【リナーシェ】

Last-modified: 2024-03-23 (土) 23:58:46

概要

【天涙の大水源】で出会う【ウェディ】の英雄。担当声優は大西沙織(DQタクトコラボイベントのエレジア役)。
600年前に育みの歌を作るなどしてヴェリナードの礎を築いた人物。死後は「始源の歌姫」の異名で称えられたという。
しかし、その300年後ほど(現代から見て300年前)に【暴君バサグランデ】襲撃による混乱が起こったため、彼女の伝説は人々から忘れ去られていた。
 
戦いはあまり得意ではないが、異名の通り不思議な力を秘めた歌を操り、女王として培われた話術や交渉力も武器とする。
死後はその歌のチカラによって英雄と認められ、【神都フォーリオン】へと導かれた。

【天星の英雄たち】(Ver.6.0)

【主人公】と組んで【カンティス】【紺碧の試練】に挑む。
リナーシェに有利なルールを作ったカンティスの企みを見抜き、主人公と引き分けになるように勝負を調整した上で彼を問い詰める。
そして、【ホーリーキング】に対峙する主人公を歌で支援し、最終的に二人で合格を勝ち取った。
戦力を持たない身で事を進めるに当たっては主人公をも巧みに利用しており、女王としての強かさがうかがえるが、流石に主人公に対しては負い目も感じていた模様。
また、主人公からの「神になるか?」との問いにははっきりと前向きであることを表明している。
 
しかし、神化の儀において仕組まれた【悪神の火種】により【悪神】と化し、地上へと消えてしまう。

【暴かれし相貌】(Ver.6.1)

【ジュレットの町】付近に降りた彼女は、ジュレットを嵐で包む。
【船乗りデーラ】?と風の結晶の力を借りて嵐をものともせずに船を出港させて調査に出ると、彼女のものと思しき歌声により船が泡に包まれ、彼女の【悪神の心域】である【歌姫の絶望】へと導かれる。
 
600年前の彼女はもともと【コルレーン王国】の女王であった。
王国の悪夢における王城の彼女の私室にある手記からすると16歳の時点で既に王位についており、2022年版【アストルティア拾遺譚】によれば12歳で女王に即位したという。
育みの歌により枯れた田畑に瞬く間に恵みをもたらすなど歌の力で民を導き、妹の【アリア】をはじめ人々からは慕われた女王であった。
そんな折、長年敵対関係にあった【ジュレド王国】の王【ヴィゴレー】から、婚姻の申し込みと統一王国の建国の話を持ちかけられる。
誰がどう見ても政略結婚であり、アリアはもとより互いの王国民からも反対の声がある程だったが、両国の争いが無くなるならばとヴィゴレーの申し出を受け入れる決断をする。
この件については、表向きは妹を守るために健気に振る舞っていたものの、その裏では父の仇とも言えるジュレドと上手く渡り合わなければならないことに苦悩していたことが王国の悪夢における王城で読めるリナーシェの手記からうかがえる。
 
しかし、その婚姻を前日に控えた夜、そのヴィゴレーの手で腹に剣を突き立てられる。
ヴィゴレーは自らが彼女の父であった前王を殺した張本人である事を告げ、殺したうえでその責任を弟の【カルーモ】に押しつけ、大切な存在である妹のアリアを娶る事を宣言。彼女を用済みとして始末にかかったのだ。
かくして彼女は、本気で愛したはずの男に裏切られ、無念の死を遂げることになったのである…。
前述の即位の年齢から享年は22歳。
 
悪神と化した際に魂の一部は正気を保っていたものの、その悲痛な最期に耐え切れずさらに複数の断片に砕け散っており、この魂の断片を集めつつ過去を辿るところから話が始まる。
そして主人公たちが魂の断片を全て集めたところで【悪神リナーシェ】の本体が登場、正気の部分に死の瞬間を再度見せて弱らせると同時に取り込むことで完全に悪神と化し、ヴィゴレーの国であるヴェリナードを滅ぼそうとする。
一度は「私一人の問題だから」と正気のリナーシェにより追い返されるが、彼女を説得するための【潮騒の宝石箱】?を携えた【セーリア】【オーディス王子】と共に悪神リナーシェを抑え込み、潮騒の宝石箱に隠されたメッセージを明かす。
 
