【魔仙卿】

Last-modified: 2021-01-15 (金) 10:40:58

概要

Ver.5の【魔界】に登場する人物。演者は関俊彦
見た目は【虚空の神ナドラガ】に似た小柄な胴体に、デフォルメされたような【魔族】の顔を持つ。
魔界の最古老。古風な物言いで他の魔族とは一線を画す存在で、【デモンマウンテン】の頂にある【ゴダ神殿】から魔界を見下ろし、魔界の全てを見守っている。
また、【大いなる闇の根源】こと【異界滅神ジャゴヌバ】と接触できる唯一の存在であり、自らを「託宣をもって魔界を守りし者」と言う。
デモンマウンテンの試練を乗り越えた者を、闇の根源を通じて真に大魔王たりうるかを審査する(託宣を告げる)役割を持つ。
それゆえか、魔界に生きる一般の魔族やモンスター達も名前こそ知ってはいるもののまともに姿を見た者はおらず、胡散臭い存在と感じている者が多いようで、「気に食わない」とは【ヴァレリア】の弁。
 
同じく邪神を奉っていた好々爺として【総主教オルストフ】同様胡散臭さ全開ではあるが、迫害を受けていた【モモリオン王】率いるモーモン達を神殿の下に広がる【ジャディンの園】に住まわせたり、イルーシャを保護するなど決して悪人ではないと思われる。
 
なお、園にいる審美眼に定評のあるNPCによると、どことなく主人公と魔仙卿が似ていることを指摘される。

活躍

【いばらの巫女と滅びの神】(Ver.5.0ストーリー)

モモリオン王の姿を借り、ジャディンの園で課された試練への回答の後に正体を現す形で登場。
ゴダ神殿の謁見の間にて三人の魔王と主人公を待ち受ける。
 
三人の魔王がいかにして大魔王になろうと志し、大魔王の試練を乗り越えてきた事も全て見通しており、来る【大魔瘴期】の到来に備えるためにも魔界を統治する大魔王を決める必要があるとし、三人の主張を聞いた上で、闇の根源を通じて審査に臨む。
 
しかし、彼の導き出した答えは「三人の魔王は大魔王としてはいずれも不適格であり、この中で大魔王としての資格があるかもしれないのは主人公のみ」という衝撃的なものだった。
呆れて早々に立ち去るヴァレリアと【アスバル】をよそに、主人公に血の契約を与えしもべとして使ってきた【ユシュカ】は納得できず食い下がる。
そして、ユシュカと主人公のどちらが大魔王にふさわしいかの決闘を見届けるが、しばらくすると「決着が永遠につかない」として戦いを制止する。
 
ユシュカが去った後、一人残った主人公と向き合う。
彼は主人公が魔族の契約から離れ、人の姿に戻る方法を求めてこの地へ来たのであり、大魔王となるために来たのではない事を知っていた。
それのみならず、主人公がどんな出自で、これまでどんな道を歩んできたかも見通していた。
魔族から元の姿へと戻るため、闇の根源の力を借りるため神殿の奥にある闇の根源と接触を図るための【魔瘴の像】へと案内し、主人公を闇の根源の下へと送る。
 
しかし、主人公が【闇の根源の幻影】に打ち勝って戻ってくると、いきなり像が壊れ、その残骸から【イルーシャ】が現れ、彼女が主人公をもとの姿へと戻した。さすがの彼も、この光景には驚きを隠せなかった。
 
謁見の間に戻ると、イルーシャが何者であるかを見定めるために、彼女をジャディンの園で保護することを決める。
そして、主人公には「何の対策もせず大魔瘴期が来れば、アストルティアは魔界もろとも滅びてしまうだろう」「三人の魔王が治める三国が、間もなく真の大魔王を決めるための大戦争を始めるだろう」という2つの予言を告げ、時が来たらこちらから呼びかけるので、その時には応じてほしいとして主人公を送り出した。
 
あくまで「魔界を見守る者」であり「魔界の支配者」ではないためなのか、魔界の国々が戦争を始めて多くの魔族や魔物が犠牲になる恐れがあろうとも、その状況を未然に防ぐ行動をとる様子はなかった。
過去の大魔王が不在時の群雄割拠の状況に対しても何らかの行動を起こした様子が無いため、「魔界そのものの危機」でもなければ本人は一切の介入をしないようだ。

【魔界大戦】(Ver.5.1ストーリー)

