概要
Ver.6.0ストーリーで登場した用語。あくじん。悪しき神々。
本作では【神化の儀】で【神】に生まれ変わろうとした【英雄】たちが、【悪神の火種】により悪神と化してしまった姿がこう呼ばれる。
10人の英雄のうち【主人公】と【フォステイル】以外の8人がこの状態に陥った。
要するに英雄の闇堕ちバージョンであり、火種よりもたらされた【呪炎】なるものに魂を汚染され、生前抱えていたトラウマを掘り返されて自暴自棄や復讐心に囚われてしまっている。
かりそめの肉体から神の肉体になったためか、【天星郷】から下界へ行くことができる。
地上に降りた彼らは各地に異変をもたらし、【悪神の心域】を作り出している。
悪神化は【神剣レクタリス】を使い魂から呪炎を切り離すことで解除できる。
ただし、これを有効に機能させるには戦闘や説得で悪神の抵抗を弱め、レクタリスを受け入れやすい状況を作り出すことが必須である。そのため、撃破後の鎮静化されているタイミングで神剣レクタリスを使い、呪炎を除去するという流れとなる。
この行為を【天使長ミトラー】は「きっちり心を折って こてんぱんにしてやれ。」と表現している。言い方……。
一方、呪炎によって煽られた生前のトラウマは神になる目的に直結している傾向が強い。
特にアシュレイはトラウマが晴らされたことに加え、レオーネが消滅したことで完膚なきまでに心を圧し折られ完全に目的を失い、死に急ぐかのような状態になってしまった。
なお、ストーリーから察するに神であることには変わりなく、対抗できるものは同格の神、種族神たちの加護を受けた【主人公】、【神殺しの心気】を習得した【六聖陣】【勇者姫アンルシア】【ユシュカ】に限られると予想される。
ただし、現状悪神との対決は全て主人公が行っているため、それ以外の者が悪神と対峙した場合にどうなるかは不明である。
なお、本項目では便宜上、悪神化した英雄それぞれを「悪神○○」と称しているが、ゲーム上でこの名義が用いられるのは悪神として異形に変身した場合のみである。
よって、作中でその形態を見せていないハクオウとレオーネについては、実際は「悪神○○」の名義を使っていない。
また、展開上宝箱を落とさない者もいるが、各自のレアドロップは【レンダーシード】など、それぞれの出身大陸の固有キラキラ素材である。
悪神ラダ・ガート
【ガートラント】建国者、「闘神」こと【ラダ・ガート】が悪神化したもの。
建国に当たって娘【ガラテア】を始め多数の犠牲を出した禍根に囚われている。
死後も自身を英雄として祭り上げ、神のチカラまで与えた天使たちを愚かと評し、共に【天星郷】を滅ぼそうと主人公に持ちかけるが決裂して敗北。
肉体を剥奪されて再び魂の状態で封印され、悪神の中では初の脱落者となった。
封印された時点では彼の魂は呪炎に冒されたままだったが、後に【天使長ミトラー】がレクタリスで呪炎を取り除いたことが語られている。
悪神リナーシェ
【ヴェリナード】建国者、「始原の歌姫」こと【リナーシェ】が悪神化したもの。
政略結婚の相手に殺された恨みから、かつて自らが築き愛した国を滅ぼそうと目論む。
悪神ハクオウ
2代目【時の王者】、【ヤマカミヌ王国】随一の剣豪であった【ハクオウ】が悪神化したもの。
仲間を失った絶望に沈み、【災厄の王】により自身諸共滅ぼそうとする。
悪神の中では唯一異形に変貌した姿が無く、戦闘時も姿・名称ともにハクオウのままである。
悪神 三闘士
【大地の三闘士】こと【カブ】【ナンナ】【ドルタム】が悪神化したもの。
自身が地上を夢見たことで争いが生まれたと自らの過ちを正し、カルサドラの噴火で【ドワチャッカ大陸】を滅ぼしあるべき姿に戻そうとする。
3人でひとつの悪神となっているようであり、ドルタムは最初から協力的、ナンナはドルタムや【チリ】の説得で正気を取り戻すものの、カブが変貌する際に2人とも取り込まれる。
悪神アシュレイ&悪神レオーネ
初代【勇者】【盟友】コンビにして実の兄弟でもある【アシュレイ】【レオーネ】が悪神化したもの。
【大魔王】という共通の敵を失った瞬間に仲間割れを始める【人間】に失望し、人間は大魔王に滅ぼされるべきだったと語る。
Ver.6.1終了時点で残る悪神は彼らのみとなり、続くVer.6.2ストーリー【ふたりの勇者】でアシュレイを浄化することとなる。
このままレオーネも浄化することになる…と思いきや、彼だけは事情が違った。
彼は魂の燭台を投げ入れるタイミングで悪神の火種を神化の光炉に仕掛け、自身を含む英雄たちの悪神化を図っていた。
つまり、望まずして悪神となった他の英雄とは違い、彼は明確な目的をもって自分から悪神となった上にこの騒動を引き起こした黒幕であったのだ。
Ver.6.2終盤にてこの事実が判明すると共に、レオーネは【アストルティアの楯】を破壊して【ジア・クト念晶体】を呼び出した上、【ジア・ルミナ】へ救いを求め共に去っていった。
そして、Ver.6.3ストーリー【魔眼の月が昇るとき】において再会したレオーネは、ジア・クトを取り込んだ影響で半身が結晶化した肉体に変化。
更に、ジア・ルミナが主人公たちに敗北すると彼女のコアを奪い取り込むことで【ジア・レオーネ】と化した。
ジア・クトとしての名義が優先されたためか、作中において悪神レオーネの名義が使われることはなかった。