そこには、後のヴェリナードの民のためにアリアにより残されたメッセージが刻まれていた。
彼女はヴィゴレーの明かしたカルーモによりリナーシェが殺されたとする発表に疑問を持ち、独自に調査していた。
そこで、同じく疑問を持つ者の協力を得ながら、ヴィゴレーの手により殺されたという事実にたどりつき、カルーモの名誉は回復。ヴィゴレーは【ジュレイダ連塔遺跡】へと幽閉される。
再び反目しようとする両国の人々を抑え、両者の名を取ってつけられたヴェリナードの国名を維持し、カルーモとアリアによって国の礎が築かれていった事が語られた。
なお、【ゲゼルマイン】の家で読める『【星導秘録】』によれば、自身の死の経緯からリナーシェを完全に信用しきっていなかった天使達は、死後に起きた出来事を【アルビデ】に伝えるよう命じていた。だがこの時点でヘルヴェルの手により【ジア・クト念晶体】の傀儡と化していた彼は、憎悪を煽り悪神化を促すためこの事を一切伝えず、結果として悪神化によって自らの死による悔恨及び憎悪がより一層際立つ形となった。
リナーシェの現代の情報調査不足を指摘する声もあるが、彼女は故人であるため天星郷から出る事が出来ず、また行動も制限されており、現代の情報を知る手段は天使から話を聞くしかないため、独自に現代の情報を仕入れる手段は皆無であった。
 
真実を知ったリナーシェは、自分は他者と協力せずに自分一人で全て解決することしか考えておらず傲慢だったとして、主人公に謝罪。【神剣レクタリス】を受け、悪神の火種を残して呪炎から解放される。
危険と知りつつ真実を伝えに来てくれたアリアの子孫であるセーリアとオーディス王子に感謝し、時が来たらいつか手助けすると主人公に伝え、天星郷へと戻っていった。
 
本バージョンで明らかになった経緯から、民の暮らしを守りウェナ諸島の未来に戦争による禍根を残してはいけないと考える気高さを持ち、ヴィゴレーから申し込まれた政略結婚を対等な条件とするために怨嗟渦巻く敵国に単身で乗り込み交渉をまとめるほど政略に長け、育みの歌も実証実験の分析の上確固としたエビデンスの元に製作するなど、英雄たる所以とされた歌の不思議なチカラを差し引いても相当に優れた人物であることがわかる。
反面、元々生まれ持った優秀さに加え、幼くして父母を失い年の離れた妹を親代わりになって自身で育てた経緯と女王という立場の責任感の強さもあり、他人を信用はできても信頼して頼ることができない性格になってしまっていた。
最後はこれまで一貫して主人公のことを「盟友さま」としか呼んでこなかったのが戻る直前に初めて名前で呼んでおり、主人公に強い信頼を寄せていることがうかがえる。

【天に煌めく星のごとく】(6.5後期)

ジア・クトに勝利した後の宴にてこれまでの想いを打ち明け、生き残った者達を祝福すべく歌を歌うものの、歌い終わった直後に消えてしまう。
ミトラー曰く自身の消滅を予知していたものの、湿っぽさを避けるべく口止めしていたとのこと。
その後主人公への想いをしたためた手紙が【カンティス】より主人公に渡される。

能力

ホーリーキング戦ではフィールド外から【安らぎの歌】【会心の歌】、そしてホーリーキングのHPが50%を切って真の力を解放したあたりで【束縛の歌】で援護してくれる。
これらの技は強力なものの、同じようにフィールド外から援護してくれた【メレアーデ】【キュルル】【賢者マリーン】と異なり規定のタイミングでのみの行動となる。
蘇生手段も持たないので、残念ながらほとんどあてにできない。

イベント・その他

【美の競演! 第10回アストルティア・クイーン総選挙!】

運営推薦枠での出場。
 
投票後に貰えるチョコは丁重なラッピングがされたハート形のシンプルなチョコ。
しかし本人曰く厨房に立った経験が無いとのことなので、少し固くて食べられなくはない程度の出来であった。
 
シナリオで(策略とはいえ)主人公を利用したりなどの黒い一面があまり受け入れられなかったのか、あまり順位には興味がないと言ったことが不遜を買ったのか、最終的な結果は7位の【ユーライザ】に約14万票、1位の【ウェブニー】に至っては約89万票もの差をつけられて最下位に終わってしまった……。
もっとも、【第8回アストルティア・ナイト総選挙!】【ナラジア】程ひどくはないが。

【美の競演! 第11回アストルティア・クイーン総選挙!】

なんと前回順位が上だったメインヒロインを大幅に逆転して本線に出場してきた。推薦枠の【ジア・ルミナ】を除けば現行バージョンのメインキャラで唯一の出場である。
予選の時期的にキャラの掘り下げがユーライザよりしっかりされ、決して黒い面だけじゃない事を見せたのが効いたか。
登場時に舞台袖でが応援している。
 
投票後に貰えるチョコは音符型のチョコ。
前回は食べられなくはない程度だったが、上達は早いタイプなのか今回はきちんとおいしいらしい。
しかし躍進もここまでで、流石に本線に出場してくる常連たちにはかなわず最終結果は6位に。