【ヴィゴレー】

Last-modified: 2022-07-01 (金) 21:36:55

概要

Ver.6.1のメインストーリー【暴かれし相貌】およびサブクエスト【宝の価値】の登場人物の一人。【ウェディ】の男性。担当声優は木内秀信
約600年前の【ウェナ諸島】における【ジュレド王国】国王であり、当時の【コルレーン王国】女王であった【リナーシェ】とは同じ時期を生きた人物。
メッセージウインドウ上では「ヴィゴレー王」と表示される。

Ver.3.0~6.0

実は、彼は【ジュレイダ連塔遺跡】実装当時から【謎の亡霊】として登場していた。
話しかけると「多くは語るまい。今この時代を生きるそなたには何の関係もないものだ……。」「もはやあの女を手にかけた我が悪名さえも歴史の彼方に消え去ったことだろう……。」とだけ語るが、この段階ではどのような経緯でそうなったのかはプレイヤーにも皆目見当がつかなかった。
Ver.6.1の先行情報が公開された際、ヴィゴレーと同じ姿をしていることが話題になり、数年越しの伏線だったことが明らかになった。

暴かれし相貌

かつてのウェナ諸島では、ジュレドとコルレーンの2王国が覇権を争っていた。
しかし、彼はリナーシェに両国の王である互いが婚約し、平和的に併合を行うことを提案。争いを嫌うリナーシェはこれを受け入れた。
かくして、あまりに露骨な政略結婚といえど、両者の婚約は恙無く進み、初代国王ヴィゴレーと初代王妃リナーシェの下、二国は統一王国【ヴェリナード】に生まれ変わり、ウェナはヒト同士の戦争の無い平和な時代を迎える…はずであった。
ところが、リナーシェの【育みの歌】?のチカラを恐れ疑心暗鬼となった彼は、結婚式の前夜に彼女を自らの手で暗殺してしまったのである。
更に、彼は力尽きる寸前のリナーシェに、自身が10年前の戦争でコルレーン前王(=リナーシェの父)を殺害し、その功績により弱腰であったジュレド前王を退けジュレド王に就任したこと、殺害後は弟【カルーモ】に罪を擦り付け、リナーシェの妹であり歌のチカラでは彼女に劣っていた【アリア】を娶るつもりであることを明かしている。
しかし、姉の死を不審に思ったアリアに事の真相を暴かれ、逮捕されることとなった。この後一部の部下達と共にジュレイダ連塔に軟禁状態にされたことが下記クエストで明らかになる。
 
以上のエピソードより、リナーシェにとってはトラウマの相手であり、【悪神】化した際に(彼女は死後に彼が逮捕されたことを知らず、現王家が彼の子孫であると思い込んでいた)ヴェリナードへの強い憎悪を抱くこととなった元凶である。

【宝の価値】

上記のストーリーの後にプレイ可能になるこのクエストで、現代のジュレイダ連塔遺跡にいる亡霊として彼が再登場することとなる。
遺跡内のあるお宝に手を付けたことで亡霊に呪われてしまった盗賊【キャスラン】を救うことが本クエストの本筋なのだが、そのお宝とはかつてヴィゴレーがリナーシェに贈った婚約指輪なのである。
 
逮捕後のヴィゴレーは、僅かな部下(【アブカート】【イーリィン】ら)と共に、ジュレイダ連塔遺跡に幽閉されて獄中死した。
その中で、彼はリナーシェを手にかけた罪は自覚しながらも、何か思うところがあったのか、真相判明後にアリアより突き返された指輪を副葬品とするよう言い遺していた。
亡霊として現代まで留まっていた彼は、度々遺跡から金品や書物を持ち出すキャスランに対して何も言わずにいたのだが、彼女はとうとう彼の棺から遺品の指輪を盗み出してしまう。
これに対し、ヴィゴレー自身は報復を考えなかったものの流石に意気消沈してしまい、元より彼女の蛮行に憤っていた部下達の方が堪忍袋の緒が切れ、主君に合わせて黙認することを止め制裁に至ったのである。
主人公によって指輪が返還された後は、自分が昇天できずにいるがために部下も付き合わせてしまっていることに後ろめたさを感じ、天に召されることもかつて手にかけた彼女と会うことも二度とできないだろうが、ここを去るべきかもしれないと語る。
 
プレイヤー視点では、初出のメインストーリーにける描写から「打算で政略結婚や暗殺を行う利己主義な悪党」というイメージを抱きやすい人物だが、作中NPCからの評価はその限りではない。
同クエストの登場人物の一人【テゾーロ】?は、主人公から又聞きした死後の彼の態度より、リナーシェを単なる道具や政敵と割り切ることができず、少なからず愛情も抱いていたのではないかと推測している。
また、遺跡にいる元従者の亡霊たちにはその才能や人柄を慕われており、リナーシェ殺害に関しても「歌の力で国を乗っ取られる前に先手を打った」「弟であるカルーモの策略だった」など様々な見方をされている。
ただし、従者たちは罪が暴かれてなお忠義を捨てられずに運命を共にし、一連の騒動に対する認知自体も歪んでいる(あるいは感付きつつも受け入れない)など妄信的な傾向が見られるため、主張や評価へ相応のバイアスがかかっている可能性を考慮すべきだろう。
とはいえ、リナーシェの暗殺がバレるまでは全く化けの皮が剥がれていなかったため、それまで賢王を演じて妄信的な従者以外の国民からも支持を得るだけの政治力や演技力があったことも確かであろう。
一方、ヴィゴレー自身が「リナーシェにとっては笑顔は交渉道具に過ぎなかった。その笑顔でカルーモはあっさり骨抜きにされた」とみている(【歌姫の絶望】で見られるリナーシェの記憶から見ても、この評価は概ね当たっている)ため、家臣たちの見方も結論以外はそこまで外れているわけでもない。 
【紺碧の試練】で主人公自身も体験したように、彼女の策に巻き込まれた方にしてみればリナーシェは信用できないと考えるのも無理なからぬ話であり、ヴェリナード建国における一連の騒動は、リナーシェとヴィゴレーが互いに自爆しあっただけとも言える。
 
また、様々な助言をしてくれた入り口付近の亡霊は、実は彼の父親(上述の「弱腰だった前王」)であり、アリアに協力し共に息子の罪を暴いた後、彼と共に幽閉されることを望んだことなどが明らかになった。
余談だが、この老人の亡霊、どういうわけかオーガのようにツノが生えている。