各地の【魔瘴塚】を封じるため、イルーシャの魔瘴を操る能力を行使することとなった。
魔仙卿はイルーシャの意向を汲み、主人公を呼び出し同行を要請する。
 
魔瘴塚を封じることに成功した主人公たちがその顛末を報告している最中、神殿に【邪眼樹】が現れ、【ヌブロ長老】の姿を映し出す。
ヌブロが【魔幻都市ゴーラ】の長老と名乗ったことに魔仙卿は驚く。魔界の全てを見守っているはずだが、魔瘴に沈んだゴーラの民に生き残りがいたことは把握していなかったようだ。
イルーシャはゴーラの魔瘴を鎮めてほしいというヌブロ長老の依頼に応じると言うので、ついでに【大魔王マデサゴーラ】が所持したまま所在不明の【大魔王の覇印】を探してくるよう頼んでくる。
 
ゴーラの魔瘴発生を解決し、大魔王の覇印を手に入れた主人公たちだが、イルーシャは【バルディスタ要塞】【砂の都ファラザード】の対立に巻き込まれ、ユシュカ達によって攫われてしまう。
【ジャリムバハ砂漠】では大きな戦いが起こる予兆があったため、魔仙卿は使いに出した【モモモ】を通じて【旧ネクロデア領】からファラザードへ入る道を提案し、閉ざされたネクロデアへの関所を開く「幽冥の巻物」を主人公に託す。
 
その後、戦局がバルディスタ・ファラザード・【ゼクレス魔導国】の三つ巴となる中、ゼクレスの太后【エルガドーラ】【太古の魔人】を目覚めさせ、他2国に大きな打撃を与える。
エルガドーラが魔人を目覚めさせた【ミアラの宝杖】はかつて魔界を壊滅的な危機に陥れたこともあり、これを魔界全体の脅威ととらえた魔仙卿はモモモに持たせた【記憶の結晶】の映像で現れ、ミアラの宝杖の破壊を主人公に依頼する。
この際モモモが記憶の結晶を横向きで再生してしまい、主人公とイルーシャは身体を傾けてこの映像を見ることになる。
 
ミアラの宝杖を破壊したのはユシュカであったが、結果的に魔人を撃退することには成功。3国それぞれが痛手を負い、魔界大戦はひとまず収まった。
ここでようやく、イルーシャとともにこれまでの報告、そしてゴーラで入手した大魔王の覇印を渡しに魔仙卿の元へ戻ることになる。
彼は主人公を労い、戦乱により傷ついた各国はそれぞれ復興の道を歩まねばならないが、その道は険しいものになると語る。

【王の戴冠】(Ver.5.2ストーリー)

先の大戦で大きな被害を受けたゼクレスとバルディスタに、復興に向けた問題を解決するよう依頼される。
 
それを終えると、魔界の国々や魔界の安定に貢献した功績を認め、その場に現れたユシュカの発言もあって主人公に【大魔王】となるように言われる。
その後、主人公と二人きりで話がしたいとして、かつて魔瘴の像があった神殿の奥へ通され、そこで自らの正体を明かす。
その正体については重大なネタバレとなるため後述。
 
主人公が大魔王になるのを承諾すると、立ち会ったユシュカのファラザード以外の二国に向けて親書を渡し、戴冠式に出席するよう要請する。
出席を取り付けたことを報告すると、【大魔王城】にて戴冠式を執り行う。
 
しかし、この戴冠式の場において魔仙卿は豹変する。
突如、大魔王となった主人公を試すかのように【魔瘴魂グウィネーロ】を召喚。混乱に包まれる中、神話の代に生まれた魔界の成り立ちなどを語り、「魔族とアストルティアの者との戦いの連鎖をそなたに断ち切れるか」と問いかけ、姿を消してしまう。
このタイミングでこのような言動をとった理由はこの時点では全くの不明であり、魔仙卿のとの付き合いが長いモモリオン王も「過去に類を見ない事態であり真意は分からない」という旨を語っている。
その後、ゴダ神殿に行っても魔仙卿の姿はなく、一番聞きたい話を聞けない。

正体・重大なネタバレのため折り畳み

その正体は【主人公の兄弟姉妹】である。
魔仙卿の身体は着ぐるみのようになっており、顔はお手製のかぶりもの。
主人公と魔仙卿がどことなく似ているといわれ、主人公の出自やその歩みを知っていたのもある意味納得であった。
 
