドリッチとINW実験施設跡地ユルギハイムに囚われていたが、訪れたヤモト達から事情を聞き、自分の体を取り戻すため彼女達に同行する。
- 敵の本拠地シナミバラに到着後は、エルドリッチの鎖鎌の分銅に括られイクサのアシストし、サッドネスの肉体を奪ってしまう。さらに、途中で襲ってきたメデューサの注意を引いて他の二人を先に行かせた。
- シナミバラの影響でソウルが自我を侵食し、自らをフジミ・ニンジャと名乗ったブルーブラッドはあっさりとメデューサ倒すが、ソウルの影響で芽生えたシ・ニンジャへの忠誠心と元々のリー先生への忠誠心との板挟みで苦悩する。
- ヤモト達に追いついてヘルストームと戦う間に、ヤモトはマスターセンセイを倒す。そして、ブルーブラッドは現れたリー先生に真っ先に跪くが、シ・ニンジャクランのマスターとして力を解放するヤモトの姿に、ソウルの記憶が重なって畏怖の念を抱く。
- 全てが片付くと、ブルーブラッドはヤモト達を地上へ送り出すのであった。
- 「プラグ・ザ・デモンズ・ハート」では、かつてヒュージシュリケンに憑依したソウルが女性に憑依したことを知ったリー先生の護衛としてオーストラリアを訪れ、しばらくモーターサイクル馬賊「スレイプニル」に身を寄せていた。
- その後もリー先生と共にオーストラリアに滞在していたが、「スレイト・オブ・ニンジャ」にて、リー先生からタイクーンが撃ち込んだグレーター・ハマヤによって現地に生じたポータルの先にあるネザーオヒガンの調査を依頼され、ポータルに飛び込む様子が描かれている。
- 「タイラント・オブ・マッポーカリプス」のエピローグにおいてもネザーオヒガンを探索しており、そこで偶然ヤモトと再会することとなった。
- 続く「クエスト・フォー・ヨモガハマ」では、フジミ・ニンジャのソウルに影響されるがままにシ・ニンジャに憑依されたヤモトを助けつつも、自身のリー先生への忠誠心と板挟みになる。
- ヤモトと共にヨモガハマまで到達してヴァハ・ニンジャ達を打倒するも、シの門を封じる道を選んだヤモトに対して彼のソウルは激しく反発する。
- シの門から力を解放して現世の理をシ・ニンジャ・クランの恣にしようとするフジミ・ニンジャのソウルは、ヤモトに代わって大願を成就するために門から力を吸収するも、即座にヤモトに斬首されてブルーブラッドとしての意識を取り戻すのであった。
- 力を吸収した際、ブルーブラッドの背中からは皮の翼が割って飛び出し、呻き悶える亡者の集積物じみて蠢く不気味な錫杖がその手に生成された。
- やがてオーストラリアのポータルに帰還した彼らは、その予兆を察知していたリー先生からの要請で迎えに来たイグナイトに回収された。
一言コメント
- とうとう先生にも認められるようになったか、独り立ちするにはまだまだだろうけれど -- 2020-09-30 (水) 00:05:08
- 元々身なりを整えればグッドルキングガイだったのか。それとも美男子だったフジミのソウルでコイツもグッドルッキング化したのか。スズメバチの黄色だと、肌荒れしてた奴がニンジャ化してグッドルッキングしたみないな描写があったから、後者かな? -- 2020-10-01 (木) 08:09:57
- ↑わらいなく先生のデザインだとグッドルッキングガイでしたねー。研究者だからあまり重要ではないが。 -- 2020-10-01 (木) 21:51:47
- もしレッドドラゴン=サンと出くわしてしまったら、偉大なダイセンセイのソウルを宿しているというのに不様なカラテ(レッドドラゴン視点)を晒してると憤られ、チュンイチにカワイガリ染みたインストラクションを無理矢理授けてきそうですね…かの王は何の苦労もなくソウルを得たソウル憑依者には少々厳しいですし -- 2020-10-17 (土) 17:50:56
- 強大なソウルの憑依はグッドルッキングと異常耐久に偏って肝心のカラテはそこそこのニンジャ -- 2020-12-11 (金) 03:51:13
- 本人はグッドルッキングより吃音が治った事が嬉しそうだったが…何というか、センセイに対するソンケイの深さだけは憑依元ソウルに匹敵すると思う -- 2020-12-13 (日) 12:27:20
- フジミ・ニンジャ自体はクランは持って無かったらしいが、名前のクランが存在するのアクマ・ニンジャクランみたいに崇拝するニンジャや弟子とかが作ったクランになるのか。 -- 2021-01-23 (土) 21:17:26
- 明らかになるフジミ・ニンジャ真実に驚きを隠せない。というか、そんなに強大で多彩なジツを有するニンジャの憑依者に対するナラクの第1の注意点が「爪が伸びる」とは一体…? -- 2021-04-26 (月) 19:07:24
- 強度も安定性も構えたチョップの手形すらも犠牲にせず瞬時にリーチを変えられる刃はカラテ戦闘において実際脅威な -- 2021-07-07 (水) 00:18:49
- センセイヘの敬愛が奇妙なシナジーとなって強大なソウルにも悩まされない憑依になったのか -- 2021-11-22 (月) 13:23:18