時渡りの呪いによって太古の魔界へ流れついた兄弟姉妹は、先代の魔仙卿に見いだされ、大いなる闇の根源との契約により新たな魔仙卿となる。また同時に時渡りの呪いからも解き放たれている。
兄弟姉妹が魔仙卿の役目を受け継いだのは数百年前とされており、「魔界の最古老」という説明と矛盾している(少なくとも【ヴァレリア】が約1000年生きている)こと、また概要にあるように魔仙卿とまともに出会った者も居ないことから、魔仙卿が代替わりしていることは本人達しか知らないものと考えられる。また、先代の魔仙卿も今兄弟姉妹がなりきっている姿と全く同じ姿をしていたのではないかと考えられる。
そして過去に同じように、同じ被り物で魔仙卿を演じていた人物がいたという噂があることがVer.5回想4の【アストルティア文字】で判明した。
 
そしてよくよく考えてみると、年数からして先代大魔王のマデサゴーラが就任したのが現魔仙卿の選定によるものだとすると、兄弟姉妹は自分が選んだ大魔王の手先である【魔導鬼ベゼブー】に追われていた事になる。
 
正体を現している時は普通の口調だが、謁見の間に戻った後はイルーシャの手前、元の魔仙卿たる古風な口調に戻る。
またイルーシャがさらわれた(というドッキリを仕掛けてきた)事で二人きりになっていても、誰かが聞いている可能性を考慮してかやはり古風な口調のままである。
 
上記の突如豹変した件については、戴冠式を正式に終えてしまうと主人公が大いなる闇の根源と契約してしまうことになり、影響を受けて主人公がアストルティアへの侵攻を行う可能性もあったため、それを阻止するために一芝居打ったという考察がある。
 
クエスト【約束の再会】で両親の【アーヴ】【エムリヤ】が聞いていた【アバ】の「兄弟姉妹は恐ろしいものに成り果てる」という予言は、魔仙卿になった事と関係してくると思われる。

【勇者復活】(Ver.5.3ストーリー)

ジャディンの園に発生した魔瘴の中で、ゴダ神殿へと向かう姿を見かける。
それを追って【ジャゴヌバ神殿】の最奥部に向かうと、封印されているジャゴヌバの肉体に向かい合っている所に遭遇する。
ユシュカにジャゴヌバを復活させるつもりかと疑いを向けられるが、彼はそれを「邪魔をするな」と意に介さず、主人公と2人で話がしたいとして主人公に呼びかけるが、途中まで来たところで瓦礫が落下して主人公とユシュカ達が分断されてしまい、瓦礫が主人公に当たりそうになったところを、魔力ではねのけている。
 
主人公と2人きりになったので再び正体を見せ、ジャゴヌバの目覚めが目論見よりも早くなっている事などを話す。
その際、戴冠式での行為については、未だ一枚岩ではない魔界の者たちをより強く早く結束させるために、荒っぽい事ではあったが実行したと釈明。
また、無理やりにでも協力する体制を作るためにジャゴヌバに働きかけて大魔瘴期の時期を早めようとしたという。
 
終盤には、頭を被り直した後一言だけ口調が残るせいで冷徹な雰囲気で貫かれていた声で正体のままの口調で喋るというややシュールなシーンもある。「あたし」を始めとした姉妹の口調も忠実に行っている。この際、メッセージウインドウに表示されるキャラ名も兄弟姉妹の名前のまま。
アンルシアが瓦礫を払うまでに外した頭をもとに戻しているので、正体が他に露見することは無かった。
アンルシアには【勇者の眼】があるが、よもや着ぐるみだとは思っていないだろうし、幻影というわけでもないので正体を暴くことはできないだろう。
 
しかし、その直後にジャゴヌバは目覚めてしまい、直後に【邪神ダビヤガ】が登場。
主人公らに襲い掛かろうとしたダビヤガと対峙するが、ダビヤガの早業を受けて地面へと落ちてしまう。
その後は姿が見えなくなり、【賢者マリーン】が主人公たちを逃がしたことで、部屋に閉じ込められてしまい、その安否もわからなくなってしまった。
 
Ver.5.4ではマリーンは神殿の外に出てきたものの魔仙卿についての言及はなく、ストーリーもアストルティア側がメインとなったため一切姿を見せない。
Ver.5.4クリア後には異界滅神の間に入れるようになるが、魔仙卿の姿はなく、安否はVer.5.5以降へ持ち越しとなった。